ナンガ(NANGA) オーロラダウンジャケット
NANGA 焚火 ダウンジャケット 別注
はじめに
防寒のために着る服と言えばダウンジャケット、そのダウンジャケットを日本国内で製造・販売するナンガというメーカーがあります。防寒だけでなく防水・透湿性、さらに見た目にもこだわっているナンガのダウンジャケットの秘密に迫ります。
これからナンガのダウンジャケットを購入したい方、そしてこれからどのメーカーのダウンジャケットを購入するか悩んでいる方、そんな方々のお役に立つナンガのダウンジャケットに関する記事です。
ナンガの紹介
ナンガはダウンと寝袋の国内メーカー
ナンガはダウンと寝袋の国内メーカーです。シュラフと呼ばれるアウトドア・登山で使用する寝袋やダウンジャケットにパンツなどをの生産を行っています。長い歴史を経て受け継がれ高められた縫製技術を持つ縫製職人たちが手間暇こめて生産に取り組み、国内生産を行う、高品質かつメイド・イン・ジャパンにこだわるメーカーがダウンなのです。
ナンガは会社として70年以上の歴史を持つ
会社としての創業は1941年、今から77年前に設立された会社になります。当初からシュラフやアウトドアアパレルの生産ではなく、縫製会社として様々な商品に縫製を行っていました。
時代の変化に合わせてシュラフやアウトドア・アパレルに事業をシフトし、現在に至ります。77年という長い年月を経て受け継がれ、高められた高度・独自のナンガの縫製技術を活かして様々な製品を生産・販売しているのです。
ナンガの人気の秘密その1:様々な生地
オーロラテックス
ナンガのダウンジャケットにはナンガがこだわる生地が採用されています、特にナンガ独自のオーロラテックスはその人気を支える理由の1つです。
オーロラテックスは、多孔質ポリウレタン防水コーティング加工を施されたナイロン生地です。ナンガのオーロラテックスの注目点は、防水加工に加えて蒸気透湿性の低下を防ぐように設計されているのです。
防水機能(=生地内への水の侵入を防ぐ機能)を高めると、蒸気透湿性は低下します。蒸気透湿性とは、その素材が水蒸気を外へどれくらい放出できるかを示すものです。単位は、g/㎡-24h、つまり24時間で1平方メートル(㎡)当たり何グラム(g)分の水分を外へ出すことができるのかを知ることができます。
ナンガのオーロラテックスのスペックは、防水が20,000mmで透湿性6,000g/㎡/24hrs、となっています。オーロラテックスの防水性は20,000㎜(20m)、これは登山などの過酷な環境下で活動するために必要とされる耐水性と言われています。
雨天時に体重75㎏の人が膝立ちすると、膝には11,000㎜の水圧がかかりますので、ナンガのオーロラテックスの耐水性の高さ、防水機能の高さが窺えます。
透湿性は24時間で1㎡あたり6,000gを外へ透過することができるということになります。アウトドアでの使用を考慮してこの高スペックですから、ナンガのダウンジャケットを街中で使えばかなりの効果を発揮してくれます。
ナイロン
そもそも、ナイロンという合成繊維は軽量・引っ張り強度・摩擦強度が高いという特徴があります。さらに、加工剤に相性が良いということもあり、撥水加工や透湿防水加工などの加工に適しているのです。汚れも落ちやすく短時間で乾燥もするので、ダウンジャケットの生地として適しているとも言えます。
ナンガの人気の秘密その2:高品質
国内洗浄・精製のナンガのダウン
ナンガはダウンジャケットに使用するダウンにもこだわりを持ち、ダウンの国内洗浄・精製を行っています。ダウンにはSPDXとDXのラインナップを用意しています。SPDXはポーランド産ホワイトグースの羽毛です。
ダウン93-7%でフィルパワーは860FPという高スペックなダウンになります。DXはヨーロッパ産ホワイトダックの羽毛です。ダウン90-10%でフィルパワーは760FP、SPDXには劣りますがそれでも高いスペックです。ナンガのダウンジャケットの高い防寒性に貢献しています。
日本国内でダウンの洗浄・精製を行うことでそのダウン(羽毛)が持っている本来の温度・湿度調節機能が存分に発揮され、防寒能力が高い。また、日本国内でそれらの作業が行われることで、外国産よりも品質に安心感があるということは事実です。
今日メイド・イン・ジャパンの製品を国内で見かけることは、どの市場においても、少なくなっていますので、人気の理由となっています。防寒できるだけでなく所有する満足感も生み出しているのです。
ナンガの人気の秘密その3:品質への徹底
国内で様々な加工を行う
ナンガは国内でのダウンの洗浄・精製に加えて、様々な加工も施しています。1つは殺菌処理です。殺菌処理には2工程、高温処理及びオゾン処理が行われます。これらの工程を経ることで脂肪酸をダウンから取り除くのです。
脂肪酸は臭いの元となるものですから、ダウンからの異臭を発生させません。防菌防臭加工も同様に施されています、防寒機能だけでなく五感にも優しいダウンをナンガは提供しているとわかります。
原産国証明
ナンガはダウンの原産国証明を製品に添付しています。原産国証明を発行するということは、その製品に使われているダウンが何であるか証明するということです。
原産国証明の発行を自ら進んで行ってもよいほどの品質を誇るということの証明でもあります。このような同社の製品への自信やこだわりが、ダウンジャケットの評判を高め、人気を獲得に貢献しているのでしょう。
ナンガの人気の秘密その4:低価格
ナンガのダウンジャケットは安い
ナンガの人気の秘密として忘れてはならないのは、低価格、つまり安いということです。ナンガのオーロラダウンジャケットの価格は税抜で38,800円(2018/3/25時点)となっています。
デサントというメーカーが、通称「水沢ダウン」というものを販売していますが、こちらは定価で120,000円前後、中古でも50,000円以上の価格がついています。ザ・ノース・フェイスのダウンジャケットを、比較するために、価格を見てみると、新品で50,000円以上の価格となっています。
買い求めやすいダウンジャケット
他のブランド2つを取り上げて価格帯を比較することで、ナンガのオーロラダウンジャケットはダウンジャケットの価格帯としては安いということは明らかです。ナンガの他のモデルだと50,000円近くする価格のダウンもあります。しかし、求めやすい価格で高い防寒機能を持った高品質ダウンジャケットであるということは間違いありません。
ナンガの人気の秘密その5:デザインがおしゃれ
ナンガの人気の秘密にはその高いデザイン性もあります。アウトドア向けの製品というと防寒性・動きやすさなどの実用性に重きを置いているイメージがありますが、ナンガのダウンジャケットは実用的であることに加えて街中で着ても活躍するデザイン 性を備えています。
ダウンジャケットのカラーは全体的に落ち着いた色が多く、デザインもいたってシンプルです。高い縫製技術によって作られたダウンジャケットの高品質な雰囲気も感じられます。
そして実用性を考えて選ばれ、作られた高品質な素材やポケットなどが、タウンユースでもしっかりと機能し、軽やかな街歩きに貢献してくれるのです。品質に加えてデザイン性も高いということが、ナンガのダウンジャケットの人気や高い評判の理由なのです。
ナンガの限定ブランド:ホワイトレーベル
北海道のセレクトショップとのコラボによるブランド
ナンガは、北海道の旭川にあるセレクトショップであるMOONLOIDと共同でホワイトレーベルというブランドも展開しています。北海道の極寒にも耐えられるような、防寒能力の高いダウンジャケットを数多くそろえているのがナンガホワイトレーベルです。
最高品質のダウンを採用
冬には気温がマイナス41度に達するような地域で通用するダウンジャケットを作るためには、保温性の高い素材にこだわらなければなりません。ナンガのホワイトレーベルモデルに使われる素材は当然高品質なものとなっています。
ダウンにはポーランド産のホワイトグースダウンを採用しています。そしてこのダウン、FP(フィルパワー指数)が940FPで、ナンガが生産するダウンジャケットすべての中で最高レベルなのです。
ナンガと他ブランドとの別注ダウンジャケット
様々なブラントとコラボ
他のブランドとのコラボによる別注モデルのダウンジャケットの販売もナンガは行っています。
ナンガの高品質なジャケットに魅了された様々なブランドメーカーが、ナンガと協力して別注モデルとしてダウンジャケットを売り出しているのです。BEAMS LIGHTやOSHIMAN'S、アウトドアショップのOrangeとのコラボなど、大ブランドとコラボを展開しています。
定番モデルとは違うデザイン
そしてナンガの別注モデルは定番モデルとは異なる点も魅力のひとつです。ポケットのサイズを大きくしたり、ポケットの追加、カラーバリエーションの多様化、などが特徴的です。
そして何よりも、自分の好きなブランドがナンガのダウンジャケットとコラボしているのであれば、好みのデザインに高品質が合わさった唯一無二のダウンジャケットとなり、一生モノです。
ナンガのダウンジャケット紹介その1
ナンガ(NANGA) オーロラダウンジャケット
定番のダウンジャケット
オーロラダウンジャケットはナンガの定番モデルの中でも特に定番のダウンジャケットです。その商品名にも表れているように、防水(耐水性)・透湿性に優れたオーロラテックスが表地に採用されています。ヨーロピアンダックダウン 90-10%をダウンに使い、FP(フィルパワー)は760という高さとなっています。
価格は38,800円
オーロラダウンジャケットの価格は税抜38,800円となっています。国産のダウンジャケットで、防水性にも透湿性にも優れた、デザイン性も高いダウンジャケットが、税抜で40,000円を切る商品には、中古でなければなかなかお目にかかることはできません。
街中で着用すれば防寒対策はバッチリでしょう。ブランド物のダウンジャケットでこの価格、金額にも品質にもこだわる方におすすめする、人気のダウンジャケットです。
ナンガのダウンジャケット紹介その2
焚火のダウンジャケット
NANGA 焚火 ダウンジャケット 別注
別注モデル 焚火 ダウンジャケットは、一番人気のオーロラダウンジャケットのデザインをベースに、火に強い性質をもった素材を取り入れた別注モデルです。
アウトドアはもちろん、タウンユースでも利用できるのがポイント。首元までしっかりとカバーできるデザインなので、防寒着としても活躍してくれます。
キャンパーのためのダウンジャケット
別注モデル 焚火 ダウンジャケットには、難燃素材が使われています。この難燃素材は火に強い性質を持っており、多くのキャンパーから愛されているのがポイント。
デザイン性も高く、お手持ちのコーディネートにも合わせやすいです。製造段階で特殊加工が施されているため、安心して着用できます。ベストセラーなので、ぜひこの機会に購入してみてください。
ナンガの評判
口コミでの評判は比較的高い
ナンガの評判は比較的高いです。ネットショッピングでも購入できるのですが、購入者の口コミ評価・評判は5段階評価の4.5前後となっています。
ネットショッピングでこの評価・評判ですので、販売店舗で直接購入される方からの評判はそれ以上に高いものと言えます。なぜなら現物を自身の目で見て、実際に試着して購入しているからです。下記口コミは、ナンガ オーロラダウンジャケット タキビ ROCOCO別注を購入した方の口コミ評価です。
182cm 75kg Lサイズでちょうど良いサイズ感です。カラーも画像のイメージと差異無く大変気に入っています。丁寧な梱包でした。カラビナ希望:ブラック宜しくお願い致します。
ネットショッピング特有の評判も
ナンガ オーロラダウンジャケット タキビ ROCOCO別注の購入者の口コミ評価には以下のようなものもありました。
今まで使用していたダウンが使い込みすぎでそろそろ買い替えようかと考え、NANGAのTAKIBI生地に興味があり、検索していました。 そんな折、こちらの別注品を見つけ、ブランドマークの主張のない、さりげなさが気に入り購入しました。 177cm、78kgの自分にジャストサイズで、防水ファスナーでポケットも多く満足しています。 欲を言うともう少し丈があれば(+5~10cm)、スーツの上着が出ず、通勤にも着れるかと感じました。
この評価では、ナンガのダウンジャケットの防水ファスナーやポケットの数などに高評価を与える一方で、ダウンジャケットの丈がもう少し長ければ良かったという感想も述べられています。
この口コミからわかることは、機能性よりサイズ・大きさというような、実際に着用しないと確認できない点に気を付けて購入する必要があるということです。とはいえナンガの品質面に関しては評判は非常に高いです、ナンガの人気の高さが窺えます。
ナンガの取扱い店舗その1
NANGA SHOP TOKYO 営業時間 / 11:00 - 20:00 定休日 / 水曜日 東京都目黒区碑文谷2丁目10‐21 ディアハイム碑文谷101 TEL 03-6303-1688
東京にある直営店舗
今日はNANGAキャンプチームが千葉と京都に分かれて、それぞれイベントにブースを出店中!どちらも明日まで開催です!#ナンガ #gooutcamp #マイクス pic.twitter.com/o58KpqtBJw
— NANGA SHOP TOKYO (@nanga_tokyo) November 5, 2016
NANGA SHOP TOKYOはナンガの直営店舗で、2015年から営業を開始しています。ナンガ製品に直接触れられる数少ない店舗の1つです。関東方面を訪れた際にぜひ一度この店舗に脚を運んでいただき、実際にダウンジャケットを着てみるなどしてみると良いでしょう。
サイズ感や着心地などをチェックして基準を把握すれば、ネットショッピングで購入した際のミスマッチも減らすことができます。ちなみに、イベント出店で営業していない日があります、遠方から訪れる場合は事前に確認するようにしてください。
ナンガの取扱い店舗その2
【nap produced by NANGA】 営業時間 / 11:00 - 20:00 定休日 / 月曜日 東京都武蔵野市吉祥寺本町3-2-3 ラ・カシータ1B TEL 0422-27-5639
2店舗目となるナンガのコンセプトショップ
ナンガ 2017秋冬の新作
— 吉祥寺 nap 寝袋ヤ (@nap_nebukuro) April 15, 2017
インナーダウン 先行予約を行ってます!5月中旬までにご予約(お支払)でオリジナルノベルティをプレゼント!
数に限りありです pic.twitter.com/2X0YnxEhfX
nap produced by NANGAはナンガの2つ目の店舗です。こちらにも寝袋であるシュラフから、ダウンジャケットなど、様々なナンガ製品を手に取り、購入することができます。本社は滋賀県にありながら、2つ目の店舗も東京に構えていることは興味深いです。
こちらの店舗の所在地は東京ですので、関東圏の方はお気軽に足をお運びいただけるでしょう。遠方の方は近場で用事があるときに足を運ぶか、時間を確保してそのために訪れるかする必要がありそうです。
ナンガの取扱い店舗その3
ナンガの本店
3つ目の紹介に持ってきてしまいましたが、こちらはナンガの本店になります。営業時間は10:00-17:00で、定休日は土曜日と日曜日です。
土日休みですので平日に行かなければなりませんが、滋賀県にあるので中部・近畿エリアの方や近畿より西の方にとっては便利な位置にあります。時期によっては店舗でセールをしているので、機会があったら脚を運んでみてください。
まとめ
ナンガのダウンジャケットの人気の秘密は、高品質(高い防寒性など)で低価格、徹底した品質・製品へのこだわり、さらに別注モデルや街中で着てもおしゃれなデザイン性、など様々です。しかし、他ブランドのようにどこのお店にも置いてあるわけではないので、タイミングを見つけて試着してサイズ感を一度確認しておきましょう。
今後もナンガのダウンジャケットからは目を離せません。もう3月下旬ですのでシーズンはほぼ終わりましたが、来シーズンの防寒対策向けに、ナンガのダウンジャケットをおひとついかがでしょうか。