ターナー ミルクペイント アンティークメディウム
ターナー/クラッキングメディウム
ターナー アイアンペイント
DIYでエイジング塗装をしてみたい!
エイジング塗装とは、アンティーク調に古くなった感じを塗装で出していく方法です。本当に古い塗装はペンキの剥がれ落ちや錆びが落ちてお部屋を汚してしまうことになりますが、エイジング塗装は新しく塗装しているのでそんな心配はありません。はじめから長い歳月がたったような味のあるエイジング塗装に挑戦してませんか。簡単なエイジング塗装の方法をご紹介します。
エイジング塗装のやり方:木材1【DIY】
シャビーなドアペイント
アンティーク調な家具やアメリカのインテリアに興味のある人ならよく耳にするシャビー(shabby)という単語。古めかしい、みすぼらしいという意味ですがとても味のあるペイントとしてわざと古くシャビーなエイジング塗装をする人が増えています。傷をつけたりする方法もありますが、ペイント塗料だけでシャビー感を出す方法をご紹介します。
シャビーペイント方法/材料
ベースカラーとなる塗料、シャビー感を出すための白っぽい塗料、紙やすり、養生テープ、ビニールシート、刷毛。ドアなどの金具を外すための工具も別途用意します。
シャビーペイント方法1 養生
ドアや作り付けの棚などをシャビー塗装する場合はその回りにビニールや養生テープなどを貼って塗料が壁につかないように養生します。
シャビーペイント方法2 塗料剥がし
元々塗られていた塗料やニスなどがあるとペイントが乗りにくいです。最初に紙やすりなどでつるつるしすぎている木材の表面をザラザラにしておきましょう。
シャビーペイント方法3 塗装①
ベースとなる色の塗装をします。アンティーク調の塗装というと白っぽいブルーやグリーンなどを使うとアメリカンな雰囲気がでます。その上から別の色を乗せた時にも目立ちすぎず、かといってまったくシャビー感が出ないわけでもなく良い感じに仕上がる色です。塗る時はムラがないようにしっかりとペイントしていきましょう。
シャビーペイント方法4 塗装②
ベースの塗装が完全に乾いたらもう一度ペイントしていきます。ここでご紹介しているのは、塗装が剥がれた感じを塗装で行う方法です。動画内ではダストメディウムを刷毛に軽くつけて軽くペイントしていきます。力加減や刷毛に付ける塗料の量の調整を必要とするので、最初は目立たない見えにくい場所で練習してからドア表面などの見える部分をペイントしましょう。
エイジング塗装のやり方:木材2【DIY】
ひび割れ塗装 材料
ペンキなどの塗料がパリパリに乾いてひび割れたような塗装方法です。見慣れた家具もエイジング塗装することでお部屋に雰囲気も変わってきます。材料は木工用ボンド、塗料、刷毛です。
ひび割れ塗装方法1 下地
ひび割れのエイジング塗装をするには、ペンキなどの塗料を塗る前に別のもので下地塗りをおこないます。よく使われるのが木工用ボンド。ひび割れさせたい部分だけに塗っていきます。塗装する面全体に塗り拡げてもOKです。
ひび割れ塗装方法2 塗装
ボンドがだいたい乾いたら、その上からペンキなどの塗料を塗っていきます。そのまま乾燥させると、自然とひび割れたアンティーク調の塗装になります。
ひび割れ塗装 その他下地
木工用ボンドの他にもスティックのりを塗ることでひび割れ塗装をすることができます。ボンドだと大きなひび割れ、スティックのりだと細かいあまり目立たないひび割れ塗装になります。木っ端などに試してみて、ひび割れ具合を確認。自分の好みの下地は何かを探してみるとよいですね。
エイジング塗装のやり方:木材3【DIY】
ダメージ塗装の方法 材料
傷もエイジング塗装には需要なポイントです。ペンキなどの塗料、刷毛、ウエスや雑巾など不要な布、カナヅチや釘などを用意します。布は塗料の拭き取りに使います。カナヅチや釘は大工仕事をするのではなく、木材にダメージを与えるために使うので金属製のヤスリなど硬いものなら何でもOKです。
ダメージ塗装の方法 傷
カナヅチでたたく、釘でひっかく、金ヤスリでこする、たたくなど木材の傷をつけます。木材のまわりの辺をカナヅチでたたいてへこませたり、中央に釘で深く傷を入れたりするのがおすすめです。
ダメージ塗装の方法 塗装
傷をつけた家具などの木材にペンキを塗っていきます。傷をつけた中に無理に塗料を入れないよう、軽く何度も刷毛を動かすようにしてペイントするとよいでしょう。木材に傷をつけてしまうので大事な家具にはやりにくいですが、傷ついても平気な家具になら簡単にできるエイジング塗装の方法です。
エイジング塗装のやり方:木材4【DIY】
拭き取り方法 材料
エイジング塗装の中でも簡単な方法はコレ。拭き取るというテクニックはエイジング塗装では使われることも多いので最初は練習がてら拭き取り方法から試してみてはいかがでしょうか。材料はベースカラー(白系塗料)と表面のカラー(ブラウンなど)の2色の塗料、刷毛、ぞうきんやウエスなどの不要な布を使います。
拭き取り方法 ベースカラー
まずはベースカラーとして白っぽい塗料をペイントします。ベースカラーを塗装したら、その後はしっかりと乾かしておきましょう。
拭き取り方法2 表面の塗装
白のベースカラーを塗った上からブラウンのペンキを塗っていきます。塗ったら乾かさずすぐに布で拭き取ります。木材の夏目と冬目の塗料の浸透の違いから木目の模様にベースカラーの色が浮き上がってきます。
エイジング塗装のやり方:鉄【DIY】
鉄(金属)塗装方法 材料
塗装をする場所といえば、木材だけとは限りません。鉄などの金属のエイジングは木材とはまた違ったサビ感を出すことが大切です。ここではセリアの鉄など金属製のカンカン、ベース塗料(薄いベージュ系)、水性絵の具(銀色、黒、おうど色)、英字ペーパー、刷毛、筆、拭き取り用のぞうきんやウエスを使用します。
鉄(金属)塗装方法 ベースカラーを塗る
ベースとなるペンキなどの塗料を全体的に塗ります。鉄のじょうろの中まで塗るので、内側は先に塗ってしまうと手が汚れにくく作業がやりやすいです。
鉄(金属)塗装方法 英字ペーパーを貼る
英字の本や新聞、デザインペーパーなどを適当な大きさに手でちぎります。裏側に先ほどベースカラーの塗装をした鉄のカンカンが十分に乾いたのを確認しましょう。鉄製のカンカンの塗料がしっかり乾いていたら、銀色の水性絵の具をそのまま薄めずにペーパーの裏に塗りつけてノリ代わりにして貼り付けます。
鉄(金属)塗装方法 汚れ加工
薄い色から(この場合銀色)濃い色へと順番に3色の絵の具で汚れを鉄のカンカンにつけていきます。筆でチョンチョンと色を置いたら布で擦って広げる、足りなかったらさらにまた絵の具をつけてこするを3色分繰り返します。
エイジング塗装のやり方:プラスチック【DIY】
エイジング塗装 材料
100均のフレームは便利だけどどうしてもちょっと安っぽいプラスチック製なのが気になります。そんな時はエイジング加工で見た目を変えてしまいましょう。ここで使うのは、アンティーク調の模様が入ったプラスチック製の額縁、アクリル絵の具(金色、黒、茶色)、絵筆、パレット、スポンジ。すべて100均で購入することが可能です。
エイジング塗装 ベースペイントを塗る
100均で売られているプラスチックの額縁をエイジング加工してかっこいいアンティーク風フレームにしていきます。まずはベースに金色のアクリル絵の具を何度も重ね塗りします。プラスチックにアクリル絵の具だとどうしても下地の色が透けてみえるので完全に金色のフレームになるまで乾いては塗りを繰り返します。
エイジング塗装 焦げ茶色を作る
金色の塗装が十分乾いたら、そこに塗装が剥がれて下地が出たようなこげ茶色のペイントをおこなっていきます。思うようなこげ茶色がない場合は黒と茶色の絵の具をまぜてアンティーク家具っぽいこげ茶色を作りましょう。
エイジング塗装 剥がれ風塗装
塗装が剥がれた感じ、または金属の錆びが浮き出た感じにするためにまばらにこげ茶色をペイントしていきます。スポンジを手でちぎり軽くこげ茶色をつけてポンポンと叩くようにして少しずつイメージどおりの汚れを塗装します。十分塗料を乾燥させたら完成です。
エイジング塗装のやり方:おすすめ塗料【DIY】
エイジング塗装を綺麗におこなうには、味のある色味を出してくれる塗料が大切です。ここでは、多くの人が使っているおすすめのエイジング塗装向きの塗料をご紹介します。塗るだけでひび割れ塗装になる塗料もありますよ。
ターナー ミルクペイント
ターナー ミルクペイント アンティークメディウム
エイジング塗装には必須の汚れ感を出すためのブラウン系の水性塗料です。ミルクペイントの塗料はアンティークな塗装をしたい人にはどれもおすすめの色味が揃っています。特に、汚れを表現エイジング塗装をよくおこなう人はアンティークメディウムを1つ持っておくと色んな場面で使えるでしょう。
ターナー クラッキングメディウム
ターナー/クラッキングメディウム
木工用ボンドやスティックのりを使ったひび割れ塗装のやり方をご紹介しましたが、そんな下地を塗らなくてもこの塗料ひとつでクラッキング(ひび割れ)塗装ができてしまうという塗料です。塗って乾かすだけなのでボンドやのりを塗るのが大変な、広い面のひび割れ塗装におすすめです。
ターナー アイアンペイント
ターナー アイアンペイント
100均で買った額縁も、金属っぽく見える塗料を使えば何度もアクリル絵の具を塗り重ねずに一発で金属っぽい風合いを出すことが可能です。空き缶リメイクインテリアを作るのにも使えます。色は写真のブロンズの他、黒やシルバー、ゴールドなど色々あります。
エイジング塗装のやり方:注意点【DIY】
やすり
木目のザラザラ感を出したり塗装を剥がしたりとエイジング塗装には度々登場するのがやすりです。金属製のものや紙やすりどちらもやりすぎるとせっかく塗った塗料の剥がしすぎにもつながります。時には繊細に時には大胆に、やりすぎないように注意しながら使っていきましょう。
乾燥
乾燥具合の調整もエイジング塗装には重要なポイントです。基本的にベースカラーはしっかり塗ってしっかり乾燥させます。表面に見える色は剥がしてしまったりするので必ずしもしっかり塗る必要や乾燥させる必要はありません。拭き取る場合にはむしろ乾燥する前にこすることが大切です。エイジング塗装の方法によって乾燥具合も調整しましょう。
まとめ
木材や鉄などの金属をエイジング加工する方法・やり方をご紹介するとともに、おすすめの塗料をみてきました。いかがでしたでしょうか。アンティーク調のインテリアや家具はペンキ塗りたてよりも少し古ぼけた感じが好きという人も多いでしょう。そんなときにはエイジング塗装がぴったりです。塗って拭くだけの簡単な方法から叩いたり傷つけたりしてダメージをあらわす方法まで色々です。もちろん、複数のエイジング塗装を合わせて使うのもよいですよ。気になった方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
塗装方法が気になる人はこちらをチェック!
エイジング塗装の他にも塗料の使い方や種類をご紹介しています。塗装方法をもっと知りたいという人はあわせてこちらの記事もチェックしてみてくださいね。
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