ハマナカ 「かわいい組みひもの教科書」 使用素材セット
日本の伝統工芸〔組紐〕 組みひも器具セット
ハマナカ 組ひもディスク H205-568
組紐とは
映画「君の名は。」で人気の組紐
組紐とは、文字通り絹糸や綿糸を使って組み上げる日本の伝統工芸品です。もともとは、経典や巻物などの飾り紐として大陸から渡ってきました。その後、鎌倉時代には武具の一部に使われたり、安土桃山時代には茶道具の飾り紐としても使われたものです。
明治時代に入ると帯締めなどの和装小物として使われることが多くなりました。近頃では、映画「君の名は。」で主人公が身に着けていたことから若い層からも人気をえています。
組紐の編み方いろいろ
組紐は、糸のおき方や糸色によって様々な模様を作ることができます。糸の本数も簡単に編める4本使いからオーソドックスな8本使い、ちょっと複雑な模様が作れる16本使いなど糸を増やすことでいろいろな編み方パターンを楽しむことができます。
16本以上の糸を操って編み込むのは、初心者には少し大変かもしれませんが慣れてきたら糸16本以上を使った編み方にチャレンジするのもいいですね。
組紐の種類
東京組紐
東京組紐のはじまりは、徳川幕府開設に伴い武具への組紐の需要が増えたことに起因します。また、江戸時代の組紐は、武士の生業としても広く行われていたのです。
その後、中期以降になると一般へも浸透し実用的だった組紐が次第に絢爛豪華なものへと変わっていきます。しかし、幕府の奢侈禁止令などにより絢爛豪華な組紐から「粋(いき)」を好む風潮へと変化しました。現在も東京組紐は、江戸の伝統を受け継いだ日本の工芸品として続いています。
京組紐
京組紐は、平安時代を中心に仏具や寝具の付属品として利用されていました。また、東京組紐と同様に鎧兜や刀の吊り緒といった装身具にも使われています。
室町時代には、茶道具の隆盛とともに仕覆(しふく)の緒などにも使われていたようです。京組紐は、今日の王朝文化を彩るアイテムの1つとして雅な演出を施しています。着物文化が根強く残る京都では、帯締めなどの着物の装飾品に使われているのが京組紐です。
伊賀組紐
伊賀組紐の歴史は、奈良時代から始まります。高台を使い手作業で行う編み方は、全国の高級手組紐の大半を占めるといわれています。美しく染め上げられた絹糸一本一本を丁寧に組み上げる編み方には、高級感が漂う帯締めとして着物をより引き立たせてくれるでしょう。
古来から伝えられた伝統工芸として、伊賀組紐は昭和51年に経済産業大臣指定の「伝統的工芸品」として認められています。
組紐の材料
組紐の作り方で必要な糸
組紐に使われる糸は、絹糸や綿糸です。帯締めなどの高級感のあるものは、ほとんどが絹糸で作られます。編み方によって様々な模様を生み出す組紐は、柔らかで光沢のある絹糸が適しているといえるでしょう。
ハマナカ 「かわいい組みひもの教科書」 使用素材セット
組紐の作り方で必要な道具【組台】
日本の伝統工芸〔組紐〕 組みひも器具セット
組紐に用いる組台には、いろいろな種類があります。画像のものは、「丸台」といわれるものです。丸台は、シンプルな編み方はもちろんのこと複雑な編み方まで幅広く使えるのが特徴です。
ただし、使える糸の玉数に限りがあるので模様を楽しむというよりは組目の美しさが魅力だといえるでしょう。
簡単な編み方から糸を複雑に組み合わせた編み方まで、様々な組紐の作り方ができる丸台なら初心者にもおすすめです。その他の組台の種類には、丸紐も平組もできる「角台」や本格的な組紐づくりに使われる「高台」などいろいろな組台があります。
本格的に組紐を始めてみたいという方には、おすすめだといえるでしょう。
組紐が簡単にできる「組紐ディスク」
初心者向けなら「組紐ディスク」がおすすめ
高台を購入するほどでもないけれど組紐体験をしてみたいという方におすすめなのが、「組紐ディスク」です。お手頃価格で購入でき、コンパクトだから置き場にも困りません。
組紐の作り方も簡単で、手作りのストラップやブレスレッドなどを作ることができます。シンプルな模様から複雑な模様までいろいろとチャレンジしてみてはいかがでしょう。
ハマナカ 組ひもディスク H205-568
ダイソーでも手に入れられる「組紐ディスク」
「君の名は。」の映画で注目を集める組紐は、若い人からも人気です。和装小物だけでなくブレスレッドやストラップなどのアクセサリーとして使っている人も多くいます。
そんな組紐を簡単に作れる道具が組紐ディスクです。この組紐ディスクは、なんとあの「100均のダイソー」でも販売されているようです。組紐に興味はあるけど初期投資を抑えたいという方は、ちょっとダイソーを覗いてみてはいかがでしょう。
ダイソーの組紐ディスクです。先日方眼用紙で自作したのとは比較にならないレベルでさくさく編み進む……編むだけ編んで使い道が決まってない20cmぐらいのひもができた pic.twitter.com/1h9DHqZYLk
— FMIC7743.log .exe (@fm7743) September 8, 2017
組紐ディスクを使った組紐の作り方
糸4本を使った編み方のパターン
糸4本を使った組紐の編み方は、初心者でも比較的簡単にできるのが特徴です。ストラップやブレスレッドなどのアクセサリーとして加工することができます。
4本同色の糸にするのもシンプルでいいですが、4本とも色をかけてカラフルに仕上げるのも素敵です。4本編みは、動画のようにディスクを時計方向と反対に回しながら、番号どうりに編み込んでいくだけの簡単な編み方です。
シンプルなパターンが好みの人は4本同色にするといいでしょう。いろいろな模様パターンを楽しみたい方は、4本とも色を変えたり、4本のうちの数本の色を変えると自分だけのパターンを編み出すことができるでしょう。
糸8本を使った編み方のパターン
糸4本でも結構かわいいブレスレットやストラップを作ることができますが、よりカラフルなものやかわいいデザインを作りたいという方は、糸8本を使った編み方もおすすめです。
4本編みと同様にディスクに8本の糸をセットし、4本編みと同じ要領で編んでいきます。8本を同じ色にして網目模様を楽しむのもいいですし、8本のうちの数本色を変えるのもいいでしょう。もちろん8本とも色を変えて、カラフルで個性的なストラップやブレスレッドを仕上げるのもおすすめです。
糸16本を使った編み方のパターン
4本編みや8本編みで少し組紐の編み方に自信が出てきたら、糸16本を使った編み方で複雑なパターンにチャレンジしてみるのもいいでしょう。
8本でもディスクへの糸のかけ方パターンを変えるだけで、らせん状のパターンや八つ瀬組などのパターン模様を作ることができます。そんな組紐の魅力をより引き出せるのが16本で編む方法です。糸のかけ方のパターンや糸の色を変えることで多種多様な模様を作り出すことができます。
組紐ディスクの作り方
組紐ディスクをハンドメイドで作ろう
大ヒット映画「君の名は。」の主人公がつけていた組紐は、若い人からも人気を集めています。ハンドメイドでストラップやブレスレッドなどを作る人も多いようですね。
そんな組紐のキッドは100均のダイソーでも売られていますが、自作することもできます。動画のように段ボールを使って簡単にディスクを作ることができるので、チャレンジしてみてはいかがでしょう。
組紐のアクセサリー
組紐を使ったアクセサリーと言えば、帯締めなどの和装小物を思い浮かべる人が多いでしょう。でも、近頃では「君の名は。」の映画の影響もあってかブレスレッドやストラップとして使っている人もいます。
市販の組紐アクセサリーだけでなくハンドメイドでオリジナルのブレスレッドや、ストラップなどのアクセサリーを簡単に作れるのが、組紐の魅力です。糸の編み方次第で多種多様な模様を作り出せる組紐は、個性的なアクセサリーを好む人におすすめのアイテムだといえるでしょう。
組紐ブレスレットやストラップの作り方
色の組合せで様々な模様パターンが生まれる
組紐を使ったストラップやブレスレッドは、比較的簡単に作れるので初心者にもおすすめです。糸の色や糸を置く場所のパターンを変えれば、趣の違ったものを作ることができます。
また糸の本数を16本や24本と増やすことで、より複雑な模様を作ることができるのも組紐の魅力です。糸色や糸の本数などをいろいろ工夫して、自分だけのオリジナルアクセサリーを作ってみてはいかがでしょう。
可愛い水玉模様が簡単にできる作り方
ダイソーの組紐ディスクなら初期費用も少なく、初心者でも組紐をはじめやすいといえます。そんな100均グッズの組紐ディスクですが、なかなか本格的な組紐模様を作ることも可能です。
動画のようなかわいい水玉模様から、本数を増やせば複雑な模様を編み出すこともできます。子どもと一緒におそろいのアクセサリーを作ってみるのもいいですね。
組紐のおもな模様パターン
内記組の作り方
ダイソーの組紐ディスクでも作ることができる内記組は、組紐の編み方に慣れてきた人なら挑戦してみてください。江戸時代には、刀の下緒に使われていた編み方のようです。
色の組合せによっては、カラフルなデザインに仕上げることもできます。軸色の糸を決め複数の色糸をアクセントに加えることで、ブレスレットやストラップなどのアクセサリーにもおすすめです。
組紐【冠(ゆるぎ)】の作り方
冠(ゆるぎ)組と呼ばれる組紐の編み方は、その昔、衣冠装束の冠の緒に使われていた編み方ということでこの名前がついたようです。表の部分が中央でくぼんでいるのが特徴です。
現在では、帯締めや羽織紐としてよく使われています。ゆるむ心配が少なく、しまり具合もしっかりとしていて格式ある編み方の1つです。冠(ゆるぎ)組の和装小物は、季節を問わず使えるので便利だといえるでしょう。
笹波組の作り方
笹波組は、屋羽模様と言われるV字型の模様が特徴です。組めの部分が波の寄せ返しを思わせるために名付けられたといわれています。おもに高台で編まれることが多い編み方です。
飛鳥時代から奈良時代にかけて中国から渡来した由緒ある編み方の1つだといわれています。あの聖徳太子の太刀を支えている紐が、この笹波組の組紐のようです。
まとめ
組紐ディスクで簡単に作れる組紐アクセサリー
組紐と言えばなんだか編み方が難しそうというイメージですが、「組紐ディスク」を使えば初心者でも簡単に作ることができます。糸のおき方や糸色のパターンを変えるだけで、まったく違った趣のアクセサリーを作ることが可能です。
組紐ディスクなら高台のようにかさ張ることもなく気軽に使うことができます。最近では、ダイソーなどの100均グッズとしても扱われているので利用してみるのもおすすめです。
100均グッズが気になる方はこちらをチェック!
100均グッズを使っていろいろなものを作ってみたいという方は、こちらの記事もチェックしてみてください。100均グッズを使ったDIYの素敵なアイテムが紹介されています。手軽に購入できる100均グッズはそれだけでも便利ですが、少し手を加えればもっと素敵になりますね。
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