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【初心者でも簡単】大葉の育て方!種まきの方法から収穫時期の目安まで徹底紹介!

大葉は育て方のポイントを抑えれば収穫できる葉の数を大量に増やすことができます。大葉を増やす方法は難しくなく、初心者でも可能です。大葉の基本的な育て方や増やし方のポイント、収穫時期などを紹介します。また大葉には高い殺菌効果があり、こちらも要チェックです。
更新: 2022年1月18日
すがや
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目次

大葉を育てよう

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初心者にもおすすめの大葉

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大葉は家庭菜園でも育てやすく、初心者にもおすすめの野菜のひとつです。また、大葉を毎回買わずに自分の家で収穫して使用するとお財布にも優しいです。大葉には殺菌効果などもあり、家庭菜園で育てておくと良いことづくめです。

増やし方を覚える

大葉を育てる時におもしろい点として、上手に育てれば収穫する葉の数を増やすことが可能で、たくさん収穫できる点があります。また増やし方も難しい点は少ないため、ポイントさえ押さえれば初心者でもたくさんの大葉を収穫することは可能です。

栽培方法と増やし方を紹介

大葉の栽培方法を増やし方に触れながら紹介します。夏の野菜の風物詩でもある大葉を上手に育てて、たくさん収穫しましょう。また、殺菌効果や防腐効果など、大葉の持つ魅力的な効果についても紹介します。

大葉とは

中国南部などが原産

そもそも大葉とはどういった植物なのかを簡単に紹介します。大葉はシソ科に分類される植物で、中国中南部などが原産と考えられています。日本には中国から伝わったというのが定説です。シソ自体は大きくは赤ジソと青ジソに分類されます。

毎年収穫可能

大葉は、一年に一度花を咲かせるだけの一年草に分類されます。しかし、大葉の種がこぼれるこぼれ種という現象によって、大葉を植えたその次の年も大葉は成長します。一度植えると来年も食べることができるのお得です。

大葉とシソ

大葉とシソの違いは

ところで大葉には大葉とシソという2つの呼び方があります。この2つの呼び名がどのように違うのかを知っている人は意外に少ないのではないでしょうか。大葉とシソという呼び名にどういった違いがあるのかを紹介します。

食用の場合は大葉

大葉はシソの別名になります。つまりこの2つは同じものを指しています。同じものを指している上で、どのように使い分けるかというと、それぞれをどう用いるかによります。一般的に食用として用いるときはシソではなく、大葉と呼ばれます。

どちらでも伝わる

このように大葉とシソは食用の場合を大葉ということが多いです。とはいえ、どちらの名前で呼んでも概ね差し支えはありません。大葉と呼ぶのか、シソと呼ぶのかはそこまで意識しなくても大丈夫でしょう。

大葉の産地と歴史


全国各地で栽培

大葉は日本全国の数多くの場所で育てられています。大葉の生産量は全国合計で100000トン近くあり、日本の気候、日本人の食いずれにも深い関わりがあることが数値からもうかがえます。

生産1位は愛知県

日本で最も大葉を栽培しているのは愛知県です。愛知県だけで全国の大葉の35パーセント近くを栽培しています。なお、2位は茨城県、3位は静岡県と続きます。この3つの県だけで全体の大葉の生産量の半分以上を占めています。

市場に出されるようになったのは最近

大葉は昔から食べられていたものの、市場に出されることはなかったと考えられています。大葉の生命力の強さからどこでも育てられるため、わざわざ市場に出す必要がなかったようです。大葉がはじめて市場に出たのは1961年ころで、静岡県の組合が大阪の市場に出荷したのが初めてといわれています。

大葉の生産と歴史

大葉の生産量が多い愛知県は初めて市場に出された大阪に近く、また静岡県ははじめて市場に出したと言われる県です。この2つの県で大葉の生産が盛んなのは、歴史的経緯によるところも関係しているかもしれません。そう考えるとおもしろいですね。

大葉の育て方の概要

育て方と増やし方を紹介

ここからはいよいよ大葉の育て方と増やし方を紹介していきます。大葉の育て方はオーソドックスで難しい点はありません。初心者であればまずは増やし方を気にせずに、試行錯誤したり、あるいはあまり手をかけたりせずに育てても収穫するまで育てることはできるでしょう。

増やし方のポイント

大葉の増やし方のポイントとしては間引きと摘心の2つがあります。要は、大葉の成長に必要な栄養が適切に行き渡るようにすることが大葉をたくさん収穫するためには重要なポイントです。大葉を増やしたいという方は特にこの点を意識してみるとよいかもしれません。

大葉の育て方1

初心者は苗からがおすすめ

大葉を0から育てる場合は、種を撒くか苗を植えるところからはじめます。種まきの時期は4月から6月ころで、苗を植え付ける場合は5月ころがいい時期と言われています。初心者の場合では、苗からの方が育てやすいです。種から育てる場合は専用のキットなどから始めると失敗しにくいです。

日陰に植える

大葉を畑などで育てるときの注意点としては日当たりがあります。大葉は本来日光を好みますが、食用とする場合には日の光が当たりすぎると、成長しすぎてしまいます。成長しすぎた大葉は葉が固くなり美味しくないです。食用として育てるときには日陰に植えるようにしましょう。

土を乾燥させない

植えた後の注意点としては、土の乾燥があります。大葉は乾燥を嫌う植物です。土を乾燥させないことは大葉を育てるときの最重要項目のひとつになります。土が乾燥していないかを気にかけ、こまめに水をあげましょう。

プランターで栽培可能

また大葉は畑でなく、プランターでも育てることができます。プランターから育てる場合でも、種まき・苗から植えるいずれの方法でも栽培可能です。料理ですぐに使える大葉があると非常に便利なので、家庭でプランターで一つ育てておくなどもおすすめです。

大葉の育て方2


種まきから発芽まで

種まきから始める場合には、種まきをしておおよそ1週間から10日で発芽します。そして種まきから育てる際に重要な工程として間引きがあります。この間引きを上手にすることも、大葉をたくさん育てるポイントの一つです。

間引きの方法

間引きは必ずしなければならないということでもないですが、大葉をたくさん収穫するためには必要でかつ重要なポイントになります。間引きは、大葉が成長してきて葉が重なって来た頃がタイミングです。育ちの悪いものを選んで間引きしましょう。

摘心の方法

大葉の栽培では収穫量を増やすために摘心も重要です。摘心をしないと大葉の穂が出て収穫量は減ります。摘心をするタイミングは大葉が30センチほどまで成長したころです。大葉の摘心では下から節を数えるとわかりやすいです。下から数えて5節目あたりを摘心します。

追肥の方法

大葉は追肥をしなくても育てることは可能ですが、成長が遅い場合などは追肥をすると効果的です。与える肥料としては化学肥料などが適しています。また、成長が遅い場合の他は収穫をした後などに追肥をするのも効果的です。

大葉の育て方3

大葉は害虫に注意

一般的にハーブは害虫がつきにくい傾向がありますが、大葉を育てる場合には害虫については注意が必要です。大葉を育てる際の害虫ではハダニとアブラムシの2つが要注意です。この2つの害虫の注意すべき点について紹介します。

ハダニの対策

大葉を育てる際に最も気をつけなければならない害虫はハダニです。ハダニという害虫はダニの一種で大葉の液を吸ってしまいます。しかし、ハダニの対策は難しくはなく、水をかけることで流れていきます。大葉に水をあげるときには葉の部分にもしっかりと水をあげましょう。

アブラムシの対策

大葉につくその他の害虫としては、アブラムシも代表的なものになります。アブラムシは肥料のあげすぎが発生の原因の大きなものです。大葉を育てる場合には肥料をあげすぎるとこういった逆効果もあります。この点は注意です。

大葉の育て方4

大葉の収穫

上手に大葉を育てられたいよいよ収穫です。大葉は30センチから40センチまで育ったころが収穫時期です。時期としては6月ころからが収穫の目安になります。大葉は比較的長い期間収穫可能で、9月ころまで収穫することができます。

上手な収穫方法

大葉の収穫の上手な方法は、下の方の葉っぱから収穫することです。また収穫するときに葉の部分をとるだけでなく、茎の先端の部分から取ることによって全体の収穫量を増やすことができます。

成長スピードが速い

大葉は成長のスピードがものすごく早いです。そのため、時期になったら毎日収穫をするような形がおすすめです。夏の風物詩としての大葉の収穫を楽しみましょう。

大葉の育て方5

大葉のその他の活用法


大葉は葉以外でも利用可能です。大葉は葉の収穫の時期が終わると、花穂がつきます。この花穂も利用可能で、刺身のつまなどに使われたりします。花穂の時期を過ぎると、実が膨らみ始めます。この実は食用にすることが可能で、天ぷらや佃煮にしてもおいしいです。

翌年も収穫可能

大葉はそのままの状態でおいておくと、こぼれ種といって種をこぼします。このこぼれ種によって大葉はその次の年も成長し、また収穫することが可能です。大葉の強い生命力によって、種まきなどを再度しなくても育ちます。

保存しておいて種まき

なお、こぼれ種からも大葉を育てることは可能ですが、もっともよいのは種をとって保存しておくことです。種も大葉の成長時同様に乾燥に弱いです。湿度を保った場所で新聞紙などに包んで保存しておくとよいです。保存しておいた種を翌年の種まきで使います。

大葉の持つ殺菌効果

大葉の殺菌効果を紹介

ここまで大葉の育て方を紹介してきました。ここからは、育てた大葉をどのように活用できるかを紹介していきます。大葉のもつ効果で重宝されるのが殺菌効果です。

殺菌効果と防腐効果

大葉を食用とするときによく見られるのが、刺身のツマとしての使われ方です。これは大葉が刺身に合うという理由だけでなく、殺菌効果を期待してという面も大きいです。大葉は殺菌効果と防腐効果のある食べ物で、入れておくことで食中毒の予防にもなります。

お弁当などでも活躍

大葉の持つ殺菌効果と防腐効果は刺身のツマ以外の場面でも活躍できます。例えば、お弁当に大葉を入れておくことでも、抗菌作用が働きます。また、細かく刻めば刻むほど殺菌効果は増すと言われています。

大葉についてまとめ

育て方を覚えて大量収穫

大葉の育て方と増やし方、また大葉の抗菌効果について紹介しました。大葉は初心者でも栽培しやすい野菜の代表格です。小さなスペースで栽培することもできるの、家庭菜園をはじめてみたいという方にもおすすめです。夏の料理にも大活躍です。

その他の大葉の栽培情報はこちら

本記事の他にも大葉の栽培方法について説明した記事を紹介しておきます。それぞれの記事を読み合わせて不明点などを補強していくとさらに大葉の育て方、増やし方について詳しくなります。また水耕栽培の方法にも触れているのでこちらも要チェックです。