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大葉(しそ)の栽培方法と増やし方のコツ解説!水耕栽培での育て方は?

料理のアクセントや香りづけにあると重宝するのが、大葉(しそ)です。その香りの良さは、様々な料理に活用できます。今回は、そんな大葉(しそ)の育て方や増やし方のコツについてお届けします。大葉(しそ)栽培でも簡単で安上がりな水耕栽培の育て方もご紹介。
更新: 2022年5月14日
kaorin007
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大葉(しそ)とは

基本情報

大葉は、しその中の「青じそ」を挿します。しそには、刺身の横に添えられている「青じそ」と梅干などと一緒に漬け込まれる「赤じそ」があります。両方ともシソ科シソ属の1年草です。エゴマの変種ともいわれています。「紫蘇」の由来は、後漢末期にカニで食中毒を起こした若者が赤じそを煎じた紫色の薬を飲んだところみるみる回復したことからきているようです。

大葉と呼ばれる理由

青じそが大葉と呼ばれるようになったのは、青じその葉の部分と芽の部分を別々に販売する際にわかりやすくするため分類されたといわれています。大阪市場で葉の部分を束にして販売されたのが始まりで、この頃から葉の部分を「大葉」と呼ぶようです。そのためか地域的には、関西方面で大葉と呼ばれることが多いといえます。

大葉(しそ)の栽培方法と育て方のコツ①【時期】

タネまきの時期

大葉(しそ)を種まきで育てる場合、春にタネまきをします。時期としては、4月中旬から5月にかけてがおすすめです。大葉(しそ)は、あまり土質を選びませんが、できれば腐葉土や堆肥をたっぷり含んだ肥えた土質で煮ず持ちの良いところが最適です。

収穫の時期

大葉(しそ)の収穫時期は、タネまき後に葉が大きくなれば適時収穫することが可能です。刺身や香りづけに使いやすいやすくなるのは、草丈が20~30cm程度に成長したころだといえます。収穫の際で気を付けることは、上の葉から収穫するのではなく下の葉から収穫することです。株が小さいうちは、収穫しすぎると弱ってしまうので気を付けておきましょう。

大葉(しそ)の栽培方法と育て方のコツ②【増やし方】


タネで増やす

大葉(しそ)の育て方でオーソドックスな増やし方としては、、タネで増す方法です。タネは、固く水分が吸収されにくいのでまく前に一昼夜ほど水につけておくことがポイントです。充分に水分が吸収されたタネの余分な水気を切った後、プランターや鉢にばらまきます。大葉(しそ)は、光が当たることで発芽するためまき終わった後に土をかぶせず、タネが用土になじむ程度にしておきましょう。タネまきの時期は、寒い冬の季節は避け春頃にまくとよいでしょう。

発芽後に間引きをする

大葉(しそ)は、20℃程度の温度があればタネまき後の1週間~10日程度で発芽し始めます。この時、しその育て方で気を付けておくのは、株の間隔です。発芽した後に込み合ってくるようなら15cm~20cmほど株同士の間隔があくよう間引きをしておくことが育て方のポイントだといえるでしょう。苗用の箱などで種をまく育て方の場合は、本葉が3~4枚程度になった苗をプランターや鉢、庭などへ植え替えるのがおすすめです。

翌年に備えてタネを採取

大葉(しそ)の育て方のサイクルは、1年草のためその年だけの収穫です。翌年にも大葉(しそ)を収穫しようとするとタネを採取して栽培する育て方になります。冬になる前にタネを収穫しておき、乾燥させて保存しておくと翌年も栽培することが可能です。耐寒性があまりないので、冬になる前にタネの採取を終わらせておくことをおすすめします。大葉(しそ)のタネは、採取後すぐにまいても発芽しない点も増やし方・育て方で注意するポイントです。冬を越した翌春頃になると休眠期間が明け発芽率が高まります。

大葉(しそ)の栽培方法と育て方のコツ③【肥料と水やり】

大葉(しそ)の育て方で大切な肥料

市販の用土を使った育て方の場合、用土の適度の肥料が配合されているので植え付け後は薄めた液肥を月2回程度与える程度でよいでしょう。あまり肥料をやり過ぎる育て方は、虫などがつきやすくなる原因にもなります。とはいえ、肥料が少ないと大葉(しそ)の葉が硬くなり香りが弱くなってしまうので気を付けましょう。収穫が始まりだしたころには、2週間に1度ほど大葉(しそ)の様子を見ながら肥料を与える育て方がおすすめです。

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水やりは大葉(しそ)の育て方の大きなポイント


大葉(しそ)の育て方で大切なのは、水を切らさないことです。湿気を好む大葉(しそ)にとって、乾燥は大敵だといえます。プランターや鉢植えでの育て方の場合、水が底からあふれるのを目安にしっかりと水を与えましょう。プランターや鉢植えの場合は、地植えに比べ乾燥しやすくなります。真夏などの暑い日には、朝夕2回充分に水をやるのが大葉(しそ)の育て方のポイントです。

大葉(しそ)の栽培方法と育て方のコツ④【病害虫対策】

大葉(しそ)の主な害虫

大葉(しそ)の育て方で気を付けておきたい病害虫には、アブラムシやヨトウムシ、ハダニなどがあります。春先には、苗から育った茎や葉にアブラムシがつきやすくなるので気を付けましょう。アブラムシは、大葉(しそ)の栄養分を吸ってしまいます。ヨトウムシは、夜に活動し大葉(しそ)の葉を食いつくすのが特徴です。ヨトウムシがいる場合は、周りにフンが落ちていたり土の部分が盛り上がっていたりするので注意しておきましょう。害虫対策としては、早期発見早めの駆除がおすすめです。食用にすることもあり薬剤散布よりは、手作業での駆除が安心でしょう。水やりの際に葉の部分にもしっかりと水をかけてやるとハダニ対策にもなります。

大葉(しそ)がかかる主な病気

大葉(しそ)の育て方で気を付ける点は、夏場から秋口にかけて病気が発生しやすいといえます。葉の裏側に黄色い粒状のものが発生する「さび病」や青みを残したまま全体的になえる「青枯れ病」などをおこします。「さび病」は、カビが原因で発生する病気です。発生した葉の部分を摘み取り早めに対処しておきましょう。対策用の薬剤もあるので、利用するといいですね。「青枯れ病」は、最近が根から感染する病気です。発病した苗は、抜き取って焼却処分しておきましょう。土壌にも菌が発生しているので、早めに土壌消毒することが大切です。

大葉(しそ)の栽培方法と育て方のコツ⑤【水耕栽培】

秋以降も楽しめる

大葉(しそ)は、耐寒性があまりないので気温が低くなる季節には向かないといえます。でも、水耕栽培なら温度調節ができる室内での栽培が可能なので、秋以降も栽培することが可能です。水耕栽培なら、季節を問わず大葉(しそ)の良い香りを楽しむことができます。通販などでは、大葉(しそ)の水耕栽培キッドなども売られているようです。


メリットの多い水耕栽培

大葉(しそ)を水耕栽培で育てる場合、様々なメリットがあげられます。プランターや地植えのようなスペースを確保する必要がなく、虫がつきにくいので無農薬で育てることが可能です。また、水耕栽培は、他の栽培方法に比べて生育が早いのが魅力です。室内で栽培できるから、1年を通じて栽培・収穫することができます。

安上がりのペットボトル水耕栽培

ペットボトルを適当な大きさに切りとり水耕栽培用の容器を作ります。1株目を苗で購入し、それが成長したら摘心を施し新しい株を増やしましょう。肥料は与えすぎないようにしながら液体肥料を適時与えます。肥料を与えすぎると、味わいが落ちるので気を付けておきましょう。水は、状態を見ながら時々入れ替えてやります。水を入れ替える際には、きれいな水にすべて入れ替えてやるのがポイントです。

まとめ

家庭でも簡単に栽培できる大葉(しそ)

家庭でも比較的簡単に栽培できて食用としても活用できる大葉(しそ)は、ガーデニング初心者でも気軽に栽培できるといえます。育て方も水やりに気を付けておけば、あまり手間をかけずにすむといえるでしょう。水耕栽培での育て方なら手軽に始めることが可能です。育て方のコツをつかんで、大葉(しそ)を上手に栽培していろいろな料理に活用するのもいいですね。

大葉(しそ)が気になる方はこちらをチェック!

大葉(しそ)の水耕栽培に関する育て方のポイントをもっと知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみましょう。水耕栽培での育て方ならスペースもあまりいらず家庭でも簡単に出来そうですね。1年中大葉(しそ)を楽しみたい方は、ぜひ水耕栽培にチャレンジしみてはいかがでしょう。