国産の手作り 赤なた豆茶 3g×30包 (なたまめ茶 ナタマメ茶)
なたまめってどんな豆?なた豆茶の効果や効能も
なたまめという豆をご存知でしょうか。これは誰もが知っている童話「ジャックと豆の木」という物語のモデルとなった豆といわれている植物です。とても丈夫で大きくなる豆で、健康効果もたくさん持っています。
今日はこのなたまめの健康効果や効能、なたまめの成分をはじめとして、なた豆を加工して作られる漢方薬やなた豆茶についても触れていきます。
なたまめとは
科名・学名
なたまめはマメ亜科に属する植物で、1年草です。学名は「Canavalia gladiata 」。英語名は「ソードビーンズ(剣の豆)」と呼ばれています。この呼名はなたまめが剣のような形をしているところに由来しています。アジアからアフリカが原産地ではないかといわれています。日本には、江戸時代に中国(当時の清)から伝えられました。
見た目や特徴
英語名があらわすように、西洋の剣のような形をしているなたまめ。花の色は白やピンクとなっています。日本語名のなたまめという名前も刃物の「鉈(なた)」に形が似ているから付けられた名前です。
さやの長さは30センチから50センチと非常に長く大きく成長する豆で、健康的な効果・効能が話題になる前から、食用として福神漬の材料として長く利用されています。
旬の時期
なたまめは成熟したものを漢方薬にしたり、なた豆茶にして飲む方法もありますが、野菜として食べる場合の旬は7月から9月になります。
栽培
なたまめを自宅で栽培する場合は、まずまめのツルが伸びる高さのある場所をなたまめ栽培用に用意しましょう。なたまめのツルは伸びるもので4mほどの高さまで伸びます。夏場の目隠しとしても利用できます。
5月中旬頃に種まきをし、日当たりの良い風通しの良い場所で育てます。水は土が乾いてからたっぷりとあげましょう。肥料は液体肥料を薄めて1週間に1度水やりのようにあげましょう。
種類
日本に入ってきているなたまめの種類には3種類があります。種の色も違い花や豆の色も変わってきます。
①白なたまめ:白くて大きな豆を持ちます。暑さに強いという特徴をもつなたまめです。
②赤なたまめ:花の色はかわいらしいピンク色。豆は赤い豆がなります。
③タチなたまめ:このなたまめは茎が強くつるではなく自立して育つためこの名前からついています。花色はピンクから紫がかった色の花が咲きます。
この品種のなたまめは食用にはならないので観賞用として栽培しましょう。
なたまめの効果・効能
花粉症
アレルギーなどの症状は免疫の過剰な反応で引き起こされます。この免疫の暴走を食い止めてくれる働きがあるのがなたまめのコンカナバリンAという成分です。アレルギーの代表的な症状である花粉症。この花粉症にもなたまめのコンカナバリンAという成分が効果を発揮します。
蓄膿症
なたまめは昔から「膿とり豆」と呼ばれていました。体にたまった膿を出してスッキリさせる効果・効能があります。蓄膿症は鼻やノドなど体の空間に膿がたまる病気です。この蓄膿症の膿にもなたまめのカナバニンという成分が効きます。
むくみ
むくみは体に水分がたまることで起こる浮腫とも呼ばれる症状です。女性がむくみやすいのは男性に比べて筋肉量が少ないから。また腎臓の濾過機能が正常に働いていないときにも起こります。なたまめには亜鉛、鉄、マグネシウムなどのミネラル成分がたっぷり。体にたまった余分な水分を排泄してくれる効果・効能があります。
口臭
口臭は口の中の善玉菌と悪玉菌のバランスが悪くなっていることも原因のひとつとして考えられています。なたまめを食べることによってこの口の中の善玉菌が元気になって、口臭予防の効果も発揮します。
なたまめ健康法
なたまめには花粉症や口臭などに効果・効能がある成分が含まれています。しかし、いったいどうやってなたまめの成分を体に取り入れてあげたらいいのでしょうか。
健康効果を引き出す摂取法
なたまめの加工品として、漢方薬やなた豆茶などがあります。もちろん、それらを口にすることでなたまめの健康への効果を実感することもできるでしょう。でも、漢方薬やなた豆茶だけを毎日口にするのはだんだんと飽きてきたり、飲み忘れたりしてきます。
なたまめは、漢方薬やなた豆茶だけでなく、なたまめそのままを食べるレシピも存在します。そのような食事の献立のひとつとしてなたまめ食べることをおすすめします。
なたまめと漢方薬
漢方薬といえば中国ですね。中国の古い薬学の本「本草網目」の中にもなたまめが登場します。その本ではなたまめの効能を「腎を益し、元を補う」と記しています。この腎とは腎臓ではなく、中国の漢方の考え方でいうところの体の抵抗力のようなものを差します。
なたまめは抵抗力を高めて健康に導く漢方薬の材料と考えられています。
膿とりの妙薬
腎を益すといわれているなたまめの漢方薬には、別名「膿とりの妙薬」という名前がつけられています。膿は体の中で病原菌と戦った白血球の残骸です。体の中に入れておいても良いものではありませんし、なるべく早く外に出さないと不快な思いをすることに。この膿とり効果が高いのがなたまめの漢方薬なのです。
なたまめの選び方
漢方薬としても昔から使われているなたまめ。自宅でも栽培することができますし、たまにスーパーなどで売られていることもあります。道の駅などに立ち寄ると近所の農家の人が個人で作っているなたまめを販売しているのを見かけます。
このように、なたまめを買える機会があったとき、どのような選び方をしたらいいのでしょうか。ここでは、良いなたまめの選び方をご紹介します。
色
なたまめの状態で調理をしたりするには、やはり新鮮ななたまめを買うのがよい選び方です。新鮮ななたまめは色艶がよく、表面の張りがあります。
大きさ
美味しくなたまめをいただくための選び方は、若すぎず、出来すぎず、ちょうど良い大きさのものが美味しいといわれています。なたまめの適度な大きさはさやの長さが10センチから20センチ程度のものです。それよりも小さくなく、大きくなりすぎていないなたまめを選ぶのが美味しい選び方です。
なたまめの保存方法
自宅でなたまめを栽培したり、スーパーで見つけて買ったのはいいけれど、少し量が多く1回では食べきれない。そんな時のなたまめの保存方法をご紹介します。
野菜室
近々使う予定のあるなたまめは、冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。乾燥をふせぐために袋に入れてから保存するとよいでしょう。できるだけ早く食べきるのが理想的ですが、もし、どうしても長期間使う予定がないときは冷凍するという保存方法もあります。
冷凍庫
なたまめも冷凍保存できる野菜です。さやいんげんなどと同じで、冷凍保存するときはあらかじめ下茹でしておいて、調理しやすい大きさにカットしたものを冷凍保存用パックなどで密封して、冷凍庫で保存します。
なたまめ・なた豆茶の摂取方法
なたまめの食べ方
なたまめは、実は誰もが一度は口にしたことがあるであろう食べ物です。カレーのおともについてくる福神漬。あの中になたまめが使われています。福神漬の中に少し変わった形のウリのような食感の漬物があるのにお気づきでしょうか。
あの正体がなたまめです。赤く色づいているのでわかりにくいですが、独特の形で他の材料とすぐに見分けがつくでしょう。
サヤインゲンと同じ食べ方
福神漬などの漬物に使われるほか、生のなたまめが手に入ったらサヤインゲンと同じように扱って料理に取り入れてみましょう。茹ですぎると口に入れて噛んだときの食感が悪くなりますので、茹ですぎないように下茹でしてから色々な料理に使えます。この後、なたまめを使ったレシピもご紹介しましょう。
なた豆茶の飲み方
なたまめの健康的な成分を、簡単に体に取り入れるならなた豆茶もおすすめです。なた豆茶の良いところはお茶なので生のなたまめよりも保存が効くこと。ティーバッグになって売られているものが多いので、お湯を沸かしてサッと飲めるのも手軽です。
国産の手作り 赤なた豆茶 3g×30包 (なたまめ茶 ナタマメ茶)
なた豆茶も色んなメーカーからたくさんの種類が売られていますが、その中でも味が良いというレビューが多かったのがこの国産赤なた豆茶です。味が良いので子供でも飲みやすく、飽きずに続けられます。
なたまめレシピ
なたまめの肉巻き
なたまめと薄切りの豚肉で食べごたえのある健康的なおかずはいかがですか。お弁当のおかずにもピッタリな、美味しくて健康になれるなたまめレシピです。
材料 (ナタマメ5本分) ナタマメ5本 豚肉薄切り10枚 ◯塩こしょう適量 ◯焼肉のたれ適量
作り方
①なたまめを半分くらいにカットしてから塩ゆでしておきます。
②豚肉で下茹でしておいたなたまめを巻いて、巻き終わりを下にしてフライパンで焼きます。
③肉に火が通ったら味付けに焼き肉のたれを回しかけて絡めたらできあがりです。
なたまめには火が通っているので肉だけ焼ければすぐに出来上がるお手軽レシピです。なたまめの食感が楽しい逸品です。
なたまめゼリー
なた豆茶やなたまめコーヒーの味に飽きたら、砂糖とゼラチンを加えてデザートにしてみませんか?ちょっと変わったなたまめゼリーの作り方レシピです。
材料 (2人分) なた豆珈琲(山本漢方)1パック ゼラチン 5g ■ 砂糖(お好みで) 練乳お好きなだけ
作り方
①なた豆コーヒーを好きな濃さに調整して作ります。 ②1にお好みで砂糖とゼラチンを入れ、ゼラチンをよく溶かします。 ③ガラスのカップなどに入れて冷蔵庫で冷やし固め、食べるときに練乳をかけていただきます。 手軽にできて、飽きたなた豆茶の消費にもなるデザートです。夏のおやつにいかがですか?
まとめ
なたまめの選び方や効果的な体へのなたまめ成分の取り入れ方法などをご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。普段口にしていた福神漬にも入っていたというのは驚きでしたね。
もし、自分で栽培したりスーパーなどで生のなたまめを手に入れることがあれば、健康のために料理としても口にしてみてはいかがでしょうか。なた豆茶も良いですが、また違ったなたまめの良さが実感できるかもしれませんよ。
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