カップヌードル型チタンクッカーとは
カップヌードル型チタンクッカーとは、2014年7月14日に、日清が発売した、数量限定のアウトドア用調理器具です。発案したのは、プロ登山家の竹内洋岳さんということもあり、多くの登山家が発売を待ちわびていました。竹内洋岳さんの何気ない発言から、なんと1年以上もの間、試行錯誤を繰り返しながら完成させたという、日清のこだわりっぷりにも、脱帽です。
また、カップヌードル型チタンクッカーは、日本製ということで、とても丁寧に作られています。金属製品が好きな人たちが、丁寧な溶接部分を見て、ついうっとりしてしまうほどの出来です。その丁寧な仕事は、ベテラン登山家からも絶賛され、あっという間に商品情報が知れ渡りました。
さらに、日清カップヌードルそのもののデザインと、シンプルでおしゃれなフォルムは、登山家以外にも注目されました。そのため、日清の公式通販サイトをはじめ、アウトドアショップの店頭からも、瞬く間に売り切れ、完売後はオークションでかなりの高値で取引されていました。ただ、数量限定だったため、オークションでも手に入れられなかった人が多く、SNS上は、再販を希望する声であふれ返りました。
カップヌードル型チタンクッカーの歴史
初代カップヌードル型チタンクッカー
2014年7月14日に発売された、初代カップヌードル型チタンクッカーは、持ち手がグレーで、落ち着いた雰囲気のデザインでした。販売価格は4000円(税抜き)と、一般的なチタンクッカーよりもやや高い価格設定でしたが、一般的なチタンクッカーは無地でデザインも凝ったものはあまりなかった上、製品自体も丁寧なつくりだったため、すぐに人気商品となりました。
2代目カップヌードル型チタンクッカー
初代完売後の、再販を熱望する声が日清に届いたのか、2015年7月に2代目カップヌードル型チタンクッカーが発売されました。形や仕様に違いはありませんが、持ち手が朱色になり、少しポップなデザインになりました。
3代目カップヌードル型チタンクッカー
2016年4月に、3代目カップヌードル型チタンクッカーが発売されました。持ち手やつまみが赤になりましたが、持ち手やつまみが朱色だった2代目と並んでいても、デザイン上の違いはあまりわかりませんでした。ただ、3代目になっても人気は衰えず、すぐに完売する店舗も続出しました。
4代目カップヌードル型チタンクッカー
2016年7月20日、「山の日」が制定された記念で、カップヌードル型チタンクッカーの限定カラーが登場しました。今までは持ち手とつまみが同色でしたが、今回初めて別々の色になり、持ち手が黄緑、つまみが緑と、山をイメージしたデザインになりました。こちらは、完全に数量限定だったため、カップヌードル型チタンクッカーの中でも、絶大の人気を誇っています。そのため、オークション等でも、ほとんど出回りませんでした。
5代目カップヌードル型チタンクッカー
5代目カップヌードル型チタンクッカーは、2017年4月、大幅リニューアルされて発売されました。ただ、その際に販売された数量は、極端に少なく、7月に改めて再販されることになりました。5代目チタンクッカーは、スノーピークとのコラボで、より使いやすく改良され、価格も9800円(税抜き)と、先代の倍以上になりました。
価格が上がった分、5代目は、先代よりもより使いやすく、優れたチタンクッカーになっています。まず、蓋にシリコンカバーが付き、何かと邪魔になっていたつまみがなくなりました。さらにはスタッキングできるカップもセットになり、使い方の幅が広がりました。また、持ち手の形状も大幅に変わり、従来のカップヌードル型チタンクッカーの欠点だった、折りたたんだ際に取っ手が側面にぴたっと沿わないという点も、改善されています。
[期間限定エントリーでP5倍!〜4/20金23:59まで]スノーピーク クッカー SCS-070 カップヌードルクッカー Cup Noodles Cooker チタンクッカー
しかし、中にはカップはすでに持っているから本体だけでいいという人もいるかもしれません。そういった人向けに、本体のみの販売もあります。カップなしの場合は、価格も抑えられ、より購入しやすくなっています。5代目が高くて、買うのをためらっていた人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
◇スノーピーク SCS-070NI・カップヌードル型チタンクッカー【数量限定!】【30%OFF】
カップヌードル型チタンクッカーのサイズ
カップヌードル型チタンクッカーのサイズは、本体が幅114㎝×高さ121㎝で、カップヌードルがすっぽり入るサイズです。カップヌードルのリフィルなら2個余裕で入ります。もし、リフィル1個だけ持っていくなら、空いたスペースに、ライターやコンパクトなストーブも入れることができるサイズなので、荷物がすっきりまとまります。
カップヌードル型チタンクッカーには、クッカーよりも一回り大きいサイズのメッシュケースが付属しています。そのため、少し大きめのストーブや五徳も、すべてまとめて入れることができます。しっかりと紐が締められるストッパー付きなので、用量ギリギリまで物を入れても安心です。ぜひ、いろいろ活用してみてくださいね。
カップヌードル型チタンクッカーの使い方
使い方1.湯を沸かす
カップヌードル型チタンクッカーは、目盛り付きなので、必要な分だけ、お湯を沸かすことができます。カップヌードルを作る場合、1個なら300ml、2個なら600ml沸かしてくださいね。また、リフィルと書かれた目盛りは、カップヌードルのリフィルを作る際に必要な水の量を示しています。
使い方2.レフィルでカップヌードルを作る
カップヌードルにはレフィルも販売されていることをご存知ですか。レフィル、つまり詰め替え用で、きちんとエビや肉、タマゴなどの具も入っていますよ。コンパクトなので、アウトドア好きな人を中心に、人気のある商品です。
まず、チタンクッカーの、レフィルの目盛りまで水を入れて、お湯を沸かします。水がしっかりと沸騰したら、レフィルを入れ、蓋をし、待つこと3分・・・。
いつものカップヌードルが完成します。
日清 カップヌードル72g リフィル(詰め替え) 1箱8食入り
使い方3.タンブラーとして
カップヌードル型チタンクッカーのかわいいデザインを生かして、タンブラーとして使用する人もいます。チタンは、熱伝導率が小さいので、中に熱いものや冷たいものを入れても、持っている手に熱や冷たさが伝わりにくいため、タンブラーとしてしても実はとても優秀なんですよ。
また、チタンは、表面に酸化被膜があるため、ワインなどのお酒の苦みや渋みを分解し、よりまろやかな味わいにするとも言われています。そう考えると、アウトドアの時に限らず、カップヌードル型チタンクッカーは、日常でも大活躍するアイテムと言えますね。
カップヌードル型チタンクッカーの再販はある?
カップヌードル型チタンクッカーは、5代目が発売され、そちらも十分使い勝手がよいのですが、やはり4代目までのデザインやコスパのよさが捨てがたい・・・という声も未だに根強く残っています。
しかし、残念ながら、カップヌードル型チタンクッカーの旧製品の再販は、今のところ計画されていないようです。ただ、2~3倍近くの値段にはなるものの、オークション等では新品の出品もわずかですが見かけることがあります。値段ではなく、デザインが気に入って、旧製品が欲しいという方は、オークションやフリマアプリなどを、チェックしてみてくださいね。
カップヌードル型チタンクッカーで美味しい時間を
カップヌードル型チタンクッカーは、発売以来、毎年新製品が発売されていましたが、スノーピークとのコラボ商品になったことで、今後しばらくは新製品の発売はなさそうですね。カップヌードル型チタンクッカーとリフィルがあれば、いつでもどこでも、簡単にカップヌードルのあの味を味わうことができます。ぜひ、カップヌードル型チタンクッカーで、美味しい時間を楽しんでくださいね。
チタンクッカーが気になる方はこちらもチェック
カップヌードル型チタンクッカーもおしゃれでかわいいですが、他にもアウトドア用に持っておきたい、おすすめクッカーがたくさんあります。ぜひ、いろいろなクッカーを使い分けて、より充実したアウトドアを楽しんでくださいね。
【クッカーおすすめ14選】キャンプで必須!調理道具の選び方もご紹介
使えば使うほど愛着が湧き、手放せなくなるクッカー&クッカースタンドのご紹介。素材やカタチなど様々なクッカー&クッカースタンドがありますが、そ...
キャンプ鍋料理のおすすめ8選!レシピに合わせたクッカーの使い方は?
鍋料理は体が温まるのでキャンプやアウトドアでは作りたい料理です。キャンプでも簡単に作れるおすすめの鍋料理を紹介するのと一緒に土鍋を使わないと...