プロトリーフ 青アジサイの土 5L
プロトリーフ 赤アジサイの土 5L
アジサイ(紫陽花)ってどんな花?
アジサイ(紫陽花)は落葉低木に属する植物で、樹高は1〜2メートルくらいになります。アジサイ(紫陽花)は、ほかの植物が元気をなくしがちなじめじめした梅雨の時期に、華やかで大きな花を咲かせてくれるので、人々に広く人気があります。
アジサイ(紫陽花)は昔、好まれない花だった
現在では、プレゼントフラワーとして用いられるほど人気のあるアジサイ(紫陽花)ですが、その昔、アジサイ(紫陽花)は人々からあまり好まれていなかったのだとか。アジサイ(紫陽花)の花色が移り変わることや安定しないことが理由で、定まらない花の様子からアジサイ(紫陽花)は日本の人々のあいだで、あまりよいイメージが持たれていなかったそうです。
アジサイ(紫陽花)の美しさを見出した西洋人
ところが、日本の原種である「ガクアジサイ」を見た西洋人が、アジサイ(紫陽花)をとても美しい花だと西洋に持ち帰り、ガクアジサイを親とする「西洋アジサイ」が誕生しました。やがて西洋アジサイは日本に逆輸入される運びとなります。
この西洋アジサイの広まりを皮切りにアジサイ(紫陽花)は、日本でも徐々に人気の花となっていきました。アジサイ(紫陽花)の美しさをはじめに見出した西洋人は、先見の明があったのですね。今では競い合うように新種のアジサイ(紫陽花)が生み出されています。
アジサイ(紫陽花)の花の特徴
アジサイ(紫陽花)の花の開花時期は5~7月です。なかでも梅雨時期が一番の見頃でありシトシトと降る雨とアジサイ(紫陽花)のコントラストは、日本人の原風景のひとつとなっています。
アジサイ(紫陽花)の花に見える部分はガク
大きく華やかなアジサイ(紫陽花)の花ですが、花のように見えている部分は、実は花びらではなくガクです。アジサイ(紫陽花)の本当の花はガクの内側に小さく存在しています。
アジサイ(紫陽花)には2000種類もの品種がある
アジサイ(紫陽花)は、育て方が簡単で放任しておいても美しい花を咲かせてくれることから、ガーデナーに人気の植物です。また最近では、母の日のギフトとしてもアジサイ(紫陽花)が大人気。
このことからアジサイ(紫陽花)は世界中で品種改良がなされ、つぎつぎと新種が生まれています。現在、アジサイ(紫陽花)には2000種類もの品種が存在しているそうです。
アジサイ(紫陽花)の花のつけかたの種類1「ガクアジサイ」
「ガクアジサイ」は、日本に自生していた原種です。アジサイ(紫陽花)の花はたくさんの小花が集まって大きな丸い形を作っています。ガクアジサイは外側の花だけが開花し、内側の花は小さい点のままです。
外側だけ花が開いている様子はまるで額縁のようであることから、ガクアジサイという名前がつけられました。山などに自生する「ヤマアジサイ」はこちらに属するものが多いです。
アジサイ(紫陽花)の花のつけかたの種類2「アジサイ」
「アジサイ」はすべての花が開花し、こんもりとてまりのような形をつくるアジサイ(紫陽花)です。現在一般的に広く出回っているのはこちらのタイプでしょう。ただし「アジサイ」の原種は「ガクアジサイ」。
日本に自生していたガクアジサイが品種改良されさまざまなアジサイが生み出されました。よく見かける「西洋アジサイ」はこちらに属します。
アジサイ(紫陽花)の葉の特徴
アジサイ(紫陽花)の葉っぱの形は、楕円形で先がややとんがっています。アジサイ(紫陽花)の葉っぱは大きくつやつやと光沢があり、はっきりと葉脈が浮き上がっている印象です。
アジサイ(紫陽花)には毒のある品種が存在する
アジサイ(紫陽花)には、毒性のある品種と毒性のない品種が混在して存在しています。毒性のあるアジサイ(紫陽花)を誤って口にしてしまうと、吐き気やめまい、顔面紅潮などの症状に見舞われますので注意しましょう。とくに小さな子供が遊びのなかで知らずに口に入れてしまうと危険です。
アジサイ(紫陽花)の花の色は土壌phで変化する
アジサイ(紫陽花)は根っこから吸収されるph値によって花色を変える植物です。アジサイ(紫陽花)を植えている土壌が酸性の場合青色の花となり、逆にアルカリ性の場合はピンク色になります。酸性の土壌にはアルミニウムが含まれています。
アジサイ(紫陽花)のなかにあるアントシアニンと土壌のアルミニウムが結びつくことで、アジサイ(紫陽花)の花色が青色に変化します。つまりアジサイ(紫陽花)の花色はもともとはピンク色。
ですからアジサイ(紫陽花)の花の老化とともに最後には青色の花もだんだんとピンク色に近づいていきます。
アジサイ(紫陽花)の花言葉
全体の花言葉1「乙女の愛」
「乙女の愛」は江戸時代の物語に由来する花言葉です。当時西洋人の医師のシーボルトは日本人女性と恋に落ちやがて子供を授かります。ですがシーボルトは時の情勢により国外追放に。
彼は日本を去るときにアジサイを持ち帰り、祖国ドイツにてアジサイ(紫陽花)の美しさと日本にいる妻を重ね合わせるのです。この少し切なくも悲しいお話からつけられたのが「乙女の愛」という花言葉なのです。
全体の花言葉2「移り気」
アジサイ(紫陽花)の花は、土壌成分により色を変えます。そのアジサイ(紫陽花)の花の特性から「移り気」という花言葉が生まれました。
全体の花言葉3・「浮気」
「浮気」もアジサイ(紫陽花)の花が色を変化させる様子からつけられた花言葉です。
アジサイ(紫陽花)の白色の花言葉「寛容」
土壌のph値により、ブルーやピンクに花色を変えるアジサイ(紫陽花)ですが、なかには白い色の品種もあります。ブルー、ピンクどちらでもなくどの色にも染まれる白色から、「寛容」という花言葉が生まれました。
アジサイ(紫陽花)のピンク色の花言葉「元気な女性」
アジサイ(紫陽花)の花のピンク色はとても可愛らしくまるでピョンピョン跳ねているようでもあり、まさに「元気な女性」という花言葉がぴったりです。
アジサイ(紫陽花)の青色の花言葉「忍耐強い愛」
アジサイ(紫陽花)は強い植物で、自然のままに放っておいても毎年美しい花を咲かせ見るものを楽しませてくれます。そんな花姿からつけられた花言葉です。
アジサイ(紫陽花)の花名の由来
和名「アジサイ」の由来
日本の名前である「アジサイ」は、「あづ(集まる)」と「さあい(青い花)」の2つの言葉から成っています。「あづさあい」が時の流れとともに変化し、現在の「アジサイ」という名前になりました。
学名「Hydrangea」の由来
アジサイ(紫陽花)の学名は「Hydrangea」。ギリシャ語に由来する名前で「hydro(水)」と「angeion(器)」の2つの言葉から成り立っている名前です。
アジサイ(紫陽花)の基本データ
科名属名
アジサイ(ユキノシタ)科アジサイ属
学名
Hydrangea
和名
紫陽花(あじさい)
別名
七変化(しちへんげ)、八仙花(はっせんか)
英名
Hydrangea
原産国
日本、北アメリカ、台湾、中国、台湾
アジサイ(紫陽花)の人気の種類1「ポップコーン」
「ポップコーン」は、その名前のとおり花びらの外側がくるりと丸い独特の花姿がとても可愛らしい新種のアジサイ(紫陽花)です。
アジサイ(紫陽花)の人気の種類2「ベニー」
「ベニー」は紫色と白色のグラデーションカラーが見事なアジサイ(紫陽花)です。上品な花色と花姿から老若男女問わず人気の新種です。
アジサイ(紫陽花)の人気の種類3「アナベル」
アナベルのひとつひとつの花は、通常のアジサイ(紫陽花)よりやや小さめです。その小花が集まって大きなてまり型の花姿を形づくります。アナベルは育て方が簡単で、そのうえとても可愛いのでガーデン初心者にも大人気の品種です。なお、アナベルには白色とピンク色の品種があります。
アジサイ(紫陽花)の人気の種類4「テマリピンク」
「テマリピンク」は本当に華やかで女性らしい雰囲気を持つアジサイ(紫陽花)です。淡いピンク色の八重咲の花姿は息をのむほど美しいもの。テマリピンクは、母の日のギフトフラワーとして大人気の品種です。
アジサイ(紫陽花)の人気の種類5「コンペイトウ・ブルー」
「コンペイトウ・ブルー」は、金平糖(コンペイトウ)という名前にふさわしい可愛い砂糖菓子のような印象の新種のアジサイ(紫陽花)です。すがすがしいブルーの花に白い縁取りがあり、梅雨のうっそうとした気分を吹き飛ばしてくれそうです。母の日のプレゼントにしても素敵な品種です。
アジサイ(紫陽花)の人気の種類7「墨田の花火」
「墨田の花火」という名前は、有名な花火大会をイメージしてつけられました。花茎が少し長くぱっと広がる花の様子が空にあがる花火のよう。とても人気のある品種のアジサイ(紫陽花)で毎年売り切れるのだとか。
アジサイ(紫陽花)の人気の種類8「カシワバアジサイ」
「カシワバアジサイ」という名前は、カシワバアジサイの葉っぱがまるで柏の葉っぱのようであることからつけられました。カシワバアジサイの花は少し長細くほかのこんもりとしたアジサイ(紫陽花)と趣きが違っています。
カシワバアジサイは、ガーデナーに広く愛されている品種で、薔薇(バラ)やクレマチスなどと一緒に植えて花々のコントラストを楽しむ方も多いそうです。
アジサイ(紫陽花)の人気の種類9「ダンスパーティー」
「ダンスパーティー」はとても個性的な新種のアジサイ(紫陽花)です。ダンスパーティーの花びらひとつひとつはやや細めで八重咲です。華やかでありながら上品なのでプレゼントとしても人気があります。ダンスパーティーという名前さながら、花が手をつなぎ輪を描いてダンスしているようです。
アジサイ(紫陽花)の人気の種類10「歌合せ」
「歌合せ」は花のピンク色がとても鮮やかな新種です。どうしてもお部屋で閉じこもりがちな梅雨の時期。歌合せの華やかさでお部屋が明るくなり、気持ちまでアップしそうです。
アジサイ(紫陽花)の人気の種類11「万華鏡」
子供の頃、小さな穴を覗いてその世界に魅了された万華鏡。そんな幼い日の思い出が懐かしくよみがえってきそうな名前のついた新種のアジサイ(紫陽花)です。「万華鏡」の花姿はとても印象的なもの。いちど見たら忘れられない雰囲気を持っています。
アジサイ(紫陽花)の人気の品種12「ヤマアジサイ・伊豆の華」
ヤマアジサイは、沢地など自然に自生する品種で、日本の本州の沢近くなどに生育しています。園芸品種と比べて花や葉っぱがやや小さめで可憐な印象です。ヤマアジサイには多くの種類があります。写真は「伊豆の華」という品種です。
アジサイ(紫陽花)の育て方のコツ
アジサイ(紫陽花)の育て方は、比較的簡単です。アジサイ(紫陽花)は強い植物で、ある程度放任栽培でも育つことから、最近ではよく街路樹などに利用されています。
育て方1「土づくり」
アジサイ(紫陽花)は、水はけのよい土壌を好む植物です。鉢植の場合、小粒の赤玉土に腐葉土とピートモスを混ぜたものを準備しましょう。庭植えの場合には、植えたい場所の土を少し掘り起こして腐葉土やピートモスを混ぜ込むとよいでしょう。
土壌ph調整をしよう
アジサイ(紫陽花)の花色は土壌のphに左右されます。花色をブルーにしたい場合は酸性に、ピンクにしたい場合はアルカリ性に土壌phを調整しましょう。最近では便利な「ブルーのアジサイ(紫陽花)を育てる土」「ピンクのアジサイ(紫陽花)を育てる土」といった専用の土も販売されていますので、利用するのもひとつです。
青アジサイ
プロトリーフ 青アジサイの土 5L
鮮やかなブルーのアジサイ(紫陽花)の花を咲かせてくれる専用の土です。
赤アジサイ
プロトリーフ 赤アジサイの土 5L
専用の土を使うと、鮮やかな赤やピンク色のアジサイ(紫陽花)の花色を実現できます。
育て方2「肥料」
アジサイ(紫陽花)はあまり肥料を与えなくてもある程度育ちます。ただし少し肥料を施すと花付きがよくなります。アジサイ(紫陽花)には元肥として3~4月頃に緩効性の肥料を与えます。そしてアジサイ(紫陽花)の花が咲き終わったあとに、お礼肥として液体肥料を少し施すとよいでしょう。
育て方3「水やり」
アジサイ(紫陽花)は乾燥を嫌う植物です。鉢植えの場合には、植えている土の表面が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。庭植えの場合は水やりは必要ありません。よほど日照りが続くなど気になる場合にのみ水やりをしましょう。
育て方4「植えつけ」
アジサイ(紫陽花)の植えつけに適した時期は3~4月もしくは9~10月の気候のよい頃です。アジサイ(紫陽花)は鉢植え、庭植えともに栽培できる植物。ただし花色を調整したい場合には鉢植えの方が安定するので便利です。
土を入れた鉢にアジサイ(紫陽花)の苗をすぽんと入れて植えつけます。植えつけた根っこがしっかり張るまで水やりを続けましょう。
育て方6「植え替え」
アジサイ(紫陽花)は生命力にあふれた植物で根っこがすぐに成長します。鉢植えの場合1年に1度の割合で定期的に植え替えしましょう。アジサイ(紫陽花)の植え替えの適期は花の咲き終わる7~9月。
これまで植えていたものより一回り大きな鉢を準備して植え替えましょう。地植えの場合は植え替えは不要です。
育て方7「剪定」
アジサイ(紫陽花)の育て方のポイントは剪定です。アジサイ(紫陽花)はすぐに大きくなるのでつい枝を切ってしまいがちですが、間違えた時期に剪定してしまうと次の年に花が咲きません。
アジサイ(紫陽花)の剪定の適期は花が咲き終わってからすぐ。6~9月です。花のすぐ下の節を切りましょう。あまり切りすぎると翌年の花付きが悪くなります。
アジサイ(紫陽花)は新種が続々誕生する楽しい花
アジサイ(紫陽花)は日本を代表する花のひとつ。アジサイ(紫陽花)はとても丈夫で育て方も簡単なのでガーデン初心者にもぴったりです。アジサイ(紫陽花)のたわわなお花は、梅雨のじめじめした気分を吹き飛ばし気持ちを明るくしてくれます。
アジサイ(紫陽花)の美しさは西洋でも大人気でたくさんの品種が産声をあげています。アジサイ(紫陽花)の新種には可愛い名前のものも多く、名前を見ているだけでも面白いもの。
アジサイ(紫陽花)は、毎年のように新種が生まれるので、フラワーショップなどをこまめにチェックして珍しいアジサイ(紫陽花)探しをしてみるのも楽しいでしょう。
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