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ガチャ柱などいろいろ呼び方がある棚受けレール
diyでも簡単にできる商品棚
おしゃれなお店やコンビニなど店内にある棚の中には棚受けレールで作られているものもあります。
ダボレールやチャンネルサポート、ガチャ柱、棚柱と呼ばれていますがどれも同じような製品をさしダボレールやチャンネルサポートガチャ、棚柱など呼び方違いのはメーカーで呼び方が違ったり通称の違いです。
棚受けレールはdiyでも簡単に壁面に棚を作ることができ、棚の段も可動するので自由にレイアウトできます。メーカーで名称がバラバラですが使い方は同じです。
複数のメーカーが作っている棚受けレール
規格として決まっているわけではないので棚柱、ガチャ、チャンネルサポート、ダボレールどれもまったく同じ形状をしていませんが
基本的な使い方は同じで柱に破線のように穴があいていてそこに好きな位置の穴にブラケット(棚受けの金具)を差し込み棚を作っていきます。ネジで固定するわけではないので可動しやすいのが最大の特徴です。
ただメーカー間で互換性があるかわからないのが現状で揃えるならどれも同じメーカーで統一したほうが良いでしょう。
ガチャとダボレールは通称
製品名としてはチャンネルサポートと棚柱で、ガチャとダボレールは通称になります。穴にブラケットなどを「ガチャ」とはめ込んで使うのでガチャと呼ばれていたりダボ穴がたくさんあるのでダボレールと呼ばれています。
diyをする時に気になる購入できる場所と値段
商品棚に使われているから一般的には売られていない業務用のパーツに思うかもしれませんが、ダボレールやガチャ柱はチャンネルサポート、棚柱としてホームセンターで簡単に手に入ります。長さによって費用は変わりますが最短のレールだと300円台から手に入るので気軽に壁面収納などを作ることができるのも特徴です。
棚受けレールを生産している主な会社:ロイヤル
チャンネルサポートとして発売
店内の装飾品などを手がけている最大手でガチャ柱、ダボレールをチャンネルサポートとして棚受けレールを発売しています。そのためチャネルサポートの種類はたくさんあり38種類のバリエーションがあります。
チャンネルサポートのバリエーションの違いは柱の長さ、チャネルサポートそのものの形状の違い、チャンネルサポートを取り付けるためのネジ穴の数です。材質やチャンネルサポートの厚さ、色には種類ごとの違いはありません。
ASF-1
幅が7.8ミリ、奥行が11ミリのチャンネルサポートです。コの字型のスタンドなタイプで耐荷重は取り付ける下地により変動するので一概に言えませんがおよそ10キロ前後が目安になります。
ASF-3
幅17ミリ、奥行きが11ミリのチャンネルサポートです。幅は広いですがASF-1と比べても特別な違いはありません。
AWF-5
幅17ミリ、奥行きが11ミリで棚受けを差し込む穴が破線が2本あるようになっていて穴の数が多いチャンネルサポートです。店の陳列棚などによく使われているタイプです。
中央に二段になっているチャンネルサポート、両端に普通のチャンネルサポートを取り付けることで幅のある棚を作ることができます。
AWF-55
コの字のチャンネルサポートではなく少し変わった形をしていて、チャンネルサポートを取り付ける時によりしっかりと固定できるようにネジ穴の位置が変わっています。そのため幅が34ミリと大きく奥行きも最大で18.2ミリとなっています。
面付けGPダボ柱
ブラケットではなく丸いフォルムのダボで棚などを作るときに使えて家庭でも壁面収納に向きます。ロイヤルは店内の内装を手がけているためガラス棚のブラケットが多いのが特徴で、これらのチャンネルサポート以外にもいろいろな種類があります。
棚受けレールを生産している主な会社:スガツネ工業
ガチャ柱・ダボレールを棚柱として発売
スガツネ工業は建築金物、家具金物や産業機器用機構部品を扱う日本の老舗メーカーです。
クローゼット内部など、好きな位置に簡単に棚板を設置できる製品として棚柱が開発されました。棚柱も種類が豊富でブラケットなど関連製品を全て含めると80種類以上になります。
耐荷重は最低限のものはおよそ45キロで最大は150キロまでと幅広いので自分が作りたい棚に合わせて棚柱を選ぶことが大切です。公式HPでは製品をわかりやすくまとめられています。
ステンレス鋼製棚柱:SP型、SPS型
対応しているブラケットの種類最多でマルチに使えるモデルで、棚板の高さが15ミリピッチで可動するので好きな高さに調節しやすいのが特徴です。また目安になるように数字が刻印されていているので初めて使い人でも安心です。
棚柱の幅は15ミリ、奥行きが5ミリ、耐荷重45キロとワンランク上の耐荷重80キロ、100キロのモデルもあります。
ステンレス鋼製棚柱:SM型
棚受の取付穴が目立たないように工夫がされていて、正面から見た時に後ろの掘込部が見えないように目隠しが施されたタイプです。耐荷重は60キロ、幅や奥行きはSP型、SPS型と同じで、棚板の可動範囲も15ミリピッチで調節できます。
長さは1820ミリから販売されていてSP型、SPS型と同じように強度が増した耐荷重90キロのモデルもあります。
ステンレス鋼製棚柱:SPN-1820
非常にスリムな棚柱で幅は8mmですが耐荷重は80キロもあります。棚板の可動範囲は22ミリピッチで調節可能で分かりやすいように数字が刻印されています。奥行きは5ミリと前後した棚柱と変わりません。長さは1820ミリでの販売です。
ステンレス鋼製棚柱:SPE型
幅12ミリ、奥行き3ミリの薄型です。3ミリしかないので面付けでも棚板側面との隙間がほとんどなくきになりません。耐荷重は80キロです。棚板の可動範囲は20ミリピッチで調節可能で分かりやすいように目安になる数字が刻印されています。
ステンレス鋼製棚柱 SPHL-1820
重量用棚柱なので耐荷重は最大の150キロで、重たいものを載せても変形しないように板厚が1.2ミリもあります。耐荷重がある分大きくなり幅は20ミリ、奥行きが8ミリです。
棚板の可動範囲は20ミリピッチで調節でき分かりやすいように数字が刻印されています。これらの製品の他にもアルミ製の棚柱などがあり種類が豊富です。
棚受けレールを生産している主な会社:杉田エース
スガツネ工業と同様に棚柱として発売
杉田エースは、プライベートブランドACEの13,000商品を含む50,000種類の建築金物・建築資材を扱っている会社でガチャ柱、タボレールの事はスガツネ工業と同じ棚柱として発売しています。
他社と同じように棚柱もステンレスのものからアルミ、鉄など材質の違いもありたくさんのバリエーションがあります。
カラーシェルフ支柱
他社にはない色が付いたダボレールです。金属色でなくブラックかホワイトの2色なので部屋にもマッチし特に部屋の壁面収納に最適です。他社のダボレールと同様穴の位置を変えることで棚板が自由に可動するので高さの調節が容易です。
アルミ棚柱
アルミ製のダボレールで、クローゼットなどの収納スペースを作るのに最適です。他社のダボレールと比較すると穴が少し変わった形をしているのが特徴です。20ミリピッチで棚板を可動することができます。
ステン棚柱PG-409
ステンレス製のオーソドックスな棚柱です。15ミリピッチでブラケットを自由に可動することができるので好みに合わせて細かく調節できます。他にもいろいろな製品があります。
棚受けレールの取り付け方
diyでも簡単に取り付ける
ダボレールは取り付けが難しそうに見えますがネジで取り付けるだけなので意外と簡単です。使用する長さや各メーカーごとに何本のネジを使って取り付けるかは違いがありますがどのダボレールでも同じように取り付ける事ができます。
取り付けにあたって大切なのは下地の材質により耐荷重などが変わるので説明書を参考にしあまり重たいものを載せないようにします。
取り付け方①
まず最初にすることは棚板の幅となどを採寸します。棚板の幅がながければダボレールの本数を増やして対応するので取り付ける時に一番大切なのは採寸です。
初めてdiyする場合はあまり道具は揃ってなかったり買ってない場合が多いですが、メジャーがある方が採寸しやすいです。
取り付け方②
ダボレールを取り付ける場所の下地を確認します。下地とは壁の中にある柱のようなもので壁の木枠などのことです。ダボレールを取り付けはこの下地に対して付けるのであって壁面ならどこでも取り付けれるというわけでないので注意です。
取り付け方③
下地の位置が確認できたら取り付け位置に印をしてダボレールを印に合わせてネジで取り付けていきます。あとは同じ手順を繰り返し棚板の幅やブラケットの形状に合わせてダボレールの本数を増やしたりして棚板を乗せれるようにします。
この時、2本のダボレールが同じ高さか、真っ直ぐに取り付けられているか注意が必要です。後はブラケットはダボレールの穴に差し込むだけなので非常に簡単で手間がかかりません。
取り付け方④
ダボレールにブラケットを取り付けできると後は棚板を乗せるだけで完成です。ネジを止めるときは電動ドライバーを使って止めるようにしましょう。
石膏ボードにはオプションで石膏ボード用の固定用ピンなどがありますが強度が低くなるので気をつけてください。ロイヤルの場合はめ込むだけで大丈夫ですが、スガツネ工業はブラケットをはめ込んだ後上からゴムハンマーなどでブラケットを叩き固定します。
棚受けの種類:ロイヤル
diyでダボレールを使うならメーカーで統一
工務店で頼むと一式を同じメーカーで作ってくれますが自分で作る場合はホームセンターなどでダボレールなど必要なパーツを購入して壁面収納を作ります。
この時に例えばダボレールはロイヤル、棚受けやブラケットはスガツネ工業だとするとダボレールには規格がないため微妙に凹凸が合わなかったりきっちり固定できない可能性がでてきます。
これらの不具合を避けるためにできるだけ同じメーカーで統一すること望ましいです。
ガラス棚板専用水平ブラケット
ロイヤルは商品棚など店内の内装大手なのでガラス棚用のブラケットが豊富です。ブラケット色や置けるガラスの大きさ(厚さ)などの違いなどがありその種類5種類以上にもなります。
壁面収納を作るにはガラス棚板用のブラケットより木棚板専用ブラケットやダボ柱、柱ダボのほうが向いています。
ダボ
普通の棚板を乗せる場合はダボを使ったほうがガラスではないので安心です。ダボの場合はチャンネルサポートでは使用できないので気をつけてください。ダボが使用できるのはダボ柱だけになります。
棚受けの種類:スガツネ工業
diyをする前に棚柱を確認
スガツネ工業は棚柱のバリエーションが豊富で対応する棚受けも違います。間違わないように使用する棚受けを確認しましょう。マルチに使えるSP型、SPS型に対応する棚受けなど一部を紹介していきます。
棚柱用ブラケットSPB-200
穴に差し込むだけので棚受けになるので使い勝手の良い製品です。壁面収納に合うのはこのタイプですが、他にも複数ののダボレールを使って棚を作るタイプなどがあります。
棚柱用フックSP-35
壁面収納にフックを簡単に作ることができます。棚受けと同じように穴に差し込むだけなので可動する時も楽できレイアウトも作りやすいです。
棚受けの種類:杉田エース
メーカーを確認しよう
杉田エースの棚柱を使うなら同じように杉田エースの棚受けを使用するようにします。他社製品や通販ではノーブランドとしていろいろ製品がありますが互換性があるかは疑問が残ります。
カラーシェルフ棚受
オーソドックスな棚受けで穴に差し込み上から押さえるようにしてはめ込むだけで棚板を乗せることができます。このタイプの棚受けで棚を作るには2本のダボレール、2つの棚受けが必要です。
ステンレス棚柱用棚受
このタイプの棚受けは壁面収納には向かずクローゼットなどで複数のダボレール使用して棚を作るタイプです。金具が小さく目立たない作りになっています。
棚受けレールの使い方
diy初心者でもレイアウト楽々
商品棚にも使われているぐらいなのですぐにレイアウトを変更できるのがダボレールの特徴です。穴に差し込んでいるブラケットを可動するだけで棚の高さを自由に調節できます。
家庭でダボレールを使うとクローゼットやガレージなどに新たに壁面収納を作ったり壁面を活かすことができるのでデッドスペースがなくなります。「ディアウォール」、「ラブリコ」とも相性がよく一緒に使うことでさらに壁面が有効活用できます。
ディアウォール・ラブリコとは
賃貸でもdiy可能になる製品
2×4の木材を柱のように立てることができる製品なので賃貸でもダボレールを使った収納を作ることができます。またディアウォール、ラブリコだけでもいろいろな活用法があり人気のある製品なので詳しくはこちらを参考にしてみてください。
棚受けレールの使用例:デッドスペースの活用
diyで大容量の棚が作れる
少しの隙間と丈夫な下地があればダボレールを使用することで可動する棚が作れます。湿気の多い場所はアルミ製のよりステンレス製のほうが腐食しにくいです。
棚受けレールの使用例:ディアウォール(ラブリコ)と併用
自由な場所でdiyができる
賃貸や下地がない場合でもディアウォールやラブリコを使用することでダボレールを取り付けることができます。もともとディアウォールも棚をつくる為の製品なので耐荷重も不足することなく使えます。
棚受けレールの使用例:小さな棚受けと複数のレール
diyでクローゼットも機能的に
クローゼットなどでは小さな棚受けと複数のダボレールを使用することで奥行きのある棚も作ることができます。壁面収納と合わせて使うことで空間を余すことなく有効利用することが可能です。
棚受けレールの使用例:押入れ活用
押入れのような狭い空間もダボレールを使うと棚を作ることができるので空間を有効的に使用できます。
棚受けレールのまとめ
機能的な棚をdiy
自由に棚を可動させて綺麗なレイアウトをしてみたり、空間や壁面を有効的に活用することができる機能的な棚を自分で作れるのでダボレールは便利な製品です。
他の製品をうまく併用することで賃貸でも自由にdiyを楽しめるのですが、ダボレールだけでもだくさんの会社から発売されているので迷った場合は素直にホームセンターの店員に尋ねるほうが買い物の失敗は少ないと思います。
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