魅惑の国キューバの治安と物価は?
キューバといえば、葉巻にラム酒、ダンスにサルサなどの音楽、熱い情熱の国というイメージが強いですね。もうすでにキューバへ旅行した人からも、とてもいいと口コミで評判で、中では女性でも一人旅を楽しんでいる人も少なからずいるようです。今回は、そんなキューバの治安や生活や旅行のしやすさのバロメーターである物価をメインでお知らせします。
キューバとは?
キューバの正式名称、キューバ共和国(Republica de Cuba)といいます。政体は、社会主義共和制です。首都が、ハバナ(La Habana)で、面積がおよそ11万1000㎢となっています。人口は、およそ1148万人でその5分の1が首都のバハマに集中しています。言語として、公用語はスペイン語となっています。簡単なスペイン語を覚えておくのはおすすめです。
しかし英語が通じるところもあって、観光客にはそれほど不便ではありません。宗教はカトリックやアフリカ宗教と無宗教です。現在では数少ない社会主義国といえるでしょう。しかし、医療などは国民ならば無料で受けられるそうです。社会保障では、世界的にみてもかなり高い国であるといえるでしょう。
キューバ旅行の治安は悪い?
実は、キューバは治安が抜群の国としての評価を得ている海外旅行先です。治安の悪いイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実は、ほかの中南米の国と比べると、ダントツで治安がいいといわれているほどなので、欧米人を中心に女性にも人気のバケーション先として注目を集めています。女性の一人旅をする人も良く見かけられる理由です。
もちろん注意は必要ですが、殺人などの犯罪も少なく、深刻な質の悪い犯罪の被害にあったという旅行者の悪い話もほとんど聞くことがない国といえます。口コミでも旅行者からはとても評価が高い観光地といえるでしょう。だから、女性が一人で安心して旅行できる国なのです。
①キューバ旅行の治安リスク:窃盗
キューバで旅行者が気を付けるべきなのは、街中でのスリや置き引きなどの窃盗です。特に女性の一人旅の場合、荷物が多すぎて、地面に荷物を置いておくといつの間にか持ち去られてしまうリスクがあるかもしれません。しかし、これは治安の悪いヨーロッパの国でも同様のリスクがあるので、キューバだからといったリスクではありません。注意は必要ですが、悪い強盗は少ないようです。
②キューバ旅行の治安リスク:両替詐欺
海外旅行に行くと、日本円や米ドルを現地の通貨に換金する必要があります。いわゆる両替ですね。キューバの通貨は人民ペソ(CUP)と兌換ペソ(CUC)があります。そして、通貨には為替レートがあるのですが、このレートを利用して旅行者をだます手口があり注意が必要です。
このリスクを避けるため、基本的には銀行やホテルなどで正規のレートで両替をしたほうがいいようです。町中で両替の話を持ち掛けられても、相手をしないのがいいですね。よくわからない話に、手を出すべきではありません。
③キューバ旅行の治安リスク:薬物
キューバ政府は、薬物を厳しく取り締まっています。しかし、それでも薬物は日本でもそうですが、なぜかどの国でもあるところにはあるという状況です。路上で話しかけてきて、薬物へ2ステップで誘う手口がキューバでは多いようなので注意が必要です。酒やたばこなどで誘って、もっといいのがあるという感じで誘ってくるとか。
なお、キューバは麻薬の密売に係ると死刑になる可能性があります。海外で悪い薬に手を出すのは、やめたほうがいいでしょう。海外旅行だからといって気を緩めてはいけません。日本国内にいるのと同じつもりで、過ごすべきです。
キューバ旅行の治安は外務省のページをチェック
キューバでは悪い状況になった話はほとんどないので、基本的に、海外旅行の時に気を付けることを守っていれば、キューバでは治安が安定しているので女性一人旅でも問題なく過ごすことができます。しかし、政情が変わることもあるかもしれないので、常に治安情報に注意を払い、アンテナを張っておくことは重要でしょう。
治安情報をマメに確認
おすすめは、外務省の海外安全ホームページです。危険度がレベルで示されていますが、2018年現在はキューバは危険度のレベルに該当していません。悪い状況になるとすぐに反映されるので、旅行プランを立てる前に注意するといいですね。
キューバの治安で女性一人旅で気を付けるポイント
キューバの治安は、凶悪なものは少ないですが、それでも完全に安全とは言えません。そのため、女性一人旅では、やや矛盾するのですが、日暮れ以降は一人で行動しないように注意することです。現地で、ほかのツーリストの女性たちと一緒に行動するのがおすすめですね。
治安が良くても女性一人なら気を付けるべき
女性一人旅でも、悪い雰囲気の場所や人を注意深く避ければ、基本的に大丈夫です。社交的に仲間を作って、グループで行動すれば、それほどの危険はないといわれています。昼間の観光は、それほど危険はないようです。
キューバが治安が良く犯罪が少ない理由
キューバで犯罪が少ない理由は、キューバが社会主義国としてうまく機能しているのが、その理由の一つとして挙げられるでしょう。食料が最低限は支給され、医療も無料と社会保障が整っています。また、キューバ人はおおらかで温厚な人柄が多く、あまり犯罪に走るタイプが少ないという民族性もあるようです。
わざわざ犯罪までしなくても、ご飯が食べられるので、悪いことをしなくても生活できるから問題がないのでしょう。女性が一人で旅行しているのも、このような国民性や社会システムの恩恵といえるかもしれませんね。
キューバの二重通貨システム
キューバに海外から旅行に渡航すると、ツーリストはCUCを手にすることになります。つまり兌換ペソで、外国為替でレートがあるものです。それに対して国内でしか通用しないペソ、CUPがあります。人民ペソと兌換ペソのレートはCUP:CUC=1:25です。価値がかなり違うので、おつりとして受け取る通貨に注意が必要ですね。
つまり、同じ1ペソでも現地の人は25分の1の価値で生活しています。このため、外国人にとってキューバの物価はとても高くなるのですが、現地のキューバ人は、同じものにその25分の1の価値しか支払っていないことになります。なお、現在ではツーリストも人民ペソを使えるようになりましたが、まだまだ使えないお店もあるので注意が必要とか。
キューバ旅行の物価:食費
キューバの食費は、外国人向けのお店と、地元向けの町のお店でかなり違います。たとえばサンドウィッチは、キューバ人向けは25円から50円ほどですが、外国人向けのピザは600円ほど取られてしまいます。また、外国人向けのレストランでビールを飲むと160円ぐらいしてしまって、日本のスーパーの缶ビールと変わらない料金となってしまいます。
また、世界中に知られているキューバ発祥のカクテルのモヒート、そのオリジナル、つまり生まれたお店でモヒートを注文すると、およそ5USDほど取られてしまいます。日本の町のバーで普通に飲むのとそれほど変わらない価格なので、思い出に本場のモヒートを飲んで帰るという記念的ポジションになっているようです。
キューバ旅行の物価:宿泊
キューバでは、外国人とキューバの市民との貨幣的な2重価格があることは理解していただいていると思います。外国人価格がある国は多くあるので、それほど驚くことはありませんが、観光客の場合は宿泊するときに、ホテルが一般的となります。キューバのホテルは、外国人向けの場合1万円ぐらいはかかることを覚悟したほうがいいでしょう。
ホテル滞在が高すぎると感じる人は、民泊という方法もあります。「カサ・パルティクラル」といわれる民宿のシステムがキューバにはあります。専門の予約サイトもあるので、個人の観光旅行の場合は強い味方となってくれるでしょう。もちろん、ホテルほどの安全や安心はありませんが、キューバの人々の生活をより身近に感じることができます。
キューバ旅行の物価:交通費
キューバ旅行は、バスでの町と町の間の移動がメインとなります。観光に便利な長距離バスは「Viazul(ビアスール)が有名です。当日券は少ないため、予約してチケットを購入するのがおすすめとなっています。1週間以上ならばサイトからも購入することができるので、窓口で買うのに困難を感じる人にはいい方法ではないでしょうか。
キューバ旅行の足:長距離バスViazoul
キューバ国内ツアーを販売している、「cubatur( クバツール)」という旅行会社で購入が可能です。「Viazoul]の利用方法としては、予約チケットは、仮チケットなので当時バスにのる30分前に本チケットと交換する必要があります。また、窓口で購入する際には、パスポートの提示を求められるので、必ずパスポートは持ち歩きましょう。なお、町から町へのバス料金の目安ですが、ハバナからバラデロの間は、およそ1000円ほどの金額となります。
キューバ旅行の足:路線バス
キューバの市民の足といえば、路線バスです。中でも「カメーリョ」、日本語でラクダといわれる連結バスは、1ペソととても安い料金で乗ることができます。ですから、町中の観光でも使えるこのバスの路線図は手に入れておくことをお勧めします。バスの中に、その町での路線図が張り出されていて行き先がわかるようになっているので、降りる場所をチェックしておくと安心ですね。
キューバ旅行の足:タクシー
キューバには、町中でクラッシックカー不安が喜ぶようなタクシーがたくさん現役で走っています。料金は、新市街から旧市街でおよそCUC5ぐらいで、それ以上高そうならば別のタクシーと交渉するのがおすすめです。また、乗り合いタクシーも町では多く、CUP10(およそ50円)もしくはCUP20(およそ100円)など、かなり低価格で移動できるので、女性一人旅でもおすすめの交通手段といえます。
キューバ旅行のおすすめ:ハバナバスツアー
観光にお勧めな1日使い放題のバスが、2階建てバスの「ハバナバスツアー」です。乗り放題なので、バスのルートを回っている2階建てバスに何度も乗り降りが可能なので、観光客にはとても便利な交通機関です。一人で、1日CUC5、およそ600円ほどで利用することができて、解放感もあり、女性一人旅でも便利な乗り物といえます。町中をT1とT3の2つのルートで巡回しています。料金は、バスに乗ってから支払うことになります。
キューバ旅行の物価:観光スポット
キューバ観光といえば、様々な施設を訪れてキューバの文化や歴史に触れたいものですね。そのためには、博物館などの町中にある観光スポットを訪れることになります。第一ゲバラ邸やキューバ国立美術館、革命博物館などの公共性の高い施設では、一人6~8CUC(日本円でおよそ600円から900円ほど)となっています。文学好きにおすすめのヘミングウェイ博物館は、一人5CUCとなっています。
キューバの物価:チップ
キューバでは、チップという習慣がそれほどあったわけではないですが、最近のかつては仲が悪いアメリカとの国交正常化の影響で、チップをもらうことが多くなったせいか、チップを要求するサービス業の人も増えています。基本的には、CUC1(およそ100円ほど)をレストランやホテルのサービス、または、タクシーのドライバーに渡せば十分でしょう。
キューバの物価:お土産
キューバで買っておくべきお土産として、おすすめは楽器などの民芸品や、佐藤やお酒などの食料、そして、葉巻のような嗜好品があります。チョコレートなど、お土産の定番はおよそCUC3ぐらいから購入ができます。また、葉巻はおよそCUC10ぐらいで5本入りのシガーケースが買えます。
また、女性向けには天然素材の石鹸セットが5個入りでおよそCUC5と手ごろなお値段で買うことができます。コーヒー好きの友人にお土産としてお勧めなのは、おいしくて有名なクビータコーヒーはCUC5でワンパックを買うことができます。ほかにも様々なお土産を見つけることができるので、街中を散策しながらお店を見て回りたいですよね。
キューバ旅行で気になる治安と物価まとめ
キューバ旅行で気になる治安と物価まとめはいかがだったでしょうか。まだ海外旅行先としてはメジャーとなっていませんが、実際に行った人から悪い話を聞くことが少ない国です。注意するべきことさえ気を付けていれば治安が悪いわけでもないですし、物価も高いわけでもないので、興味深い観光地といえるでしょう。町の雰囲気も独特で、女性一人旅でも楽しめる音楽やダンスなども注目の国ですね。
キューバの治安と物価が気になる方はこちらもおすすめ
海外旅行で「キューバ」がアツい!絶対行くべきおすすめ観光スポット15選!
今、キューバ観光(旅行)がとても人気なのをご存知でしょうか。キューバには可愛らしくておしゃれな有名建造物やおすすめの観光スポットがたくさんあ...