100スキが不安?いえ非常に使いやすいですよ!!
100均、たとえばダイソーなどで販売されているものと聞くと、なんとなく頼りないイメージがある方が殆どだと思います。キッチンスポンジや布巾程度でしたらそんなに気になりませんが、たとえばフライパンなど毎日使うものとなると、やはりどこか不安です。
しかし今、数多くのキャンプ好きがこぞって口コミをし使用しているのが、ダイソー等の100均で販売されているスキレット、通称「100スキ」なのです。
スキレットは鉄板を加工したものや鋳物のアウトドア用フライパンみたいなものですが、実は本確的なキャンプや日常使いにピッタリなのです。
100スキは実用に足るのか
では100均で売っているような100スキで、キャンプなどに耐えうるのかというと、まったく問題ありません。耐久力も他社のスキレットと比べても殆ど差はないといえます。
と言いますのも近年の技術発展により大量に、それも容易にスキレットのような鋳物や鉄板の加工が可能になったからです。挙げたインスタを見ても分かるように、キャンプ場でも多くの人が100スキのスキレットを使用しています。
セリアの100スキ?いえ、軽量スプーンです
ある意味では実用的といえる、このスキレット型の軽量スプーン。普段の料理で軽量スプーンを使うことがないという私のような人も結構いるかと思いますが、コレがあれば細かく測って料理をしたくなりますね。
100スキと200スキの違い
200スキと100スキは、実は同じもを指すことが多いです。と言いますか、今ダイソーなどの100均で販売されているものは200スキしかありません。
200スキとは、文字通り200円のスキレットを略して200スキとなります。では100スキはなんなのかというと、実は販売当初は本当に100円だったものが値上がりし、200スキとなったのです。
200スキに価格向上したワケ
ですが原材料の高騰により価格を維持できなくなり、200スキとなりました。しかし、200スキだからといって高すぎるということはありません。さらに他社のスキレットと比べても、200スキはそれに劣ることはありません。
今では100均で販売されている200スキを略して100スキという名称になっていると考えていただければよいです。稀に200スキは100スキのグレードアップバージョンと勘違いしている方も居ますが、そういうことではありません。
100スキはインスタ映えにも最適である
ご覧のように、100スキを使うと普段のオツマミもかなりインスタ映えするようになります。普通のお皿ではなく、鋳物や鉄板を加工したスキレットだからこそ、ワイルドな雰囲気をかもし出してくれるのです。
普通に料理画像と比較しても、やはり100スキの方がおいしそうに感じます。ちなみに、自宅で使用する際はihには対応していないのでご注意ください。蓋は自宅にあるもので代用可能です。
すばやくインスタにアップできる
作った料理をインスタにアップする際のことを比較して見ましょう。通常であれば、まず料理をさらに盛り付けなければなりません。当然彩りなども考えなければならないので、はっきりいってしまえばかなりめんどくさいです。
しかし、100スキを使うと料理が出来上がってすぐにアップし、さらにそのまま食べることも出来ます。比較して言えるのは、100スキはすばやくアップして出来立てを食べることが出来るということです。
小さいから収納も簡単
100スキは小さいためコンパクトに収納が可能です。また、傷を防ぐためのカバーなどもありあわせのもので代用可能なので大変便利です。
100スキを買ったらシーズニングをする
100スキを買ってまずしなければならないのが、シーズニングです。シーズニングとは、言ってみればスキレットを慣らす作業です。
シーズニングせずに、単に洗っただけのスキレットときっちりシーズニングしたスキレットで料理した場合を比較して見ますと、前者だと材料がスキレットにくっついてしまいます。
シーズニングをしないと・・・
こうなると味も悪くなりますし、スキレット自体も劣化します。鋳物製や鉄板を加工したスキレットは、一般的なフライパンに比べると材料がくっつきやすいのです。
しかしシーズニングをするとそのようなことは起こりません。つまり両者を比較して言えることは、シーズニングをすると100スキが長持ちし、料理も美味しくなるということです。
100スキのシーズニング:煮沸
まずは軽く洗ったあと、水を入れて沸騰させます、目安としては5分から10分程度です。こうすることで、100スキの表面についている薬品や汚れを取り除くのです。
「100均のスキレットだし、ここまでしなくても」と思われるかも知れませんが、この作業を省くと大変なことになります。
レシピ通りなのに、激マズ料理に・・・
この沸騰させる作業を怠ると、100スキにコーティングされている薬品が食材に移ってしまいます。こうなると、当然のことながらものすごくマズい料理が出来上がってしまいます。ですので、この最初の作業は絶対に怠ってはいけません。
100スキのシーズニング:加熱
次に加熱して、空焼きしていきます。こうする事で、最初の作業で付着した水分を蒸発させてしまうのです。表面についた水分が無くなり、煙が出始めたらいったん火を止めます。
加熱しすぎもNG
加熱しすぎるのもいけません。鋳物や鉄板の状態のものを叩いて加工したスキレットは、熱せられ続けると赤くなります。
「そこまでいくのに時間がかかるのでは」と思われるかもしれませんが、物によってはほんの2分から3分の空焼きでそのような状態になってしまいます。
鋳物や鉄板は、赤くなると今度は周辺の酸素と結合し、その部分が酸化鉄になってしまいます。極論してしまうと、錆びと同じです。正確には焦げ目がついて劣化してしまうわけですが、そうなった部分は錆びやすくなります。
100スキのシースニング:試し焼き
最後に油をひいて、野菜の皮やくず野菜などを炒めます。こうする事で、表面の鉄分をくず野菜たちに移し、料理をしたときに鉄くさくなってしまうのを防ぐのです。この最後の作業も、した場合としなかった場合を比較すると大きく料理のクオリティが違ってきます。
鉄くさい料理・・・
この作業を怠るとどうなるかと言うと、先述のように料理が鉄くさくなってしまいます。具体的に言うと、口の中いっぱいに硬貨のにおいが広がるといった感じです。
こうなると、どんなに良い肉を使っていたとしても比較するまでも無くすべてが台無しになってしまいます。ですのでかならず、試し焼きをしましょう。
100スキを使って、普段のレシピも華やかに!!
100スキを使うと、単なる目玉焼きでも何処かおしゃれな雰囲気を演出してくれます。鋳物である100スキの成せる技です。鋳物で作った鉄板料理は、火の通りが早く、そして素材の味を引き出してくれます。
注意点:油は必ず使うべし
ヘルシーな料理にしたいからといって、油を抜いてはいけません。鋳物である100スキを使って鉄板料理をするのですから、料理がくっつかないように必ず油を引いたほうが良いです。また、そうすることで食材同士の旨みが互いに絡み合い、料理の味が美味しくなるのです。
100スキを使ったおすすめ料理:鉄板ナポリタン
鋳物である100スキを使った鉄板料理の鉄板といえば、この鉄板ナポリタンです。某戦車アニメで全国的に再びブームが来ているこの料理ですが、40~50代の人にとってはかなり懐かしいスタイルのナポリタンではないでしょうか。
卵とナポリタンが絡み合い、独特の官能感を演出してくれます。そしてレシピも簡単ですので、大変オススメです。
ナポリタンを作る時のコツ
今回の鉄板ナポリタンに限らず、ナポリタンを作る際は材料を炒めて火が通ったところにケチャップを入れましょう。そして少し炒めて香りが出てきたところに、スパゲティを入れます。
こうすることでケチャップが持つ独特の酸味が飛び甘くなり、コクもぐっと出ます。この方法で100スキの鉄板ナポリタンを作ると、誰もダイソーの100スキで作ったとは分からないほどの美味しさになります。ぜひお試しください。
100スキを使ったおすすめ料理:焼き餃子
キャンプや自宅で楽しめるスキレット料理の新定番が、こちらの焼き餃子です。ダイソーの100均で購入した100スキとは思えないほど、カリッカリの焼き色になります。
同じ鋳物で、中華鍋がありますよね。ですので餃子と鋳物である100スキとの相性はバツグンなのです。保温性もばっちりなので、常に熱々の餃子を食べることが出来ます。
焼き終わった後に、1たらし
餃子を焼き終えてすぐに食べるのではなく、一度ごま油を一周する程度でいいのでかけて数十秒焼いてみてください。すると表面のカリカリ具合が一層アップします。さらに餃子の皮が破れてしまうのも防いでくれるので一石二鳥です。ぜひ一度、お試しください。
100スキを他のスキレットと比較してみる
ではここからは、ダイソーの100スキと他社のスキレットを比較していきます。100スキ以外にも、実は案外安いものがあったりしますし、値段がかなり高くはなりますが性能が良いものもあります。そういったスキレットを知ることで、100スキの使い道の幅も広がっていくのです。
100スキとニトスキの比較
ニトスキとはズバリ、ホームセンターであるニトリが販売しているスキレットの略称です。アウトドア用品なども数多く販売しており、キャンパーやアウトドア趣味の人にとっては非常にメジャーな店の一つです。
ニトスキの値段
ではまず、ニトスキの値段からみていきましょう。ニトスキは、大体400円~800円ほどの金額になります。つまりニトスキは、100スキの2倍~4倍前後の値段ということになります。100スキに比べると値段が高いものの、スキレットとしてみるとニトスキもかなり安い値段であると言えます。
ニトスキの大きさは?
ニトスキは値段によって大きさが異なります。直径15センチのものですと、なんと500円で変えてしまいます。ニトスキの直径19センチのものでも800円前後なので、かなり安いです。
一方で100スキは直径15センチになります。ですので、一人用なら100スキで、2~3人用として使用するならニトスキと分けると良いでしょう。ニトスキ、100スキ共に手軽に購入できる金額であることは間違いないです。
ihでの使用可能
100均の勇ともいえるダイソーの100スキですが、唯一の欠点を挙げるとすればihでの私用が出来ないという点です。ではニトスキはどうなのかと言いますと、なんと条件つきではありますがihで使用する事が出来てしまいます。
その条件と言うのが「底面12センチ以下のフライパンが使用でき、なおかつ底面が高温になっても安全装置が働かないもの」というものです。
少し厳しめの条件ですが、ダイソーの100均スキレットとは違いihも対応と言うのはかなり大きな差だといえます。
100スキとコールマンのスキレットを比較
コールマンは、アウトドアブランドの中でも最も支持されているブランドの一つです。特にキャンプ用品については根強く支持されており、「コールマンで一式そろえている」というキャンパーも少なくありません。
んなコールマンのスキレットと、ダイソーの100均で購入することが出来る100スキを比較していきます。
コールマンのスキレット、値段は?
コールマンのスキレットは、6000円ほどします。100均であるダイソーの100スキと比べると、30倍もの値段さがありますね。正直な話「100均で売っているダイソーの100スキと、コールマンのスキレットのクオリティは変わらない!!」とはとてもいえません。
値段に見合った、クオリティがあるのです。特に今回ご紹介するコールマンは歴史も古く、多くのファンが居るのでその質は折り紙つきといえます。
コールマンのスキレットの付属品
コールマンのスキレットには、ブランドらしく付属品がつきます。まずは専用の蓋が付きます。専用の蓋が付くことは、実はかなり珍しいです。有名なキッチン用品ブランドを例にしますと、フライパンやスキレットを購入しても蓋は別売りになっています。
ですので、値段もかなりかかってしまいます。コールマンのスキレットは6000円という高額ですが、蓋付きであることを考えるとお得なのかもしれません。
大きさはどのくらい?
コールマンのスキレットは直径で約27センチほどあります。ニトスキや100スキに比べるとかなり大きいですね。そして深さも10センチほどあるので、出来る料理の幅はかなり広いです。
10センチの深さがあると、たとえば揚げ物も可能になります。またパエリアのようなご飯物の料理も可能ですので値段が高い分利便性はかなり高いと言えるでしょう。
ihには未対応
コールマンのスキレットは、アウトドアを前提としたスキレットのようです。そのため現在ihに対応したスキレットは販売されていません。そういった意味では、自宅でも仕える利便性が高いのはニトスキといえます。
しかし、今では小型のihコンロを使ってアウトドアを楽しむ人も増えてきているので、今後ihに対応したスキレットが販売されることもあるかもしれません。
100スキと他社スキレットを比較した結果
100スキと比較して言えるのは、100スキはあくまでも一人用のスキレットとして考えたほうが良いという点です。大勢でキャンプを楽しむ際は、各々の取り皿のような感覚で使用するのも良いでしょう。
大勢の料理を100スキで賄うというのは、かなり無理があります。大勢で利用するのであれば、ニトスキやコールマンのようなブランドのスキレットを使用したほうが良いです。
用途によって使い分けるのが吉
つまり、それぞれに良さがあるのです。初キャンプに高いスキレットを買って失敗するよりも、100スキやニトスキでデビューをしたほうが絶対に良いです。
逆に大勢の料理を作らなければならないにも関わらず小さい100スキしかないというのは、かなり心もとないです。ですので、それぞれのシーンで使い分けていきましょう。
自分だけのスキレットを育てる楽しみ
100スキは一人用スキレットにはピッタリなので、スキレットを育てるという楽しみ方が出来ます。スキレットは毎回料理をするごとに油や食材の旨みを吸収し、育っていきます。
高いスキレットですと、普段のフライパンをスキレットにしない限り毎回使用するのも難しいですが、100スキならオツマミを温めたりするのにもちょうど良いです。ですのでほぼ毎日使用することが出来るので、育てる楽しみが生まれるのです。
100スキは種類が豊富!!
100スキは、種類がかなり豊富です。ですので料理にあわせた使い方が出来るので、大変便利です。中にはたこ焼き用のスキレットまであるので、アウトドアで楽しむ料理の幅がかなり広がります。また、専用のハンドルを取り付けることで一層利便性があがるのでオススメです。
ダイソーといっても、中々あなどれ無い・・・
ダイソーの100均と聞くと、やはりイメージとして先行するのは「ちゃっちくて、壊れやすい」という物です。実際に購入する際には「すぐに壊れてもかまわない」といった認識で購入する方も多いかと思います。
この100スキもそうです。しかし実際に調べてみると、使用して10年以上経っているという方も居て、今でも現役であるという方も多く居るのです。100スキを通して、ダイソーの100均アイテムへのイメージがかなり変わります。
100スキのまとめ
今回は100スキについて書かせていただきました。私も普段何気なく使っている100スキですが、調べてみて改めてその利便性などに気づかされました。
また、ここでは紹介し切れなかったレシピもあり、どれも大変クオリティの高いもので、見ているとかなり食欲がわいてきます。100スキはスキレット初心者には本当にピッタリなアイテムです。ぜひお手にとって観てください。
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