東京でおすすめされる汐留の街
昔とは劇的に変化してきた汐留が、いまはどんな役割を担っている街なのか知っていますか?汐留シオサイトと呼ばれる街が、観光客から常に注目されているのには理由があるのです。
超高層ビル群のシオサイト
汐留超高層ビルの林立する場所として開発されだしたのは、バブル崩壊の余韻も残る1995年からでした。現在は13棟の高層ビルが林立しています。一番高いのは汐留シティセンター215メートル、次いで電通本社ビル213メートルです。巨大ビルを中心とし、全体でシオサイトと呼ばれる、オフィスや観光などの複合的な役割を担う街として完成しました。
銀座や新橋に接し集客力抜群
汐留の北側は、敷居が高そうな高級店ひしめく日本一の繁華街銀座、西側ではサラリーマンが酔っぱらいながら飲み歩く新橋が隣接します。有名観光地の東京タワーもすぐ近く。東側には浜離宮恩賜庭園という江戸時代よりの名所が存在し、隅田川、築地市場、東京湾が目の前です。汐留はとにかく周辺を巻き込める好立地で、集客力が抜群です。
汐留の歴史を知る
東京の汐留駅前に行けば、随所で歴史的な観光スポットにも出会うことができます。汐留の歴史は江戸時代より始まっていますが、特に徳川家康や鉄道との関わりが深い街でもあります。
徳川家康によって干拓が始まった
本日(1/13)より開催の第4回企画展「太田道灌と江戸」では、画像の「長禄年中江戸図」を展示しています。同資料は、文化3年(1806)に作成された写しで、太田道灌が江戸城を築いた当時の江戸の様子を描いたとされる絵図です。https://t.co/EdTUMHF15l pic.twitter.com/l6ijZ0TCbt
— 国立公文書館 (@JPNatArchives) January 13, 2018
汐留は元々江戸湾(東京湾)の海辺の湿地帯で、江戸時代初期には月島やお台場など、汐留周辺は元より、日本橋の方まで海の入江が広がっていました。1603年(慶長8年)、徳川家康が天下普請を実行し、江戸湾の埋め立てと城下町の建設が始まりました。
汐留とは江戸時代の堰の名が由来
徳川家康の拠点である江戸城の外堀は、江戸湾の海域に接した場所にあったので、堰を作って海水を堰き止める必要がありました。そこで潮を止める堰が作られたのが、汐留の名の由来です。
日本の鉄道の始発点としての見所
新橋ー横浜間に日本最初の鉄道が敷かれた際に使われた蒸気機関車(鉄道博物館にて) pic.twitter.com/RpsOyOGFo5
— 一匹狼 (@saigaitaisakutm) April 11, 2018
汐留は日本の鉄道史を語る上で、一番手に取り上げられる場所です。1872年(明治5年)に日本ではじめての旅客鉄道駅、新橋駅が開業したからです。現在の東海道本線にあたる路線で、新橋~横浜間が結ばれました。だから汐留には、当時の鉄道の歴史を知れる観光スポットがあります。
東京汐留のおすすめ観光スポット①
パナソニック汐留ミュージアム
このミュージアムは、2003年にパナソニック東京汐留ビルの完成に伴って設置されました。海岸通りと昭和通りの、蓬莱橋交差点前に建っています。4階に上がると、ジョルジュ・ルオーの常設展示ギャラリーを中心として、企画展も見ることができます。絵画を見ながらのんびりと過ごせる、ルオー鑑賞デートはおすすめです。
ジョルジュ・ルオーの展示
フランスから生まれたジョルジュ・ルオー(1871–1958)の作品を一同に集めた場所であり、日本国内では有数のコレクション数を誇ります。ルオーの初期から晩年にかけての油彩画や版画など、230点もの絵画が集められています。有名な「悪の華」など、ルオーの作品は太い輪郭と鮮やかな色彩が特徴的です。
企画展やミュージアムショップ
パナソニック汐留ミュージアムの企画展示室では、ルオーだけでなく、建設や工芸、著名作家などをテーマとする企画展示も開催しているのが見所です。また、ミュージアムショップでは、子供も二度見してしまう、オリジナルグッズを販売していることも見逃せません。
東京汐留のおすすめ観光スポット②
旧新橋停車場鉄道歴史展示室
日本の鉄道の歴史を知れるおすすめなデートの名所と言ったら、汐留の旧新橋停車場鉄道歴史展示室。明治5年に開業した日本最初の鉄道駅の姿が見られる場として、2003年に開設されました。鉄道が好きな、大人から子供まで興味を持てる観光地です。
当時の駅舎とプラットホーム
関東周辺を見渡しても、東京ほど、明治時代当時の鉄道の遺構を残している場所は見当たりません。常設展では当時の駅舎の姿が、絵画や写真や映像から分かるし、当時に実際に使用されていた、駅舎の基礎石や線路跡も見ることができます。明治時代の人が周辺を歩く様子、列車が動く様子が目に浮かぶようです。
さまざまな鉄道の企画展
旧新橋停車場鉄道歴史展示室で、おすすめな見所のひとつが企画展です。昔の日本の鉄道だけでなく、日本の現代の鉄道についての展示、海外の鉄道の展示も開催されることがあります。子供と一緒に訪れたい観光地となるはずです。
東京汐留のおすすめ観光スポット③
アド・ミュージアム東京
60店もの飲食店やショップの集まる、カレッタ汐留を知っていますか。そこで注目なのが、貴重な広告資料を30万店も収集・展示している、アド・ミュージアム東京。このミュージアムは2002年に開館してから現在まで、200万人が来場している人気施設です。
江戸時代の広告が見れる
広告と言えば、人々に巧みなキャッチフレーズや絵で印象づけ、商品や催しをお知らせする媒体です。じつは江戸時代から、すでに広告が作られていました。アド・ミュージアム東京の「ニッポン広告史」では、江戸時代の錦絵、看板、広告絵双六、引札といった、日本の広告の原点にあたるものがずらりと並べられています。
近代広告も見所
日本の新聞は明治時代以降に爆発的に普及して行きましたが、その頃に新聞に掲載された広告を目にしたことがありますか。明治以降もなってから普及したポスターやPR誌など、当時の先端を感じさせる貴重な展示物も、アド・ミュージアム東京の見所です。
東京汐留のおすすめ観光スポット④
浜離宮恩賜庭園
景色がどんどん移り変わる東京の中でも、東京湾に面した場所の浜離宮恩賜庭園は、江戸時代から濃い緑を湛える場所として変わらぬ姿を見せてきました。汐留の高層ビルに囲まれた歴史ある回遊式庭園は見所が多く、汐留デートのスポットとしても注目です。
浜離宮恩賜庭園の歴史
江戸時代の1654年(承応3年)、甲府藩主だった徳川綱重が海を埋め立て別荘を建てたのが、浜離宮の始まりです。その後は徳川家の鷹狩場となり、幕末には幕府海軍所有の屯所、明治時代には外国要人の迎賓館になったりしました。今のように市民に開放される都立公園となったのは、戦後すぐの1946年(昭和21年)でした。
浜離宮恩賜庭園の見所
海水を取り入れる潮入の池の周囲の日本庭園は見事で、松のお茶屋、燕の御茶屋などから庭園を眺められます。ボタン園には60種、800株のボタンが咲き、桜やお花畑など、春から秋にかけての様々な花が見られます。徳川家宣が植えたという、都内最古の黒松「三百年の松」も見所です。
東京汐留のおすすめ観光スポット⑤
日比谷神社
汐留の高層ビルを背後に従え、第一京浜に面して鎮座している日比谷神社。一見すると小さな神社ですが、汐留の隠れたデートスポットの観光地としても知られています。日比谷神社の見所に迫りました。
江戸時代以前からの鯖の神社
主祭神は豊受大神で、元は日比谷公園の大塚山に鎮座していた神社でした。慶長年間、明治、平成と何度かの移転を繰り返して、現在地に落ち着きました。別名を鯖稲荷というのは、昔から旅人に社務所を開放していたことから、旅泊(さば)稲荷と呼ばれたことに由来します。それ以降は歯痛を治す神として祈願され、成就すると鯖が奉納されていたと言います。
日比谷神社の境内の様子
日比谷神社の正面の赤い鳥居の向こうには、2009年築の真新しい社殿の姿があります。一対の狛犬は以前からの古びたものが据え付けられていて、威厳が感じられます。ここでは家内安全や子供の病気平癒の祈願をするだけでなく、御朱印やお守りも手に入れることができます。
東京汐留のおすすめ観光スポット⑥
宮崎駿の日テレ大時計
汐留の日テレタワーのマイスタ前広場には、子供から大人まで、観光客の注目を集めている巨大な時計があります。世界的に有名なアニメ監督の宮崎駿がデザインした、「宮崎駿の日テレ大時計」です。周辺には決して見られない、宮崎駿の独特な世界観を感じ取れる観光地です。
巨大なからくり時計
大時計は幅が18メートル、高さ12メートルと、3階建て規模の大きさがあります。銅板で覆われたその奇妙な姿は、「ハウルの動く城」や「天空の城ラピュタ」に登場した機械を思わせます。機械仕掛けと歯車が見えていますが、これは32か所もの機械仕掛けを備えた巨大なからくり時計になっていて、時間が来ると動き出します。
動き出す時間をチェック
午前10時の3分前、お昼の12時の3分前、おやつの15時の3分前、夕方18時の3分前、夜の20時の3分前と、一日に5回からくり時計の動きを見る機会があります。時間が来ると内部に隠れていたキャラクターが動き出し、演奏がスタートします。夜間のライトアップの時間帯なら、デートにもおすすめです。
東京汐留のおすすめ観光スポット⑦
パナソニック リビング ショウルーム東京
お部屋のリフォームや最新のリビングに興味があるなら、東京汐留のパナソニック東京汐留ビルのショウルームに行ってみませんか。ここは単純に最新の製品を紹介しているだけではないところです。
最新のパナソニックの製品が分かる
とにかくパナソニックの最新の住宅設備が知りたいという願いは、ここで叶えられます。開発されてすぐさま発表されるショウルームだからです。最新式のシステムキッチン、最新式のお風呂など、住宅と一体化した家電の姿を確認してください。デートをしながら、お部屋のことを考えやすいのがメリットです。
新旧比較や空間体験できるスポット
今住んでいる家では、重力に逆らわずに床に近い場所に道具が置かれる一方です。そんな状況は新旧比較からも明らかとなるでしょう。最新式のパナソニックのリビングならば、壁から天井までも一面に有効利用しています。空間体験をすることによって、居心地のよいリビングの姿もはっきり見えて来ます。遊び感覚で訪れてみてもいいショウルームです。
東京汐留のおすすめ観光スポット⑧
新交通ゆりかもめ
東京の交通機関として、知名度の高いゆりかもめ。新橋駅や汐留駅を出発して、東京湾の海と建物の景色を眺める楽しさがあります。汐留周辺に行くデートなら、ついでにゆりかもめに揺られてみてはいかがですか?
湾岸エリアの全長14.7キロ
新橋や汐留の駅は、周辺を超高層ビル群に囲まれた中にあって、ここだけ未来に進んでいるような印象です。出発すると、ゆりかもめはかなり高いところをひた走って、東方の豊洲まで向かうことができます。
湾岸エリアの名所を見る
新橋や汐留から出発したゆりかもめは、東京湾岸エリア周辺の名所を見ることができます。まずは東京湾の象徴的なレインボーブリッジ。お台場公園や船の科学館。有明の東京ビッグサイト。話題になった、巨大な豊洲新市場。いろんな観光地を、デートの時にも高所から見て回ってみてください。
東京汐留のおすすめ観光スポット⑨
桜田公園で遊ぶ
新橋や汐留に出てきて、お金をかけずに小さな子供と一緒に遊ぶとなれば、新橋駅前の桜田公園です。昭和6年開設と、意外と長い歴史があります。東京の新橋・汐留エリアの公園では広めの面積を有しています。疲れたサラリーマンがベンチで一服できるだけでなく、こいち祭りの会場になったり、普段は子供と遊ぶことのできる見所が整っています。
子供向けの遊具とトラックで遊ぶ
小さい子供向けの滑り台が2つあり、そのうち1つは蒸気機関車の形をしています。ブランコ、砂場、鉄棒と、お子様が遊ぶための鉄壁遊具セットは、全部一通り揃い踏みです。桜田公園には陸上トラックがあり、親子でかけっこして遊ぶのにも、もってこいな環境です。
桜田公園の周辺はグルメの中心
新橋駅前の桜田公園から周辺をぐるりと見渡せば、どこまで行ってもグルメグルメのお店が並んでいます。休日に家族で観光地巡りをしたら、ご飯を食べるお店は新橋で探し放題です。
東京汐留のおすすめ観光スポット⑩
オアシスサウナアスティル
男同士の汐留観光で疲れたら、新橋のサウナに行ってみませんか。新橋駅前のオアシスサウナアスティルは、男性専用、しかも子供が入れる場所じゃありません。本格的な浴室とサウナを備えているので、大人の男性にはかなりの人気スポットです。
種類多様なサウナとお風呂
新橋のオアシスサウナアスティルには、15分に1回、水と光のセレモニーが見られるドライサウナがあります。古代ローマ浴場を再現したテルマリウムは、低温スチームサウナです。超微細気泡発生装置を使用したミルキーバス、青い色が特徴的な水風呂など、個性豊かな施設があります。
各種ボディケアで体のお手入れ
仕事で疲れている男性こそ、ボディケアは不可欠です。新橋のオアシスサウナアスティルなら、お風呂やサウナでのんびりしつつ、ボディケアやフットケア、タイ古式マッサージ、あかすり、男のエステ、気になる頭皮のヘッドスパなど、男性の体をとことん整えるサービスが揃っています。レストランやフリースペースも使えて、癒やされ感が違います。
東京汐留のおすすめ観光スポット⑪
Tウォール新橋
汐留駅や新橋駅から徒歩10分、「忠臣蔵」の浅野内匠頭終焉之地という隠れた観光地の目の前に、目指すべきTウォール新橋があります。Tウォールは子供もボルダリングが可能なので、家族みんなで訪れて遊ぶのにはぴったりです。
Tウォール新橋の設備
新橋のTウォールは都心の駅チカな立地でありつつ、70坪の面積、天井高は5mの空間の中、合計で8つの壁を配置しています。スラブの80°から前傾の130°まであって、ボルダリング、トップロープクライミングに加えてリードクライミングもできます。子供から上級者まで、遊ぶ感覚で熱中できる環境が整っています。
Tウォール利用方法
Tウォールを利用するには、まず会員登録が必要です。18歳未満の子供が遊ぶ体験の時には、親権者が同伴の上、著名も必要です。小学生以下の子供が体験する場合、利用時間は平日18時まで、土日は15時までと制限があります。大人も子供も講習を受けたあと、自由に登ることができます。新橋汐留で遊ぶことを希望している家族におすすめです。
汐留までのアクセス
電車でのアクセス
汐留に行くなら新橋駅の利用頻度が高くなります。JRの山手線、京浜東北線、常磐線、横須賀線で訪れることができます。または地下鉄ならば、浅草線か銀座線です。汐留駅の場合は大江戸線が利用できます。両方の駅には、ゆりかもめが通っていることも忘れてはいけません。
汐留の観光地や見所の地図
今回紹介した汐留や新橋周辺を中心とした観光地は、地図に表すとこんな配置になっています。新橋駅から半径500メートル以内の範囲で、あちこち遊び歩くことができます。
デートも観光も汐留がおすすめ
汐留の行ってみたい観光地は、見つけることができましたか?デートでも家族や子供と遊ぶ時でも、汐留や新橋周辺のあちこちの見所を組み合わせれば、楽しさが増してくるばかりです。今度の休日を過ごすならば、汐留の観光地を巡って遊ぶコースを作ってみてください。
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