そもそもイスラエルってどんな国？
イスラエルの首都はエルサレムです。キリスト教・イスラム教・ユダヤ教の聖地がある場所として有名です。公用語はヘブライ語とアラビア語です。国土の大きさは2.2万平方キロメートルで、日本の四国とほぼ同じくらいの大きさです。歴史的に価値ある場所や観光名所もたくさんあります。そんなイスラエルへの旅行前に知っておきたい治安、通貨、言語、服装や持ち物に関する情報を１１個紹介します。イスラエル旅行の準備の参考にしてください。
イスラエルの魅力とは？
イスラエルの首都エルサレムは有名な宗教のうち3つの聖地が存在するという宗教的に興味深い場所です。さらに聖書の中に出てくるイエスなどの人物が実際に活動した場所もたくさんあります。ですからクリスチャンであってもなくても歴史に興味のある人なら旅行したいと思う土地です。
イスラエルの観光資源は歴史だけじゃない！
宗教・歴史以外の分野でもイスラエルには魅力がたくさんあります。例えば塩分濃度が濃いので人間が自然に浮くことで有名な死海では、エステが有名です。地中海沿岸のきれいな景色も魅力ですし、海の透明度とサンゴ礁がきれいな紅海に面したエイラットなどリゾート地もあり、宗教・歴史以外の魅力もたくさんある国です。そんなイスラエルの旅行に役立つ基本情報を紹介していきます。
イスラエル旅行の基本情報１－治安
旅行に行く前に心配なのがイスラエルの治安状況です。夜の一人歩きは大丈夫なのか、スリやひったくりなどの犯罪に巻き込まれる危険性があるのかなど、準備段階で知っておきたい情報です。女性だけで旅行に行ったりする場合ならなおさら必須の情報です。
外務省の海外安全ホームページの情報
外務省の海外安全ホームページを見ると、海外の国々の最新の治安情報や危険度に関する情報を入手できます。現時点では、イスラエルの治安に関しては、ガザ地区やヨルダン川西岸、レバノン国境付近がレベル３ということで、非常に危険で、渡航中止勧告が出ています。
エルサレムやテルアビブの治安は？
外務省の海外安全ホームページの情報では、現時点ではイスラエルの首都エルサレム、空港のある都市で、元首都のテルアビブなどは、危険度に関してはレベル１で、十分注意してくださいというレベルです。エルサレムのオールドシティでは夜になると人通りが途絶えます。危険な目に遭わないためにも女性の一人歩きは避けた方が賢明です。また日中でも治安維持のために兵士がいます。念のためにパスポートは常に携帯しておくことがおすすめです。
スリやひったくりなどの犯罪に巻き込まれる危険は？
ヨーロッパなどの他の国に比べるとイスラエルの首都エルサレムやテルアビブでは、スリやひったくりに合う危険性は少ないと言われています。しかし、財布や貴重品を目立つように持ち歩かない、複数の人間で行動するなどの方法で、危険を回避し、自分で防犯対策を講じることができます。
イスラエルに安心して旅行に行けるの？
旅行会社もイスラエルへの旅行ツアーを計画しています。イスラエル政府公認の日本人ガイドがつくなどしているので、おすすめの観光スポットを巡ることができます。初めてイスラエルを訪れる方は、こうしたツアーを利用すれば危険な目に遭う可能性も低く、治安面でも安心してイスラエルを旅行することができます。
女性だけの旅も大丈夫！？
イスラエルのへの女性一人旅や女性だけの旅行をした人のブログなどがたくさんあります。「イスラエルは治安が良くない」「よくそんな危険な国に行くなぁ」とイスラエルに行く前には言われるそうですが、テルアビブやエルサレムなどの以外にのんびりした様子におどろいたといったブログのコメントなどもあります。ある程度英語に自信があったり、旅慣れている女性ならば、イスラエルに旅行という選択肢もありでしょう。
女性だけの旅行におすすめー死海
自分である程度注意していれば治安も安心、危険な目に遭うことも避けられるというイスラエルで、女性にもおすすめできる観光スポットがあります。テルアビブから車で2時間程度で行ける死海です。死海に浮かんだり、死海の泥でパックするだけできれいでツヤツヤのお肌になります。死海で楽しむリゾート体験は女性だけの旅行にぴったりのイベントです。
女性だけの旅行におすすめーSABON
女性におすすめのイスラエルの観光スポットと言えば、イスラエルが発祥のボディケアコスメの専門店「SABON」です。イスラエルのテルアビブのシェンキンストリート1号店がオープンし、それ以降イスラエル原産の植物や死海のミネラル成分を配合したバスグッズやボディケア商品が世界中で愛されています。ちなみにイスラエルの店舗では日本の半分くらいの値段で購入することができます。
イスラエル旅行の基本情報２ー通貨
海外旅行の準備で気になるのは現地通貨をどのように入手するかです。イスラエルへ旅行に行こうと思う場合も現地通貨の情報が必要です。イスラエルの通貨が日本円でどれくらいになるのか、物価は日本と比較してどうなのか、イスラエルの通貨以外の外国通貨も使えるのかなどを紹介します。
イスラエルの通貨―新シェケル
イスラエルの通貨は新シェケル（NISもしくはILSと表記される）です。１新シェケルが日本円で約30円くらいの相場になります。
イスラエルの物価はどれくらい？
現地通貨と一緒に知りたい情報は、イスラエルの物価状況です。イスラエルの物価は、日本の物価と同じくらいか、少し高いくらいです。例えばペットボトル500mlの水は4新シェケルですから、日本円で120円くらい。サンドイッチは5新シェケルで、150円くらいです、屋台のランチの1回の食事では5から20新シェケル、日本円で150円から600円の間くらいです。
両替所ではアメリカドル！？
イスラエルの現地の両替所を利用する場合、日本円から直接現地通貨に両替できるところが少ないので、アメリカドルかユーロをあらかじめ日本から用意して持っていくことをおすすめします。
海外キャッシングを利用
両替所以外で、現地通貨の新シェケルを入手する方法に、クレジットカードに付帯している海外キャッシングを利用するという方法があります。帰国後すぐに返済する手続きをすれば、利息をたくさん取られることも避けられます。
アメリカドルも流通している！？
イスラエルではアメリカドルも流通しています。買い物やチップでドルを使うことができ、お釣りもドルや現地通貨新シェケルで帰ってきます。例えばベッドメイキングのチップで1，2ドル、飲み物をオーダーした時のチップで３～5ドルなどです。1ドル紙幣意をある程度持っていると、買い物やチップを払う場合に便利です。
イスラエル旅行の基本情報３－クレジットカード
現地通貨へ利用より便利なのが、クレジットカードでの支払いです。イスラエルでクレジットカードがどれくらい使えるのか、複数の会社のカードを所有している場合どのカードを準備して持っていけば便利なのかを紹介します。
イスラエルでのクレジットカードの利用
イスラエルのたいていのホテル・レストラン・買い物ななどクレジットカードが利用できます。少額の買い物でも大丈夫なところもあります。しかし個人商店や小さなレストランなどではクレジットカードが使えないところもあるので、ある程度現地通貨かドルを持っておくことが必要です。
イスラエルで使いやすいクレジットカード
VISAかMASTERのクレジットカードがイスラエルでは使いやすいクレジットカードです。JCBはほとんどの店で使用できません。一部の高級レストランや高級土産物店ではAMEXのカードも利用できます。
イスラエル旅行の基本情報４－観光シーズン
イスラエル旅行を計画する前に知っておきたい情報は、ベストな観光シーズンです。次におすすめの観光シーズンを紹介します。
5月から10月がベストシーズン！
イスラエル旅行でたいていの人が訪れるエルサレムを例に考えると、ベストシーズンは5月から10月です。なぜなら雨はそれほど多くはありませんが、11月から3月までは雨季に入るからです。
イスラエル旅行の基本情報5－言語
旅行先で心配になるのが、コミュニケーションの問題です。買い物などの際にどの言語が使えるのか知りたいと思います。それで、イスラエルの言語について、また英語が使えるかなどについて解説します。
イスラエルの公用語ーヘブライ語・アラビア語
イスラエルの公用語はヘブライ語とアラビア語です。表記する際には右から左に書くという特徴があります。日本語とヘブライ語の間にはいくつかの共通点があり、それが日本人のルーツはイスラエル人という都市伝説にもつながってきます。日本語とヘブライ語の共通点を探してみるのも面白いかもしれません。
ヘブライ語と日本語の共通点が多いってホント？日本のルーツは古代イスラエル？
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イスラエルでは英語も使える！？
公用語のヘブライ語やアラビア語以外で、広く流通しているのが英語です。看板や標識にもヘブライ語表記と一緒に英語表記があったりします。エルサレムやテルアビブではレストランやカフェでは、たいていの場所は英語でも大丈夫で、英語表記のメニューもあったりします。
イスラエル旅行の基本情報６－服装
海外旅行で悩むのがどんな服装で過ごすかです。イスラエル観光のベストシーズンは5月から10月でしたが、そのシーズンにイスラエルや首都エルサレムを訪れる場合、どのような服装がふさわしいのか、服装についても説明します。
夜は結構冷える？
エルサレムを例にとると、観光におすすめの5月から10月の夜の平均気温は20℃以下です。日中の平均温度はは25℃以上で、6月から9月までは日中の温度は30℃近くになります。エルサレムは標高が少し高い場所にあるので夜は冷え込むこともあるので、その場合の対策にジャケットやパーカーのような羽織れるものがあれば助かるでしょう。日中は熱くなるので、ある程度脱いでも大丈夫な服装がおすすめです。また日差しが強いのでサングラスを持参することもおすすめです。
露出の多い服装は大丈夫？
ビーチリゾートならば露出の多い服装も問題ないでしょうが、エルサレムなどで教会や宗教上の聖域などに入る場合、ショートパンツやノースリーブなどの足や肩・腕を過度に露出した服装では入場できません。
服装の心配はあまりいらない！？
イスラエル旅行のベストシーズンは、5月から10月くらいで、そのシーズンにイスラエルに行くなら、日本の初夏や夏のシーズンを過ごすのとあまり変わらない服装で日中は活動できます。しかし夜冷えることがあるので、1枚なにか羽織れるものを持っていくのがおすすめでした。ですから、コートは必要ないので持ち物が増えるという心配はありません。
イスラエル旅行の基本情報７－食事
海外旅行で気になるのは現地の食事が口に合うかどうかです。イスラエル旅行に行った時も現地の食事が口に合うのか、おすすめの食事にはどんなものがあるのかを解説します。
日本人の口に合う食事
ホテルでのビュッフェスタイルの食事では、野菜や果物も多く、日本人の口にも合うと言われています。宗教的にも様々な背景の人が暮らすイスラエルでは、そうした背景があり、様々なスタイルの食事を楽しむことができます。そうした豊富な種類の中から自分の口に合う食事を選ぶことができます。
イスラエル料理の特徴
イスラエル料理は地中海と中東の料理がベースになっています。そこにいろいろな国から持ち込まれたスパイスや食材をうまく組み合わせています。野菜は生で食べることも可能で、サラダにはハーブやイワシの塩漬け、サーモンなどがトッピングされたりしています。聖書の中にも出てくるガリラヤ湖では漁も盛んで、そこで捕れた新鮮な魚を楽しむこともできます。肉は鶏肉・牛肉が多く、羊肉のグリルやフライ、ひき肉料理などの絶品です。シンプルな味付けに、イスラエルの特産品のオリーブオイルがふんだんに使われています。
おすすめのイスラエルB級グルメ「ファラフェル」
イスラエルに行くなら、そこの地元のB級グルメにも挑戦してみたいものです。イスラエルでおすすめのB級グルメと言えば。「ファラフェル」という料理です。ひよこ豆のコロッケのことです。すりつぶしたひよこ豆に色々なスパイスを混ぜて丸めてコロッケのように揚げた物です。ピリ辛ですが、辛い物が苦手なかたでも美味しく食べられます。イスラエルは屋台などで、ファラフェルをピタパンに挟んでサンドイッチのようにして食べることができます。
イスラエル旅行の基本情報８－水
イスラエルに限らずどこに旅行しても心配しないといけないのが水事情です。イスラエルの水道水は、日本人がそのまま飲んでも大丈夫なのかどうかなどの、イスラエル旅行で関係する水事情を解説します。
飲み水はミネラルウォーター
イスラエルでは水道水を直接飲んだりするのはおすすめできません。歯磨きなどの時にうがいをする程度なら問題ありません。飲み水はミネラルウォーターを購入することをおすすめします。
イスラエル旅行の基本情報９ー国内移動
テルアビブの郊外にあるベン・グリオン国際空港に到着してからどんな方法で国内を移動できるのか、移動方法を３つ紹介します。
バス移動
イスラエルはバスの交通網が発達しています。ですからバスを利用しての国内移動がおすすめです。エルサレム、テルアビブ、ハイファ、ベエル・シェバなどにはバスセンターがあり、そこを中心として、各方面へバスが運行しています。バスは便数も多く、快速や急行バスも本数が比較的多くあります。ベン・グリオン空港から直接バスでエルサレムに行くこともできます。
タクシー移動
空港からテルアビブ市内やエルサレムへの移動に便利な手段としてタクシーという方法もあります。空港内のタクシー配車所で、配車係に行き先を伝えると、正規の運賃を書いた紙をドライバーに渡してくれます。ですからぼったくられる心配もありません。
配車アプリ「Gett」の利用
市内の中での細かい移動などの時は、配車アプリの「Gett」の利用も便利です。イスラエルで一般的な配車アプリです。旅行前にこれをダンロードして準備しておけば、スマホのマップ上で行き先も指定でき、カード決済もできるので、イスラエル旅行でスマホのインターネットを使えるのであればとても便利です。
イスラエル旅行の基本情報１０－持ち物
イスラエル旅行のために、準備して持って行けば向こうで便利な持ち物を紹介します。
コンセントのCプラグ
イスラエルのコンセントの穴は、穴が3つあり、楕円形の形をしています。ですから日本のコンセントは刺さりません。しかしヨーロッパなどで広く使われている2つ足のCプラグは使用可能です。スマホやタブレットを使う機会も多いと思いますので充電用のコンセントとそれに合う変換プラグを持ち物に入れておくと便利です。
スマホの充電に変圧器は必要？
イスラエルの電圧は220Vです。最近のスマホの充電器は100V－240V対応のなので、イスラエルでも変圧器なしで充電できます。もし自分のスマホの充電器にAC100Vと書かれていれば、イスラエル旅行の時には、充電のために変圧器を準備して持ち物に加えましょう。
海外旅行用変圧器
出典:Amazon海外旅行用変圧器も準備して持っていけば便利です。サイズもコンパクトなので持ち物としてかさばることもありません。海外の電圧を100Vに変換できるので、200W以下の日本の家電製品ならば、現地で使用できます。
サングラス
イスラエルでは日中の日差しがきついので、サングラスや帽子などで目や肌を保護する必要があります。それらも準備して持っていくことができるでしょう。もちろん日本からの持ち物が増えるのが嫌という人は、現地のお店で購入することもできます。
死海に行くなら海水浴グッズも必須
イスラエル旅行で死海に行くことも計画しているならば、水着やビーチサンダル、日焼け防止で上に着るTシャツなど海水浴グッズも必須の持ち物になります。
イスラエル旅行の基本情報１１－ビザ
観光目的の日本人なら3ヶ月以内の滞在についてはビザは必要ありません。ただしイスラエルの出入国スタンプがパスポートに押されていれば、シリア、レバノンなどのイスラエルと国交のない国への入国はできなくなります。
イスラエル旅行の基本情報のまとめ
イスラエルに旅行へ行く前の準備として、治安や言語、通貨やおすすめの観光シーズン、服装や持ち物の情報を紹介しました。一部の地域を除いて、エルサレムやテルアビブなどの有名な都市は治安もしっかりしており、防犯措置を自分で講じていれば、安心て女性でも旅行を楽しむことができます。服装も気候に合わせて準備できましし、地図アプリや配車アプリを使う予定があれば、準備として充電用の変換プラグを持ち物に加えておきましょう。事前に情報をしっかり集めて準備しておけば、楽しいイスラエル旅行になることでしょう。
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