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エジプト旅行で食べたいおすすめ料理25選!現地の食文化を堪能しよう!

 ピラミッドなどに代表される四大文明の一つであるエジプト文明のにおいを残すエジプトは世界有数の観光地でもあります。そんなエジプト文明を感じさせるエジプト料理とはどんなものでしょうか?エジプトを代表するおすすめの料理25選(デザートを)含むをご紹介します。
2020年8月27日
ふらわ
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目次

はじめに ~エジプトの食文化を満喫しよう!~

海外旅行でも国内旅行でもその地域、土地の料理を食べることは旅行の大きな楽しみの一つですね。特にエジプトはアフリカでありながら地中海に面し多くのヨーロッパやアラブの国と交流したイスラム国家でもあります。エジプトにはどんな食文化があり、どんな有名な料理があるのかご紹介していきます。

エジプト料理の特徴について

アフリカの民族的な料理ではない

「はじめに」でも少し触れましたが、アフリカ大陸の国家でありながら、7世紀以降はイスラム国家となり現在では主要なアラブ諸国メンバーで国民の約90%がイスラム教信者(ムスリム)です。それ以前の古代エジプト時代から地中海をはさんでヨーロッパ、アラビア半島と交流し食文化も大きな影響を受けていることが現在のエジプト料理からもわかります。

ハラールについて

イスラム国家であるエジプトにおいて、ハラール(ハラル)を抜きに食事、料理を語ることはできません。ハラールとはイスラム教における食肉の処理方法で、イスラム教徒により、イスラムの教義に従って屠殺、解体、運搬された肉しか食べることができません。イスラム教徒でない旅行者がハラール料理を食べることも、そうでないものを食べることも問題はありませんが、エジプトで食べられる料理はほとんどがハラールであることを覚えておきましょう。

食べ物、飲み物のタブー

ハラールは特に日本人の馴染みのないものを加えたり、もしくは特別なことをするわけではなく、儀式的なものです。肉の味も変わりませんし見た目も普通ですので安心して食べられます。しかし、イスラム教の食事ではお酒と豚肉はタブーなので現地の人と食事する際は勧めたりすることがないよう、注意しましょう。

エジプト旅行で食べたい有名な料理①:エジプト人の主食、アエーシ

主食は米ではなくパン

米が主食の日本人にとって、エジプトでは米が食べられるのか、エジプト人の主食は何なのか気になるところですよね。エジプト人の主食は”アエーシ”と呼ばれる薄焼きパンです。イスラエルにピタという有名な円形の薄焼きパンがありますが、ほぼ同じものです。ありとあらゆる食事の場面で必ずアエーシは出されます。主食ですから。

アエーシの食べ方

パンと言っても、日本で売っている、惣菜パンや菓子パンではありません。純粋に日本における主食、ご飯のような存在です。様々な料理(シャワルマ、コフタなども)を巻いたり、アエーシを半分にして中の空洞に詰めたり、ペーストをつけたり、スープに浸すなどして食べます。そして米もあります。炊いた白米もありますし、コシャリという米料理もありますよ。

エジプト旅行で食べたい有名な料理②:タヒーナ

オーダーしなくても必ず出てくる中東の万能ゴマペースト。この稿でもご紹介するホンモスやババガヌーシュのベースになっている食べ物です。どんな料理にかけてもつけてもオーケーです。ディップソースやドレッシングのような存在です。アエーシ、シャワルマなどの肉料理、サラダなどにもかけます。エジプトの食事には欠かせないものです。

エジプト旅行で食べたい有名な料理③:ホンモス(フムス)

中東に非常に多い、ペースト状の伝統料理の一つがホンモス(フムス)です。アラブでは一般的なヒヨコマメを煮てペーストにしたものに練りごま、レモン、ニンニク、オリーブオイル、塩などで味付けをしたものです。これを野菜やアエーシにつけて食べます。肉類を一切使わないので現在では中東以外のベジタリアンの人たちにも定番化しつつある栄養価の高い健康的な食べ物です。

エジプト旅行で食べたい有名な料理④:マハシー

お米が主食の日本人なら食べてみたい料理が野菜(ナス、ズッキーニなど)に米や玉ねぎ、ひき肉を詰めたり、葉物(ブドウの葉など)で巻いたものをマハシーと呼びます。この料理は古代エジプトまでは遡りませんが、非常に歴史の古い伝統的な食べ物です。元々はブドウの葉で巻く料理だったのが色々な野菜に詰めるようになり、ヨーロッパではロールキャベツになっています。

エジプト旅行で食べたい有名な料理⑤:サヤディヤ


先に書いたとおり、エジプトを含む中東の主食はアエーシやピタと呼ばれるパンなんですが、米は野菜やマメのように付け合わせでオーダーしなくても出てきます。コース料理なら尚更です。サヤディヤも主食ではなくそんな付け合わせ的なコメ料理の一つです。米と玉ねぎをトマトペーストで煮込んだ料理です。大抵の魚料理についてきますし、肉料理の下に敷いてあることもあります。

エジプト旅行で食べたい有名な料理⑥:ババガヌーシュ

こちらも中東で定番の伝統的ペースト料理タヒーナに焼きナスを混ぜた食べ物ものです。ホンモスがヒヨコマメだったのに対し、こちらは日本人にも馴染み深い焼きナスですので香ばしく懐かしいというか安心する味がします。肉料理やアエーシにつけていただきます。ババガヌーシュも他のペースト料理もどの食事にもとても合います。

エジプト旅行で食べたい有名な料理⑦:古代から引き継がれるフール・メダンメス

フール・メダンメスは古代エジプト時代から食されている伝統的な料理で、北アフリカ、中東でもその地域ごとのレシピがあります。ソラマメをメインとした煮込み料理で、レモン汁やクミン、オリーブオイルをかけて食べます。エジプトではゆで卵をスライスしたものを載せることが多いようです。多くの場合、これをアエーシにつけて(のせて)食べます。古代エジプトの味を堪能しましょう!

エジプト旅行で食べたい有名な料理⑧:庶民のお惣菜、ターメイヤ

エジプトにもやはりありました、ターメイヤはエジプト風のそら豆のコロッケです。そもそも、中東にはファラフェルというヒヨコ豆をペーストにした伝統的な揚げ物が庶民の食べ物としてあるのですが、そのそら豆バージョンをターメイヤと言います。もう、見た目も味も日本人に違和感のないコロッケです。エジプトのB級グルメのお食事いかがですか?

エジプト旅行で食べたい有名な料理⑨:ハワウシ

エジプトではアエーシにいろんなものを包んで食べるのですが、ハワウシもそんなアエーシを使った日本でいえばお惣菜パン、いやエジプトのハンバーガーというべき食べ物です。見た目はひき肉をはさんだ韓国のチヂミの様な感じです。こちらはターメイヤやコチャリほど観光客が出会うことがありません。しかし日本人にも親しみやすい材料と味ですので是非お試しください。

エジプト旅行で食べたい有名な料理⑩:サンブーサク

サンブーサクは中東全域でよく食べられるパイ、もしく揚げパンのような料理です。中にはスパイスで味付けされた挽き肉やチーズが入っています。エジプトや中東では特徴的な半月型をしていますが、その他の地域では三角形が多いようですが作り方や味はあまり変わりません。インドのサモサと似ています。小腹が空いたとき、軽く食事がしたいときに重宝しますね。

エジプト旅行で食べたい有名な料理⑪:エジプトを代表する肉料理シャワルマ

シャワルマは中東で一般的な肉料理

シャワルマはエジプトだけではなく、中東全体に共通する伝統的料理です。シャワルマは鉄の串に肉を何層にも刺して直火で焼いた料理で、串からそぎ落としてトマト、玉ねぎ、コショウなどと和えて盛られます。肉はラム肉、鶏肉、牛肉またはそれらのミックスの場合もあります。トルコのドネルカバブとほぼ同じ料理です。

中東でも地域差があるシャワルマ

焼かれた肉はスライスされ、皿にパンやライス、野菜やその他の付け合せと共に提供されるか、最初からパンに挟まれた形のどちらかで提供されます。同じ中東でも地域によって特徴が違い、味や付け合せ、パンかライスか、パンもアエーシ(ピタパン)、バンズ、フランスパンのような硬めのパンなどがあります。ハンバーガーやホットドッグの感覚で気軽に食事ができます。

エジプト旅行で食べたい有名な料理⑫:コフタ

コフタはエジプトを代表する、串焼きのミンチ肉料理です。ラム肉のミンチにスパイスやみじん切りの野菜、塩を混ぜ合わせて串に刺して焼いたものです。鶏ではありませんが、焼き鳥のつくねのような感じです。肉もラム以外に牛肉、また肉以外のコフタもあるようです。こちらもアラブ諸国に共通する伝統的な料理です。肉がなければ食事ではない!という人にうってつけの一品です。

エジプト旅行で食べたい有名な料理⑬:モンバール


モンバールはエジプトを含む中東で食べられる特徴のあるソーセージです。本格的に羊または牛の腸を使い、米、トマト、玉ねぎ、ニンニク、香辛料、調味料などを詰めています。普通のソーセージとは違い、肉が入っていません。脂っこいですが、中が肉ではなく米なのでそこまでしつこくありません。非常に手間がかかる料理なので家庭料理ではありますが、ごちそうの部類に入ります。観光客でも市場などの露店で買うこともできます。

エジプト旅行で食べたい有名な料理⑭:古代のハト料理 ハマム・マシュイ

ハマムはハトです。マシュイ、あるいはマシュウィはグリルという意味ですので、ハトのグリルです。日本でもよく見かけるあのハトの丸焼きになります。こちらも古代エジプト時代からのごく一般的な料理です。日本では使わない食材ですので逆にエジプト旅行に行ったら是非とも挑戦したい古代をしのばせる一品です。ハマムにお米を詰めて蒸したものをハマム・フィルゲンと言います。

エジプト旅行で食べたい有名な料理⑮:シャクシューカ

シャクシューカ(シャクシュカ)はエジプトを含む中東で広く食べられる定番料理です。トマトソースの上に卵を落とすのが特徴で、適宜、調味料や野菜を入れて焼いた料理ですがエジプトではひき肉を入れるのが特徴です。イスラエルあたりの料理と思っている人も多いのですが、北アフリカ、チュニジアが発祥で北アフリカではどの国でもシャクシューカは伝統的庶民の食べ物のようです。北アフリカから中東に伝えられたとする説が一般的です。

エジプト旅行で食べたい有名な料理⑯:エジプトの国民食、コシャリ

炭水化物混ぜご飯

エジプト旅行に行ったら、必ず食べたいのがコシャリです。炭水化物好き、米が主食の日本人向きの食べ物になっています。材料には米、パスタ(マカロニ、スパゲティ)、ヒヨコマメ、レンズマメに揚げた玉ねぎにトマトソースに香辛料や調味料を入れたピリ辛の穀物メインの料理です。元々インド料理だったものにイタリア人がパスタを加えたというエジプトのロケーションならではの特徴的な食べ物です。

宗教的ベジタリアン料理という説も

古代エジプトの伝統を思わせる料理が多い中、コシャリは比較的新しい(20世紀以降)に考案された食べ物ですが、一切肉類が入っておらず、エジプトの少数派コプト教信者の肉を食べられない期間の食事だったとも言われています。しかしながら今では宗教は関係なくエジプトを代表する料理になり、市場の露店などでもカップに入ったお手軽コシャリも売っています。

エジプト旅行で食べたい有名な料理⑰:クスクス

クスクスはブラジル料理では?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、クスクスは北アフリカの伝統料理で中東、南米に広まったものです。粒が小さいクスクスは一見、米料理のように見えますが、小麦から作った粒状のパスタです。粒の大きいものもあります。エジプトではコフタなどの肉料理と一緒に出されたり、ココナッツ入りのデザート風のものがあります。

エジプト旅行で食べたい有名な料理⑱:古代エジプト王が愛したモロヘイヤスープ

王様に愛された伝統ある野菜

日本でもすっかりお馴染みになったモロヘイヤはエジプト原産の葉野菜です。古代エジプトを始め、広く中東で栽培、食されてきた伝統のある野菜です。もちろん、古代エジプトの王やクレオパトラにも愛されました。モロヘイヤは「王様のもの」という意味なのです。モロヘイヤスープは現在も日本における味噌汁のように普段の食卓に上ります。

モロヘイヤの特徴

モロヘイヤは葉野菜の中でも非常に栄養価が高く、ビタミン類、ベータカロチン、葉酸、鉄分、カルシウムなどが豊富に含まれており、美容や健康にも最適な食べ物です。そんなモロヘイヤはエジプトではいろんな料理に入っていますが、やはりモロヘイヤの味、触感を楽しめて美味しく頂けるのはモロヘイヤスープです。是非、本場で味わってください!

エジプト旅行で食べたい有名な料理⑲:ショールビ・アッズ

ショールビ・アッズはモロヘイヤスープと並ぶエジプトを代表するスープです。豆類が豊富な中東でもレンズマメは様々な料理に使われるポピュラーな食材です。レンズマメとニンニク、レモン汁、塩、コショウ、野菜を入れて煮込んだスープで、定番の主食、アエーシですくって食べます。こちらも日本人にも食べやすい味付けです。

エジプト旅行で食べたい有名な料理⑳:マカローナ・ベシャメール

こちらはエジプト風洋食といいますか、日本人からでもわかりやすいネーミングです。マカロニにベシャメルソースと言えばグラタンですね。もう見た目はグラタンそのものです。リガトーニというパスタも入っています。さすがにこれはパスタはイタリア発祥、グラタンはフランス発祥とされていますので、地中海の向こうから伝わってきたのでしょう。

エジプト旅行で食べたい有名な料理㉑:ムサア(ムサカ)


地中海沿岸に広く伝わる伝統料理

ムサアはエジプト以外の地中海沿岸の国ではムサカと呼ばれる主にナスビとひき肉を使ったトマトソースベースの伝統的な野菜料理です。ムサカと言えばギリシャの食べ物というイメージがありますが、エジプトが発祥という説も有力です。ムサカはアラビア語で"冷やしたもの"という言葉が語源となっています。

ムサア(エジプト風ムサカ)の特徴

ギリシャのムサカに代表されるように多くの国ではムサカはナスビとひき肉が層になっており、一見グラタンにも似た食べ物ですが、エジプトのムサアの特徴はシンプルに牛ひき肉、ナスビ、玉ねぎ、ニンニク、スパイスを使って煮込んだ料理で、それをアエーシにつけながら食べます。日本人にも親しみやすい味の料理になっています。

エジプト旅行で食べたい有名な料理㉒:エッガ

こちらも料理名からなんとなく想像がつくと思いますが、エッガ=エッグ(卵)で、こちらもエジプトだけでなく北アフリカで広く食べられるオムレツ風の料理です。中にはエジプトや地中海原産の野菜(ナスやズッキーニなど)がこれでもかというほど入っています。エッガもとても日本人にも親しみのある味で食べやすい料理ですよ。

エジプト旅行で食べたい有名なデザート①:バスブーサ

バスブーサはパスタなどに使われるセモリナ粉(デュラム小麦)で作って焼いた生地にハチミツやレモン汁、ローズウォーターなどで作ったシロップに漬けたケーキです。こちらもエジプトでも一般的ですが、中東全般でも伝統的なデザートです。とても甘く、とろけるような食感で、エジプト旅行でははずせない食事の後のデザートの一つです。

エジプト旅行で食べたい有名なデザート②:オマーリ

オマーリはオムアリとも言われます。オマーリはココナッツのスライス、ピスタチオ、レーズンなどのドライフルーツに砂糖、パンをミルクに入れてオーブンで焼いたデザートです。一見、グラタンのようにも見えます。焼きたてを出すことも冷やして出すこともあるようです。とろけるような甘いパンが最高においしい一品です。

エジプト旅行で食べたい有名なデザート③:フティール・メシャルテット

フティールは古代エジプト時代から食べられていたとされるイーストを使わないパン生地を重ねて焼いたパイのような特徴のある伝統的な食べ物です。フティールもパイのように料理にもデザートにも使われます。これが月型に形成されるようになってフランスに伝わったものがクロワッサンになったともいわれます。フティール・メシャルテットはシロップをかけて食べる庶民的デザートです。

まとめ

エジプト旅行に行ったら食べたい料理25選(デザートを含む)、古代エジプトから続く由緒正しい料理、アラブ、北アフリカ、ヨーロッパなどから影響を受けた料理、B級グルメなど非常にバラエティーに富んでいました。意外とギリシャやイタリア料理に材料も見た目も似ているものが多く、日本人の舌に合いそうなものが多いですね。見て満足、食べて満足の古代ロマンあふれるエジプトに行ってみませんか?

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