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クロスバイクのサイズの選び方は?フレーム?身長?適正サイズの見極め方を解説!

クロスバイクの購入に避けて通れないのがサイズ選びです。気おくれしてしまいがちのフレームや身長、インチその他の専門用語なども合わせて、適正サイズの見極め方と注意点をラインナップしました。ぴったりのサイズのクロスバイクで楽しく走るための参考としてご活用ください。
更新: 2022年1月21日
kashuyu10386
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この記事で紹介しているアイテム

グラフィス GR-001J クロスバイク 24インチ

クロスバイク購入前のサイズ選び

購入したいクロスバイクを決めたら、次はサイズ選びです。可能な限り自分に合ったサイズのクロスバイクを選びます。ピッタリのサイズが見つかれば、自分とクロスバイク双方の力量が最大限生かせます。妥協せず、根気強く見つければ、良き相棒となるに違いありません。

クロスバイクのサイズを決める前に

クロスバイクのサイズを決める前に確認しておくことがあります。それは、「どんな目的で、どんな走り方をしたいのか」です。車種はともかくサイズにこの意思確認は必要ないだろうと思われるかもしれませんが、サイズを大きめにするか小さめにするかが決まる大切な点です。

目的と理想の走り方・選び方

例えば、クロスバイクでもロードバイクさながらの前傾姿勢で速く走りたい、または大きめにして楽しくラクに走りたいといった目的です。サイズ選びにはこのような目的も考慮に入れておくと、後々後悔をせずに済みます。

サイズ周りの用語を知る

クロスバイクのサイズの選び方には、知っておくべき用語がいくつかあります。フレームやサドルはもちろん、股下やサイズに関わる用語です。これらは避けては通れませんし、知っておくなら今後のクロスバイク生活の役にも立ちます。

クロスバイクのサイズは合わないと危険

何においても「過ぎる」のはおおよそよくありません。クロスバイクの選び方でもそれはあてはまります。では、大きめ小さめではなくそれが「過ぎる」場合、どうなるでしょうか。

サイズが合わないとどうなる?

クロスバイクのサイズが不適当だった場合の弊害は意外と深刻です。大きめであれ小さめであれ過ぎれば、転倒や無理な姿勢で身体に負荷がかかり、けがを引き起こします。選び方の前にどんな危険があるか知っておきましょう。

サイズが大きすぎる

まず、スポーツバイクにまつわる残念ワード上位の「重い」、です。サイズが大きい=使用素材が多い、つまり重くなることになります。軽さを求めてクロスバイクを購入したのに、サイズ不一致な上に重い、しかも財布は軽いという三重苦になります。

また、サドルとハンドルとの距離が開き過ぎて操作が不安定になります。

サイズが小さすぎる

小さすぎるとハンドルとの距離が相当短く窮屈に感じるでしょう。漕いだその力で前進するはずが、上手く伝達できずにやたら疲れることにます。極端な前傾姿勢になってしまうこともデメリットです。クロスバイクも小さすぎるのではなく、適正のサイズより小さめなら適度な前傾姿勢で走りを楽しめるでしょう。

身体的な悪影響

サイズが適していなかった際の影響として、腕や関節、腰、お尻が痛む、足が疲れやすくなる症状が現れます。通勤通学または楽しむためのクロスバイクでそのような落胆の大きい結果にはしたくありません。しかもそれはクロスバイクの性能を生かしきれない状態とも言えるのです。

クロスバイクのサイズ決め必須用語

この項では、サイズ選びに最低限必要な用語だけを取り上げますが、クロスバイクのみならず、他のスポーツバイクでもこういった用語は他にも多くあります。また、クロスバイクを調整する際にも役立つので、ぜひともこの機会に覚えてみてください。

フレームサイズ

クロスバイクのサイズとはフレームサイズを指し、そしてシートチューブの長さのことでもあります。フレーム全体の中心にある立パイプ、つまりサドルを差し込む管のことで、ボトムブラケットシェルの中心軸(=クランクの中心)からサドルまでがフレームサイズとされています。

トップチューブ

クロスバイクのサドルとハンドルの中心を結ぶパイプのことを言います。ここで、サイズ選びにもっとも重要なものが、ホリゾンタル(水平)換算トップチューブ長です。地面に対してトップチューブが水平である場合の長さ、ということになります。実際にはこちらの数値でサイズを決めると言っても過言ではありません。

股下

股下の計測は、足を15cm開いた状態で股の中心から地面までの距離です。サイズが不適格だった場合、サドルで調節することも可能ですがフレームだけは変えられないので、結局はバランスが悪くなって乗りづらくなります。

フレームにまたがった時に余裕がある状態(トップチューブ高より1~2センチほど)でなくてはなりません。股下も選び方の大切なピースです。

クロスバイクの適正サイズとは?

身長、股下の距離、腕の長さは各人で違います。大きめでも小さめでも、各自ぴったり合うクロスバイクを見つけることは、購入後いかに楽しく走れるかを左右することになります。正しく見合ったものが見つかれば、その性能を最大限引き出して走れるでしょう。


選び方1:適正サイズ表

各メーカーごとに適正サイズ表があり、その表を見比べて自分の身長から適切なサイズのクロスバイクが選べるようになっています。そのため、自分の身長や股下などの身体的特徴を把握しておくことは重要です。ただ基本的にクロスバイクは日本人の体格に対して、大きめの設定になっています。

選び方2:クロスバイクの試乗

自分に最適なサイズのクロスバイクの選び方として、最善の方法は試乗になります。特に試乗における股下や腕の計測は肝要です。

それについてはまた後述しますが-例えば靴を選ぶ時、靴ずれしないように慎重に試着してサイズを選んだり、足に合わせたインソールを選んだりするのと同じと言えます。クロスバイクを体感的にしっくりくるものを選べる機会ですから、断然こちらをおすすめします。

クロスバイクの適正サイズ表の見方

クロスバイクをサイズ表で確認しようにも、見方がわからなければ見当もつきません。サイズを示す表記は各メーカーによってさまざまなので、単位によるサイズ確認の方法を知っておきましょう。ここであげるサイズに対する身長はあくまで目安で、完全に正しいものとはなりえませんので、ご注意ください。

mm表記

フレームサイズの長さがmmで表記されており、よく見かけます。だいたい340mm前後が最小値で最大値が550超えのものもあります。サイズ340=適正身長135~155cm、360=140~160、380,390,400=150~170、420=155~175、440,450=165~180、460=170~185、480=170~190、500以上=180~になります。

cm表記

サイズをただ単にミリメートルをセンチメートルにしただけなので見方は楽です。サイズ34cm=身長135~155cm、36=140~160、38,39,40=150~170、42=155~175など、あとはミリと同じです。

インチ表記

インチでのサイズ表記はシンプルなのですが1インチ2.54センチのため、ミリになおすと面倒なのでそのまま見ます。13インチ=身長135~155cm、14=150ほど、15=150~170、16.5=155~175、17~18=165~180、18=170~185、19=170~190、20インチ以上=180~になります。

クロスバイクの適正サイズ例

ではクロスバイクは実際にはどのようにサイズの紹介がされているのでしょうか?サイズの見方がわかったところで、前項のおさらいも含めてここで確認です。KONA、Bianchi、FUJIの3メーカーを例に見てみましょう。

例1:KONA DR.DEW

Sizes:46, 48, 52, 55, 57, 59

このクロスバイクではフレームサイズをセンチメートルで表記しており、46cm=460mmで身長170~185cmになります。48=170~190、という見方で、その車種は6つのサイズを販売している、という意味になっています。

例2:Bianchi CAMALEONTE1

◆Size:430・470・510・550

これは前項のようなセンチメートルをミリメートル表記にしただけです。センチメートルやインチよりもこの表記の方が多いですが、インチも覚えておいて損はないです。また、下記のようにクロスバイクの各数値を示した、ジオメトリーを公開したところもあります。

◆サイズ:430・470・510・550 ◆AS:430・470・510・550 ◆B1:525・545・565・585 ◆BS:506・525・545・565 ◆C:435・435・435・435 ◆D:68・68・68・68 ◆E:125・135・155・185 ◆F:587・603・614・625 ◆G:74.3・74・73.3・73゜ ◆G1:71・71・71.3・72゜

例えばこちらのビアンキやジャイアントもそうです。ですが、初心者には何が何だかわからない文字の羅列にしか見えないので、シートチューブとトップチューブがわかっていればとりあえず問題ありません。

例3:FUJI PALETTE

◆Size:15"・17"・19"・21"・23" ◆SeatTube,CentertoTop:381・432・483・533・583 ◆TopTube,Effective:520:540:555:560:580

この表記はインチになるので、15インチ=150~170cmが適正身長になります。順に17=165~180、19=170~190、21=180~195になります。念を押しますが、ここで言うインチはタイヤではなくフレームサイズのことです。ちなみにクロスバイクのタイヤは700×28cと表示します。

クロスバイクのサイズ表は目安程度

サイズ表はとても便利なツールです。しかし、参考程度に頭に入れておくことは有益でも、頼り過ぎないようにしましょう。一見的確に思えますが、クロスバイクの選び方としてはおすすめできない理由がこちらです。

理由1:クロスバイクは全体的に大きめ


サイズ表は身長でおおよそのサイズを知れますが、各人の腕の長さや股下などの身体的特徴までを考慮に入れた選び方はできません。ほとんどのメーカーのクロスバイクは、日本人よりも体格の大きい欧米人向けに作られており、サイズ表も同様です。かといって、小さめのサイズを選ぶにも心配が残ります。

理由2:メーカーごとに違うサイズ表記

クロスバイクのサイズは、前述のようにミリメートルやセンチメートル、インチで表すまではいいのですが、メーカーによってはS、M、Lサイズといった、三段階のみというかなりアバウトな書き方も存在します。そのため、サイズ表を信用しきった選び方はおすすめできません。

クロスバイクはパーツでサイズ調整可能

クロスバイクはパーツによってサイズをいくぶん調整できます。大きめにも小さめにも調整の自由が効くクロスバイクはまさに初心者向けと言えます。ただ、このサイズ調整は初心者には難しいので、店舗でお願いするのが最善です。

サドル

サドルは高さだけでなく、前後にも動かしてサイズを調整可能です。身長や股下、腕とを考慮して前後にも上下にも変更でき、大きめにも小さめにもできるのでサドル調整の自由度は大きいと言えます。ハンドルまでの距離を稼ぐにはうってつけの方法と言えるでしょう。

ハンドル

ハンドルは角度変更が可能で、それによってサイズを大きくも小さくも自由に調整できる一端を担っています。個人個人に合わせて変更可能なため、クロスバイクで前傾姿勢をとりたいなら低めに調整できます。

クロスバイクのサイズは大よりも小

クロスバイクのサイズに関しては、「大は小を兼ねる」とうことわざは通用しません。むしろ、大きめより小さめのサイズが得となる場合があります。では、なぜクロスバイクは小さめがよいのでしょうか?

理由1:大きめだと重量がある

クロスバイクはサイズが大きめになればなるほど素材の重量も増えてしまい、軽さに依る走行性能は多少落ちるのです。また、サイズ調整もサドルなどでは限界があり、前傾姿勢もとりにくくなります。ただし、下り坂を走る時のバランスは保ちやすいです。

理由2:小さめは前傾姿勢がとりやすい

小さめのサイズが長所である点は、前傾姿勢をとれるよう調整可能であることあげられます。せっかくクロスバイクにステップアップした手前、前傾姿勢は憧れでしょう。ただし、小さすぎるサイズには注意が必要です。

小型サイズのクロスバイク

クロスバイクのサイズは全ての人、個人個人に適切なものがあるわけではありません。小柄な方、特に女性にとっては、クロスバイクのサイズが一番小さなものでも、大きすぎるものもあるでしょう。しかしだからといって諦める必要はありません。

選び方3:小柄な人や女性向けのサイズ

人気のあるクロスバイクは体格が小さめの方向けまたは、女性用サイズのものを販売しています。クロスバイクのサイズは欧米人向けということは先ほど述べましたが、それは肩幅の点でも言えることなのです。そのため、小柄な方は初めからこのサイズのクロスバイクを狙う選び方もできます。

グラフィス GR-001J クロスバイク 24インチ

出典:Amazon
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クロスバイクのサイズ確認は試乗が一番

クロスバイクは実際に試乗して選ぶ方がおすすめであることは前述しましたが、サイズ表とにらみ合うよりは時間の節約になり、断然有益です。そこでこの項の理由と次の項で述べる、「クロスバイクは店舗購入がおすすめ」な理由との二つの見出しにわたって、実際に出向くメリットをご説明します。

理由1:百聞は一見にしかず

まずはクロスバイクに乗ってみる、これに尽きます。数値に加え体感も合わせればより的確なサイズが選べます。走れればベストですが、実際に走らなくてもただまたがって股下を確認したり、実際のクロスバイクと腕の長さとのサイズが適当かどうかみるだけでも有意義です。

理由2:意外なクロスバイクとの出会い

車種やサイズをある程度決めておいて店舗に行ったとしても、数多あるクロスバイクの内の一つが目に留まることもあるでしょう。

本来の目当てのサイズがなかったとか、カタログで見たクロスバイクよりもかっこよかった、可愛かった、デザインとサイズが自分によく合っていたなど、目移りと言えば聞こえは悪いですが、意外な出会いと言えば素敵な場であると言えます。

クロスバイクの購入は店舗が確実


通販に勝るさまざまな長所をもつのが店舗での購入です。わざわざ出向かなければならない億劫さに足を取られて身体に適さないサイズを選ばないように、掴めるメリットはしっかり掴んでおきましょう。この項ではその利点を述べていきます。

初心者は特に店舗購入がおすすめ

クロスバイクに限ったことではありませんが、通販などの実際に自分の目や体感で選べない買い方があります。もちろんそれ自体が悪い事ではありませんが、自分に最適のクロスバイクを手に入れる選び方としてはおすすめできません。特に初心者の方は相談が可能な店舗での購入をおすすめします。

相談・調整込みで購入できる

他方、店舗ならプロと話し合って、適正サイズのクロスバイクを買える確率もあがります。向こうはクロスバイクを熟知していますし、経験による各人の個性に合わせたサイズを選ぶ技術があるからです。股下や腕の長さなどを正しく計ってもらったり、サイズを選んだあとに細かな調整もしてもらえます。

メンテナンス

1つはクロスバイク購入時に貰える特典です。2つ目は、相談して買ったというコミュニケーションがすでにとれていますから、(双方の人柄や状況にもよりますが)的確なアドバイスがもらえる場合もあること、少なくともこの2つの利点があります。

サイズ選びの注意点

ここまでも、クロスバイクのサイズ選びにはいくつか注意点があり、どれも慎重に考えることが肝要であることも知りました。そこで、身体的精神的に負担とならない買い物をするためにも、改めて適切なクロスバイクの選び方ができるよう再確認しましょう。

試乗せず一か八かの購入

前述通り、通販でのクロスバイクの購入には注意が必要です。現状わかる数値のみをあてにした選び方はあまりに情報不足です。やむをえない場合でも、自分に合うクロスバイクのサイズを十分に吟味して、さらに不適合も覚悟の上での購入となるでしょう。

もちろん、購入する人がクロスバイクをすでに何台も乗りこなした上級者なら話は別です。

身体的特徴の把握

通販でなくとも、股下、腕や足の長さなどの身体的特徴についても把握しておくとよいでしょう。特に腕の長さには注意が必要です。クロスバイクのサイズが小さめや大きめ、そのどちらも「過ぎる」選び方をしないように慎重に選びましょう。

まとめ

ただ単にサイズを選ぶにしても、フレームサイズはもちろんさまざまなことを考慮に入れる必要がありました。服のサイズのようにぱっと手に取る選び方ができない半面、しっかりと調整されたクロスバイクはオンリーワンに近いものとなるのではないでしょうか。

クロスバイクの乗り始めからつまづかずに長く楽しく走るためにも、サイズ選びという最初の一歩が肝心ということでした。

お役立ち情報が気になる方はこちらもチェック!

先ほど散々おすすめしなかった通販での購入ですが、知っておくと得な要点をまとめた記事や、クロスバイクを改めて選び直そうか考えている方向けの記事も載せています。

クロスバイクを自分好みにカスタマイズする方法もありますので、当サイト「暮らし~の」掲載中のそれらの記事をご活用いただければ嬉しく思います。