はじめに
最近テレビやインターネットで取り上げられて知名度が上がってきているバブルサッカーというスポーツをご存知でしょうか? この記事では、バブルサッカーのルールやコツ、体験談やイベントなどのぜひ知っておいていただきたい情報や、バブルサッカーの魅力をたくさん紹介しています。 全く知らないという人も、少し知ってるという人も、この記事を読んで、ぜひバブルサッカーを体験してみてください!
バブルサッカーとは?
バブルサッカーとは、ノルウェーのバラエティ番組発祥の新しいスポーツです。欧州で広まったのちに日本にもやってきたスポーツで、世界中にプレイヤーがいます。 メディアの注目も手伝ってプレイする人数も増えてきていますね。 ゲーム内容は「巨大で頑丈なボールの中に入って、弾き合いながらサッカーをする」というユニークで楽しいもの。他の本格的なスポーツと違って厳格なルールはないうえ、ぶつかり転がるのが当たり前というゲーム内容も手伝って、レクリエーション色の強いスポーツとなっています。スポチャなどでやったことがある人もいるのではないでしょうか。 そんな内容ですから、初体験でも運動神経がよくなくても、みんなで一緒にバインバインして楽しくプレイできます! バブルで安全を確保され、怪我をしにくい状態で思いっきりぶつかったり転んだり、とても新鮮な体験ができるスポーツです。
バブルの仕組み
バブルの仕組みを簡単に説明します。ビニール製の透明なボールの真ん中に、人が入るためのトンネルがあります。 この中に、ランドセルのようにバブルを背負うための肩帯と、手で持つための取っ手があります。 ちょうど大きくて丸くなった浮き輪のようなものです。
バブルサッカーのルール
具体的にどんなルールなのか気になると思いますのでご紹介いたします。 …といったものの、実はこのスポーツ、国や団体によってルールや人数が違うのです!みんなで状況に合わせて楽しめるスポーツですね。楽しむのを最優先にするバブルサッカーらしいですね。 そこで、ここでは日本でメジャーなルールをご紹介します! ただ、団体さんやイベントによって少しずつルールが違ったり、オリジナルルールがあるところもあるので、参加される際は係りの人の説明をよく聞きましょう。
基本はフットサルと同じ5vs5!!
日本では、バブルサッカーは4vs4か5vs5の人数で行われるのがメジャーです。そのうち1人はゴールキーパーをやりますが、団体によっていたりいなかったりするので、参加した時に聞いてみましょう。 女性やお子さんでも活躍できるので男女混合チームも組めます。ただ、やはり体重やパワーなどの違いがあるのでチーム同士で人数の調整をするのがおすすめです。
バブルサッカーのだいご味、バブルアタック
バブルサッカーはスタート時が独特で、まず全員でコート内のスタートラインに並んで向かい合います。そして、スタートの合図とともに真ん中に置かれたボールに向かって突進し、ボールを奪い合います。 この時こそがバブルサッカーのだいご味で、全力でぶつかり合い弾き合いながらボールを取り合うことになります。この時に大事なルールは…相手がどこの誰だろうと、彼女でも上司でも、全力で吹き飛ばすつもりでぶつかりましょう!! 遠慮は無用です。それこそがバブルサッカーを楽しむコツです。 それからは普通のフットサルと同じようにゲームが進行します
試合の進行
試合時間は、前半と後半それぞれ5分や7分が多いです。後半の開始時にもバブルアタックがあるので、1試合で2回、全力のぶつかり合いができますね! そのほかのルールはフットサルに近く、手が使えないことで少し違うところはありますが、コートを出たらキックイン、キーパーが止めたらゴールキックなどと、なじみやすいルールになっています。
反則について
バブルを被るという特殊な環境なので、反則事項も普通のスポーツとは少し違います。 まず、バブルでボールの上にかぶさるのは反則です。これは当たり前ですが、バブルサッカーならではの反則ですね。 似ていますが、バブルの人が入る部分にボールが上から入ってしまうことがありますが、これも反則となって相手ボールでのスタートになります。 次に、相手のバブルを破損させるような行為は反則です。怪我にもつながりますし、せっかくバブルをつけているのにそれがしぼんでしまったら、せっかくの体験が台無しです。とがったものなどにはよく注意しましょう。 最後に、一番注意しなければならない反則が「ボールを持っていないプレイヤーにわざとぶつかってはいけない」というものです。楽しくなってしまっていろいろな人にぶつかってしまうのはわかりますが、このルール、よく注意してプレイしましょうね。いきなり予想していない方向から吹き飛ばされればいくら衝撃が吸収されていても筋などを痛めて怪我してしまうかもしれません。
バブルサッカーの特性
実は、バブルサッカーのバブルを被るという競技内容の影響は想像しているよりも大きいのです。 なぜなら、あの風船、実は10キロもあるのです。一見軽そうに見えますが、けっこう重いですね。 10キロの重さでかなり大きいですから、思うように体が動かないこともあるようです。それもまたバブルサッカーの魅力といえます。 では、どのような感じで普通のサッカーと違うのか見ていきましょう。
下手な人でも大活躍できる
このバブルサッカー、巨大なバブルでのディフェンスが可能なのです!そのため、初心者の方や女性の方でも十分に活躍できます。相手のシュートに体をさらけ出すなんて普通のサッカーでは怪我が怖くてなかなかできないですが、バブルサッカーならそれも可能なのです。 それに、普通のサッカーと違って大きいバブルをかぶっているうえに、ボールを持っている人には体当たりが許されています。突進すればまずよけられることはありませんから、そこにいるだけでディフェンスに大きく貢献できるのです。 「スポーツって上手な人が活躍するだけで、自分みたいな下手な人は何もできない」と思っている人にぜひやってほしいですね。バブルを被ればあなたも立派なディフェンダーです。
スポーツ経験者の動きが制限される
これもみんなで楽しめるスポーツとしての大きな特性です。 この動画、バルセロナの選手がバブルサッカーをやっている動画なのですが、思いっきりぶつかり合いですね。そして楽しそうです。 10キロのバブルを被っていれば、普通のサッカーでは華麗な足さばきでディフェンダーを抜き去るような人も、いつも通りにボールを動かすのは難しいですね。それに透明とはいえ大きなバブルで覆われていると足元の確認も難しくなります。 そして周り中にシュートやパスを妨害する巨大なバブルがうろついているのです。 どんなにうまくても近くの人にパスを出して、チームで頑張るしかありません。
試合展開が遅い
これらの特性のせいで、バブルサッカーの試合展開はとっても遅いです。ディフェンスは固く、シュートやパスはしづらく、人に当たっただけで転がり、ゴール前には巨大なキーパーがいるのです。 ただ、そのため普段あまり運動しない方でも楽しめるスポーツになっています。サッカーやバスケのように試合展開が素早いとそれに合わせて運動するスピードも速くなりますが、バブルサッカーは比較的のんびりしていますので、全力で走り回って、終わったころにはぐったり…なんてこともなく楽しめます! 「普段運動しないからスポーツはちょっと…」なんて人にもお勧めできます!
見ていても面白い
動画を見ていただくとわかると思いますが、巨大ボールから足が生えて走ったり転がったりする様子はとてもシュールで、見ているだけでも笑えますね。 特に全力でやっている人のプレーは面白いです。全力疾走する足の生えたボール、吹っ飛んで転がっていく足の生えたボール、ボールを奪い合って両方転がってしまうボール、立てずに足がじたばたしているボール… 友達とやれば大盛り上がり間違いなしです。 普段「スポーツで活躍できないなあ」と思っている人でも、バブルサッカーをやれば会場をわかせるヒーローです! あるいはコメディアンかもしれませんが。
バブルサッカーのプレイヤー層
誰でもできます!!!! もちろん、身長が小さすぎたり体が大きすぎたりすると、バブルの装着が難しかったり衝撃が強すぎて怪我につながる可能性があるので身長制限や体重制限はあるようです。ですが標準体型の人ならだれでもプレイ可能です。 年齢も性別もかなりバラバラです。 プレイヤー人数もスポッチャなどの普及で増えているようです。
バブルサッカーの注意点
楽しいバブルサッカーですが、注意点も存在します。怪我などをしないようにしっかり守って楽しくプレイしてもらうために、注意点を紹介します。
とがったものや硬いものに注意
バブルサッカーのバブルはとがったものに弱いです。なので、ピアスやネックレス、腕時計などのアクセサリーは取り外して遊びましょう。 これは怪我の防止でもありますので徹底してくださいね。揺れるスポーツなので、揺れた拍子にピアスが側頭部を傷つけてしまった…なんてことになりかねませんからね。 そして、サッカーということでスパイクを吐くのかと思っている方、いるかもしれませんが、とがったものは厳禁。スパイクもその例にもれません。とがった靴は履かないようにしましょう。
怪我の可能性について
バブルで怪我をしにくいといっても、完全に安全なわけではありません。 やはり吹き飛んだりするので、衝撃に対する備えが必要です。とくに怖いのは首です。とくに女性やお子さんは捻挫してしまったりしないように注意が必要です。ルールにある「ボールを持ってない人に故意にぶつかってはいけない」というのは予想外の方向からの衝撃で怪我をするのを防ぐためです。絶対に守りましょう。 他にも、ぶつかった際の衝撃で取っ手に顔や手をぶつけてしまうこともあります。当たってしまわないように調整しましょう。
バブルサッカーのコツ
どんなスポーツかはわかった、どうやったら勝てるのか知りたい!という人に、コツをお教えします。
バブルサッカーで勝つためには?
ズバリ、コツはいかに転がらないかでしょう。うまい人も下手な人も同じくらいの能力になるバブルサッカーのルール的に考えて、ものをいうのは立ち回りです。転がっていればその分立ち回れる時間が減ってチームの人数が減っているのと同じ状況ですし、有効に動けませんから、転がらないのは大事になってきます。 弾むバブルの性質上、転がらないのは難しいでしょうが、大切なコツがあります。 それは「飛ばないこと」。飛べば足がついている人の突進にはかないませんし、転がり方も派手になります。
コツ
ここまで書いておいていうのも変な話ですが、バブルサッカーは勝ち負けをあまり気にしないほうが楽しいスポーツなのでしょうか。 せっかくやるのだから突進に飛び掛かって一瞬で天地がさかさまになる体験や勢いよく人を弾き飛ばす体験をしてみるのがいいでしょう。 ただ、もちろん手を抜いてやろうというのではなく、本気でやりましょう。
バブルサッカーをできる場所は?
ここまでバブルサッカーの魅力を伝えてきました。読んでくれた皆さんの中には、バブルサッカーをやってみたい!と思ってくれた方もいらっしゃるでしょう。 そこで、ここでバブルサッカーに参加できる場所を紹介します。
東京周辺でバブルサッカーができる場所は?
ラウンドワンさんが運営しているスポッチャでバブルサッカーをするのが1番お手軽かもしれませんね。 東京から近くてスポッチャができる場所は以下の店舗です。上二つは東京にあり、川崎大師店は神奈川県にあります。 ラウンドワンスタジアム 板橋店 ラウンドワンスタジアム ダイバーシティ東京 プラザ店 ラウンドワンスタジアム 川崎大師店 他にも、開催されているバブルサッカーに参加するのもいいでしょう。 日本バブルサッカー連盟の公式ホームページによると、東京で出来るのは以下の場所のようです。 東京タワーメディアセンター TOYO TIRES 豊洲テントドーム フットサルポイント芝浦 フットサルポイント両国 フィスコフットサルアレナとしまえん
それ以外のバブルサッカーができる場所は?
スポッチャは、首都圏から離れると数が減ってしまいますが、いろいろなところにあるので近くのスポッチャを調べてそこに遊びに行くのも手です。 スポッチャ以外に、東京以外にも、名古屋と大阪に1つずつ日本バブルサッカー連盟主催のバブルサッカーができる場所があるのでそこに行くと参加できます。 名古屋で参加できるのは「フットサルカフェエリア」、大阪で参加できるのは「FUT MESSE生野」です。 ぜひ参加してみてください。
バブルサッカーをやる他の方法は?
遠くのバブルサッカーができる場所までわざわざ行くのは大変…という人はバブルサッカーをできないのでしょうか? そんなことはありません。日本バブルサッカー連盟はバブルサッカーの全国出張サービスを展開しています。 ここではその紹介をします。
レンタル 貸し切り 出張
日本バブルサッカー連盟は、イベントなどのために道具一式とインストラクターを全国へ派遣してくれます。 場所を用意すれば社内レクリエーションやサークルのイベントなどでバブルサッカーを呼べます。 バブルサッカーが破損する恐れのある小学校のグラウンドのような場所では開催できないようですが、体育館などでも開催可能なのでぜひ呼んで、やってみてください。 ほかにも、東京タワーの下にある会場を団体で貸し切って遊ぶことも可能なようですので、お問い合わせください。
バブルサッカーのイベントや大会はあるの?
バブルサッカーを大人数で楽しめる、大会やイベントがないか気になりませんか? 新興スポーツなので大会の数などはメジャースポーツには及びませんが、大会が開催されてます。 ぜひ参加してみてください。
大会
チャリティーイベントや交流イベントなどで大会が開催されています。 あまり頻度は高くないですが、だれでも参加できることが多いので「ハマった!」という方は参加してみると楽しめます。 バブルサッカー連盟の開催する大会よりも、ほかの団体主催で連盟の公認がついている大会のほうが多いので、インターネットで探して参加してみてください。
イベント
レクリエーション色の強いスポーツらしく、イベントはたくさん開催されています。東京神奈川埼玉が多いようですが、それ以外にも開催されていますので是非気軽に参加を検討してみてはいかがでしょうか。 友達と参加すれば楽しいことも違いなしですし、バブルサッカーの特徴的に新しい友達ができるかもしれませんね。