カダン ハンドスプレー プラスDX
花ごころ 特選有機花ごころ培養土 5l
岡恒 芽切鋏 NO.304
T4U 15CM プラスチック製 植木鉢
花ごころ 超リンカリ肥料 500g
渡辺泰 パワフル支柱 8号 75cm
スケーター MMS2
朝顔について
平安時代に日本へ伝わる
朝顔が日本へ伝わった時期は、平安時代のようですね。もともと朝顔の種を薬として、遣唐使が持ち帰ったことが始まりだといわれています。朝顔の芽になる部分は、下剤効果がある成分が含まれているようです。そのため、平安時代には、薬用植物として使われています。
薬にも毒にもなる朝顔の種
朝顔の種は、医薬品や生薬が掲載されている日本薬局方にも「牽牛子(けんごし)」の名前で掲載されています。薬用として利用する場合は、朝顔の種を粉末にして使うのが一般的です。利用目的としては、下剤や利尿剤がおもなものになります。ただし、朝顔の種には、ファルビチンやコンボルブリンという毒性のある成分が含まれているので注意が必要です。毒による症状としては、下痢・おう吐・血圧降下などがあげられます。
朝顔の種類
朝顔の基本情報
●科名:ヒルガオ科 ●学名:Ipomoea nil ●開花時期:7月~10月上旬まで ●原産地:中国
日本朝顔
日本朝顔は、狭い意味での朝顔をさします。日本朝顔は、江戸時代に一大ブームを巻き起こすほどの人気を集め朝顔です。江戸時代の夏の季節の風物詩としても多くの人々から愛されていたといえるでしょう。日本朝顔は、一年草で多種多様な園芸種があります。明治時代には、すでに1,200系統もの日本朝顔の系統種が誕生していたようです。
西洋朝顔
西洋朝顔は、日本朝顔に比べつるの伸びが良いといえます。成長も早く、良く茂るのでグリーンカーテンとして植えるのにおすすめです。成長の旺盛さは、1日に100輪の花をつけるとも言われることからわかります。開花時期は、日本朝顔よりも遅く8月下旬~11月下旬にかけてです。霜が降りる季節まで楽しめるのが、西洋朝顔の特徴だといえるでしょう。
朝顔の特徴
花の特徴
夏の季節に咲く日本朝顔の花は、早朝に花を開き昼までに閉じてしまいます。西洋朝顔は、日本朝顔に比べて少し長い時期花を咲かせているのが特徴です。西洋朝顔ならお昼ごろまで花を楽しむことができるでしょう。花の時期も長いので、日本朝顔より長く観賞できます。
葉の特徴
日本朝顔の葉は、細かい毛を生やしているのが特徴です。ほこ型の葉が、重ならないように交互にのびていきます。それに対して、西洋朝顔の葉にはほとんど毛が生えていないのが特徴です。
朝顔の種まきと発芽時期
種まきにおすすめの時期は5月~6月まで
朝顔の種まきの時期は、発芽の時期を考えて植えることがおすすめです。発芽に適した時期は、20℃~25℃くらいの安定した気温が保てる時期になります。種まきから1~2カ月程度で発芽してくるので、種まきの時期は5月下旬~6月中がおすすめです。4月頃に種まきをおこなうこともありますが、気温が安定しく発芽に適した温度にならないことが多いため上手く成長しないかもしれません。できるだけ発芽に適した温度が保たれる5月下旬~6月下旬までが種のまき時だといえるでしょう。
種まきは7月でも大丈夫!?
朝顔は、比較的気温が高い環境を好みます。そのため、種のまき時を7月にすることも可能です。ただし、種まき時を7月にしてしまうと成長具合が思わしくなかったり、花が小さかったりすることがあります。7月頃に種まきをするなら、日本朝顔ではなく西洋朝顔がおすすめです。西洋朝顔なら種まきの時期が8月下旬から11月頃まであるので、安心して朝顔を植えることができます。
朝顔の種まき・育て方のコツ①【土づくり】
朝顔は、中性~アルカリ性の土質を好むので朝顔を植える前には土づくりが大切だといえます。鉢植えの場合は、植物用の培養土を使うのがおすすめです。種から育てたいのであれば、種まき用の用土を使うと簡単で便利に種まきを植えることができるでしょう。朝顔を庭などに地植えする場合は、庭土に3割ほどの腐葉土と有機肥料を加え2週間ほど土を寝かせてやります。その後さらに苦土石灰を加えて2週間ほど寝かせておけば土の酸性度が弱まり、朝顔の種の発芽を促すことができるでしょう。
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朝顔の種まき・育て方のコツ②【芽きり】
朝顔を7月頃に咲かせたいのであれば、5月頃が種のまき時です。まき時を逃して、6月下旬の梅雨時を迎えると朝顔の成長に影響が出ることもあるので気を付けておきましょう。朝顔の種まきでポイントとなるのは、芽きりです。朝顔の種は、外側の皮が硬く放っておくと発芽しにくくなります。そのため、外側の皮に傷をつけ発芽しやすくしてやるのです。このことを芽きりと言います。芽きりをした種は、一晩ほど水につけるのがポイントです。外側の硬い皮を傷つけ水につけることで充分な水分を種に含ませることが可能です。
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朝顔の種まき・育て方のコツ③【種を植える粒数】
朝顔を植える際に、目安となる種の粒数は何粒くらいなのでしょう。芽きりをおこない一晩水につける下処理をした種をむやみに何粒もまくのはおすすめできません。何粒ぐらいが目安になるかというと、15cm径の鉢に植える場合何粒も種をまくのではなく1粒くらいが基準です。種が1粒では、心もとないから何粒もまいてしまいそうですが、プランターなどの場合でも双葉が出れば込み合わないように間引きをすることになります。そのため、種まきの時にむやみに何粒もまかないのがポイントです。
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朝顔の種まき・育て方のコツ④【肥料】
花ごころ 超リンカリ肥料 500g
芽きりをし水につける下処理を施した種は、水分を充分に含んでいるといえます。でも、朝顔を大きく育てるためには水につける下処理で施した水分に加えて毎日の水やりと肥料を加えてやることが大切です。特に肥料に関しては、最初の段階で充分な肥料を与えてやることがポイントです。その後も追肥として、少なくとも月2回以上は薄めた液体肥料を施してやりましょう。
朝顔の種まき・育て方のコツ⑤【水やり】
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鉢植えの朝顔の場合、土の表面が乾いていたら鉢底を水につける程度の水やりをおこないましょう。夏場は、やった水で鉢底を水につけるくらい充分に水をやるのがポイントです。夏は、朝と夕方に土の乾きをチェックしたうえで水やりのタイミングをはかりましょう。ただし、水やりのタイミングは朝と夕方がおすすめです。温度が高くなる日中などに水をやると根を気づつけたり根を蒸らす原因になります。
朝顔の種まき・育て方のコツ⑥【支柱の立て方】
ツル性の朝顔は、ツルの伸びに合わせて支柱をたててやるのがポイントです。支柱をたてることで、ツルをうまく誘引しツルが折れることを防いでくれます。支柱をたてる目安時期は、葉が2~3枚程度出てきたころです。上手な誘引の方法は、ツルを手で支柱に軽く巻き付けてやることです。巻きつけにくい時は、ビニールひもなどで適度に括り付けてやるといいでしょう。
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朝顔の種まき・育て方のコツ⑦【摘心】
朝顔を横向きに育てたいのであれば、摘心をするのがおすすめです。摘心の時期は、5月~8月頃が良いでしょう。この頃に摘心を施すと、ツルが横へも伸びていきます。摘心のやり方は、8~10枚ほど本葉が育ったらツル先の芽の部分を切ります。これにより芽が出ていない本葉の横から脇芽と呼ばれる芽が育ち、横に広がるように仕立てることが可能です。
朝顔の種まき・育て方のコツ⑧【種の収穫と保存】
種の収穫
ほとんどの朝顔が一年草なので、翌年も朝顔を楽しむためには種を収穫し保存しておく必要があります。朝顔の種は、花の中につくので種の入っている部分から種を取り出しましょう。収穫時期の目安は、茎や花が乾燥し、花の下にあるガクが乾燥して反り返ってくる状態が種の収穫に最適の時期です。収穫時期に何粒程度収穫できるかも朝顔を育てる楽しみだといえますね。
種の保存
スケーター MMS2
種を植える際には、水につける下処理を施しますが、保存する際にはできる限り水分を残さないように気を付けておきましょう。朝顔の種は充分に乾燥させて保存しておけば、数年でも保存がきくといわれています。保存の際には、肝臓罪などを入れておくと安心ですね。保存する際の方法は、常温の風通しの良い場所に1~2カ月ほど自然乾燥させておきます。充分に乾燥した種は、タッパーなどに入れ冷蔵庫の野菜室で保存しておきましょう。
朝顔に発生する害虫や病気について
おもな病害虫と対策
朝顔を育てる際に気を付けなければいけないことは、6月~7月頃にかけてカビやウイルスによる病気を発生しやすいことです。梅雨時のジメジメした季節には、特に注意が必要です。かかりやすいものには、モザイク病やうどんこ病などがあります。これらを予防する方法は、できるだけ風通しの良い環境を作ってやることです。症状が出る前に薬剤などを散布して予防対策を施しておくのもよいでしょう。万が一病気などにかかった場合は、速やかに傷んだ箇所を切り落とし他への影響を防ぐことが大切です。
おすすめの薬剤【カダンプラスDX】
カダン ハンドスプレー プラスDX
害虫だけでなくうどんこ病にも効果が期待できるスプレー式の薬剤です。花や庭木だけでなく、野菜の害虫や病気にも使えます。葉の裏の虫にもしっかり効いてくれるのがうれしいですね。スプレー式だから女性でも簡単に使うことができます。
朝顔の種まき後に花が咲かない原因
朝顔が大きくなるにつれて、葉は充分に茂っているのに花のつきがあまり良くない場合があります。最悪の場合は、まったく花が咲かないということにもなりかねません。この現象が起こる原因は、日照時間にあります。朝顔は、「短日植物」なので夜の状態から花を咲かせ始めます。つまり、あまり明るすぎても花を咲かせないのです。対策としては、日中の明るい時間帯以外は暗めの場所に置くようにしましょう。部屋のライトや庭先の街頭などの明るさにも気を付けておく必要があります。
まとめ
涼しげなグリーンカーテンとしても活用できる朝顔
朝顔は、垣根などに植えると夏の季節でも涼しげな雰囲気を与えてくれます。西洋朝顔を使って、夏の季節の厳しい日差しを遮るグリーンカーテンを作るのもおすすめですね。ツルまき時にうまく誘導できれば、素敵なお庭を演出することもできます。朝顔の種まきや育て方のコツをつかんで、素敵なグリーンカーテンをしたててみるのもいいでしょう。花の終わりには、来年に備えて種の収穫が何粒とれるかも楽しみの1つです。
朝顔が気になる方はこちらもチェック!
夏の季節に暑さを和らげるグリーンカーテンとしても活用できる朝顔は、その涼やかな姿は、夏の季節の風物詩ともいえます。朝顔のことをもっと知りたいという方は、ぜひこちらのサイトもご覧ください。朝顔に関する情報がいろいろと紹介されています。
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