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朝顔(アサガオ)の摘心ガイド。失敗しないための4つのポイントをご紹介!

朝顔(アサガオ)のつるをたくさん伸ばすためには、摘心(摘芯)が超重要です! 摘心(摘芯)に挑戦して、朝顔(アサガオ)のカーテンを作ってみませんか? 初めてでも大丈夫! 「摘心(摘芯)って何?」という基礎はもちろん、失敗しないための4つのポイントを解説します!
更新: 2023年12月29日
三ツ矢ナオ
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朝顔(アサガオ)の摘心(摘芯)方法を解説!

「朝顔(アサガオ)のつるが伸びない……」

暑い時期の風物詩といえば、朝顔(アサガオ)です! 長~く伸びたつる、 フェンスを覆う緑のカーテン…… せっかく朝顔を育てるなら、 そんな風にこんもりと茂らせたいですよね。 でも、いざ朝顔を育ててみると、 「うまくつるが伸びない!」なんて困ってしまうことも。

そんな時は摘心(摘芯)! 方法を解説します!

そこで、朝顔の「摘心(摘芯とも書きます)」を行ってみましょう! 摘心を行えば、こんもりと茂った朝顔に育つんです! 「そもそも摘心って何?」という方でも大丈夫。 朝顔の摘心について、失敗しないための4つのポイントを解説します!

1.摘心(摘芯)ってなに?

1-1、芽をたくさん出させるための作業!

まずは、「なぜ摘心を行うと良いのか?」を確認しましょう! 摘心(摘芯)とは、簡単に言えば、成育中の芽や茎の先端部分を切る作業のことです。 ちょっともったいなく感じられるかもしれませんが、 摘心をするとわき芽が増えます。なので、結果的にこんもりとした植物に育つのです。

1-2、芽がたくさん出れば、つるも茂る!

朝顔の摘心を行ってあげれば、 切った部分の下からさらに別の芽が出てくるので、 たくさんのつるを茂らせることができますよ!


2.朝顔(アサガオ)の摘心(摘芯)方法を解説!

2-1、摘心(摘芯)の回数は、全部で3回!

アサガオの摘心は、 成長段階ごとに何度か行うのが基本。 基本的に、回数は全部で3回です。 方法を解説します!

2-2、1度目の摘心(摘芯)

アサガオを種まきすると、 やがて芽が出てきますよね。 そのあと、「本葉」とよばれる葉がつきます。 この本葉が5~8枚になったら、1度目の剪定のタイミング! 1番てっぺんに伸びているツルを数センチ切り取ります。

2-3、2度目の摘心(摘芯)

つぎは2回目の摘心です。 1度目の摘心から数日後、 さらに「わき芽」が増えてきます。横からひょろひょろ出てきた、新しいツルのことです。 このツルは一般に「子ヅル」と呼びます。 2世のツルなので「子ヅル」ですね。 この子ヅルも1度目の剪定の時と同じように、先端の数センチを切り取りましょう。 全部の子ヅルを摘心するのではなく、数本の子ヅルはそのままにしておきます。 朝顔の体力を削らないためです。

2-4、3回目の摘心(摘芯)

いよいよ最後の摘心です! 2度目の摘心からさらに数日経つと、またまた新しいツルが増えていませんか? このツル3世は「孫ヅル」と呼びます。 孫ヅルも子ヅルを摘心したときと同じように、 先端部分を切り取りましょう! これでさらにまた次の芽が出て、 どんどん朝顔が茂っていきます。

3.摘心(摘芯)しても朝顔(アサガオ)が伸びない!?

3-1、「植え替え」してますか? 根が詰まっているかも!?


「摘心してるのに、アサガオのつるが伸びない!」 「カーテンみたいに広がらない」 そんな時は、「植え替え」をしていないのが原因かもしれません。 アサガオをのつるを長く伸ばしたいなら、 根が伸びていくスペースも、大きく取ってあげなければならないのです。

3-2、購入したら、大きな鉢に植え替えるのが鉄則!

すでに支柱に巻き付いているアサガオを購入してきたら、 ひとまわり大きな鉢に植え替えてあげましょう! そのままの鉢で育てようとすると、 根がぎゅうぎゅう詰めになり、「根詰まり」を起こしてしまいます。 一定以上の大きさには育たなくなります。 夏の時期の最後までもたず、早々と葉が黄色くなって枯れてしまうことも。要注意です!

4.摘心(摘芯)しても朝顔(アサガオ)の花が少ない!?

一般に、摘心すればするほど、 アサガオの花はたくさん咲く傾向にあります。 わき芽が増え、ツルがどんどん伸びるので、 花のつく箇所も自然と多くなるからです。 「それでも花が少ない」というときは、 こんな部分を見直してみましょう!

4-1、肥料成分を見直す

花が咲かず、ツルばかり伸びる…… そんな時は肥料成分を見直しましょう。 肥料は、「リン」という成分を多く含むものがおすすめです。 リンは花つきを良くしてくれるはたらきがあります。なので、リンの肥料を与えれば花もたくさん咲くのです。

4-2、目的に合わせた肥料選び

葉っぱを増やす肥料成分は「窒素」。 花の数にあまりこだわりがなく、 とにかく葉っぱを茂らせたい……というのであれば、窒素の多い肥料もおすすめなのですが、 通常はリンの多い肥料が良いでしょう。

4-3、元肥をきちんと混ぜる

アサガオにおすすめなのは、牛糞や堆肥、化成肥料といった肥料。 これらは「元肥」として、最初から土にたっぷり混ぜておきます。 こうすることで、アサガオが一気に育ち、 夏にキレイな花を咲かせてくれるのです。

4-4、肥料が切れると、花も咲かなくなる


アサガオは肥料切れしてしまうと、 花があまり咲かなくなってきます。 ぐんぐん伸びる植物なので、それだけ肥料成分も消費するのです。 追肥の回数は週に1度。液体肥料を与えると良いでしょう。

つるが伸びれば、こんなにステキに飾れる!

日本らしさ満載! 伝統の行灯仕立て

1度は挑戦したい、朝顔の行灯仕立て! 鉢の縁を囲うようにぐるりと支柱を立て、 朝顔のつるを這わせる仕立て方です。 まるで行灯のような見た目なので、 「行灯仕立て」と呼ばれます。 有名な「入谷朝顔市」でも、 行灯仕立ての朝顔がたくさん売られていますよ!

日よけにも! 朝顔(アサガオ)のカーテン

圧巻! アサガオのグリーンカーテンです! 窓辺に作れば、日よけにもなります。 画像のように、下にテーブルやイスを置いて、 カフェスペースを設けるのもいいですね! 暑い時期でも涼しいお庭になりそうです。

朝顔(アサガオ)の摘心(摘芯)をして、つるを伸ばそう

朝顔の芽が出たら、 摘心をお忘れなく! 一般のご家庭で育てるなら、「基本の回数は3」です! たくさん朝顔のつるを伸ばして、 夏の時期をキレイに彩りましょう!