自転車通勤可能な距離の目安と時間
1時間以内を目安に、距離はあとで考える
まず最初は距離を目安にするより自転車で1時間で行ける範囲を目安にします。
地図で職場や学校と自宅の距離を測ってみると案外短く余裕で行ける距離だと思っていたら道中に坂道があったり人や車の多い道では信号もたくさんあるので所要時間が増えて定刻に間に合わないなんてこともあるかもしれません。
そうならないように距離ではなくまず1時間以内で移動できる距離を知ることが大切です。
一般的な自転車の速度
シティーサイクル(ママチャリ)の速度
国土交通省の調査では自転車の1時間あたりの巡航速度はおよそ15kmです。細かく見てみると成人が巡航速度が15kmに対して高齢者と児童の巡航速度は約11kmと少し幅がありますが、1時間もあれば結構な距離を移動することができます。
これはごく一部のデーターなのでここに天候、路面状況、坂道の有無などが入るためそのまま自転車で通勤可能な距離を計算することはあまりよくありません。
一般的な自転車で行ける距離は13Km未満
自転車通勤は疲れない走行が大切
国土交通省の調査結果から言えば自転車で通勤可能な距離はまず1時間以内を目安にするので時速15kmになります。
しかし通勤したあと疲れてしまっては自転車で通勤する意味がなくなるので女性でも無理なく疲れない適度な距離となると少し短くなり6kmから13kmぐらいがちょうどいい距離になります。
一回だけなら距離が長くても問題ないかも知れませんが毎日15km以上となると所要時間も走行距離も長いので自転車通勤が苦になってしまいます。
所要時間は40分前後
移動距離が13kmなら通勤に所要時間は40分前後になります。1km約3分を目安にすることで通勤、通学で疲れることもなく路面状況次第ですがこれぐらいの距離ならバスなどの公共交通手段ともあまり所要時間はかわりません。
スポーツタイプの自転車の速度
街乗りしやすい自転車 クロスバイク
クロスバイクはシティーサイクルと比べるとスピードが出しやすいスポーツタイプの自転車です。主な以外は大きめのタイヤを履いていてフレームもシティーサイクルと比べ軽く変速ギアも多段になっているものが多いです。
クロスバイクの平均巡航速度はおよそ18~25kmと言われているるのでシティーサイクルより速くなります。スポーツタイプですが走行する道が極端に段差の多い未舗装の道でない限りは問題ないので通勤通学に向きます。
スピードが出やすい自転車 ロードバイク
クロスバイクよりスピードさらに出しやすい自転車です。クロスバイクと同じように軽いフレーム、多段ギアとさらにスピードを出しやすいように細めのタイヤを履いています。
ロードバイクの平均巡航速度はおよそ20~30kmなのでシティーサイクルよりかなり速くなります。ロードバイクは走行する道が舗装された段差のない道でないと真価を発揮することができないので街の中で乗る場合はそんなに速度を出すことはできないので注意が必要です。
スポーツタイプの自転車で行ける距離は20km未満
最初のうちは一時間で16kmを目安に
巡航速度があがり所要時間が減るのならもう少し長い距離も自転車で通勤可能になりそうですが自転車は自分の力で進むのでエンジンである人間次第となります。クロスバイクやロードバイクのスポーツタイプの自転車でも最初のうちは16kmぐらいを目安に通勤通学を考えることをおすすめします。速く走れることで時間が減っても疲れるの同じです。
自転車通勤になれ体力が増えたなら
スポーツタイプの自転車通勤は体力が増えて巡航速度をあまり落とさないで済む道ならもう少し遠くても問題はなくなります。それでも所要時間である1時間を考えると20km以上になると自転車での通勤は向かない距離になります。
また20km未満でも夏場になると自転車通勤は汗や日差しで不快感が多くなり疲れやすいので1時間以内位でもなるべく短い距離、短いコースを選ぶようにします。
自転車通勤の効果① 電車の時間、乗り換えを気にしないで済む
時間に縛られない
時間通勤では好きな時間に家を出て遅刻しないようにするだけなので電車の時間をきにすることがなくなります。また車が渋滞でも自転車ならあまり関係なく目的地まで行けるのでストレスもなくなります。10kmぐらいの距離ならバスよりも数分ですが速く着く場合があり朝の忙しい時間を数分ですが自由に使えるようになるのは大きいです。
自転車通勤の効果② 経済的&エコ
自転車なら通勤にお金がかからない
自転車を新たに買う場合は初期費用が必要になりますが自転車通勤にはガソリン、定期などを買う必要がなくなり費用を抑えることができます。また自転車通勤では長距離走ったとしてもCO2(二酸化炭素)を排出することもないのでエコにも繋がりCO2削減に貢献可能です。
自転車通勤の効果③ ダイエットになる
女性に嬉しいダイエット効果
自転車での通勤は毎日ちゃんとした運動になり自転車で走行するだけで立派な有酸素運動となり脂肪を燃焼させる効果があります。
有酸素運動とは継続的に弱い力で筋肉に負荷をかけてエネルギーの素として体内に蓄えられている脂肪を燃焼させることができる運動になります。
ことの時に酸素が必要で、脂肪を燃焼するために必要な時間は20分以上続けることで脂肪を燃焼しダイエットにつながります。20分なので通勤、通学のちょっとした時間でじゅうぶんダイエット可能です
自転車通勤をする時ダイエットが目的ならスポーツタイプの自転車がおすすめ
継続的に弱い力で筋肉に負荷をかけるというのがポイントなのでこれを自転車通勤でさらに心がけるには軽いギアで20分以上ということになります。
ギア数がシティーサイクルより多いスポーツタイプの自転車ならより良い効果が得られるのと、スポーツタイプタイプの自転車は下半身の筋肉を効率よく使って自転車をこげるようになっているので通常の自転車よりさらにダイエットにぴったりです。
自転車通勤での消費カロリー
精度の高いカロリー計算は複雑
消費カロリーを計算するにはMETs(運動などで消費するエネルギー量が普段の何倍に当たるかを示す単位で運動の強度あらわす)=運動時総活動代謝量/安静時代謝量になり、1METs=3.5ml酸素消費量/kg体重/分という細かい数値と計算が必要になります。
すでにややこしくなりましたが詳しく計算したい場合は下記のリンク先で計算することができるのでそちらを参考にしてください。
簡易なカロリー計算では時速15kmは250カロリー
細かい数値が必要になりわかりにくいので、分かりやすいように細かな数値を省略し簡単に計算すると約250カロリーです。詳しく計算しない場合は下記にあるのリンク先で計算することができます。
カロリー計算ツールの注意
自転車ではギアの重さによっても使う力がぜんぜん違うので多段ギアのあるスポーツタイプの自転車とシティーサイクルでは大幅に変わってくることもあります。
ダイエットのために自転車で時間をかけて通勤しても必ずしも同じようにカロリーを消費するとは限らず細かい数位など省いているのと女性と男性の基礎代謝の違いや体重にもよって変動するので目安程度とどめてください。
自転車通勤の注意点
距離と時間を考える
自転車通勤では長距離、長時間は逆効果になるので1時間以内およそ13kmを守って通勤可能な距離か調べることが大切です。
自転車は天候に左右される
自転車は天候に左右されます。風のある日は巡航速度は落ちるし同じ距離でも所要時間が増えてくるので時間に余裕が必要です。また雨の日はブレーキが効きにくくなったり荷物がぬれたりするのであらかじめ防水のバッグなど必要なものを揃えておくと慌てなくてすみます。
法令遵守
基本的に自転車は左側走行で右側を通ると逆走になり危険になります。基本的に児童、高齢者以外は歩道を走ることはできません。どうしても歩道を行く場合一旦降りて自転車を押すかいつでも降りれるように徐行します。
駐輪場の確保
社内の駐輪場(駐車場)に止めることができるなら問題は無いのですが、駐車場が別の場所にあったりなかった場合自転車を道路に止めるということはできません。勝手に駐輪すると放置自転車扱いとなので定められた場所に止めるようにします。
自転車通勤と移動時間のまとめ
1時間以内、13kmが目安
自転車通勤は女性に嬉しいダイエット効果もあり長く走りたいところですが時間も距離も大切であまり長時間、長距離の自転車走行は逆効果になるのこともあるので気をつけたいですね。また自転車では近年法律が改正されて厳しくなっているのできちんと法令遵守して楽しい自転車通勤にしてもらいたいです。
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