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はじめに~スノボではスノーボードブーツの選び方が重要~
スノーボードブーツを選び方はみなさんは何をポイントにしていますか?ブランドも大事ですが、買って履いてみたものの、実際ゲレンデで履いて滑ってみたら合わなかった経験はないでしょうか。もし自分に合ってないのを気付かずに履いていれば、スノボで思うように滑れていない一因になっているかもしれません。今回はスノボの上達に意外と重要なスノーボードブーツの選び方を書いていきます。
スノーボードブーツの各部名称
①レース(lace):シューレース(shoelace)、ブーツを足にフィットするように締め付ける紐、種類によってボアシステム、クイックレース(quicklace)に変わります ②インナーブーツ:ライナー、ブーツ内部と足の間の隙間をなくし、足の動きをブーツに伝えやすくする、クッションの役割も果たす。インナーが固定されているブーツと着脱できるブーツがある ③ソール:靴底、ブーツの底 ④インソール:中敷き ⑤タン:舌(tongue)の意、すね当て部分。インサイドターンで重要 ⑥ヒール:かかと部分、アウトサイドターンで重要
スノーボードブーツの選び方
スノボブーツと自分の足のサイズが合っているか
足のサイズというのはつま先からかかとまでだけのサイズだけではありません。当然ですが靴下を履き、インナーブーツを入れたスノボブーツを履きますが、きっちり紐まで結んだ状態で、サイズは自分のかかとがぴったりスノボブーツのかかとにくっついた状態でつま先に少し(数ミリ)余裕がある程度がよいでしょう。どうしても実際にゲレンデで滑るとスノボブーツ内で足が多少移動しますので、その時つま先が先端に当たっている状態が続くと痛くなります。
スノボブーツの横幅はきつくないか
さらにきっちり紐まで結んだ状態で、横幅はきつくないでしょうか?フィット感は重要なんですが、スノボブーツを履いた時はサイズが丁度よくても歩いたり、ジャンプしてみないと圧迫感がわかりませんので、必ずスノボブーツを履いたら動いてみましょう。圧迫感が続くと痛みに変わり、長くスノボブーツを履いていることができません。
スノボブーツを履いた時足の甲は痛くないか
これもしっかりとスノボブーツを履き、つま先立ちやかかと立ちをしてみないとわかりませんが、特に外国製のブーツは偏平足に出来ているので、サイズが合っていても長く履くと足の甲が痛くなることがあり、これもスノボどころではなくなります。無理をせず、日本のスノーボードブランドや「アジアンフィット」がある国外スノーボードブランドからスノボブーツを選びましょう。足の甲が高めに作ってありますのでおすすめです。
スノボブーツを履いた時かかとが浮かないか
地に足が付いた状態でかかと付かなければもう問題外ですが、この場合は歩いたり、つま先立ちした時にかかとが浮くか浮かないかということです。かかとが浮くと、つま先とかかとの踏み変えた時にスノボの板のエッジの反応が鈍くなり、滑り方に大きく影響します。
すんなりと自分でスノボブーツの脱ぎ履きができるか
スノボブーツの脱ぎ履きは、サイズが合っていても、多少力技的な部分もあるのですが、インナーブーツが入った状態のスノボブーツはブーツが硬いとすんなりと脱ぎ履きできません。男性でもそうですが、特に女性は紐も十分緩めて、タンも押し広げても着脱にかなり力がいるものは脱ぎ履きだけで疲れますし、時間が掛かりますのですんなり着脱できるものがおすすめです。
スノーボードブーツの履き方実践
スノボブーツの履き方①
ここではボア(BOA)システムのスノボブーツを使って実際に脱ぎ履きを実践します。まず最初にダイヤルを引っ張ってロックを解除して、思いっきりタンをつま先の方へ押し広げます。2,3回押し広げる動作を繰り返してもいいでしょう。その際、紐のあるインナーブーツはこちらも紐を緩めておいてください。
スノボブーツの履き方実践②
次に十分に広がったら足をつま先を立てるようにして、インナーのタンの持ち手を上ではなく斜め手前に引きながら足を押し込みます。かかとがスノボブーツの筒まで入ったら、かかと支点にして押し込むと楽です。足の甲まで入ったら、後はかかとに体重をかけるとズボっとかかとまで入ります(はずです)。
スノボブーツの履き方実践③
実際はこの足がスポっと入るまでが、履き方①の段階でしっかり足を入れるスペースが確保できていないと滑る前に体力を消耗するわけですね。最近のスノボブーツはこの辺の脱ぎ履きのしやすさが改善されて来ています。足が入ったら、インナーの紐からきっちり締めないと、スノボブーツをしっかり締めても緩い感覚になりますので注意しましょう。
スノボブーツの履き方実践④
インナーの紐をきっちり締めたら、最後スノボブーツのタンをもとの位置に戻して、ボアの場合はダイヤルを押し込み、回すだけで締まります。締めすぎに注意しましょう。この部分が紐ブーツより楽なんですが、紐ブーツやクイックレースだと締め込む部分が自分で調整できるということでこだわり派は紐やクイックレースを選ぶのですが、それに対抗してできたのがダブルボアで、二つのダイヤルが足の甲とすね部分を別々に締めます。
スノーボードブーツの3つの種類
スノーボードブーツには現在大きく分けて3種類あります。一番オーソドックスな①紐ブーツ、ダイヤル式の②ボアブーツ、結ばない紐ブーツの③クイックレースブーツがあります。ブーツの締め付け方の違いだけですので、基本、どのスノボの板にも使えますが、バインディングとの相性は大事です。またブランドによってもどの種類がよいか評価が変わります。
スノーボードブーツの種類①紐(レース)ブーツ
昔から靴やブーツの締め付けは紐だったんですが、今ではスノーボードのブーツでも紐以外の選択肢がたくさんあります。しかし、スノボの場合、特にスノボブーツをしっかり足にフィットさせる必要があるため、紐ブーツは根強い人気があり、中上級者の紐ブーツ回帰現象もあります。ただ、やはりしっかり結ぶには力や慣れ、時間が掛かりますし、結び目がほどけることもありますので、紐=かっこいいと短絡的な選び方は必要はありません。
おすすめのスノーボードブーツ 紐ブーツ①
Vans バンズ Mens ブーツ V-66 Blue/Red
バンズV66、メンズ紐ブーツ、カラーはブラック、ブルー/レッド、グリーン/セーブルの3色、サイズは25㎝~29㎝、リーチ・アラウンド機能でタンのフレックスが変えられる
バンズブランドのスノボブーツもすっかり定着しました。一見、ストリートでも履けそうなデザインはこのブランドの特徴です。見た目通り、柔らかめのミディアムソフトフレックスで、しかも軽量です。ソール部分もULTRA CUSH(ウルトラカッシュ)採用で抜群の履き心地です。スノボはファッション性も重要ですのでおしゃれさんにはおすすめスノボブーツです。
おすすめのスノーボードブーツ:紐ブーツ②
17-18 DEELUXE ディーラックス ブーツ INDEPENDENT TF インディペンデント サーモインナー
ディーラックス インディペンデント、メンズモデル。カラーはグレー。サイズ:25.5㎝~28.5㎝ フレックスは3の柔らかめ
サーモインナー(熱形成インナー)でがっちりファンの心をつかむディーラックスのオーソドックスな紐(レース)ブーツ。フリーライディング用に作られたモデルで非常に柔軟性に富む、どんな地形でも反応の良いスノボブーツ。インナーブーツが一人一人の足型に合わせられるサーモインナーは足が痛くなりやすい人にはおすすめです。ライディングに集中できる履き心地のスノボブーツですね。
スノーボードブーツの種類②クイックレースブーツ
クイックレースはたまに勘違いしている人もいるのですが、quicklaceで"速い紐"という意味です。競走のレースではありません。3種類の締め付け方法の中ではもっとも新しいシステムです。ブーツの両端から出ている紐を引っ張れば結ばずしてブーツが締め付けられるというシステムで、ボアだと全体を均一に締めることしかできませんでしたが、クイックレースは足の甲とすねを分けて締めることができる点画期的でした。
おすすめのスノーボードブーツ:クイックレースブーツ①
2018 BURTON バートン ブーツ MOTO Black モト 17-18
バートン モトの新作。素早くブーツをフィットさせるSPEED ZONE レーシングシステム、3D成型のソフトフレックスタン、熱形成対応のハイテクライナー(インナーブーツ)など
見た目もシンプルで万人受けするバートンの定番売れ筋スノーボードブーツ、モト。価格はミドルレンジですが機能はハイエンドモデル並みの優良コストパフォーマンス。生涯保障のレーシングシステムで何年でも安心して履ける、初心者~中級者ぐらいまでおすすめのクイックレースブーツです。
おすすめのスノーボードブーツ:クイックレースブーツ②
サーティツー ブーツ ZEPHYR FT/SLATE(17-18 2018)スノーボード ブーツ スノボ thirtytwo ブーツ【w53】
ブーツに定評がある大人気ブランド、サーティーツーのクイックレースブーツ、ゼファーの新作です。こちらはメンズモデルになります、サイズは25㎝~30㎝、インナーは熱形成対応。
信頼のスノーボードブランド、サーティーツーの人気ブーツ、ゼファの進化版ですね。デザインもシンプルでかっこいいですね。ファストトラックレーシングシステムを採用し、ブーツを履いてからリフトまでかかる時間は最短級という触れ込みです。フレックスはやや、やわらかめの"4"となっています。クイックレースはボアよりも簡単な造りで固いワイヤーもなく錆びて劣化する心配がない所も魅力ですね。
スノーボードブーツの種類③ボア(BOA)ブーツ
ボアブーツは実際は「ボア・システム」というダイヤルで紐の代わりのワイヤーで靴やブーツを締め付ける機構を装備したスノーボードブーツです。ボアブーツにはタンの上部中央に1つダイヤルが付いたシングルボアとさらにブーツ外側にもう一つ付いたダブルボアがあります。ダブルボアの場合はそれぞれのダイヤルが足の甲部分とタン部分に対応しています。締め付けと緩ませの調整が非常に楽です。
おすすめのスノーボードブーツ:ボアブーツ①
18model フラックス ジーティーオー ボア 【FLUX GTO-BOA】 17-18 2018 スノーボード ブーツ メンズ
FLUX初のブーツ!軽量、防水、柔軟性にすぐれたシングルボアのスノボブーツ
バインディングと言えばFLUXでないと、という人もいるスノボバインディングの老舗有名ブランドFLUXがとうとう、今冬からスノボブーツ戦線に参戦。不安はありません、バインディングを知り尽くしたFLUXですから、まずバインディングとの相性は文句なしです。FLUXのバインディング持ちならブーツもFLUXに流れて行くはずです。この軽量で柔らかいフレックスの着脱が楽なGTO‐BOAは脱ぎ履きのストレスが激減されています。
おすすめのスノーボードブーツ:ボアブーツ②
(ディーシーシュー) DCSHOE スノーボード ブーツ
ダブルボアシステムを採用し締め付け部位を細かく分けたDCシューズのおすすめハイエンドモデルの新作!初心者から上級者までOK!サイズは25㎝~30㎝
アメリカの人気シューズブランド、DCシューズのダブルボアスノボードブーツです。形も非常にスリムで、大きく入ったDCのロゴが更にデザイン性を高めています。靴底のゴムがとても軽くて履き心地が快適です。インナーは熱成型タイプで、熱成型しなくても使用できますが、せっかくですから、自分の足にピッタリフィットするインナーを専用オーブンで作ってもらいましょう。※成型用のオーブンが必要です、購入店や取り扱いのある店舗でおたずねください。
スノーボードブーツの種類 "番外編” ステップインブーツ
ステップインブーツ/ボードのメリット
スノーボードのバインディングには"ステップインバインディング"という非常にレアな種類のバインディングがあり、これを通常のバインディングの代わりに板に装着します。このステップインバインディング専用のブーツがステップインブーツになります。何といっても最大の利点は直接ボードのステップイン機構に立ったままガチャっとブーツ裏の固定器具を合わせるだけで滑れることです。
おすすめのスノーボードブーツ:ステップインブーツ編
【エントリーでP最大47倍】K2 ステップイン スノーボードブーツ ARROW (BROWN) x KWICKER 【ブーツxバインセット販売】スノボブーツ レディース ステップイン【SPS】
K2 アロー、レディース、ダブルボアのステップイン スノボブーツとステップインバインディング"クイッカー"のセット、サイズは23㎝~25.5㎝ K2ブランドでデザインも機能性でもおすすめです。
ステップインバインディングとステップインブーツは現在では3~4種類しか選択肢がありません。また自分が使いたい板にベースプレートが適合するか、相性はどうか一度セットしてみる必要があります。残念ながら現在のステップイン商品の進化具合がわかりませんが、バインディングが金属性のため重く、固く、十分に板をしならせることができない、またブーツも重く固めなのがデメリットでした。
まとめ スノーボードブーツの選び方はスノボ上達の要
いかがだったでしょうか、スノボでうまく滑ることと、スノボブーツの選び方はとても密接な関係にあります。自分に合ったサイズやフレックス、形は履いてみないとわかりません。またスノボブーツの締め付け機構も紐、ボア、クイックレース、どれが自分に合っているかもデザインやブランドよりも選び方の優先事項かもしれません。スノボブーツの選び方を理解しよいスノーボードライフを送りましょう。
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ロームのスノーボードブーツ、ストンプボアです。ボアダイアルを手前に引っ張るとロックが解除されワイヤーが自由に動きます、ここで思いっきりつま先の方へタンを折り曲げ、インナーのタンも同様に目いっぱい押し広げます。