そもそも御朱印とは
寺社でいただく参拝の証書
御朱印はお寺や神社を参拝した時にいただける、参拝の証書のようなものです。御朱印は寺社で用意している紙でいただく事が出来ますが、最近は参拝者が事前に御朱印帳を準備し、朱印を捺して貰う形が一般的になっています。
御朱印集めのルーツ
御朱印はもともとお寺に納経をした際にいただく受付印でした。現在ではお寺だけでなく神社でも広くいただけるようになっていて、神社などで広まったルーツは、四国八十八カ所霊場巡りの「お遍路さん」のブームから来ています。
この時に霊場を廻った証として御朱印を集めたのが、現在の京都やその他の地域での御朱印集めの原点であり、限定やかっこいい御朱印もある事が知られ、人気の寺社巡り、御朱印集めとして、女性などからブームとなっています。
御朱印集めの人気
四国霊場巡りや、近年のパワースポット巡りのブームも相まって寺社仏閣巡りの女子が増えました。その際のいただける一部の御朱印が、おしゃれな女子に大ハマリし昨今では「御朱印女子」という言葉や人物を生み出しています。
今ではかわいい御朱印帳が増えて、入手困難な御朱印帳もある程となっています。パワーがいただけて、寺社仏閣をじっくり観光出来、旅行でも訪れる事が出来る魅力が人気の相乗効果になって御朱印集めが人気となってます。
御朱印帳
御朱印集めは御朱印帳選びも楽しみの一つです。御朱印帳は文房具屋やインターネットで購入が出来、和風でシックで素敵な物や、女性向けの可愛いデザインの物など様々あって、迷ってしまう程です。
また、大きな寺院や神社でも購入出来るので事前に調べて、有無の確認もおすすめします。寺社にある御朱印帳はその場所限定のレアな物ですので貴重で御朱印と共に人気です。
また、御朱印帳を忘れてしまった場合でも、寺社で半紙に書いて戴けるので、ファイリング式の御朱印帳も一つあると、御朱印集めに便利でおすすめです。
御朱印のいただき方
御朱印をいただく場所
御朱印をいただける場所は「社務所」、「手務所」などで、寺院では住職さんに書いてもらい、神社では氏子の方にいただく事になります。いただく場所が解らない場合には、お守りの販売所に訪ねる事で、教えてもらえます。
教えていただいて直行するのは失礼に当たります。次項にて詳細に記述しますので、御参考下さい。
御朱印をいただく時の注意
御朱印はスタンプラリーの様に簡単に捺して貰える物ではありません。御本尊、御神体の分身として授ける神聖な物なので、作法を遵守しいただきましょう。絶対的なマナーとして最初に参拝して、手を合わせます。
参拝の前に手水舎で口と手を清め、神社では2礼2拝、寺院では1礼合掌して参拝後に「社務所」、「寺務所」で御朱印をいただきます。
御朱印を書いている際に電話やおしゃべり、写真撮影は禁止です。難しく、珍しい事はありませんので、マナーを守っていただく様にしましょう。
御朱印の金額
御朱印はおおむね300円~500円でいただけます。寺社では「お気持ちで」という場所もありますので、上述の様な金額でお願いするといいでしょう。この時に小銭を事前に用意するのもマナーです。受け取る時の決まった作法はありませんが、両手で受け取る様にし、感謝の言葉を伝え、お辞儀をしましょう。
京都の素敵なおすすめの御朱印①「龍安寺」
龍安寺の御朱印
龍安寺の御朱印は1種類のみです。中央に達筆で大きく「石庭」と墨書きされていて、3つもの朱印が押印されてい珍しく、渋みのあるかっこいい御朱印です。
朱印の文字は「龍安寺の朱印」「龍安寺の山号の大雪山の朱印」「吾唯足知の朱印」です。また御朱印帳もオリジナルなものを販売していて、吾唯足知の金文字と龍安寺が記された渋くかっこいいデザインで、紺色と女性に人気の桃色を取り揃えています。
龍安寺の概要:みどころ
「住所:〒616-8001京都府京都右京区龍安寺御陵下町13 龍安寺「営業時間/3月1日~11月30日、8:00~5:00・12月1日~2月末日8:00~16:30」「定休日:なし」 世界遺産の龍安寺の見どころは龍安寺の代名詞といわれる、文化遺産の石庭にあります。石庭を記憶に留め、御朱印の石庭と共に、旅の思い出にいただく事をおすすめします。
京都の素敵なおすすめの御朱印②「二条城」
二条城の御朱印
二条城では御朱印と御朱印帳が購入出来ます。
御朱印は上記の写真の様に葵の御紋のシンプルなかっこいい物で、寺社仏閣では無いので、来城記念切符という形のものですが、日本の歴史が大きく変わった由緒ある歴史舞台の場所なので、パワーや啓発的な御利益が戴けそうです。
また、お城で御朱印(来城記念符)がもらえるのは全国で5か所だけで珍しいもので、逆にレアです。
またここでは御朱印帳(集印帳)も販売していて、こちらも珍しいもので貴重です。豪華な二条城の障壁画をモチーフにしたレアな限定の集印張です。
二条城の概要:みどころ
「住所:京都府中京区二条通堀川西入二条城町541番地」「休日・休館:12月26日~1月4日他※事務所まで問い合わせ、年末年始は庭園のみ公開」「お問い合わせ:TEL 075-841-0096」 二条城は1603年に徳川家康が造営し、3代目家光が増築を行った物が現在の規模となっています。
約東西500m南北400mで有名な大政奉還の場所で、徳川政権の発足と終焉の場所でもあります。みどころは部屋の障壁画で1994年に世界文化遺産に登録されていて、旅行客で賑わいます。
京都の素敵なおすすめの御朱印③「證安院」
證安院の御朱印
女性に人気で、かわいいデザインのレアな御朱印がいただける證安院です。
下記の写真の通り、女性の後ろ姿と紅葉やサクラの物やお地蔵さんのデザインがあり、さらに季節・期間限定のレアな御朱印も手掛けていて、Twitterで情報公開されています。御朱印の他にも證安院手作り限定しおりも、人気の素敵な作品でおすすめです。
また、御朱印帳もかわいい素敵なデザインで大変人気があり、御朱印の様に季節限定の物を販売され、Twitterで情報公開しています。
證安院の概要:みどころ
「住所:京都府京都市右京区嵯峨二尊院門善光寺山町22」「休日・非公開」「お問い合わせ:TEL 075-871-3923」 限定御朱印が有名な證安院は、京都の郊外の嵯峨野に立地し、白壁の土塀に囲まれ、さつきの樹木のお庭が有名なさつき寺として、花の時期は拝観客で賑わいます。
本堂の雲に乗った観音様がみどころで、観音様は、洛西三十三カ所の第十六番札所になっています。
京都の素敵なおすすめの御朱印④「今宮神社」
今宮神社の御朱印
今宮神社の御朱印は可愛く縁起の良い、花笠の朱印が愛らしく素敵です。御朱印は珍しい、見開きのタイプの御朱印です。「縁結び(玉の輿)の御利益」も珍しいとして、御利益を目当ての遠方からの観光客もいます。
また、一緒に捺されている印は、装束の文様に使用されている松菱の印で、全て縁起良く素敵な御朱印で、御利益を感じずにいられません。
御朱印帳も販売していて、社紋の三階松が上に模様され、下に賀茂茄子、京かぶら、京人参のかわいい図柄で、素敵なおすすめの、今宮神社限定の御朱印帳です。
今宮神社の概要:みどころ
「住所:京都府京都市北区紫野今宮町21」「休日・無休」「社務所営業時間/9:00~17:00」「お問い合わせ:TEL 075-491-0082」 今宮神社は玉の輿神社という異名もあり、西陣の八百屋の娘のお玉が今宮神社を崇拝し、徳川家光の側室まで上り詰めたという珍しい逸話を、今に伝える神社です。
側室になった桂昌院は1694年に困窮した今宮神社を社殿から改築をしています。
みどころは豪華絢爛な朱塗りの重層門の桜門(南門)や、桂昌院の碑、今宮八社などのみどころが数多くあり、懐かしく心が和む神社の風景が何処かしこに点在し、旅行ではゆっくりと拝観する事をおすすめします。
京都の素敵なおすすめの御朱印⑤「八坂神社」
八坂神社の御朱印
八坂神社では様々な御朱印をいただけます。御本社の御朱印は明治以前の「祇園社」名称の上に八坂神社の御朱印が押されている物が、書いていただける御朱印で、その他は用意された御朱印となり、期間限定の物を入れると全部で14種類の御朱印があります。
御朱印帳も販売されていて、赤や橙色の木目調の柄に八坂神社の家紋が入った、素敵なレアな御朱印帳です。
八坂神社の概要:みどころ
「住所:京都府京都市東山区祇園町北側625番地」「休日・無休」「社務所営業時間/9:00~17:00」「お問い合わせ:TEL 075-561-6155」
1800年の歴史を誇る八坂神社は京都の祇園四条にあり、古くから「祇園さん」として親しまれた、結婚式や旅行も有名な神社です。スサノウノミコトを祭神とする、神社の全国の八坂神社の総本社です。
境内の末社の大国主社は、縁結びの神のオオクニヌシノミコトをお祀りしていて、さらに末社の美御前社は宗像3女神をお祀りしおり、このように、八坂神社は女性にご利益がある神社として、古くから多くの女性参拝者で賑わい、御朱印集めも盛んです。
京都の素敵なおすすめの御朱印⑥「佛光寺」
佛光寺の御朱印
佛光寺では2016年から見開きの絵入りの御朱印をいただける様になりましたが、そのかわいい素敵なデザインから御朱印集めの訪問者が増え、平日限定で整理券を配り人数限定で書いていただいていました。
現在では業務の都合上、かわいいデザインの絵入りの御朱印は片面書きの置物のみとなり、以前はレアで珍しい月替わりの御朱印でしたが、現在では3ヵ月の季節限定の御朱印になっています。
佛光寺の概要:みどころ
「住所:京都府京都市下京区新開町397」「休日・無休」「社務所営業時間/9:00~17:00」「お問い合わせ:TEL 075-341-3321」 京都市祇園からほど近い仏光寺通沿いにある佛光寺は、1536年に豊臣秀吉の命令によって現在の場所にあり、由緒ある浄土真宗のお寺です。
みどころは1904年に再建された阿弥陀堂や、1886年に再建された大師堂などの見学自由な御堂がみどころで、外観の重厚な瓦葺きは角度・形共に圧巻で、かっこいい構造物で旅行者に人気のスポットです。
京都の素敵なおすすめの御朱印⑦「西芳寺」
西芳寺の御朱印
両面の見開きの御朱印で右側の達磨さんのイラストがかっこいい!と人気の御朱印です。西芳寺は事前に拝観希望を申し込んで、写経を行ってはじめてこのレアでかっこいい御朱印がいただけるという形となっていますので、事前準備、確認が必要です。
西芳寺の概要:みどころ
「住所:京都府京都市西京区松尾神ケ谷町56」「休日・非公開」「お問い合わせ:TEL 075-391-3631」※拝観には事前に申し込みが必要です。往復はがきに拝観希望日を記入して予約してください。
西芳寺は昭和3年(1928年)より、庭園の一般公開しており、庭園の一面を覆う120種の苔による美しさから苔寺の愛称もあり、国内はもとより、世界各国から旅行客が訪れる、観光スポットです。
豊臣秀吉や千利休が愛した茶屋や本堂など見どころが詰まっていて、かっこいい、レアな御朱印も人気で、事前予約をして御朱印を集める旅行者で賑わいます。
京都の素敵なおすすめの御朱印⑧「大福寺」
大福寺の御朱印
商売繁盛を祈願する縁起の良い大福寺の御朱印は、やはり縁起を担いだ可愛いデザインの物が多く、地元京都から全国の商売人に人気の御朱印として知られます。
ここでは珍しい「ミニサイズ御朱印」があり、御朱印集めフリークの間でも人気で、小さく可愛い物が数多く取り置きしています。また、2と9の付く日は限定でかわいい七福神の御朱印がいただけ、こちらも御朱印集めフリークの話題となっています。
大福寺の概要:みどころ
「住所:京都府京都市中京区麹屋町通二条上る布袋屋町498」「休日・非公開」「お問い合わせ:TEL 075-231-3624」 天台宗のお寺で聖徳太子が開基となっています。
みどころは本尊の薬師如来で、薬師如来は聖徳太子作と言われています。京都御苑や二条城も近く、旅行でのルートとしても人気で、珍しい小さな御朱印や、可愛い七福神のイラストの御朱印目当てのフリークがリピートするお寺です。
京都の素敵なおすすめの御朱印⑨「下鴨神社」
下鴨神社の御朱印
下鴨神社の御朱印は3種類の御朱印があり、通常と限定の物があり余す。通常の御朱印は墨書きで、賀茂御祖神社と山城國一之宮です。朱印は右上に神紋の二葉葵に、真ん中に賀茂御祖神社が捺されたシンプルでかっこいい御朱印です。
限定品は葵祭の時と式年遷宮記念で授与される御朱印があります。式年遷宮記念は21年に1度の限定イベントなので、珍しい超レアな御朱印となっています。
下賀茂神社の概要:みどころ
「住所:京都府京都市左京区下鴨泉川町59」「休日・無休」「お問い合わせ:TEL 075-781-0010」「開閉門 時間:6:30~17:00」 正式名称を「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」といい、京都を流れる鴨川と高野川に挟まれた三角州に位置しています。
大変歴史のある神社で、平安京が創設される遥以前から建立された神聖な場所です。
平安京の造営にあたり、下鴨神社で造営祈願が行われた国を代表する品格の神社です。みどころは重厚な門や御堂など全体で、国家で歌われるさざれ石もこの神社に祭られてます。世界各国から旅客が訪れる、有名な神社です。
京都の素敵なおすすめの御朱印⑩「清聚院」
清聚院の御朱印
京都でも屈指の力作で、レアな手作りの御朱印がいただける事で知られる清聚院です。若い気さくなご住職が様々な御朱印を書いており、珍しい写真の様な絵を時間を掛けて書いてくれます。
また驚く事に、デザインはリクエストに答えてくれて、かっこいい、かわいいデザインの、素敵でレアな個性に溢れる御朱印がいただけます。
清聚院の概要:みどころ
「住所:京都府京都市下京区中堂寺薮ノ内町5」「休日・非公開」「お問い合わせ:TEL 075-351-6404」「開閉門 時間:9:00~17:00」 京都市内に位置し、京都駅からほど近いお寺です。小さな檀家寺といった風情のお寺で、入り口の寺門には案内板に御住職のイラストの案内があります。
境内の地蔵尊には珍しくお地蔵さんに絵が描かれていて、かわいいので目が惹かれます。境内から御本尊までの距離は短く、参拝に時間は掛かりません。
御朱印も珍しい背景やキャラクターの物が多く、さらにオリジナルキャラのお守りやストラップも沢山販売され、かわいいデザインで旅行客に人気です。
京都の素敵なおすすめの御朱印⑪「相国寺」
相国寺の御朱印
中央の達筆な「毘沙門天」「無畏堂」「薬師寺如来」など迫力がありがかっこいい御朱印で知られます。限定の文字も選べ、コレクターや旅行客に人気です。御朱印帳も販売され、相国寺の本堂の龍のデザインのかっこいい物や、孔雀と仔犬の裏表表紙の、かわいいデザインのオリジナル御朱印帳も人気です。
相国寺の概要:みどころ
「住所:京都府京都市上京区今出川通烏丸東入」「休日・無休」「お問い合わせ:TEL 075-351-6404」「開閉門 時間:9:00~16:30(夏季・8:30~17:00)」 臨海宗相国寺派の大本山の相国寺は京都五山第二位に列せられる名刹です。
現存する本堂は1605年に再建された国内最古の法堂建築として、例えようの無い魅力があります。
意外と知られていない事実として、金閣寺、銀閣寺の総本山の禅寺で、名実ともに日本を代表するお寺です。みどころは法堂内の蟠龍図、観音様の絵画、杉戸に描かれた白像図ななどから、庭園、建築物すべてです。
京都の素敵なおすすめの御朱印⑫「大原野神社」
大原野神社の御朱印
大原野神社の御朱印は写真の様にシンプルな物です。ここでは御朱印帳も販売していて、こちらは非常にかわいいデザインと色使いの物で、女子に非常に人気があります。
大原野神社の概要:みどころ
「住所:京都府京都市西京区大原野南春日町1152」「休日・無休」「お問い合わせ:TEL 075-331-0014」「開閉門 時間:拝観自由」 紫式部が愛し氏神として接した神社です。広大な境内では春や初夏や秋に花々や紅葉が非常にみどころで、多くの旅行客が訪れます。
京都のおすすめの御朱印/まとめ
京都の御朱印の魅力
京都のおすすめな御朱印を12選してご紹介しましたが、如何でしたでしょうか?京都では国宝級の名刹や、日本の歴史の檜舞台などで御朱印がいただけるのが大きな魅力では無いでしょうか?
御朱印は季節や祭りなどの限定の物があり、御朱印集めで自然と寺社仏閣をリピート出来、新しい魅力を発見できます。
御朱印、御朱印帳集めは非常に複合的な魅力を持つ、おすすめの趣味で、今後も新しく、個性的な御朱印が作り上げられる事が確実で、目が離せません!