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北海道の「日本酒」特集!銘酒や人気地酒など、北海道の有名銘柄8選!

北海道は食だけでなく、日本酒も有名です。北海道では伝統のある酒造りで作られた日本酒が多く、有名な銘酒から現地でしか飲めない限定の地酒などさまざまあります。北海道の有名な銘柄8選を紹介します。北海道に行ったら日本酒も楽しみましょう。
2020年8月27日
すがや
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北海道の日本酒のススメ

食の宝庫、北海道

北海道と言うと食の宝庫で、カニやイクラやウニなどの新鮮な海産物、じゃがいもを代表とする豊富な農作物がイメージされます。またジンギスカンや石狩鍋などのご当地グルメも魅力です。北海道に旅行に行ったときの大きな楽しみは食になるでしょう。

北海道は日本酒も美味い

北海道のお酒といえばサッポロクラシックなどが連想され、北海道の日本酒はすぐには浮かんでこないかもしれません。しかし、北海道には日本酒好きも唸る名酒があったり、その土地でしか飲めない限定の日本酒があったりなど、日本酒の文化も根付いています。

北海道の有名・おすすめの日本酒を紹介

北海道では脈々と受け継がれている伝統の酒蔵が多く、その土地に根付いた地酒を楽しむことができます。限定品などはお土産に買っていくと喜ばれる事間違いないでしょう。北海道のおすすめの日本酒を紹介します。

北海道の日本酒の基本情報

全11の酒蔵、酒造メーカー

北海道のおすすめの日本酒の紹介に入る前に、北海道の日本酒の基本情報に触れておきます。北海道内には全11の酒蔵、酒造メーカーがあり、北海道の多くがこの酒蔵、酒造メーカーで作られています。長い歴史を持つ酒蔵が多いのも特徴で創業100年以上の場所も珍しくありません。

淡麗辛口の日本酒が多い傾向

北海道の日本酒は淡麗辛口の傾向があると言われていますが、最近は甘口の日本酒も増えてきているそうです。全国と比べると、純米酒の出荷比率が多いことも特徴です。北海道の酒蔵の努力によって飲みやすく美味しい純米酒が多いと言われています。

酒蔵や周辺地域のみの限定品もあり

酒蔵や周辺地域でしか売られていない限定の銘酒もあるので、現地に行く機会があったら購入してお土産にすると喜ばれるでしょう。もちろん自分で飲んでみるのもおすすめです。また、酒蔵では工場見学や無料の試飲が設けられている場所もあります。こちらも日本酒好きであれば参加したいですね。

北海道の有名な日本酒1:北の錦

北海道でしか味わえない酒を追求

北の錦は古くから北海道の人達に愛され続けてきた銘酒です。北の錦の酒蔵は夕張にある小林酒造で創業は明治11年の140年近くの歴史を持ちます。小林酒造は「北海道でしか醸せない、味わえない酒」を徹底して追求してきて、そのひとつの答えが北の錦になります。

地元で愛され続ける名酒

北の錦は地元での人気も非常に高い日本酒です。炭鉱業が盛んだった昭和20年代から30年代にかけて多くの炭鉱員が北の錦を飲み、そのことがきっかけで出荷数が伸びていったと言われています。映画「鉄道員(ぽっぽや)」の中でも北の錦は登場し、北海道の地酒のひとつの象徴となっています。

限定品の冬花火も人気

北の錦以外では冬花火という日本酒も小林酒造の人気商品です。冬花火は限定販売になっており、北海道の一部の店舗での取扱いとなっています。北海道に行く機会があったら自分用にもお土産にもぜひ手にしたいおすすめの限定地酒です。

北海道の有名な日本酒2:国土無双

歴史ある酒蔵の有名な日本酒

国士無双は旭川の高砂酒造が手がける日本酒です。明治32年から続く歴史ある酒蔵で、国士無双は昭和50年に誕生した銘酒です。淡麗辛口の国士無双は全国的にも有名な日本酒として知られています。大吟醸や純米吟醸などさまざまな種類が販売されています。

辛口のパイオニア

現在では全国的に知られるようになり、10種類以上が展開されている国士無双は日本酒の流れを変えたとも言われる日本酒です。国士無双の販売前は甘口が日本酒の主流でした。国士無双の上質な辛口はそれまでの日本酒のイメージを変える一石となりました。まさに辛口のパイオニアとも言える日本酒です。


雪中貯蔵で作られる地酒

高砂酒造では雪中貯蔵という独特の手法で作られる日本酒も人気を博しています。雪中貯蔵というのは醸造した酒を雪に埋めて100日間低温熟成させるというもので、まさに旭川ならではの土地柄を活かした地酒ができあがります。この手法で作られた日本酒には雪のゆりかごや大雪があり、こちらもおすすめです。

北海道の有名な日本酒3:男山

江戸時代から続く伝統の酒

全国に男山という銘酒や蔵元が多くありますが、江戸時代から続く男山の本家を伝承しているのは北海道旭川の男山株式会社になります。大雪山に残る万年雪の伏流水を根幹として作り出される淡麗辛口の男山は日本中のみならず海外にも多くのファンを持つ日本酒に仕上がっています。

さまざまなバリエーションの日本酒

男山株式会社では代表的な男山シリーズのほか、350年前の味を復元した復古酒、季節限定の日本酒、カップ酒などさまざまなバリエーションの日本酒を販売しています。また贈答品用の日本酒を販売している点も特徴で、鏡開き用や杉樽の日本酒なども取り揃えています。祝いの場などで重宝しそうです。

年に一度の酒蔵開放

男山株式会社の一大イベントして年に一度の酒蔵開放があります。男山の作りたての日本酒が振る舞われるという日本酒好きならずとも参加したいイベントです。毎年2月第2日曜日に開催されており、1万人以上の人が集まり大変な賑わいになるそうです。機会があったら参加したいですね。

北海道の有名な日本酒4:千歳鶴

札幌唯一の蔵元

千歳鶴は札幌ではじめて酒造りを営んだという日本清酒株式会社の銘酒です。日本清酒株式会社は前身の柴田酒造店まで含めると明治5年の創業で、現在では札幌唯一の酒造蔵元です。千歳鶴は昭和3年に誕生した日本酒で90年もの間愛され続けています。

地産地消の酒造り

千歳鶴は純米大吟醸、純米吟醸、特別純米、純米の4種類が用意されています。札幌南部の豊平川の伏流水と道内の契約農家さんによる酒米「吟風」を用いて地産地消の酒造りに取り組んでいます。杜氏は創業以来初となる女性が務め、本当の地酒を追求した酒造りが進められています。

千歳鶴直営店で舌鼓

日本清酒株式会社では道内の3つの千歳鶴直営店を持ちます。千歳鶴を地元の美味しい料理と一緒に舌鼓を打つことができます。直営店は3店舗とも札幌市内にあります。札幌を訪れる機会があったら寄りたいおすすめのお店のひとつです。

北海道の有名な日本酒5:国稀

歴史を感じられる国稀の由来

国稀を手がける国稀酒造株式会社は北海道増毛郡増毛町にあり、明治15年の創業です。創業者の本間泰蔵さんは元は呉服商を営んでいた人物で、ニシン漁の好景気を背景にして醸造業もスタートさせました。国稀という名称は昭和天皇の教育係である乃木希典さんと創業者との関係が由来で歴史が感じられます。

リーズナブルな値段も人気の理由

国稀は抑えられた辛口とスッキリとした味わいで人気を博しています。また国稀の人気の理由として、お手頃な値段もあります。1800ミリリットルで税抜1565円から(2018年2月27日現在)とリーズナブルな値段で販売されています。気軽に地酒を飲みたいときなどにおすすめです。

酒蔵見学がおすすめ

国稀酒造株式会社では、年末年始を除く年中無休で酒蔵見学を受け付けています。酒蔵見学では無料で全種類の試飲をでき、日本酒好きにはおすすめです。また国稀の仕込み水を持ち帰ることもできるので、こちらもお土産としてよいかもしれません。

北海道の有名な日本酒6:金滴

町の歴史と生きる日本酒


金滴は明治39年創業の金滴酒造株式会社が手がける銘酒です。金滴は新十津川町の歴史とリンクしており、明治22年に奈良県の十津川村が洪水の被害を受け、移住したことから始まります。このときに奈良県から北海道への移住を村民に説得したのが金滴酒造株式会社の後の設立発起人である西村直一さんです。

地酒の中の地酒

移住後も開拓の苦労は熾烈を極めましたが、開拓後16年が経ち生活に余裕ができ始めたことに酒造りがはじめられました。この酒造りには「俺達の呑む酒は俺達で造ろうではないか」という精神がありました。この歴史を受け継ぐのが金滴です。まさに地酒の中の地酒と言えるでしょう。

地酒ケーキがお土産におすすめ

金滴シリーズの中ではやや甘口の大吟醸が人気のようです。辛口が好きな方におすすめなのは金滴彗星という2年間熟成させた特別純米酒です。金滴の地酒ケーキも周辺のスイーツ専門店のほかオンラインショップでも販売されていて、お酒が苦手な人へのお土産としておすすめです。

北海道の有名な日本酒7:宝川

キレのある辛口が人気

宝川は創業1899年の小樽の田中酒造株式会社が手がける銘酒です。宝川は純米酒、大吟醸など計6つの種類が販売されています。この内純米吟醸は現地のみの限定販売品になります。キレのある辛口が人気の地酒です。

1年間酒を仕込む

田中酒造株式会社は酒蔵の中では珍しく1年間、酒を仕込む四季醸造という手法を取っています。また酒蔵見学も行っており、夏などの観光シーズンでも楽しむことができます。試飲サービスを行っているほか、酒まんじゅうなどのお酒を飲めない人のための商品も用意されています。お土産にもおすすめです。

みりんや甘酒の販売も

田中酒造株式会社では日本酒のほか、みりんや甘酒なども作っています。こちらもお酒が苦手な方へのお土産にしても喜ばれるでしょう。本店は昭和2年に建設され、小樽市の歴史的建造物にも指定されています。観光として訪れるのもおすすめです。

北海道の有名な日本酒8:福司

北海道の食材とマッチする銘酒

福司は大正8年創業の釧路の福司酒造株式会社の銘酒です。釧路唯一の酒蔵で、地元に根付き愛される地酒作りを進めています。北海道の食材とよく合う福司はスッキリとした辛口に仕上がっています。

海底力も人気

福司以外では、海底力という銘酒も人気です。海底力は海底炭鉱の坑道に貯蔵しているというユニークな日本酒です。紫外線が当たらない環境での貯蔵により、柔らかくまろやかな味に仕上がっているそうです。オンラインショップでも購入することができ、こちらもおすすめです。

ヨーグルトリキュールも有名

福司酒造株式会社では他にもヨーグルトリキュールも販売しており、こちらも日本酒が苦手な人にも人気です。またオリジナルの枡やTシャツなども販売されており、日本酒好きの方へのお土産とすると喜ばれること間違いないでしょう。

北海道の日本酒以外のお酒

日本酒以外の北海道のお酒と言えば

北海道のお酒といえば日本酒以外のお酒を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。北海道は日本酒以外にも、ビール、ワイン、焼酎、ウイスキーそれぞれで北海道を代表するようなお酒があります。北海道のお酒といえば思い出すそれぞれの代表的なお酒を紹介します。

北海道のお酒といえば1:ビール編

北海道のお酒といえばビール、そしてサッポロクラシックというビール党の人も多いでしょう。サッポロビールは国内でも4位のシェア率を誇るに日本中で親しまれているビールです。サッポロビール以外にもクラフトビールの製造も盛んで、函館や石狩、小樽などで地ビールが作られています。

北海道のお酒といえば2:ワイン編

北海道のお酒といえばワインもあり、北海道ワイン株式会社は純国産ワインメーカーとして国内一の生産を誇っているといます。北海道ワインの鶴沼シリーズは特に人気の商品です。この他にも余市などがワインの生産地として知られています。

北海道のお酒といえば3:ウイスキー編

北海道のお酒といえばウイスキーも外せません。ニッカウイスキーの蒸留所がワインの生産地としても紹介した余市にあり、ジャパニーズウィスキーの聖地とも呼ばれています。北海道のお酒といえば日本酒でもビールでもワインでもなくウイスキーというウイスキー党の人も少なくないでしょう。


北海道のお酒といえば4:焼酎編

他のお酒に比べると北海道の焼酎の知名度は高くないかもしれません。しかし、北海道の焼酎は昆布、じゃがいも、とうもろこしなど現地の素材を活かした焼酎がたくさん作られており、オリジナリティーがあります。お土産として北海道の焼酎は人気です。

北海道の日本酒をお土産に

お土産を買うタイミングは?

北海道にはさまざまな日本酒やその他のお酒がありますが、どこでいつお土産を買えばよいのかというのは悩みどころです。お酒は重く、かさばるため、早めに買ってしまうと旅行中の移動の負担が大きくなることも考えられます。お土産の購入でおすすめなのが新千歳空港の北海道本舗です。

北海道本舗限定の日本酒も

北海道本舗では、日本酒のみならず、水産、畜産、農作品など北海道で人気のお土産が多数取り揃えられています。また北海道本舗限定の銘酒も販売されている点も魅力です。旅の最後に北海道本舗でお土産を買うというコースがおすすめです。

北海道の有名日本酒を飲む機会

さっぽろ雪まつりがおすすめ

北海道の日本酒を一度に楽しみたいとうい方におすすめなのが北海道の代表的なお祭りであるさっぽろ雪まつりです。さっぽろ雪まつりには北海道酒造組合が例年出店しています。北海道の日本酒や焼酎が約60種類がショット単位で販売されています。

リピーターも多い人気の出店

さっぽろ雪まつりでの北海道酒造組合の出店は人気が高く、リピーターもいるそうです。札幌の冬の風物詩と美味しい日本酒を一度に楽しむチャンスです。さっぽろ雪まつりを楽しみつつ、日本酒も堪能するというお得な旅行ができます。

北海道の日本酒を東京で

年に一度の日本酒フェア

北海道までなかなか行く機会がないという方にも朗報です。北海道の日本酒を北海道以外で飲むチャンスもあります。年に一度開催されている日本酒フェアというイベントがあり、このイベントに北海道酒造組合も参加しています。

例年6月中旬に開催

日本酒フェアは毎年6月中旬に開催されています。池袋のサンシャインシティで開催されることが多いようです。北海道に行かなくても北海道の地酒を飲むことができる贅沢な機会なので、ぜひとも足を運びたいですね。

北海道の日本酒まとめ

北海道のお酒といえば日本酒

北海道の日本酒について紹介しました。どの酒蔵も、歴史とこだわりを持って日本酒づくり、地酒づくりが進められています。北海道のお酒といえば日本酒と呼ばれる日も遠くないかもしれません。