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ロストバゲージとは?空港でおこる荷物紛失への対策&対処法を解説!

ロストバゲージとは、自分の大切な荷物、財産が海外旅行の過程で失われてしまうことを意味します。大切な所有品を失うだけでなく、楽しみにしていた旅行も台なしになってしまう。ここではそんなロストバゲージへの対策や対処法を解説していきます。
2020年8月27日
MihoLofgren
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ロストバゲージ(ロスバゲ)とは

旅行の際の荷物の紛失

 ロストバゲージ(ロスバゲ)とは、預けた荷物を紛失することや、紛失した荷物のことを意味します。ロストバゲージがよく起こるのは、海外旅行です。海外に出るときは、空港で搭乗時に荷物を預けることにります。ところが目的地の空港に到着後、ターンテーブルに荷物が出てこない。これをロストバゲージ(ロスバゲ)といいます。

せっかく楽しみにしていた海外旅行や、大切なビジネス旅行で信頼して預けた荷物がなくなってしまったら?大変なことになってしまいますね。しかも、あなたはロストバゲージ(ロスバゲ)が海外の地で起こった場合、日本にいる時のようにスムーズに対処することができるでしょうか?

ロストバゲージ(ロスバゲ)の原因①

ディレイドバゲージ

ディレイドバゲージとは、空港での荷物の積み込みの遅延が原因で荷物が見つからないことをいみします。広義ではこれもロストバゲージに含まれますが、ディレイドバゲージの場合は時間的おくれがあっても、手元に届く確率は高くなります。

ロストバゲージ(ロスバゲ)の原因②

行先や搭乗便の書かれたタグの発行ミス

スタッフの人為的ミスということになります。自分の荷物が違う行先に送られてしまう、しかも、海外に。これは困ってしまいますね。ですが、人為的ミスというのはどんなに気を付けていても起こりうることです。人間が作業を行っているかぎり、あり得るミスでしょう。

ロストバゲージ(ロスバゲ)の原因③

乗り継ぎ時の積み込み忘れや積み込みミス

海外での、空港での下ろし忘れや預け忘れなどが考えられます。こちらも人為的なミスとなります。ロストバゲージ(ロスバゲ)が起こる原因としては、空港での積み込み忘れや積み込み間違いが大半です。こればかりは、個人的に気を付けて防げることではないのかもしれませんね。

ロストバゲージ(ロスバゲ)の原因④

他人が間違えて持っていってしまう

嘘のような本当の話。ほかの人があなたのスーツケースを持っていってしまうというケースです。自分のスーツケースと同じ色・同じ形など、ついうっかり。ということはなるほど確かに起こりえます。自分がついうっかり他人のスーツケースを持っていってしまわないようにも気を付けたいところです。

ロストバゲージ(ロスバゲ)の起こる確率


世界的には減少傾向にあるロストバゲージ(ロスバゲ)

世界中で運航する航空会社や旅行代理店、そのほか関連会社のための団体、SITAの2017年度のロストバゲージに関するレポートを確認してみたところ、2016年には、ロストバゲージ(ロスバゲ)の起こる確率は1000人の旅行者中5.73人だったといいます。

これは、2015年に比べて12.5%の減少であり、過去10年では70%の減少でした。これらのことは、世界的にはロストバゲージ(ロスバゲ)の起こる確率が減少していることを意味しています。SITAはその原因として各航空会社が取り入れている技術の進歩を上げています。

SITA BAGGAGE REPORT 2017

手元に戻る保証はない?

減少傾向とはいうものの、自分の荷物が必ず手元に届く保証はないし、ロストバゲージ(ロスバゲ)が現実に自分の身に降りかかったときの損害は計りしれないでしょう。被害が単純に金銭的損害だけにとどまらないからです。例えば仕事でどうしても必要なデータや個人的にとても大切にしていたものなど、買いなおせないものもあるはずです。

そしてあなたは勝手知ったる日本ではなく、海外にいるのです。心細く、途方に暮れてしまいますね。万が一にも自分の身に降りかかってきてほしくないというところが本音ではないでしょうか。

ロストバゲージ(ロスバゲ)と日本

日本のおもてなしの心ここにあらわる

世界のロストバゲージ(ロスバゲ)の確率は上記に述べましたが、日本ではどうなのか。実は日本の関西空港は開港以来一度もロストバゲージ(ロスバゲ)が起こったことがないんです。そして、世界の航空会社を評価・表彰しているSkytraxから世界一の称号を与えられています。

ほかにも、2位には羽田空港。3位には成田空港がランクインしています。これらのことは、日本の空港がいかに信用がおけるかを意味しています。この結果は、日本人独自のおもてなしの心のあらわれではないでしょうか。荷物はお客様のもの、そう考えて心を砕いているからこその実績と評価です。

ロストバゲージ(ロスバゲ)と航空会社

ロストバゲージ(ロスバゲ)への対応と補償

ロストバゲージ(ロスバゲ)に対する日本の航空会社の対応は、比較的きちんとしているとはいいますが、それでもすべてが補償されるわけではないので注意が必要です。日本の航空会社でも、格安航空会社など、航空会社によっては補償の金額が少ないことがあります。

旅行前にロストバゲージ(ロスバゲ)に対する航空会社の補償の範囲を確認しておくといいですね。チケット料金が安くてもロストバゲージ(ロスバゲ)に対しての補償がまったくない航空会社や、チケット料金は平均的でもロストバゲージ(ロスバゲ)に対しての補償が手厚い航空会社など、各会社によりけりです。

ロストバゲージ(ロスバゲ)の対策法①

ネームタグ

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出典:Amazon
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荷物に必ずネームタグをつけるようにしましょう。ネームタグをつけることは、スーツケースの持ち主を明確にすることを意味します。航空会社から無料で配布されるものがありますが、やはり無料なだけあって破損しやすいです。できれば、市販の頑丈なものを購入して対策しましょう。可能であれば、素材の違うネームタグを2つつけておくと安心です。

現地でも連絡の取れる電話番号をネームタグに書いておくなどの対策を取りましょう。これは、ロストバゲージ(ロスバゲ)が発覚した際にあなたへのコンタクトがスムーズにかつ素早くなされることを意味します。どうしても携帯の番号をネームタグに書くのが嫌だという場合は、もちろん無理をする必要はありません。

ロストバゲージ(ロスバゲ)の対策法②

タグの徹底管理

以前に旅行した際のタグなどが残っている。これは、スタッフの人為的ミスを誘発することを意味します。過去のタグはすべて外しておきましょう。そうすることで、スタッフの正確な仕分けを助けることになります。

また、タグが発行された時点で、行先や搭乗便などその場でしっかり確認することです。そうすることが、タグの発行ミスによるロストバゲージ(ロスバゲ)への対策となります。その時点で間違いに気づくことができれば、ロストバゲージ(ロスバゲ)を防止することができます。

ロストバゲージ(ロスバゲ)の対策法③

スーツケースの写真を撮っておく

スーツケースをいくつかの方向から撮影しておきましょう。中身の写真も撮影して、旅行時に持っていきましょう。携帯電話のカメラで撮影すれば持ち運びやすいですし、手荷物として常に自分のそばにあるものなので便利ですね。これは、ロストバゲージ(ロスバゲ)が起こったときに、外国で日本語が通じない状況でも、自分のスーツケースの外見や中身を説明する助けになることを意味します。

ロストバゲージ(ロスバゲ)の対処法①

クレームタグをスタッフにみせる

ロストバゲージ(ロスバゲ)は、ほとんどの場合数日中に見つかります。なので、ロストバゲージ(ロスバゲ)に気づいたら、まずは気持ちを落ち着かせて、すみやかに航空券とクレームタグを準備してください。クレームタグは航空会社から半券の状態で渡されます。スタッフがすぐに荷物の確認をしてくれるでしょう。

ロストバゲージ(ロスバゲ)の対処法②

必要書類に記入する

スタッフがあなたの荷物を検索しても見つからなかった場合は、手荷物紛失証明書(PIR :Property Irregularity Report)を記入する必要があります。記入する内容は、あなたの名前や滞在先・連絡先、そして紛失したスーツケースの色や形・特徴です。

その際、PIRの控えは必ずもらってください。保険会社とのやりとりに必要となります。また、スーツケースがすぐに出てくるとは限りません。もしも他の場所へ移動する予定がある場合は、合わせてその情報も伝えてください。スーツケースが見つかった場合、その時点での滞在先にスーツケースを送ってもらえます。

ロストバゲージ(ロスバゲ)の対処法③


航空会社に補償を求める

ロストバゲージ(ロスバゲ)が明らかになった場合は、航空会社が最低限の日用品を購入するための料金を補償してくれることがあります。着替えや洗面用具など、どうしても必要なものは必ず出てきます。購入する際はレシートを残すなどして、後日提出できるようにしておきましょう。

ロストバゲージ(ロスバゲ)の保険

ロストバゲージ(ロスバゲ)のためのクレジットカード補償

異国の地で手荷物以外の荷物が紛失してしまったら、途方に暮れることは間違いありません。海外旅行保険に入っていない場合は、ロストバゲージ(ロスバゲ)の補償がついているクレジットカードもありますので、一度条件を確認してみてはいかがでしょう。ただし、ロストバゲージ(ロスバゲ)の補償がついているクレジットカードは、ゴールドカード以上のカードなどとなっていますので、ご注意ください。

ロストバゲージ(ロスバゲ)のための海外旅行保険

航空会社は最低限の日用品などの購入代などは補償してくれますが、それ以上の補償はなかなか得られません。そこが保険とは違うところです。そのため、万が一に備えて海外旅行保険にロストバゲージ(ロスバゲ)の補償をつけて、加入しておくことをおすすめします。

しかし、海外旅行保険に加入していても、保証金額はだいたい10万円前後となっているところが多いです。例えば高額な宝石類やカメラなどを紛失してしまっては、10万円ではとても補填できません。ロストバゲージ(ロスバゲ)に巻きこまれてしまうと大変面倒なうえ、大きな被害をこうむります。

ロストバゲージ(ロスバゲ)まとめ

年々ロストバゲージ(ロスバゲ)の危険性は減少しているようです。各航空会社の努力のたまものでしょうか。とはいえ、まったくないとは言い切れない現状。せっかくの海外旅行や重要なビジネス旅行で、旅先で自分の荷物を紛失してしまう。すべてが台無しになってしまった気分になりますね。

上記に示した対策法でまずはロストバゲージ(ロスバゲ)の危険性を減らし、楽しい旅行に備えましょう。そして万が一ロストバゲージ(ロスバゲ)が起こったときは、上記にあげた対処法を参考にして、すみやかな解決に尽力してみてください。

また、海外旅行保険に加入するなど、万が一ロストバゲージ(ロスバゲ)が起こってしまった場合でも、最低金額は取り戻せるよう、あらかじめ準備して旅行にのぞんでください。みなさまのご旅行が安全で素晴らしい旅行となりますようお祈りしております。