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革新的な街「メデジン」の5つの魅力!気になるコロンビアの治安情報も解説!

紛争により、観光地としてはあまり注目されてこなかったコロンビアですが、近年は治安も改善し、人気を博しています。特に観光客からの評価が高いのが、メデジンという都市です。今回は、治安対策や物価事情をはじめ、メデジンの魅力を徹底的に解説していきます。
2020年8月27日
五味英司
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メデジンとは

コロンビア有数の都市です。

「メデジン」と聞いて、すぐに具体的なイメージが沸く方は少ないでしょう。メデジンはボゴタに次ぐコロンビア第二の都市で、近年は旅行者の間で人気が急騰している街なんです。ありきたりな旅行ではなく、少し珍しい所に行ってみたい方にはおススメな都市なので、今回は、メデジンの魅力についてまとめてみました。

世界一革新的な街 メデジン

近年急速に人気を得た観光地です。

コロンビアといえば、内戦やコーヒー栽培が有名なことなどから、「治安が悪い。」「不便なことが多い途上国。」といったイメージを持たれている方が多いですが、メデジンは最近急速な発展を遂げ、我々日本人のイメージとはかけ離れた魅力的な街なのです。実際、2013年にはウォールストリートジャーナルとシティグループが協力して実施した「最も革新的な都市コンテスト」でグランプリに輝いています。

コロンビアの魅力はコーヒーだけではありません。

メデジンの物価

意外と高い コロンビアの物価

安くはありません。

メデジン旅行を考えている方にとって、最も気になる点が物価についてでしょう。コロンビアの通貨はペソという単位で、一円あたり約二十五ペソです。物価については、我々日本人の感覚からすると少し高い程度です。メキシコやボリビアなど物価の安い国が多い南米ですが、メデジンに行かれる際は、日本と同程度がそれ以上の物価だと考えておきましょう。

幅の広さが特徴 コロンビアの物価 

また、コロンビアの物価は幅が広いと言われています。関税の問題から、輸入がかなり高く設定されています。その反面、モノによっては日本よりも安く手に入ります。例えば、ビールは日本よりも安いことが多く、場合によっては水よりも安く手に入ります。コロンビアの方はお酒が好きで、コロンビア産のビールがよく飲まれています。この辺は、南米らしいですね。

比較的安いことが多いです。

メデジンのおすすめホテル

メデジンのおすすめホテル その1 ホテル・ポプラド・プラザ

日本人の観光客の方に大変人気な宿として、ホテル・ポブラド・プラザが最も有名でしょう。メデジンの現地の雰囲気を大切にしており、公共のWi-Fiやシャトルバス、無料の駐車場等が完備されています。 また、エンリケ・オラージャ・エレーラ空港や有名観光地であるエル・カスティージョ博物から徒歩十五分程と便利な立地です。設備のわりに料金も安く、一泊一人あたり一万円以下程度です。

観光するうえでは、意外と重要なので慎重に選びましょう。


メデジンのおすすめホテル その2 ホテル・エギナ・メデジン

もう少し安い宿としては、ホテル・エギナ・メデジンがおすすめです。こちらも、エンリケ・オラージャ・エレーラ空港から五キロ程と便利な立地でWi-Fiも完備して、お値段はホテル・ポプラド・プラザの半分の五千円程度で一泊でき、安くて便利な宿として大変人気です。

メデジンの大人気宿 シュハリ

シュハリの魅力 立地

ホテル以外におすすめの宿といえば、シュハリが大変有名です。メデジンを訪れる日本人バックパッカーなら必ず知っているというほどの宿で、シュハリを目当てにメデジンに行く方もいるのです。シュハリは地図には記載されておらず、詳しい住所なども公開されていませんが、予約を取る際に、オーナーの方が直接シュハリへの行き方を教えてくれます。メデジンの北バースターミナルあら歩いて十分程と立地は良いのでご安心下さい。

シュハリの魅力 値段

非常に良心的な値段設定です。

シュハリの特徴として、宿代が非常に安いことがあげられます。個室とドミトリーがあり、宿泊期間によって値段は前後しますが、一泊あたりだいたい千円前後になります。また、洗濯無料サービスや無料Wi-Fiなども完備しており、コストパフォーマンスのとても高い宿です。

シュハリの魅力 日本人宿

また、日本人の方が経営されていることもシュハリの大きな魅力です。海外観光中は言葉の問題がつきものですが、その点が心配ない点は大きいですね。また、シュハリはホテルにはないアットホームな空気を大切にしている宿であり、寂しさを感じずに観光を楽しめるように配慮されています。

メデジンの魅力 その1 親日家が多い

メデジンには、親日家が多いと言われています。長い紛争により、緊張状態が続く国内の状況から、日本という国や日本人の平和的な思想に憧れている方が多いようです。また、日本のサブカルチャーも人気で、メデジンにもメイド喫茶があるそうです。

また、ワールドカップの常連国であるコロンビアは、サッカーフリークの集う南米の中でも、有数のサッカー大国です。メデジンでも、街を歩けば、サッカーに熱中する子ども達と遭遇します。ワールドカップやクラブワールドカップの開催国を務めるなど、アジアでは有数のサッカー大国である日本に対して、サッカーを通じて親近感を覚えている方が多いことも、親日国の要因の一つです。

メデジンの魅力 その2 美しい街並み

メデジンの街並み

メデジンは、すり鉢状の地形をしており、一つの街とはいえ、場所によってかなりの標高差があります。基本的に、町の中心部の標高が低い場所には高級宅地や市街地が広がり、標高の高いところにはスラム街が点在するなど、エストラトの低い地域が多いです。


メデジンでは一般的な移動手段です。

街の中で標高差があるため、かつては生活も観光もしにくい街でしたが、近年は、ロープウェイを街中に張り巡らせることで、移動が楽になっています。丘の上には国立の図書館があり、図書館を中心に蜘蛛の巣のようにロープウェイが街を覆っています。また、観光客にもロープウェイでの移動は大変人気です。メデジンの街を一望でき、移動中にも快適に観光ができるので、バスやタクシーよりもおすすめです。

定番の街 グアタペ

メデジンを訪れる観光客の定番観光地として、グアタペは非常に人気です。街全体がカラフルに塗装されており、おとぎ話の中に入ったような幻想的な空間を楽しめます。メデジンからはバスで一時間半程と近く、メデジンと並んで、コロンビアが世界に誇る観光都市です。

メデジンの魅力 その3 壮大な自然

リオクラロ

メデジン観光では、豊かな自然も楽しみましょう。おすすめはリオクラロという自然保護区です。メデジンから近く、メデジン観光に訪れた方の多くが好んで行く名観光地です。メデジンの市街地からバスで三時間程と距離は多少ありますが、管理された、整った美しい自然は一見の価値ありです。また、渓谷と熱帯雨林からなるリオクラロでは、ラフティングなどのレジャーも楽しめます。

エルサラド

リオクラロよりも近く、穴場的なスポットにエルサラドという地域があります。エルサラドはメデジンからバスで一時間程で、自然豊かな地域です。緩やかな丘や小川に癒されること間違いなしで、観光地というよりかは、現地の方がハイキングに訪れることの多い場所と言われています。比較的人が少なく、人の手があまり加わっていないありのままの自然を楽しめ、リオクラロとは一風変わったリフレッシュが期待できます。

メデジンの魅力 その4 革新的な治安対策

メデジンの治安

治安の面では、メデジンは不安が残る観光地といえるでしょう。少なくとも世界で最も安全な国に住む我々の感覚では、かなり危険と感じる人もいます。ただ、近年は観光客の増加を狙い、国も積極的に治安改善に取り組んでおり、しっかりと調べて観光すれば、特に問題はありません。

メデジンの治安対策

コロンビアの政策はユニークです。

社会的・経済的な格差が非常に激しいコロンビアでは、治安対策として、エストラト(コロンビア語で階層)制度という制度を導入しています。その名の通り、地域を階層分けし、安全な地域と危険地域をハッキリと分けています。概要は単純で、各地域を一から六までのクラスに分類します。数字が大きい地域では、公共料金を初めとした生活費を高く設定し、裕福な人しか住めないようにしてしまいます。こうすることで、少なくともお金を動機にした犯罪がエストラトの高い地域では激減するのです。

地域によって治安が極端に違います。

逆に、数字が小さい地域の公共料金などは低く設定しており、犯罪が集中する傾向にあります。つまり、エストラトの高さは安全性の高さと比例します。差別や格差拡大を助長する側面もある政策ですが、地図を見れば簡単に安全な地域を探せるのは、観光するうえでは助かりますね。


メデジン観光の注意点

メデジン観光の必須アイテムです。

メデジンを観光する際は、必ず地図を手に入れましょう。地図を選ぶときは、かならずエストラトが示された地図を探しましょう。現地で購入すれば、ほとんどの地図にはエストラトが記入されています。エストラトが一やニの地域はなるべく歩かないようにしましょう。また、たとえ地図上のエストラトが五や六であっても、路地や夜道は絶対に一人で歩かないようにしましょう。

メデジンの魅力 その5 神秘的な夜景

メデジンの絶景夜景 プエブリートパイサ

世界的にも評価が高いのです。

メデジンの夜景を語る上で、プエブリートパイサは欠かすことができません。シュハリからも近く、立地も便利です。ただ、車でしか行くことができないので、タクシーなどを利用しましょう。メデジンの街を一望できる展望台だけでなく、お土産屋さんなどもあり、観光客で毎日賑わっています。

メデジンの夜景 ロープウェイからの夜景

絶景ですね。

ロープウェイを利用することも、メデジンの夜景を楽しむにはおすすめです。地図などでは分かりにくいですが、メデジンの街はすり鉢状の構造をしており、上から見ると光の器のように見えて、非常に感動的です。電車と連結しており、電車賃だけで楽しめるのも魅力の一つです。

まとめ

まとめとして、メデジンは、親日家が多く、街並みが美しく、自然も豊かで非常に観光地としては魅力的です。ロープウェイを上手く活用すれば、より効率的に観光を楽しめます。また、シュハリという日本人宿と夜景は格別ですので、お忘れなく。

ただ、明確な格差社会のため、市街地の雰囲気に流されてはいけません。地図を確認しながら観光し、スラム街をはじめ、エストラトの低い地域には近づかないようにしましょう。また、人込みや夜道はエストラトに関係なく危険であることを意識しましょう。 コロンビアは、危険な地域と危険な行動をわきまえれば、決して危険な国ではありません。安全に観光を楽しみたいですね。