検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

ミャンマーの治安は?旅行前に気になる治安状況と旅行での注意点を解説!

東南アジアにあるミャンマーは、アジア最後の秘境と呼声高い国です。まだあまり観光地として整備されていないため、治安や観光情報も少ないですが、他の観光地では感じられない魅力にあふれる国です。そこで今回はミャンマーの治安の状況や旅行や観光時の注意点などを解説します。
2020年8月27日
くるみぱん
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

ミャンマーの治安や旅行の注意点をまとめました!

東南アジアにあるミャンマーについて知っていますか?あまりピンとこない人でもアウンサンスーチーさんといえば分るでしょうか。民主化運動で有名なアウンサンスーチーさんは、最近ではロヒンギャ問題でも話題になりましたね。 そんな彼女の出身地であるミャンマーは、他のアジアの国と比較してもまだまだ広く知られていない魅力がたくさんある国です。

しかし発展途上国であるため、気になるのは治安ではないでしょうか。 そこで今回は、日本人がまだあまり知らないミャンマーの魅力や観光地、治安の状況や危険はないのかなど、ミャンマー旅行に行くときに知っておいてほしい情報をあつめました。

ミャンマーってどんな国?

ミャンマーの治安状況や観光スポット、旅行の注意点などを解説する前にまずはミャンマーがどんな国であるのか、ミャンマーの概要を簡単にご紹介したいと思います。

ミャンマーの概要

ミャンマーは、東南アジアにある連邦共和国です。以前はビルマという名前の国でした。 ミャンマーはアジアでも有数の多民族国家で、南北に長いミャンマー国内には130以上の民族が住んでいるそうです。公用語はビルマ語です。 現在民主化運動がさかんで日本でもニュースになることもあります。

ミャンマーは仏教の国

また、ミャンマーは世界有数の仏教の国としても知られています。 そのため国内には、 観光名所としても知られる仏教建築がたくさんありますし、そのような場所では露出の高い恰好は避けるなど服装にも注意しましょう。 ロンジーという長い布を腰に巻いている民族衣装姿の現地の人を見ることができます。

ミャンマーの物価

ミャンマーの通貨はミャンマーチャットです。外国人観光客向けのホテルなどではアメリカドルが使用可能なエリアもありますが、ミャンマーチャットへの両替は必須です。 ミャンマーの物価ですが、ミャンマーの最大都市ヤンゴンと地方都市ではかなり物価が異なります。 たとえば、ミネラルウォーターが1本20円ほど、タクシーは初乗100円など日本より物価は安いですが、隣のタイバンコクとあまり変わらないようです。

ミャンマーは女性が一人で外出できるくらい治安が良いって本当?

ミャンマーという国がどのような国であるかおおまかにわかったところで、気になる治安について確認してみましょう。 なんとなく発展途上国は治安の状況が悪く危険なイメージがある人も多いと思います。 ネットなどを見てみると、実はミャンマーは昼間は女性が独り歩きできるほど、治安は良いという情報を見かけますが、果たしてこの治安の情報は正しいのでしょうか。

日中は比較的治安は良い

インターネットでかかれている通り、ミャンマーは昼間であれば比較的治安は良く、女性がひとりで街歩きをしても危険は少ないとされています。 しかし、日本ほど危険が少ないというわけではありませんので、女性はできるだけ数人で行動するなど不必要にひとりで行動するのはおすすめできません。 また、街中は危険が少ないですが、路地裏など昼間でも人通りの少ないエリアには注意しましょう。

夜間は治安が悪化する


女性が一人歩きできるほど昼間は治安の良いミャンマーですが、夜間はやはり危険ですので、女性は特に気を付けましょう。 基本的に繁華街などの明るい場所は観光客も夜遊びを楽しめますが、男性が現地女性に手あたり次第声をかけたり、地元グループに絡んだりするのはさけ、外国人観光客としてのマナーを守るようにしましょう。

現在のミャンマーの治安の状況とは

では現在のミャンマーの治安の状況をもっと具体的にご紹介します。 ミャンマーの犯罪件数についてご紹介します。

ミャンマーの治安は悪化しつつある

ミャンマーの犯罪件数はここ数年上昇傾向にあります。 具体的な数をご紹介すると、2008年の殺人、強盗などの重犯罪件数と2012年の件数を比較すると、1.7倍になっているそうです。 人口比で日本と比較すると、殺人事件の件数は日本の2.6倍だそうです。 特に観光客が注意したいのは置き引きや引ったくりなどの窃盗ですので、貴重品は目を離さないようにしましょう。

現在のミャンマーの医療やインフラについて

ミャンマー日本と比べると発展途上の国ですが、医療やインフラ設備はどれくらい日本と違うのでしょうか。

ミャンマーの医療

外務省によるとミャンマーの医療事情は日本より20年ほど遅れているイメージだそうです。 緊急性の高い疾患に対応できる医療機関が少ないため、心臓などの既往歴がある人の滞在はおすすめできません。 また経口感染症やウイルスによる感染症も報告がありますので、これら感染症の予防も必須です。 さらにミャンマーでの外科手術はおすすめできないと注意を呼びかけています。

ミャンマーのインフラ

ではミャンマーのインフラについて見てみましょう。 ミャンマーはヤンゴンなどの都市部であれば、電気やガス、水道、下水の設備は整っていますが、不安定なことも多いようです。 少しランクの低いホテルなどでは夜間に急に停電が起きることもありますが、珍しいことではないのでゆったりと構える気持ちも大切です。 インターネット環境の状況については、ヤンゴンであればカフェなどフリーwifiが拾えるスポットも多いようですが、全体的に速度は遅めだそうです。

治安の悪い場所に注意!ミャンマーの観光地

ミャンマーに観光旅行に来たら、どこに行くのが定番なのでしょうか。またその観光地の治安の状況や注意点はあるのでしょうか。

バガン遺跡

ミャンマーの観光地として最も有名なのは、バガン遺跡ではないでしょうか。バガン遺跡は、インドネシアのボロブドゥール遺跡とカンボジアのアンコールワットと並ぶ世界三大仏教建築で、ミャンマー仏教の聖地でもあります。 約3000以上のパゴダや寺院があり、圧巻の景色を眺めることができます。 観光地ですので比較的治安は良い方ですが、スリなどの窃盗には注意しましょう。


ゴールデンロック

パワースポットとしても人気があるのが、ブッダの髪の毛が収められているというゴールデンロックです。 崖から落ちそうで落ちない見た目危険な観光スポットです。 ごく最近、岩の金箔の張替えをしたそうなので、今ならかなりピカピカの岩が見られます。 ゴールデンロック周辺も治安は良いほうですが、窃盗には気を付けてください。

インレー湖

まわりに少数民族も暮らすインレー湖は、ミャンマーの自然を感じることのできる観光地です。 インレー湖には外国人に人気の水上コテージの宿泊施設もありますし、湖の上で暮らすミャンマー人の暮らしを感じることもできます。 インレー湖の治安の状況は、ヤンゴンの中でも良い方と言われています。ただし、最近に一人で乗った女性がタクシー運転手による強盗に合うなどのトラブルも起きていますので、ひとりでの行動は危険です。

ミャンマー観光で治安以外に注意すべきこと

ミャンマー旅行では治安以外でも注意すべきことがたくさんありますので、ここで代表的なものをご紹介します。

タクシートラブル

最近ミャンマー旅行のトラブルで急増しているのがタクシーでのトラブルです。 ミャンマーはタクシーの初乗り料金がとても安いため、観光客がタクシーを利用することも多いのですが、その際に料金をあらかじめ交渉しておかないとトラブルになることがあります。 また、治安の悪い場所ではタクシー運転手による強盗事件も起きていますので、ホテルに呼んでもらうタクシーに乗るなどして対策をしましょう。

食事や水

ミャンマーは日本と比べるとまだまだ衛生観念に問題があると言わざるを得ません。 特に屋台などで売られている食べ物はおすすめしません。 また、ミャンマーの水道の水は飲用にしないようにしましょう。水は必ずミネラルウォーターを購入して飲んでくださいね。

感染症

ミャンマーでは病原性大腸菌やサルモネラ菌などによる経口感染症になってお腹をこわしやすいと言われています。ほとんどの場合はすぐに快方に向かいますが、何日も下痢が続くような場合には医師の診断を受けましょう。 また、5月から10月にかけてヤンゴンは雨期になりますが、この季節にはネッタイシマカによる感染症のデング熱にも注意が必要です。 またヤンゴン以外の地方都市では日本脳炎やマラリアなどの感染症にかかる危険もあります。 ミャンマー渡航の際には予防接種を心がけましょう。

ミャンマーはビザが必要

ミャンマーに渡航するときはビザが必要になります。また、パスポートの残り期間が6ヶ月を切ると入国ができないため注意が必要です。


クレジットカードは基本使用できない

海外で現金を持ち歩くのは危険なので、買い物や食事にはクレジットカードを使用するという人は少なくありません。 しかしミャンマーでは一部のホテルや高級レストランを除いてクレジットカードの使用はできません。 ある程度の現金は用意しておく必要があります。

ミャンマーは仏教の国であることを忘れずに!

さきほどもご紹介していますがミャンマーは仏教の国です。 ミャンマーの人口の90%以上は仏教徒と言われていて、人口の13%は僧侶でもあります。

日本人は無宗教の人が多く、宗教への考え方があいまいで、悪気はなくとも仏教を冒とくしてしまうこともあり得ます。 ミャンマーの人はとても信仰心が厚いため、トラブルになることもあります。 また、日本の寺院と違ってミャンマーの寺院内は履物や靴下が禁止されています。もちろん露出の高い服装も厳禁です。 ルールを守ってミャンマー観光を楽しむようにしましょう。

ミャンマーでトラブルに巻き込まれたら

ミャンマーを旅行するときにはいろいろなことに注意が必要ですが、それでもトラブルに巻き込まれてしまうことも少なくありません。もし、ミャンマー旅行中にトラブルに巻き込まれてしまったらどうすれば良いのでしょうか。

もしミャンマーでトラブルに巻き込まれてしまったら、警察に連絡をするなど間に中立的な立場の人を立てることが大切です。 ミャンマーの警察は比較的外国人観光客に親切なようですので、いざというときは警察を呼んでもらいましょう。 また、警察でも手に負えないようなトラブルなら大使館へ相談するようにしてください。

治安や注意点に留意しながらゆったりミャンマー旅行を楽しもう

ミャンマーの治安の状況や注意点をご紹介しました。まだまだ観光がさかんな国とは言えないミャンマーですので、海外旅行初心者向けとは言えません。

しかし日本人がまだまだ知らないミャンマーの魅力もたくさんありますので、治安や感染症、タクシートラブルなどに気を付けながらミャンマー旅行を楽しんでくださいね!