スカルパ インスティンクトVS R
ファイブテン クライミングシューズ モカシム
スポルティバ タランチュラ 38.0
スポルティバ タランチュラ ウーマン
スポルティバ フィナーレVS
スポルティバ カタナ
スポルティバ カタナ ウーマン
フォース クライミングシューズ
スカルパ|オリジン
イボルブ デファイ
イボルブ シャーマン
イボルブ KIRA
TRIOP ボルダリング シューズ 紐タイプ
ボリエール|ジョーカー
オーツン クレストQC
マッドロック クライミングシューズ Shark
マッドロック アガマ
クライミングシューズを選ぶ前に
クライミングシューズの記事の中で、聞き慣れない単語が出てくると思ったことはありませんか?片仮名ばかりで難しそうですよね。クライミングシューズを選ぶ前に、シューズの各部名称をいくつかご紹介しますので、下の画像と照らし合わせながら見てくださいね。
クライミングシューズの各部名称
【アッパー】足の甲を覆っている黄緑の生地(表面)の部分。スエード、シンセティック(新合成素材)などが使われています。 【トゥ】シューズの頭、つま先の部分。クライミングシューズで一番負担のかかる場所で、つま先の部分が擦り減ってきたら、修理専門店でリソールしてもらうことも出来ます。
【ソール】靴底。アウトソール、ミッドソール(=シャンク)に分かれます。またシャンクは紙製とプラスチック製があり、シューズの形を維持するために入っています。 【ライニング】シューズの裏地。通気性や防臭効果のある素材が使われています。
【ヒール】かかとの部分。またクライミングシューズでかかとを覆っている部分を、ヒールカップと言います。 【ヒールループ(プルタブ)】かかと上部に付いている二つの輪のことを指します。輪に指を通してシューズを履きます。
【ベロ(タン)】スニーカーなどにもある足の甲の砂よけの部分。ループが付いているのは、ヒールループと同様に指を通してシューズを履きます。 【足入れ】履き口。シューズの紹介の時は、足を入れる時の感触のことを書かれていることが多々あります。
【スリングショット】土踏まず後部からかかと上部を通っている黄色のライン(ocunと入っている)のことを指します。かかとを前に押し出してトゥに力が入るようにします。 【ラバー】スリングショットからつま先をぐるっと覆っている黒い帯状の部分。

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初めてのクライミングシューズの選び方
初めてクライミングシューズを買う時は、1.サイズ感、2.足入れのタイプ、3.つま先のタイプ、4.ソールの形が選び方のポイントになります。それぞれの選び方や特徴を見てみましょう。
1.サイズ感の選び方
クライミングシューズは、各メーカー毎そして各クライミングシューズ毎に、足の幅や甲の高さのサイズ感が違います。そしてシューズのつま先の形を見ても分かるように、足の指が少し曲がった状態で履きます。
中級者から上級者になると結構きつめのサイズを選ぶ時もありますが、初めてマイシューズを買う時のサイズの選び方は、普段履く靴のサイズより「やや小さ目」を選んで、試し履きしてみましょう。また皮素材のクライミングシューズは馴染むと少し伸びてくるので、その点も考慮して選びましょう。
つま先がブカブカだったりシューズの中で足が動くのはサイズが大きく、逆にシューズのかかとが極端に食い込み過ぎてアキレス腱が痛くなるのは、そのシューズの型が足に合わなかったりサイズが小さ過ぎる可能性があります。サイズを変えて、足に負担がかかり過ぎないサイズを選びましょう。
1-1.サイズ感の選び方 素足派または靴下派?
靴下を履くか履かないかは自由です。常に靴下を履いてクライミングすると決めている場合は、靴下の厚みも考えてサイズを選びましょう。その時に履く靴下は、くるぶし丈のストッキングやクライミングシューズ専用の靴下がおすすめです。
2.足入れのタイプの選び方
足入れには3つのタイプがあります。初めてクライミングシューズを買う時は、履きやすいベルクロが良いでしょう。各タイプの特徴を見てみましょう。
①スリップオン
ベルクロや紐が付いていないので軽く、足との密着性が高いです。アッパーの素材が馴染んでくると履き心地に緩みを感じることもあるので、きつめに作られています。そのため、選び方には注意が必要です。
②ベルクロ
2~3本のベルクロで甲を留めます。スリップオンタイプより履き口が開くので履きやすく、ベルクロでフィット感が調整しやすいのが特徴で、人気のタイプです。
③シューレース
ベルクロタイプよりも履き口が開くので足入れしやすいです。履く時は手間がかかりますが、つま先から甲の上部まで紐を締め付ける強さの加減を微調整しやすいのが利点です。
3.つま先のタイプの選び方
つま先のタイプには、ストレートとダウントゥの2つがあります。初めてクライミングシューズを買う時は、癖の少ないストレートがおすすめです。各タイプの特徴を見てみましょう。
①ストレート
普通の靴のようにつま先からかかとまで真っ直ぐで、癖がないので履きやすいソールです。
②ターンイン
つま先が親指の方にカーブしているので親指側に力を入れやすいですが、小指側には力を入れにくいのが特徴です。
4.ソールの形の選び方
ソールの形3つのタイプがあります。初めてクライミングシューズを買う時は、フラットソールが履きやすいです。各ソールの特徴を見てみましょう。
①船底
つま先が上に反っているソールで、スラブなどのスメアリングがしやすいのが特徴です。マルチピッチクライミングなど長時間履く時に歩きやすくて、履きやすいソールです。
②フラット
つま先からかかとまで平らなソール。つま先が下がっているダウントゥとは違って履きやすく、どんな壁の種類にも対応出来ます。
③ダウントゥ
つま先とかかとが下がって湾曲しているソールです。ホールドにつま先を引っ掛けたり、傾斜のある壁などに力を発揮します。ソールの硬さは比較的硬めが多いです。
おすすめのクライミングシューズのタイプはこれ!
初めて買うクライミングシューズは、1番目に「足入れはベルクロ、つま先はストレート、ソールはフラット」がおすすめです。2番目に「足入れはスリップオン、つま先はストレート、ソールはフラット」が良いでしょう。
それでは「足入れはベルクロまたはスリップオン、つま先はストレート、ソールはフラット」を中心に、高い評価で人気のあるクライミングシューズのおすすめをご紹介します。
おすすめのクライミングシューズ1 スカルパ インスティンクトVS R
スカルパ インスティンクトVS R
初心者から中級者まで長く履けるスカルパ インスティンクトVS R。柔らかめのシューズを好む方に評価の高いアイテムです。足入れが良くて馴染みやすい、ソールでどんな壁の種類でもオールラウンドに使えるのが、多くのユーザーから支持される人気の理由です。
おすすめのクライミングシューズ2 ファイブテン モカシム
ファイブテン クライミングシューズ モカシム
このモカシムも初心者向けのクライミングシューズでは人気です。ローグよりソールが少し柔らかく、足型を選ばないので履きやすいと評価が高いです。初心者から上級者まで履けるモカシムは、足使いが上達できるシューズです。
おすすめのクライミングシューズ3 スポルティバ タランチュラ
スポルティバ タランチュラ 38.0
シューズ全体は硬めの作りですが、足幅は細くもなく広くもないため初心者の方には履きやすい人気の一足です。ベルクロは互い違いに留めるので、クライミングシューズの中は履き心地が均等になります。ソールは耐久性が優れたFriXion RSを採用しているので長持ちします。
スポルティバ タランチュラ ウーマン
2018春夏モデルとして、スポルティバのタランチュラが「ゲッコージム」と改名しましたす。ゲッコージムは水洗い出来る仕様に変わるそうで、見た目はタランチュラとほぼ同じですが、アッパーはグレーでラバーとソールは水色の斬新なカラーリングが目を惹きます。
おすすめのクライミングシューズ4 スポルティバ フィナーレVS
スポルティバ フィナーレVS
初心者から中級者まで履けるスポルティバらしいカラーリングのフィナーレ。採用しているビブラムソールは長時間履いていても痛みが出にくく、アッパーは通気性が良く快適に履ける、と高い評価です。それだけではなく、薄くてもやや硬めのソールなので、強い荷重をかけてホールドに足を乗せても安定したムーブを起こすことが出来ます。
おすすめのクライミングシューズ5 スポルティバ カタナ
スポルティバ カタナ
少し柔らかめのビブラムソールのカタナはソールの厚みが4mm。そして、フリクションが良く足裏の感覚も良い、と言う評価が多いです。初心者が取り付きやすい傾斜の緩いスラブ壁などには最適なクライミングシューズです。
2018年のモデルには、カタナの男性用のカラーがイエロー×ブラック×ホワイト、女性用のカラーがピンク×ホワイト、スリングショットやベルクロのデザイン若干変わって販売されました。
スポルティバ カタナ ウーマン
おすすめのクライミングシューズ6 スカルパ フォースV
フォース クライミングシューズ
つま先の圧迫感もなく優しく自由に履ける、と初心者に人気があって高い評価のフォースVです。クライミングシューズにはそれぞれ独特の個性がありますが、このフォースVは個性を取り払ってニュートラルな作りになっているのが特徴です。
おすすめのクライミングシューズ7 スカルパ オリジン
スカルパ|オリジン
耐久性とグリップ力が優れたスカルパの新作ラバー「スカルパビジョン」を採用しています。アッパーは柔らかいスエードを使用しているので足あたりも優しく、足入れしやすいと人気です。男性用と女性用ともに、メーカーホームページに掲載されているので、興味がある方はご覧ください。
おすすめのクライミングシューズ8 イボルブ デファイ
イボルブ デファイ
アメリカでクライミングシューズメーカーの中で、高い評価を得ているイボルブ。またその中でもデファイは入門者、初心者向けとしても非常に評価が高い人気モデルです。足裏感覚も良くて履きやすく、プラスチックのシャンクなので汚れたら洗えます。丈夫で長持ちすると評価が高く、上級者からも人気です。
おすすめのクライミングシューズ9 イボルブ シャーマン
イボルブ シャーマン
深いフックやサイドのスカム等にも対応している、おすすめのクライミングシューズです。初めて履く時から足に馴染む、履き心地の良さが人気のアイテムになります。つま先側のベルクロを留めて、甲側のZベルクロは自分の甲の高さや幅に合わせて留めるので、抜群のフィット感です。圧迫感が少なくて履きやすい、と人気のシューズです。
2018年春夏モデルでは、イボルブが「ナイトホーク」「スカイホーク」の2種のシューズを販売しています。カッコいい名前を聞いただけで惹かれますが、性能もデザインにも期待できます。
イボルブ KIRA
おすすめのクライミングシューズ10TRIOP 紐タイプ
TRIOP ボルダリング シューズ 紐タイプ
柔らかくて通気性がある人工皮生地を使用しているので、足を入れた時からフィット感が得られます。紐タイプでしっかりフィットするように作られているので、初心者や初めてクライミングシューズを買う人に評価が高いアイテムです。
おすすめのクライミングシューズ11 ボリエール ジョーカー
ボリエール|ジョーカー
ボリエールは初心者や上級者問わず、どんな人の足でも合い足入れの良いクライミングシューズが多いのが特徴です。快適な履き心地と足に馴染みやすいジョーカーは、クライミングをリラックスして楽しめることで人気の一足です。
横幅が比較的広めなので、足幅が気になる方でも安心。耐久性もあるので、長く履き続けられます。
おすすめのクライミングシューズ12 オーツン クレストQC
オーツン クレストQC
ダウントゥやターンインを極力抑えてあるので、履きやすく作られています。また、足先を広めに作ってあるためつま先の自由度が高く、長時間履いていても快適に履くことが出来ると言う評価が多いので、初心者におすすめの一足です。
おすすめのクライミングシューズ13 マッドロック Shark
マッドロック クライミングシューズ Shark
マッドロックのハイ・パフォーマンスモデルのクライミングシューズになります。 R2ランド・ラバーを使用したアーチフレックスが特徴で、快適なフィット感が人気のアイテムです。ポップなオレンジカラーも人気があります。
おすすめのクライミングシューズ14 マッドロック アガマ
マッドロック アガマ
アガマはアッパーとライニング共に、快適性と防臭効果にこだわった作りになっています。アッパーの素材はシンセティックと言う新合成素材です。またかかとは立体的に作られていて、かかとの形にフィットします。ヒールフックのズレもなく、初心者から中級者まで対応出来るアガマです。
2018年春夏モデルで、マッドロックがフラットシューズとして「ウェーバー」と「フラッシュ2018」の2種を販売しています。ウェーバーはスリップオンタイプとベルクロタイプを合わせたデザインで、アッパーは通気性を改良した新素材を使用しているそうです。
マイシューズで楽しいクライミングライフを
自分のクライミングシューズを持つようになると、クライミングがますます楽しくなります。そしてクライミングのスキルが上がってくると色々な壁が登れるようになるので、2足目のクライミングシューズのことも考えるようになってきます。
初めてのクライミングシューズより2足目の選び方の方がシビアになってきますが、またそれも楽しみの一つになります。この記事が、みなさんの充実したクライミングライフのお手伝いの一つになれば嬉しいです。

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その他のメーカーの新作
またこの記事の中では紹介出来ませんでしたが、2018春夏モデルとしてブトラ「アドバンス」を1種、2018秋冬モデルとしてブラックダイヤモンドの初心者向けの3種を販売しています。現行モデルはもちろん、他のモデルもぜひチェックしてみてくださいね。