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多肉植物「ハオルチア」育てる前に10の基本知識を知っておこう!

「ハオルチア」は、多肉植物の中でも育て方・増やし方が簡単で人気です。種類が多くて寄せ植えにも適しています。「ハオルチア」は、葉が光りにあたって輝く特性のもの、紅葉するもの、花が咲くものと、日々表情を変える多肉植物です。育て方と魅力をご紹介します。
更新: 2021年5月16日
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多肉植物は魅力的!

植物を育てながら、自然派志向で生活するって憧れですね。 でも、「枯れてしまったらどうしよう」「植物も生き物でむずかしいのでは?」いろいろと悩みはありますね。 多肉植物は、ちょっと留守にしても、うっかり水やりを忘れても、いつもそばにいてくれる植物です。 四季に合わせて、春には花を咲かせ、夏にはちょっと日差しを避け、秋には紅葉をして、冬には寒そうに佇みます。 あなたと同じ時間を過ごす多肉植物を友達にしませんか?

基本知識①多肉植物を育ててみよう!

最近よく見かける多肉植物は、茎や葉の内部に水分をためる機能がある植物です。サボテンが代表的ですが、種類が豊富で、形もさまざまです。 可憐な花を咲かせたり、季節に応じて紅葉もするので、日々表情を変える様子がかわいい植物です。 グラスやコーヒーカップなど、どんな容器でも栽培できるので、インテリアとしても好まれています。 管理が容易で、肥料や水やりの手間もかからない多肉植物は、「植物を育ててみたい」ビギナーや「過去に植物を枯らしてしまった」失敗経験者にもおすすめできる植物です。

基本知識②多肉植物ハオルチアの魅力

南アフリカを中心に自生していて、約500種類の存在が確認されています。 学名はHaworthia(ハオルチア) ハオルシア・ハウオルチアと発音されることもあります。 ツルボラン科(ユリ科)ハオルチア属

見た目が楽しくてかわいいハオルチア

多肉植物のなかでも、ハオルチアはとても形が個性的で、見ていて可愛くなる種類です。 ふわふわで透明感のある種類や硬い尖った葉を長く伸ばす種類など、さまざまな形態があります。 育てやすいことと、組み合わせて寄せ植えにすると、かわいいインテリアにもなるので、最近は園芸店などでもよく見かけます。 似たようなものも多いのですが、それぞれに特徴を生かしたユーモラスな名前がついていて、園芸店で感心したり笑ったり、ハオルシアは見ているだけでも飽きない植物です。 また、コンパクトに育てられるので、部屋の中で一緒に生活をしている気分になれて、親しめる植物でもあります。

基本知識③多肉植物ハオルチアの特徴

多肉植物のハオルチアには、葉の形と質から、軟葉系(葉がやわらかいもの)と硬葉系(葉が硬いもの)の2種類に分類されます。 軟葉系と硬葉系には、それぞれ違った魅力があります。

軟葉系のハオルシア

軟葉系のハオルチアは、スケルトンの葉が特徴です。 柔らかくてプクプクとした愛らしい形が魅力的で、愛好家も増えています。 透明な葉は、光を取り込んで色をかえます。光の量や光の当たり方で趣をかえるので、一日のうちで表情を変えるので見ていて飽きません。

硬葉系のハオルシア

軟葉系とは、まったく形が違います。葉が硬くて尖ったシャープな形です。 上に向かって葉を伸ばして放射線状に広がって育つ種類と、根元から同じ形の新しい株が育って増えていく種類があります。 葉に白い模様の入った種類が多数あり、模様の入り方にそれぞれ特徴があって楽しめます。 軟葉系に比べると葉が硬いので、カイガラムシなどの害虫の駆除がしやすい利点があります。


基礎知識④多肉植物ハオルシアは寄せ植えで楽しみたい!

多肉植物にもそれぞれ生育の環境があるので、どの植物でも寄せ植えで簡単に仲良く育てられるわけではありません。 その点、ハオルチアは種類が多く、軟葉系や硬葉系に見られるように形や色がさまざまなので、同じ生育環境で大丈夫なハオルチアだけでも、アレンジのきいた寄せ植えを楽しむことができます。

基本知識⑤多肉植物ハオルチアの種類を知ろう

ハオルチアの人気の種類を5種類ご紹介します。 どれも、園芸店などでよく見かける種類で、育て方も簡単です。 ハオルチアを育てるなら、まずはこれらの種類からいかがですか。

玉扇

ユーモラスな形が人気です。平たいしっかりとした葉を扇のような形に広げて生長します。 上部に白や緑の線が入って、生長と共に表情を変えていきます。 新しい葉がでてくると株分けできますが、生長はゆっくりです。

コンプトニアナ

難波の特徴のふっくらとした葉の形が人気の多肉植物です。葉に入る線は、白や薄緑などさまざまな色合いで表面に現れてきます。それぞれに、線の入り方が違っていて、生長に伴って変わっていく様子がたのしめます。

京の華

ふっくらとした葉がバラの花のような形を作って華やかな軟葉系種類です。 秋になると、紅葉して葉が薄いピンクになるかわいい品種です。 生長が早く、下から新しい葉がたくさんでてくるので、株分けか葉挿しでふやすことができます。

カルウィニー

硬葉系の代表格で、ハオルチアの中では背が伸びるタイプです。九輪塔とも呼ばれています。 春と秋が生育期で、白い花が咲きます。夏と秋にはあまり変化がありません。 根元にたくさんの子株が出てくるので、株分けして増やすことができます。 子株が出ると、全体が大きくなってくるので、はじめから一回り大きめの鉢に植えることがポイントです。

松の雪

硬葉系の人気種類です。生長はゆっくりですが、株が大きくなるので、植え替えの際には鉢は一回り大きめのものに植えるようにしましょう。 白い模様が、雪をかぶったようなのでこの名前になった種類です。 春と秋に細い茎をのばして、見た目からは相続できない可憐な花を咲かせます。

基本知識⑥多肉植物ハオルチアのビギナー向けの種類ならオブツーサ


オブツーサを園芸店で見かけて、多肉植物の魅力にひかれた方も多くいます。 オブツーサは、見た目の華やかさとハオルチアによくみられる、透明な葉が光があたると輝く特徴を強く持っていることから、人気の種類です。 オブツーサは暗い部屋で光を当てると、こんな神秘的な姿をみせてくれます。 葉の透明感から「雫石(しずくいし)」とも呼ばれています。

ハオルチアの中でも、オブツーサは丈夫で育て方・増やし方が比較的簡単な種類です。 オブツーサの中にもさまざまな種類があり、秋になるとピンクや赤に紅葉する種類もあり、最近では高値で取引がされているオブツーサもあります。 オブツーサの育て方で注意する点は、寒さです。5度以下では枯れてしまうので、冬は室内で育てましょう。 増やし方は、根元からどんどんと子株が増えてくるので植え替えて増やします。

オブツーサは、秋になるとこんなきれいな紅葉の姿も見せてくれます。

基本知識⑦多肉植物ハオルチアは場所をかえながら身近で栽培がおすすめ

日照時間の確保や水やりの手間がかからないハオルチアは、屋外・屋内どこでも育てられます。 でも、極端な高湿や高温、低温は避けないといけません。 季節に応じた紅葉や花を楽しむなら、持ち運びのできる容器に植えて、適時に移動させながら育てることをおすすめします。 たとえば・・・ 夏には、直射日光のあたる窓辺より少し部屋の奥に入れて机の上に。 冬は、ポカポカ陽気の日のお昼ごろには窓辺に置いて光をあてて、寒くなったら部屋のなかの暖かいところに置く。 と、いうように移動しながらの管理が適しています。 季節ごとの紅葉やかわいい花を楽しみましょう。

インテリアの一部として室内に置くと、いっも一緒で一段と愛着がわきます。

基本知識⑧多肉植物ハオルチアの育て方

ハオルチアは、軟葉系も硬葉系も育て方は大きく違いません。 大切に育てると、多肉植物は枯れることなくどんどん増えて長生きしする植物です。 可憐な花を楽しみに育ててみましょう。

ハオルチアに適した場所と温度

日当たり・置き場所 春と秋は生育期なので、日のあたる環境が必要ですが、直射日光が長く当たる場所は避けましょう。 午前中に日が当たれば十分です。湿度や高温を好まないので、一年を通じて風通しのよい場所を選びましょう。 温度 適温は15~20度で、寒さには比較的強いですが、霜にあたると枯れてしまいます。5度以下になる環境は避けましょう。普段は、屋外でも、寒い時だけ室内に入れて管理しても生育は可能です。

用土 園芸店などで、多肉植物用の土を購入することがおすすめです。自分で用土を調合するときは、養分が少なくて、水はけのよい土壌を作りましょう。花や野菜を植える一般的な土を利用する場合には、土3:赤玉小粒4:軽石3が目安です。

水やり 多肉植物は、他の植物に比べて水をあまり必要としませんが、生育期の春と秋には土の表面が乾かない程度には水を与えましょう。数日に1回程度で大丈夫です。 水を与えるときには、全体にかけるのではなく、根元から鉢全体の表面が水で濡れる程度にします。 高温多湿の環境はよくないので、夏は気温の高い昼間は避けて、夕方涼しくなってから軽く水を与えます。 冬は、月に2~3回程度、暖かい日に与えるようにします。

基本知識⑨多肉植物ハオルチアの育て方の注意点

他の植物に比べて管理が簡単とはいっても、やはり注意することはあります。 ハオルチアを元気に育てるためのポイントをご紹介します。


植え替え

株が大きくなってきたら、一回り大きな鉢に植え替えましょう。 根が鉢一杯に張ってしまうと、根詰まりの状態になって、栄養や水分を上手く吸収できなくなってしまいます。 新しい葉や株が元気が無くて枯れてきたら、根詰まりの状態になっています。 植え替え方法は・・・ ●全体をそっと鉢から抜くようにして、取り出します。 ●根詰まりを起こしていると、根の先が極端に細かったり色が変わっているので、その部分を切り取ります。 ●以前のものより一回り大きな鉢を用意します。 ●鉢の3分の1ほどに多肉植物用の土を入れます。 ●ハオルチアを中心において、その上から鉢の8割程度まで土を入れます。 ●水をたっぷり与えます。 ●水を与えた後に、鉢の淵まで土をいれて、さらに水を与えます。初めから土を鉢いっぱいに入れると、水を与えたときに土が溢れてしまうので、2回に分けることがポイントです。

病害虫

病害虫 ●カイガラムシ 多く発生するのは、カイガラムシです。カイガラムシは、ハオルチアの養分を吸って、枯らしてしまいます。 幼虫の時は殺虫剤で駆除できますが、成虫になると薬が効きにくくなります。見つけたら、軟らかいブラシで取り除くなどの対処が必要です。 ●ネジラミ 土の中で繁殖するので、目には見えません。根元の新しい葉が枯れるなど、ハオルチアの元気が無くなってきたら鉢から出して、チェックしてみましょう。根が枯れていたり、白い粉のようなものがついていたらネジラミです。植え替えの時などにも気をつけて、この部分の根を切るようにします。薬剤は、園芸店などで購入できるオルトランを水に溶かして、ハオルチアの根を約1時間漬け置きしたあと乾かして、できれば新しい鉢に植えます。

基礎知識⑩多肉植物ハオルチアの増やし方

ハオルチアの増やし方には、「種まき」「葉挿し」「根差し」と「株分け」の方法があります。 一般的で、一番簡単な増やし方は「株分け」です。元気に生育しているハオルチアは、根元から新しい株が出てきます。軟葉系も硬葉系も、ほとんどの種類が同じように新しい株を作ることで次の世代を生み出します。

株分け方法

一番簡単な「株分け」での増やし方をご紹介します。 ●大きくなった株を、優しく回す様にしながら鉢から取り出します。 ●土を落としながら、子株を親株から取り外して分離します。このときに、根が腐っていないか、ネジラミなどが病害虫が繁殖していないかチェックします。 ●鉢に3分の1程度、多肉植物用の土を入れてその上に、子株を置いて土をふんわりとかけます。 ●植えてからは、風通しのよいところに2~3日置いてから水を与えます。 ●親株は、埋めなおしてたっぷりと水を与えて、半日程度日当たりのよい場所に置きます。

まとめ

多肉植物「ハオルチア」を育てるための基本知識をご紹介しましたがいかがでしたか。 植物が、身近にある暮らしは豊かな感じがしますね。 多肉植物は、うっかり世話を忘れていても元気に育ってそばにいてくれる植物です。 「ハオルチア」は小さな植物ですが、いろいろな表情を持っています。 大切に育てて四季を感じてみませんか。

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