ルミカ 神経絞め ショート
吉見製作所 鮮度たもつ君ミニ アジメバル用
低反発シートウレタン 角型 【2枚組】
シマノ 釣り用バケツ BK-053Q
第一精工 ワニグリップMC
シマノ CT-912R スライドナイフ
ささめ針|ヤイバ 魚絞めマルチシザース YSC-1
キャプテンスタッグ 発泡クーラーボックス18L
アジの締め方を覚えよう!
アジを美味しく持ち帰ろう!
アジを美味しく持ち帰るための 締め方を6つのステップに分けてご紹介! 神経締め、血抜き、氷締めと 順番に紹介しているので、出来るだけ美味しい状態で持ち帰りたい方は1番から、 釣りの時間を優先する方は4番から魚の処理を始めてみてください!
釣れたら早めの処理が基本!
釣ったらすぐに処理しよう!
この記事では色々な締め方を紹介していますが、 どの締め方も魚が生きている事を前提にしています。 釣ったら早めに処理を行うことがアジを美味しく持ち帰るためのポイントです。 アジはまとまって釣れる魚なので手を止めるか、釣りを続けるかは釣り人の判断次第。
エアポンプまで用意する必要はありませんが バケツに海水を入れて魚を入れるだけでも暫くは生きているので、タイミングを見て処理を行ってください。 出来るだけ手早く行いたい場合は、4番の氷締めから処理を始めましょう!
神経締めの方法をご紹介!
大物向けの本格的な締め方
2010年頃から一気に普及し始めた ニードルを使った神経締め。 職漁では一般的になりつつある方法です。 脊髄など神経部位を破壊することで死後硬直を遅らせて鮮度を保ちます。
完璧に行うには慣れや経験が必要になりますが、釣り人向けの製品も沢山展開されているので大型が釣れたら挑戦してみてください!
神経締めに必要なアイテムを3つご紹介!
神経締めに必要なアイテムは ワイヤーとニードル。アジはワイヤーだけでもOKです。 激しく暴れるのでマットもあると魚の身を傷つけません!
1/3.ニードル
ルミカ 神経絞め ショート
ルミカの神経絞めショートです。 ニードルとワイヤーがセットになった製品で、小型魚向けのショートサイズ。 ニードルを目と目の間に刺して、導線を確保してからニードルの中をワイヤーが進む形状です。
鼻の穴から行う場合はワイヤーのみでもOKですが、導線がハッキリする分、一体型製品のほうが手早く確実に神経締めを行えます。
2/3.ワイヤー
吉見製作所 鮮度たもつ君ミニ アジメバル用
アジはワイヤーのみでも 神経締めを行えます。 小型魚向けに短く扱いやすいもの、 径の細い物を選びましょう。 ご紹介している製品は長さ23cm線径0.5mmです。
形状記憶合金は寿命が長く、錆びにくい物は衛生的に安心。 美味しく食べる事が目的なので、信頼して使えるものを選んでみてください。
3/3.マット
低反発シートウレタン 角型 【2枚組】
低反発シートウレタンです。 神経締めをした瞬間は魚の尾が激しく動くので、固い場所に魚体を強く打ち付けないよう注意が必要。 小型のアジなら制御できますが、30cmアジクラスは力も強くマットがあると安心です。より確実に行いたい方は、衝撃吸収系のマットを用意しておきましょう。
1.アジの締め方 大物は神経締め!
神経締めを3つに分けてご紹介!
神経締めの方法を3つに分けてご紹介! 手間が掛かりますが、最も効果を感じられる処理方法なので大型、お刺身用には神経締めを行いましょう。 アジは鼻の穴からでも神経部位に到達出来るので、初めての方でもすぐにマスター出来ます!
神経部位は目と目の間
神経締めで破壊すべき部位は脳と脊椎がメイン。 ほとんどの魚は脳天、目と目の間に穴を開けます。 アジは鼻の位置が目の間なので、ワイヤーのみを使用する場合は鼻の穴から入れてもOKです。遊魚船で神経締めを行うところも増えてきたので、船長にお願いすると丁寧に教えてくれると思います。
何度か往復させて神経部位を確実に破壊しよう!
ワイヤーが神経に当たると尾が激しく動きます。 神経部位を確実に破壊できるよう何度かワイヤーを往復させて、神経締めを行いましょう。 死後硬直を遅らせることが目的なので、活きが良いうちに行ってください。生簀を使って移動中に行う方法がおすすめです。
動かなくなったら神経締め完了!
神経締めが完了すると魚は動かなくなり 水に入れても泳がず沈んでいきます。 神経部位を破壊しているので 反応がなくなったら成功です。 魚体の色も変わるので確認してみてください!
血抜きの方法をご紹介!
中型はここからスタート!基本的な締め方
釣りで最もポピュラーな締め方が血抜きです。 魚体に残った血を抜くことで美味しく保管出来るので、神経締め後も血抜きを行うようにしてください。 手間を減らしたい場合や20cm程度の小型は、血抜きから始める方法をおすすめします。
血抜きに必要なアイテムを4つご紹介!
血抜きに必要なアイテムは 魚の血管を切るナイフやハサミ、 魚を押さえつけるフィッシュグリップに、海水を用意するバケツです。 どの道具も流用で十分なので使い方にあった形状のハサミ、 ナイフが余っていないかチェックしてみて下さい!
1/4.バケツ
シマノ 釣り用バケツ BK-053Q
血抜きは魚を海水に入れて行うと効果的。 水を汲めるバケツを用意しておきましょう。 船釣りの場合は用意があると思います。 手洗いだけでなく、釣り場に血が落ちてしまった場合も洗い流せるので必ず1つは必要です。
2/4.フィッシュグリップ
第一精工 ワニグリップMC
アジの体表にはヌメリがあり、激しく暴れるので、ホールド出来るフィッシュグリップも用意しておくと便利です。 ヒレのトゲやゼイゴで手を怪我することもありません。 基本的には小型の魚なので、魚体を掴むタイプをおすすめします。
3/4.ナイフ
シマノ CT-912R スライドナイフ
アジを血抜きするためのナイフは小型の物で十分です。 刃を収納出来るタイプのナイフなら持ち運びも安心。 ソルト向けでサビに強いもの選んで、手入れをしながら使いましょう!
4/4.ハサミ
ささめ針|ヤイバ 魚絞めマルチシザース YSC-1
大型魚に対応しにくくなるので他の釣りに流用しにくくなりますが、 操作が簡単なハサミを使って血抜きを行うことも出来ます。 ラインカッターのような細いハサミではなく、ある程度力が掛かっても曲がらないハサミを選んでください。
2.アジの締め方 エラからナイフを入れて出血させよう!
小型のエラにはハサミを使ってもOK!
どの魚を血抜きする場合も エラやエラ蓋の上から刃を入れて 延髄、太い血管をカットする方法を使います。 エラ蓋の上部から背骨に向かって、斜めに刃を入れたあたりです。
大きさに関わらず、魚を出血させる時に刺す場所は同じなので、動画で位置を確認しておきましょう。 アジは小型の魚なので、ナイフではなくハサミをエラに入れてカットしても十分。 出血が始まると色の濃い血がドロっと出るので、すぐに確認できます。
他部位から出血させる方法
アジならエラからで十分血を抜く事が出来ますが、しっぽの付け根を切って出血させる方法もあります。 大型のアジや、血抜きが不十分だと感じたときはこの方法も試してみてください。 アジであれば細くなっている場所、 尾の付け根をカットしてしまえばOKです。
3.アジの締め方 バケツに海水を汲んで血抜きしよう!
血流での血抜き
魚にも血の流れがあるので、血流で太い血管から血が流れ続けます。 頭を下に向けてバケツに入れておけば自然に血が抜けていくので、手が空くまではバケツに入れたままでOKです。
良く振って血抜きするのがポイント!
神経締めを行った場合など、 魚が動かない状態で血抜きを行う時は、海水につけて良く振っておくのがポイント。 出来るだけ血を抜ききるようにしてください。 ホースがあればしっぽを切って、エラからからしっぽへ水を流してもOKです。
4.アジの締め方 海水に氷をたっぷり入れよう!
出来るだけ温度を下げる
発砲クーラー、バケツに海水を入れたら出来るだけ温度を下げてください。 低温にすることで魚を絶命させるので、海水を入れすぎないように注意しましょう。
海水に真水の氷を入れるので、氷が速く溶けて温度は急激に下がります。 クーラーボックスの温度を下げるための 氷、保冷材は別に用意しておくと快適です。
小型はここからスタート!手間のかからない人気の締め方
小アジの処理方法としてオーソドックスな氷締。 神経締め、血抜きを行った後は傷口から水が入り、 血が出て臭いがつくので短時間で行ってください。
生きたまま入れる場合は、入れっぱなしにしても美味しく食べられます。 釣りの時間を重視して処理の手間を減らしたい方は、この工程から処理を始めてみましょう!
氷締めに必要なアイテムを3つご紹介!
氷締めを行うために必要なアイテムは、海水を汲んで氷を入れるためのバケツや発砲クーラー、 温度を下げるための氷です。 冷たい海水に手を入れて移し変えることになるので、網やザル、フィッシュグリップでアジをクーラーボックスへ移動させましょう!
1/3.氷
氷はペットボトルを凍らせた物や、ブロックの氷よりも、飲み物に入れるような小さい氷が沢山あるほうが確実です。 自宅で作って持っていっても良いですし、 コンビニで買ってから釣り場に向かってもOK。
バケツに対して多いと感じる程度、たっぷり用意しておくと確実にアジを締められます。
2/3.発砲クーラー
キャプテンスタッグ 発泡クーラーボックス18L
氷締め用のクーラーボックスと、持ち帰り用のクーラーボックスは分けてあると、より美味しく魚を持ち帰れます。 短時間の場合は、保冷能力の無いバケツやバッカンでもOKです。
3/3.網・ザル
氷締めは5分程度で完了するので、ある程度魚がたまったらクーラーボックスへ移し変えておきましょう。 氷で海水の温度を下げるので、網やザルですくって行うとスムーズに作業できます。 直接手で触れる時間を短くすることや、水につけすぎないことも、魚を美味しく食べる大きなポイントです!
5.アジの締め方 アジを入れてシェイク!
温度変化を均一に!
魚を入れたら魚の体温分温度が上がるので、出来るだけ素早く絶命させるために入れ物を揺すって温度を均一にしましょう。 エラから低温の海水が入り続けるので、入れて振るだけでしっかり処理できます。
釣れたら入れる、としても良いですし、一度に複数のアジを入れてもOKです。 釣りの時間、アジの釣れ具合と相談しながら処理を進めてください。
6.アジの締め方 十分冷えたらクーラーボックスへ
そのまま持ち帰ってもOK!
海水の温度が十分に下がりきっていれば 3分ほどでアジは絶命します。 魚の温度も十分下がっているので、手が空いたときにクーラーボックスへ移動させておきましょう。
しっかり処理して美味しいアジを楽しもう!
お刺身は締めたアジを使おう!
身にハリがあって臭みが無い、 お刺身にして美味しいアジには血抜きと低温での保存が絶対条件です。 しっかり処理しておけばそれだけ美味しく頂けるようになるので、一度に沢山釣れる方は道具を用意しておきましょう。 アジだけでなく他の魚も同じ手順でOKです!
まとめ
アジの締め方&血抜き講座はいかがでしたでしょうか。締め方にも種類があるため、自分に合った方法で試してみて下さいね。鮮度を保てれば美味しい料理も食べられるので、ぜひ今回の記事を役立てていただければ幸いです。
アジングが気になる方はこちらをチェック!
今回はアジの締め方などについてご紹介しましたが、アジングについて、仕掛けやテクニックに関する記事を、以下にご紹介しています。ぜひ合わせてチェックしてみてはいかがでしょうか。
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