謙譲の花言葉1月12日. カンツバキ(白・ピンク・赤)
カンツバキ/科名・属名
カンツバキは、ツバキ科ツバキ属です。
カンツバキ/和名・英名
和名は、寒椿です。 英名は、Camellia × hiemalisです。
カンツバキ/原産地
原産地は、日本、中国です。
カンツバキ/花名由来
カンツバキという名前は、サザンカとツバキの交配種で、早春に咲くツバキより一足先に寒い時期に花が咲くことから名付けられました。 「Camellia」は、17世紀のチェコスロバキアの宣教師カメル(Kamell)神父の名にちなんでいるといわれています。
カンツバキ/花言葉由来
花言葉の「謙譲」は、陽のささない日陰でもちゃんと咲く控えめな花の姿に由来します。
カンツバキ/誕生花
12月8日・12月10日です。
カンツバキ/開花時期
開花時期は11月~2月です。
カンツバキ/その他
カンツバキは、常緑低木で横に広がる性質があります。 上でご説明したように、カンツバキはサザンカとツバキの交配種です。 ツバキは、花の根元からポロっと落ちますが、カンツバキの花びらが1枚ずつハラリと落ちるところはサザンカと同じです。 その様子は、なんともわびしい印象で日本人の心に響く美しさがあります。
はずかしがりの花言葉2月3日. シクラメン(赤・白・ピンク・藤・黄など)
シクラメン/科名・属名
シクラメンは、サクラソウ科シクラメン属です。
シクラメン/和名・英名
和名は、ブタノマンジュウ(豚の饅頭)です。 英名は、Cyclamenです。
シクラメン/原産地
原産地は、地中海沿岸や小アジアです。
シクラメン/花名由来
和名のブタノマンジュウ(豚の饅頭)の名前の由来は、まず球根の形がまんじゅうをつぶした形に似ていることからです。 さらに豚や猪がシクラメンの球根を掘り出して食べるので、ヨーロッパでは「豚のパン」と言われていますが、それを日本の植物学者である大久保三郎氏がそのまま日本語に訳したのが、ブタノマンジュウだったそうです。 英名のシクラメンは、受粉すると花茎がくるくるとらせん状に巻くのですが、その姿からギリシア語のキクロス(kiklos:らせん・円)に由来すると言われています。
シクラメン/花言葉由来
シクラメンの花言葉は「内気、はにかみ、恥ずかしがり屋」です。 シクラメンは下向きに花が咲くので、そのことから付けられているそうです。
シクラメン/誕生花
1月4日・1月7日・1月8日・1月14日・2月4日・11月26日・12月7日・12月8日・12月10日・12月22日です。
シクラメン/開花時期
開花時期は11月~4月です。
シクラメン/その他
草丈は10cm~25cmの多年草です。 花を楽しめる期間が長く、花の色も豊富で人気の高い花木です。 寒い時期に色鮮やかに咲くシクラメンは、明るい気持ちにさせてくれます。 初心者でもチャレンジしやすい植物ですが、温度には敏感でしおれたり枯れたりしやすいので取り扱いに注意しましょう。
おだやかな心の花言葉3月28日. ハナミズキ(白・赤・ピンク)
ハナミズキ/科名・属名
ハナミズキは、ミズキ科ミズキ属です。
ハナミズキ/和名・英名
和名は、アメリカヤマボウシです。 英名は、flowering dogwoodです。
ハナミズキ/原産地
原産地は、北アメリカ東部からメキシコ北東部です。
ハナミズキ/花名由来
和名はアメリカヤマボウシですが、別名のハナミズキのほうがよく知られています。 アメリカ原産で、日本の近縁種のヤマボウシに似ていることから由来されています。
ハナミズキ/花言葉由来
花言葉の「返礼」は、1912年に東京市長が米国へサクラを寄贈した際、そのお返しとしてハナミズキが日本に贈られたことに由来しています。
ハナミズキ/誕生花
3月18日・3月23日・4月15日・4月23日です。
ハナミズキ/開花時期
開花時期は、4月~5月です。
ハナミズキ/その他
ハナミズキは、アメリカを代表する花木です。 丈夫で育てやすく、若木の時は枝のまとまりもよく比較的場所をとらないので、庭木や街路樹に広く植えられています。 生長すると10mを越します。 また水平方向に枝を伸ばしやすく、成木になると枝が横に広がりながら伸びるので、ボリュームのある樹形になります。
高潔の花言葉4月7日. サクラ(白・ピンク)
サクラ/科名・属名
サクラは、バラ科サクラ属です。
サクラ/和名・英名
和名は、サクラ(桜)です。 英名は、Cherry blossomです。
サクラ/原産地
原産地は、ヒマラヤ近郊です。
サクラ/花名由来
桜(サクラ・さくら)の語源には諸説あります。 ①「咲く」に複数を意味する「ら」を加えたという説 ②日本神話に登場する「コノハナノサクヤビメ」から「さくや」をとったという説 ③桜が、春に里(サ)にやってくる稲の神が憑依する座(クラ)と捉えられ、そこから名付けられたという説 などがあります。
サクラ/花言葉由来
花言葉である「精神の美」は、米国初代大統領ジョージ・ワシントンが幼いころ、父親が大切にしていたサクラの木を誤って切ってしまい、そのことを正直に告白したという話に由来します。 「優美な女性」は、サクラの美しさを女性にたとえたものです。
サクラ/誕生花
4月1日・4月2日・4月4日・4月9日・4月10日・4月13日・4月21日です。
サクラ/開花時期
開花時期は、3月~5月です。
サクラ/その他
花びらがひらひらと舞い散るはかなげな様子は、古来より日本人が持つわびさびといった美意識に強く反応してしまいます。日本を代表する花といってもいいでしょう。
幸福の再来の花言葉5月24日. スズラン(白・ピンク)
スズラン/科名・属名
スズランは、キジカクシ科スズラン属です。
スズラン/和名・英名
和名は、スズラン(鈴蘭)です。 英名は、Lily of the valleyです。
スズラン/原産地
原産地は、ヨーロッパ、東アジア、北アジアです。
スズラン/花名由来
花の形が、神事や祭事に用いられる鈴を思わせること、それから葉と花が鈴のように見えることに由来します。
スズラン/花言葉由来
花言葉の「再び幸せが訪れる」は、ギリシャ神話に登場する森の守護神・レオナードが大蛇に襲われてしまったときに流れた血からスズランが咲き、レオナードの傷や心を癒したという話に由来しています。
スズラン/誕生花
2月3日・3月17日・5月1日・5月2日・5月3日・5月5日・5月28日です。
スズラン/開花時期
開花時期は、4月~5月です。
スズラン/その他
スズランは、15~20cmの多年草です。 スズランには、「君影草(きみかげそう)」「谷間の姫百合(たにまのひめゆり)」という別名があります。 いかにもはかなげで可憐な女性を想像させるスズランですが、実は有毒物質が全草にあります。 特に花や根に多く含まれています。 摂取した場合、嘔吐・頭痛・眩暈・心不全・血圧低下・心臓麻痺などの症状を起こし、重症の場合は死に至ることもあります。 「美しい花にはトゲがある」とはこのことですね。
はにかみの花言葉6月15日.アジサイ(白、青、紫、赤)
アジサイ/科名・属名
アジサイは、アジサイ科アジサイ属です。
アジサイ/和名・英名
和名は、紫陽花(アジサイ)です。 英名は、Hydrangeaです。
アジサイ/原産地
原産地は日本、中国、台湾、北アメリカです。
アジサイ/花名由来
アジサイの語音の由来は、諸説ありますが、もっとも有力とされているのは、「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」がなまったものという説です。 また「紫陽花」という当て字は、唐の詩人白居易が別の花(おそらくライラック)に付けた名前を、平安時代の学者である源順が、アジサイにこの漢字をあてたことから誤って広まったといわれています。
アジサイ/花言葉由来
『乙女の愛』『辛抱強い愛』という花言葉は、江戸時代ドイツ人医師シーボルトは、お滝さんという美しい女性との間に娘をもうけますが、やがて国外追放となって日本を去ることとなりました。 ドイツに帰国するとき、アジサイを持ち帰り、お滝さんにちなんで「オタクサ」という名前で紹介したという由来があります。 また、花が寄り添って咲いている様子からも、日本ではポジティブな花言葉の印象が強いとされています。 ネガティブな花言葉もありますが、土の成分によって花色が変わる性質に由来しています。
アジサイ/誕生花
5月3日・6月1日・6月3日・6月14日・6月17日・6月19日・6月26日・6月29日・7月1日・9月18日です。
アジサイ/開花時期
開花時期は、5月から7月です。
アジサイ/その他
アジサイは、落葉低木です。 根から吸収される養分によって花色が変わります。 酸性ならば青色、アルカリ性ならピンク色へと変化します。 花の寿命がくると、どの花色も赤やピンク色へと変化していきます。
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淡い恋の花言葉7月21日. アサガオ(白,赤,ピンク,青,紫,複色)
アサガオ/科名・属名
アサガオは、ヒルガオ科サツマイモ属です。
アサガオ/和名・英名
和名は、アサガオ(朝顔)です。 英名は、Morning gloryです。
アサガオ/原産地
原産地は、アメリカ大陸です。 他にも、中国南部からヒマラヤ、ネパールにかけて、あるいは東南アジアなど諸説あります。
アサガオ/花名由来
アサガオは、早朝に咲いては昼には萎んでしまうことから、朝の美人の顔に例えて「朝の容花(かおばな)」というのが由来です。
アサガオ/花言葉由来
花言葉の「はかない恋」は、花が咲いてはすぐにしぼむ短命だからということで付けられたようです。 その他に「愛情の絆」は、朝顔が支柱に蔓(つる)をしっかりと絡ませるということに由来しています。
アサガオ/誕生花
4月14日・6月25日・7月6日・7月24日・7月31日・8月1日・8月4日・8月6日・8月9日です。
アサガオ/開花時期
開花時期は、7月中旬~10月上旬です。
アサガオ/その他
日本の夏の風物詩アサガオは、つる性の一年草です。 品種によっては、緑のカーテンにもできるようです。 つるが伸びない矮性の品種もあります。
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神秘の花言葉8月19日. ガーベラ(ピンク・赤、白、黄、緑、オレンジ)
ガーベラ/科名・属名
ガーベラは、キク科ガーベラ属です。
ガーベラ/和名・英名
和名は、オオセンボンヤリ(大千本槍)です。 英名は、Gerberaです。
ガーベラ/原産地
原産地は、熱帯アジア、アフリカです。
ガーベラ/花名由来
ガーベラは19世紀末に南アフリカで発見されましたが、ドイツ人の医師および植物学者であったガーバー(Traugott Gerber、1710~1743)に敬意を表して命名されました。 和名のオオセンボンヤリ(大千本槍)の由来は、高山植物のセンボンヤリに似ていたためです。
下の写真は、センボンヤリです。 似ていますか?
ガーベラ/花言葉由来
ガーベラの花言葉は、「希望」、「前進」です。 それは花色の種類が多く、陽気な雰囲気を醸し出しその場にいる人を明るく元気にすることから由来しているそうです。
ガーベラ/誕生花
2月11日・3月16日・5月9日・6月9日・7月1日・8月1日・8月27日・9月27日・10月1日・10月8日・10月12日・10月24日・11月2日・11月21日・12月30日です。
ガーベラ/開花時期
開花時期は、3~5月と9~11月です。
ガーベラ/その他
ガーベラは、10~80cm多年草です。 乾燥にも耐えますが、生育、開花には十分な水を必要とします。 風通しと水はけのよいことが大切で、長雨や多湿のときは病気が出やすくなります。
乙女のまごころの花言葉9月12日. コスモス(赤,白,ピンク,オレンジ,黄,複色)
コスモス/科名・属名
コスモスは、キク科コスモス属です。
コスモス/和名・英名
和名は、アキザクラ(秋桜)です。 英名は、Common Cosmosです。
コスモス/原産地
原産地はメキシコの高原地帯です。
コスモス/花名由来
コロンブスのアメリカ大陸発見後、スペイン人がメキシコの高原に咲くコスモスを見つけて持ち帰り、マドリッドの植物園長ガバニレスがギリシャ語のKosmos(秩序、調和、美などという意味)からコスモスと命名したそうです。
コスモス/花言葉由来
コスモスの語源となるギリシア語の「kosmos」には調和や秩序という意味もあり、花言葉の「調和」もそれに由来するといわれます。 また、「乙女の真心」の花言葉は、コスモスの繊細で清潔感のある花姿にちなみます。
コスモス/誕生花
9月3日・9月5日・9月15日・9月18日・9月22日・9月23日・9月27日・10月6日・10月9日・10月14日・10月31日です。
コスモス/開花時期
開花時期は、6月~11月です。
コスモス/その他
コスモスは、50~120cmの一年草です。 日当たりと水はけが良ければ、丈夫な性質で、日当たりと風通しがよい場所であれば、やせた土地でもよく生育しますので初心者にも育てやすいです。
変わらぬ魅力の花言葉10月18日. キンモクセイ(オレンジ)
キンモクセイ/科名・属名
キンモクセイは、モクセイ科モクセイ属です。
キンモクセイ/和名・英名
和名は、金木犀(キンモクセイ)です。 英名は、Fragrant oliveです。
キンモクセイ/原産地
原産地は、中国です。
キンモクセイ/花名由来
和名のキンモクセイは、漢名「木犀」の日本語読みで、木の幹がサイ(犀)の皮膚に似て黄色の花が咲くことから「キンモクセイ(金木犀)」です。 別名では「モクセイカ(木犀花)」とも呼ばれます。
キンモクセイ/花言葉由来
花言葉の「謙虚」は、多くの人を惹きつけるすばらしい香りに比べて、目立たない小さな花をつけることから由来されています。 また、「気高い人」は、雨が降るとその芳香を惜しむことなく潔く花を散らせることからきているといわれます。
キンモクセイ/誕生花
10月1日・10月2日・10月6日・10月7日・10月10日・10月15日・10月22日・10月26日・11月2日・11月25日です。
キンモクセイ/開花時期
開花時期は、9月~10月です。
キンモクセイ/その他
キンモクセイは、常緑の小高木です。 季節の到来を告げるキンモクセイの甘い香りは、人々を惹きつけ思い出とともに強く記憶に残ります。 丈夫で育てやすく、庭木として人気がある花木です。 日当たりがよい場所で暖かく、澄んだ空気のところで生育しましょう。 空気の汚れたところでは花つきが悪くなります。 水はけのよい土がよいでしょう。
よみがえる愛の花言葉11月23日. バラ(赤、ピンク、白、黄、オレンジ、青、緑など)
バラ/科名・属名
バラは、バラ科バラ属です。
バラ/和名・英名
和名は、薔薇(バラ)です。 英名は、roseです。
バラ/原産地
原産地は、ヨーロッパ、アジアです。
バラ/花名由来
属名の学名「Rosa(ローザ)」は、古代ギリシア語でバラを意味する「rhodon(ロドン)」やケルト語で赤色を意味する「rhodd(ロッド)」に由来されています。 和名のバラは、トゲのある低木の総称である「いばら(茨)」が転訛した(もしくは、省略された)ものといわれます。 バラには通常「薔薇」の字をあてますが、この語は音読みで「そうび」「しょうび」とも読みます。
バラ/花言葉由来
花言葉は「愛」と「美」です。 まさに愛と美の象徴であるバラ。花の色別、つぼみ、トゲにも花言葉があり、あらゆる花のなかでその数がもっとも多い花言葉をもちます。 世界中で、古くから想い人へ気持ちを伝える花として用いられ、花言葉のほとんどが恋愛に関するものです。
バラ/誕生花
1月16日・1月19日・2月10日・2月25日・2月28日・3月25日・4月11日・4月29日・5月14日・5月15日・5月16日・5月28日・6月1日・6月4日・6月17日・6月19日・7月14日・7月15日・7月23日・9月26日・11月27日・12月9日・12月15日・12月25日です。
バラ/開花時期
開花時期は、5月~10月です。
バラ/その他
花言葉も色ごとに意味がありますし、さらに本数によっても意味が変わってくるんです! さすがは、花の女王といわれるバラです。 バラに関して数年前にある改革が起こっています。 青いバラの品種を生み出すことが世界中のバラ愛好家の中では夢とされており、青いバラは「不可能」という花言葉の意味も持っていました。 しかし、サントリーが14年の歳月を経て、2004年に開発の成功を発表しました。 世界初の青いバラの誕生と大反響だったのです!
ますます幸せの花言葉12月14日. ナンテン(カラー)
ナンテン/科名・属名
ナンテンは、メギ科ナンテン属です。
ナンテン/和名・英名
和名は、南天(ナンテン)です。 英名は、Heavenly bambooです。
ナンテン/原産地
原産地は、中国です。
ナンテン/花名由来
和名の「南天(ナンテン)」は、漢名の「南天燭(なんてんしょく)」を省略したものからです。
ナンテン/花言葉由来
花言葉の「私の愛は増すばかり」は、初夏に白い花が咲いた後、その実が晩秋から初冬にかけて時間の経過とともに、徐々に真っ赤に色づく姿に由来されているともいわれます。
ナンテン/誕生花
1月19日・11月25日・12月5日・12月8日・12月27日・12月29日・12月31日です。
ナンテン/開花時期
開花時期は、6月~7月です。
ナンテン/その他
ナンテンは、常緑低木です。 ナンテンの名の響きが、難(なん)を転(てん)ずるに通じることから、昔から災難除けや縁起の良い木とされています。 また、ナンテンは漢方の木として昔から親しまれてきました。 実は咳止めやのど飴の原料に、葉には殺菌効果がありものもらいや血尿に、樹皮や根皮は、胃腸病や眼病などに効果があります。
まとめ
各月の代表的な花の花言葉をご紹介しました。 花言葉の意味を知ると、誰かにお花をプレゼントしたり、その言葉にあやかって庭で育ててみようかな・・なんて身近に置いてみたくなりますよね。 花言葉を思い出しながら、この秋お花の観賞にでもおでかけしてみませんか?