ゴールデン粒状培養土 25L GRBA-25
自然応用科学 ネット入り 鉢底に入れる石 0.5L×10個
プロトリーフ かる〜い鉢底石(5L)【プロトリーフ】
アイリスオーヤマ 鉢底石 加熱処理鉢底石 5L
スリット鉢 プラ鉢 9cm モスグリーン 10個
植物を植えるとき、鉢底石は必要なのか?
鉢植えやプランター栽培をおこなうときに、培養土を入れる前に「鉢底石」を先に入れるようにと、野菜や草花の栽培手順に書かれているのを見たことありませんか?
必ずといっていいほど、栽培方法には鉢底石という言葉が書かれてあるかと思いますが、なぜ鉢底石を入れる必要があるのか、ないとどうなるのか…今回は、そんなみなさんの素朴な疑問についてご紹介していきましょう。
ちなみに鉢底石ってどんなもの?役目は重要?
「鉢底石」とは、その名の通り植木鉢やプランターの底に敷き詰める石のことで、水はけをよくするために用いられます。鉢底石を敷き詰める前に、鉢底ネットというのを敷いてから、石を敷き詰めることも多いです。
よく市販などで出回っている鉢底石には、軽石や黒曜石などの種類の石で作られているものもあります。鉢底石の役目は思ったより重要なものです。いらない水をスムースに出す排水性や、鉢底からほどよく空気を取り入れる通気性を保つための役割があります。
もし、鉢底に排水性や通気性がないと、腐敗菌が増殖し、根腐れを起こす原因になります。特に根腐れは水はけの悪さが原因で、根が酸素不足になり、株全体が弱ってしまうことにも。鉢植えの底は密閉状態になりやすいので、鉢底石を入れることにより、底に適度な隙間ができるというわけです。
石の種類はあるの?その辺で拾った石でもいいの?
川辺で拾った砂利や、道端に落ちている小石を拾って敷き詰めても、問題はありません。小石でも鉢底石のかわりになりますが、市販の鉢底石は、通気性や保水性の性能がよくなっているだけでなく、植物の根があたっても負担がないように作られています。
また市販の鉢底石の多くは軽く、栽培後の処理もしやすくなっていますのでおすすめです。重いものもありますが、この場合は、プラスティックの軽い鉢やテラコッタなどの重量がある鉢に敷き詰めることで、鉢の転倒防止にもなります。
鉢底ネットとは
鉢底ネットとは、鉢底石を入れる前に敷く、目の細かいネットのことです。このネットを敷くことにより、水やりをしたときに土の流出や、鉢底に棲みつく、ナメクジやその他害虫が鉢内に侵入するのを防ぎます。
鉢底ネットは、市販でも専用のものが売られていますが、台所の生ごみを捨てる用の三角コーナー用ネットでも代用できます。(ただし不織布タイプのものは、通気性が悪いので避けましょう)
三角コーナー用ネットの場合は、鉢底の穴より少し大きめに切っていれます。その上に鉢底石を敷いて土を入れることで、それが重しになって貼りつくので、別途固定しておく必要はありません。
鉢底石の使い方
大体底から2~3cmが目安
鉢底石ってどれぐらいの厚さで敷くといいのか、これもよくある疑問です。鉢底石を厚く敷きすぎると、土の量が少なくなってしまいますし、少なすぎても培養土と混ざってしまい、通気や排水性の意味があまりなくなってしまいます。
市販の鉢底石のパッケージの裏には、大体底から2~3cmぐらいの高さで敷き詰めるという風に書かれていることが多いです。これぐらいの石の量があれば、土と分化し、しっかりと鉢底石の役割を果たすのだと考えられます。
ただし、特に水はけをよくした方がよい植物(サボテンや洋ランなど)では、それ以上に厚く敷いたほうがいい場合もありますので、その点については、苗を買ったお店の方や、該当する植物の育て方を一度確認してみるのをおすすめします。
鉢底石がいらないケース
鉢底石が要らないケースってあるのでしょうか?植物の種類によっては、鉢底石が必要ないという場合もありそうですね。それもそのはず、鉢底の通気性と排水性がうまく保たれれば、鉢底石はなくてもいいということになりますね。どんな場合で要らないのかいくつか例をご紹介。
もともと水はけのよい土を使っている
ゴールデン粒状培養土 25L GRBA-25
最近では、市販の培養土でも性能のよい土が開発されており、初めから鉢底石不要なんて書かれている培養土もあります。このように書かれている種類の培養土であれば、鉢底石は必要ありません。
通気性のよい鉢(スリット鉢)などを使用する場合
スリット鉢 プラ鉢 9cm モスグリーン 10個
植木鉢の中にはスリット鉢といって、底穴が一か所だけではなく、かごのような隙間が空いた植木鉢があります。この場合は鉢底石を敷かなくても通気性が確保されていることがあります。
水やりがほとんど必要ない植物を育てる場合
おしゃれな雑貨店などで時々見かける「エアプランツ」など、水やりの手間がほとんどいらない植物を育てる場合は、排水性や通気性などを気にする必要がありませんから、鉢底石も使わなくていいことになります。
ちなみに「エアプランツ」は、一般的な植物でいうような、土の中に根を張って、養分を吸収するような成長の仕方ではなく、岩石や他の樹木などに着生し、葉や根から雨や空気のわずかな水分を効率よく吸収する性質があるので、こういった植物を育てる場合は必要ありません。
鉢底石がないときに代用できるもの
発泡スチロールを砕いたものやコルクなどがおすすめ
鉢底石を鉢やプランターの底に敷いて、水はけをよくするには、ある程度の大きさと石自体に通気性があることが望まれます。鉢底石がない場合で、近くに軽石や適当な小石が見つからないという場合は、発泡スチロールを荒く砕いたものや、コルクなど通気性のある素材のものがおすすめです。
そのほか、通気性は特にありませんが、重みがあり石の代用になるものですと、ビー玉や海岸などに打ち上げられているガラス石などを利用する方法もあります。
赤玉土や鹿沼土でも代用できる?
水に濡れても崩れにくい赤玉土や鹿沼土などを、鉢底石として代用できないかということですが、これは最初はよくても、次第にボロボロと崩れていくので、鉢底石の代用としてはおすすめできません。
また鹿沼土は、土の酸性度を上げる性質があることもあり、鉢底石として使うのは避けた方がよいです。(ただし、キイチゴやブルーベリー、青アジサイなど酸性土壌を好む植物であれば、土の酸度については問題ありません。)
鉢底石の価格とおすすめの鉢底石
市販の鉢底石の価格相場ですが、大体1パック5リットルで、300円~1,000円で売られています。もちろん石の量や質などによって、値段は異なるでしょう。
鉢底石は、繰り返し使用することができるため、一度栽培が終わったあとは、土全体を日光で消毒するためにもプランターや植木鉢をひっくり返し、鉢底石を取り出してネットなどにまとめて保管します。苔や泥がついている場合は、水できれいに洗い流して、乾かしておきましょう。
amazonでベストセラー商品の鉢底石
自然応用科学 ネット入り 鉢底に入れる石 0.5L×10個
amazonでベストセラーの鉢底石です。国産ですべての植物に使えます。ネットでふるい分けされ、粒が揃っており、加熱殺菌済なので、安心して使えるのもポイントです。
軽ーいシリーズならこちらのシリーズ
プロトリーフ かる〜い鉢底石(5L)【プロトリーフ】
「かる~い鉢底石」の他にも、「かる~い培養土」など、とにかく軽いシリーズを販売しているプロトリーフ製の鉢底石です。本当に石かと思うぐらい軽く、普通の鉢底石よりも、はるかに軽いのが特徴。鉢全体に敷き詰めても鉢自体が軽いので、鉢を持ち上げたり移動させたりする作業が捗ると好評です。
こちらも軽さで喜ばれるシリーズ
アイリスオーヤマ 鉢底石 加熱処理鉢底石 5L
使いやすく高機能な「培養土」でもご紹介した、アイリスオーヤマ製の鉢底石です。加熱処理もされているので、清潔感もあり、虫がつきにくい鉢底石となっています。5リットルと量も充実しているので、大型プランターなどでも、これ一つで十分敷き詰めることが可能です。
これで鉢底石は完璧!
今回は、鉢底石の必要性や使い方などをご紹介いたしましたが、納得いただけましたでしょうか。鉢底石で重要なのは、通気性と排水性。また代用品についても、いろいろな素材が使えることもわかりましたので、ぜひ、植木鉢やプランターなどで栽培する機会があれば、必要に応じて用いてみてくださいね。
プランターで育てる植物が気になる方はこちらもチェック!
今回は、プランター栽培などで使用できる鉢底石についてご紹介してきましたが、以下のリンクでは、プランターで育てられる植物についてご紹介しています。ぜひ栽培してみたい、育ててみたいといった方は、今回の知識も生かして、植物の育成をおこなってみてはいかがでしょうか。
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