ウィンドブレーカーとは？
登山のお守り「ウィンドブレーカー」
ウィンドブレーカーとは、「ウィンドシェル」「ライトシェル」とも呼ばれ、登山やマラソン、自転車などのさまざまなアクティビティにおいて、風から身を守り体温低下を防いでくれるアウターのことを指します。
ジップアップタイプやプルオーバータイプ、そして超軽量・コンパクトモデルから防水・撥水重視モデルまで、そのデザインや機能、呼び方はさまざまです。
ウィンドブレーカーの素材は、ナイロンやポリエステルが多く使われています。素材表示によくみられる「リップストップ・ナイロン生地」は、ナイロン生地に、更に格子状にナイロン生地を縫い込んだ生地のことです。
強度が高いうえに軽量。そして耐久性・撥水性などに優れ、ウィンドブレーカーのみならず、テントや寝袋、そして今人気のサコッシュなどにも使用されている素材です。
登山におすすめの機能とは？
ウィンドブレーカーのおすすめ機能とは？
各メーカーの最新技術が詰まったウィンドブレーカー。同じメーカーでも、生地の厚さやデザインの違いなど豊富な展開があり、何を基準に選べばよいのか迷ってしまいますね。まずは、登山に必要な機能４つに注目してご紹介します。
登山におすすめ その① [防風機能]
名前の通り、ウィンドブレーカーとは風から身を守り、登山やトレッキング中の体温調節をする上で重要なアイテムです。裾やフードのドローコードでフィット感を調節し、風の侵入を防いでくれるデザインになっているものも多くあります。
向こう側が透けて見えるほどに薄い素材のものでも、レイヤリングに1枚プラスするだけで、風にさらされることからの体温低下を防いでくれます。登山やトレッキング中の防風対策は、低体温症のリスクを減らすためにも重要です。
登山におすすめ その② [防水・撥水機能]
登山向けにデザインされているウィンドブレーカーの多くには、防水・撥水加工が施してあります。加工技術の違いにより、その機能の程度には差がありますが、多少の雨や雪ならば弾くことが可能です。
注意したいのが、「撥水」処理しか施していないウィンドブレーカーは、シェルの裏側に水を浸透させない「防水」とは異なり、長時間雨に降られると水を浸透させてしまいます。登山の際は、ウィンドブレーカーだけでなく必ずレインウェアも携帯するようにしましょう。
撥水加工技術として【DWR(耐久性撥水)加工】という表示がありますが、主に生地の表面に行うこの加工は、水蒸気の浸透を防ぎ、塩分や油脂などの汚れから素材を守る効果があります。ウィンドブレーカーだけでなくリュックなどにも施され、優れた撥水性と耐久性が魅力です。
登山におすすめ その③ [軽量・コンパクト性]
最近のウィンドブレーカーは、軽量でコンパクトに収納できるモデルが増えてきています。軽いものであれば100ｇ前後で、付属のスタッフバックや胸ポケットにコンパクトに収納できるものが多いです。
お守りとしてリュックに入れておいてもかさばりません。また携帯しやすい点から、登山だけでなく、トレイルランニングやスピードハイクなどのアクティビティにもおすすめです。
登山におすすめ その④ [保温機能]
裏地に中綿を使用した防寒性能が高いモデルは、春から秋にかけての登山やトレッキングにおいて、行動開始時や休憩時など、肌寒く感じる時のアウターとして便利です。
またウィンドブレーカーは、ダウンやフリースに比べてコンパクトに収納でき、レイヤリングがしやすい点も魅力となります。夏山でも気温が気になる時には、お守りとしてザックに忍ばせておくのがおすすめです。
登山におすすめのウィンドブレーカー10選！
ウィンドブレーカーに迷ったらコレ！
ここからは、登山やアウトドアで人気の4つのブランドから、ウィンドブレーカーを10選紹介していきます。防風や防水・撥水などの機能面で高品質なだけでなく、キャンプやフェス、タウンユースとしてもおしゃれなデザインのものが多いので、お気に入りの1枚がきっと見つかるはずです！
登山におすすめ① 【ノースフェイス】
１.スワローテイルフーディ
NP72002
出典:楽天防風・撥水性に優れた素材で、保温用のミドルレイヤーとのレイヤリングを考えて、袖下を中心にややゆとりのあるデザイン。また、内側の前身頃にメッシュ素材をあて、汗ばんだ肌が生地にまとわりつく不快感を軽減してくれます。
両脇のファスナーはポケット兼ベンチレーションとなっており、登山だけでなくトレイルランニングやキャンプなど、あらゆるシーンで活用しやすい軽量シェルです。タウンユースにも人気のおしゃれな一着となっております。
２.ハイドレナウィンドジャケット
NP21835
出典:楽天撥水加工が施されているので、急な悪天候にも対応できるウィンドブレーカー。裏地にはポリエステルメッシュを使用しており、汗で体にくっつくことを防止、静電気の発生を抑える設計も搭載され、快適にアウトドアを楽しめます。
裾や袖口はサイズ調整が可能なので、冷気や雨の侵入も防ぐことが可能。表地はクラシカルで柔らかな風合いとなっているため、街中でも着用しやすいおしゃれなアイテムとなっています。
登山におすすめ② 【パタゴニア】
３.トレントシェルジャケット
パタゴニア 85240
出典:Amazon素材は耐風性に優れたナイロン100％製で、悪天候にも対応する人気の軽量アイテムです。ジッパー式ハンドウォーマーポケットや、調整可能な袖口、あごまで覆ってくれるジッパーカレージが、風からしっかり守ってくれます。また、脇下のベンチレーション付きでムレることなく快適な着用が可能です。
本体は左ポケット内にコンパクトに収納可能となり、持ち運びにも便利。落ち着いたカラーも多く、普段着としても使用しやすいアイテムではないでしょうか。
４．フーディジャケット
PATAGONIA Houdini Jacket
出典:Amazonカラーバリエーションが豊富な登山向けウィンドブレーカーをお探しの方には、こちらのアイテムがおすすめ。サイズがいくつか用意されているため、男女関係なく着用できます。
またこちらのウィンドブレーカーは、水や引き裂きに強いリップストップナイロンを使用しており、軽量にも優れているのが特徴的。オールシーズン使用できるウィンドブレーカーなので、ぜひこの機会に購入してみてください。
５．カルサイトジャケット
パタゴニア 84986
出典:Amazonこちらは2.5構造の素材で耐久性もあり、DWR加工済みとなっているため、濡れても素早く乾くので、急な天候の変化にも対応します。
両脇のベンチレーションや、首元をしっかり覆う長めのファスナー、調整可能な袖口など、機能性も抜群です。またチャック付きのポケットが多く、両サイドの他胸元にも収納可能となるため、ちょっとしたお出かけの時も身軽に行動できて便利なアイテムとなります。
登山におすすめ③ 【モンベル】
６．レインハイカージャケット
モンベル 1128600
出典:Amazon防水性と軽量コンパクト性をバランスよく両立させ、携帯にも便利なシェルです。防水透湿性素材に柔らかい生地を貼り合わせた、二層構造で着心地のよさも実現。
フードや袖口は調整可能で、風からも守ってくれます。優れた防水性能となっているので、急な天候の変化に対応可能です。アウトドアにはかかせないアイテムでありながら、落ち着いたカラーやシンプルなデザインはカジュアルな普段着としても活用できます。
７．バーサライトジャケット
mont-bell 1128592
出典:Amazon高い透湿性のある防水仕様の素材と、極薄シェル素材使用で実現した、超軽量でコンパクトな収納が可能なウィンドブレーカーです。
荷物を少なく、軽くしたいアウトドアには、必需品のアイテムとなりますね。デザインもシンプルですが、ジップ部分のカラーだけ違っていたりとおしゃれな着こなしも楽しめそうな点もポイントです。
８．コンバーチブルレインジャケット
コンバーチブルレインジャケット
出典:Amazonオールシーズン利用できる登山向けウィンドブレーカーをお探しの方には、こちらのアイテムがおすすめ。こちらのウィンドブレーカーは袖部分を取り外せるタイプなので、夏など暑い季節でも問題なく着用できます。
また、防水性に優れているのもおすすめポイントの1つ。明るいカラーを採用しているため、朝方や夕方の登山にも適しています。気になるという方は、ぜひこの機会に購入してみてください。
登山におすすめ④ 【コロンビア】
９．ワバシュ II ジャケット
PM5741
出典:楽天防風機能に加えて、コロンビア独自の防水透湿機能「オムニテック」が雨を弾き、内部の蒸れを防いでくれるので、登山だけでなくキャンプやフェスなど、幅広く活躍する2.5レイヤーの人気ジャケットです。
肌に張り付かず快適で、左右のベンチングポケットからウェア内の換気が可能です。また、付属のポーチにコンパクトに収納できるので携帯に便利です。
１０．ヴィザボナパスジャケット
PM3864
出典:楽天コロンビア独自の防水・撥水加工「オムニシールド・コーティング」を施し、軽く丈夫でしわになりにくいウィンドブレーカーです。ハイネックデザインとなっているので、風や雨から守ってくれます。フードにはフィット感を変えられるコード付き。
軽量なので、持ち運びや着心地もよく、アウトドアだけでなく、フェスや普段着にもおすすめです。デザインもカラーの配色がおしゃれなので、アウトドアでもおしゃれしたいという方にもぴったりとなります。
ウィンドブレーカーのおすすめお手入れ方法
ウィンドブレーカーの撥水・防水効果を長持ちさせるために
防水・撥水処理が施してあるウェアは、洗濯でその効果が落ちてしまう可能性があるので、使用後のお手入れが大切です。また、経年での効果低下も避けられませんので、お気に入りのウィンドブレーカーを長く愛用するためにも、おすすめのお手入れ方法を紹介します。
登山後はウィンドブレーカーの汚れを落としましょう！
ウィンドブレーカーの表面についた泥や汗・皮脂などの汚れは、次に使用した際に水を留めやすくしてしまいます。撥水性が低下してしまうので、必ず山から帰ったら適切なお手入れを行いましょう。
洗剤は中性洗剤で！
エマール リフレッシュグリーンの香り
出典:楽天防水・撥水加工が施してあるウィンドブレーカーは、ご家庭で使用されている中性洗剤で洗うことが可能です。専用の洗剤も販売されていますが、中性洗剤で汚れや油脂を十分に落とせます。
砂や泥が付いている場合は、先に手洗いで落としておきましょう。ポイントは、通常使用する量の半分以下の量を使用すること！
すすぎが重要！
洗剤成分がウィンドブレーカーの表面に残ってしまうと、防水・撥水効果が落ちてしまいます。可能であれば、洗濯機のすすぎ設定を最大回数にして、しっかりと成分を落としましょう。
乾燥機やアイロンで効果復活！
NI-S56-A
出典:Amazon脱水後は、乾燥機を使用しましょう。乾燥機がない場合はアイロンでもOKです。ウェアに熱を加えることで、防水・撥水性が復活します。（ウェアの洗濯表示・アイロン表示を確認の上、ご使用ください。）
まとめ
いかがでしたか？今、ウィンドブレーカーは防風機能だけでなく、驚くほど軽量なモデルや高い撥水機能を持つもの、そしておしゃれなカラーリングやデザインのものなど、種類は実に豊富です。
お守りとして、また積極的なレイヤリングアイテムとして、登山だけでなくキャンプや街でも活用してみてください。お気に入りの一枚が見つかりますように！
ハイキングコースが気になる方はこちらをチェック！
今回はウィンドブレーカーをご紹介しましたが、お気に入りの一着を見つけたら、早速コースに出かけてみるのもおすすめです。こちらのリンク先でハイキングコースをご紹介していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてはいかがでしょうか。
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