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【失敗しない】夏野菜の栽培方法!初心者におすすめの夏野菜を種類別にご紹介!

気温が温かくなる春から夏にかけては家庭菜園を楽しみたいと思う方も多いのではないでしょうか。夏野菜の栽培は比較的育て方が簡単で、管理がしやすいものが多いです。初心者の方でも栽培がしやすいおすすめの野菜や管理方法をご紹介します。
更新: 2022年4月16日
crowd87
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夏野菜とは?

1.夏野菜の種類と効果について

夏野菜(なつやさい)とは、夏季に収穫される野菜のことです。代表的な野菜はキュウリ・トマト・ナス・ピーマン・トウモロコシ・カボチャ・ズッキーニ・オクラなど種類が豊富です。夏に採れる野菜はビタミンCやビタミンEを多く含み、夏バテ予防の効果が期待できます。

旬の時期以外にも出回ってはいますが、やはり旬の時期に一番栄養価が高くなりますので気候や季節に合った旬の時期に食べることが大切です。

2.夏野菜の栽培方法について

また、夏野菜は家庭菜園の定番と言えるほど育てやすいものが多いのが特徴です。お庭に栽培するスペースがあるという方は土作りからじっくりと取り組んでも良いですし、移動がしやすいプランターであれば場所を取らず、ベランダでも育てることができます。夏野菜は初心者の方でも比較的挑戦しやすいものが多いので、ぜひチェックしてみてください。

●栽培しやすいおすすめ夏野菜「オクラ」をご紹介!

オクラは4月下旬に植えて初夏に収穫ができる夏野菜です。オクラは比較的簡単に管理ができ植え付けから収穫までの期間が短く、たくさん収穫できるので、家庭菜園で人気があります。オクラのネバネバ効果で夏バテ予防をするためにもぜひ挑戦したい夏野菜です。

夏野菜の定番オクラとは?

オクラはアオイ科トロロアオイ属の植物です。アフリカ原産であるため暑さに強く、暑くなると良く育つ野菜です。原産地や熱帯の地域では毎年実をつける多年草ですが、日本の冬の寒さを越すことができないため一年草と考えます。

オクラは長く収穫ができるので初心者の方にも人気があり、直播きはもちろんプランターでの栽培にも向いているので好きな栽培方法を選べる野菜です。 オクラの一番の特徴はなんといってネバネバとしたところですが、これは「ペクチン」という栄養素が入っているためと言われています。

また、断面の星型も他の野菜には見られない魅力のひとつです。 茹でて切るだけで簡単に1品が出来上がるのもポイントが高いですよね。

〈夏野菜の栽培〉オクラの栽培スケジュール

オクラの植え付けは4月上旬から6月中旬です。20~30度が生育適温ですので、しっかりと気温が上がってきてから植え付けます。また、オクラは背丈が高くなりますので支柱を立てるなどの管理が必要です。

それ以外は簡単に収穫までたどり着きやすい夏野菜です。 収穫は地域によって差がありますが6月中旬から9月中旬です。オクラはハイビスカスと同じアオイ科なので、淡い黄色の美しい花を一度だけ咲かせます。収穫するまでの過程も楽しみのひとつです。

オクラの植え付けから収穫まで

1.オクラを種から栽培するには

オクラは種から育てることができます。種をそのままプランターにまく場合は前日に種を一昼夜水に浸して水分を含ませておき、発芽しやすくします。ただし、土作りを丁寧にしておいたとしても直播きは初心者にはハードルが高く、管理を上手にしないと発芽しません。その対策として育苗ポットに種をまいてポット苗を作ってから植え付ける方法もあります。

特に初心者の方はホームセンターで苗を購入してしっかりと土作りを施した場所で育てる方が簡単でおすすめです。

2.オクラの苗の上手な選び方

オクラ苗 夏ねばりF1

出典:楽天
出典:Amazon
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出典:Amazon
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オクラの栽培に初めて挑戦する方や、家庭菜園の初心者の方はホームセンターや園芸店で苗を購入した方が安心です。上手な選び方は葉の色が濃くて艶があり、本葉が3~4枚ついているものを選びます。元気の良い苗を選ぶと後の管理もしやすいです。

3.オクラの植え付け方

オクラの植え付けや種まきはオクラの生育温度である20度から30度を目安に十分気温が上がってから行います。 気温が上がらないと発芽をしないことから、種まきは気温が20度以上を守りましょう。

同じく苗を植える場合も4月下旬から6月下旬に行うのが目安です。そのため植え付ける前までに土作りをしっかりと施しておきましょう。 種まきの場合は、1か所に5~6粒ほど種をまき、土を1㎝程度かぶせて軽くおさえます。

4.オクラをプランターに植えつける手順

オクラは根を深く張るので、栽培するプランターは深型で60㎝以上のものを使います。 水はけを良くするメッシュ付きプランターに鉢底石を全体に敷き、市販の野菜用培養土を8分目まで入れます。 苗ポットより少し大きい穴を掘り、たっぷり水をやり水がひいたら、根鉢を崩さないように丁寧にポットから苗を取り出して植えますが、株と株の間は窮屈にならないように30㎝以上あけましょう。

植え終えたらまわりの土を株元に寄せて、押さえて株を安定させ、鉢の底から水が流れるくらいたっぷり水やりをします。日当たりの良い場所に置いておきましょう。


5.オクラの水やりと管理方法

オクラの栽培で水やりは重要ポイントです。オクラは乾燥に強く水を好みますが、多湿になることを嫌います。そのため土の表面が乾いたときにしっかりと水を与えるようにするようにします。

何度も少しづつ水を与えるのではなく1回でたっぷりと水を与えるのが理想です。 また、オクラは吸肥力が強いため、元肥を適度に施した後は成長を見ながら一定の間隔で肥料を与えていきます。およそ2週間に1度肥料を与えるのを目安にしておきましょう。

6.オクラに支柱を立てる

オクラの草丈が30㎝程度になった頃に支柱を立てて支えます。植えオクラの植える種類にもよりますが一般的にオクラは草丈が1mを越すので長めの支柱を用意します。そして支柱と節を優しく結び、補強しておきます。

7.オクラの収穫

オクラの収穫の時期は、気温などにより差がありますが早くて6月中旬、その後9月中旬までが目安です。まず初夏になると花が咲き始め、開花から1週間ほどで実が6~7センチ程度になったところで収穫をします。 オクラは成長がとても早いので、取り遅れてしまうと固くなってしまうので、さやが柔らかくて若いうちに収穫しましょう。

オクラは全体を細かいトゲで覆われているので、長袖を着用して手袋をはめて収穫を行ってください。

●栽培しやすいおすすめの夏野菜「きゅうり」をご紹介!

きゅうりは、暑い時期に食欲が落ちてもさっぱりと美味しく食べれて、さまざまな種類の食べ方が簡単にできるので人気があります。また、家庭菜園においても植え付けから収穫までが比較的短いのでぜひ栽培に挑戦したい夏野菜です。

暑い時期に食べたくなる!きゅうりの特徴とは?

きゅうりはウリ科キュウリ属のつる性一年草です。原産地はインドで、9割以上が水分ということで知られていますが、きゅうりはカリウムを多く含んでいるので、ナトリウムを排出させる効果が期待できます。また、体の熱を外に出してくれ、水分補給をして脱水を防ぐ役割もあります。

ハウス栽培で通年を通して手に入れられますが、夏に食べるのに適した野菜のひとつです。 洗って少しだけお塩をつけてそのまま食べるなど、簡単に食べられるのはきゅうりの魅力のひとつです。

〈夏野菜の栽培〉きゅうりの栽培スケジュール

きゅうりの栽培は地域により異なりますが、4月下旬~5月上旬から植えつけをはじめ6月中旬から9月下旬まで収穫ができます。スケジュールから分かる通り植え付けから収穫までがとても早いのが特徴です。

種まきの場合は4月上旬からポットで育苗を始めます。初心者の方であればホームセンターで苗を購入した方が簡単に育てることができて安心です。植えつけ予定までに土作りを済ませておきましょう。 きゅうりはつる性のため適宜枝の整理をして風通しを良くしていきます。

きゅうりの植え付け準備から収穫まで

1.きゅうりの苗の種類と選び方

きゅうりの苗の選び方は、茎が太くしかっりとしていて、本葉が3~4枚揃ったものを選びます。また、プランターで育てる場合やウリ科の植物を連作をする場合は「接ぎ木苗」を選ぶと簡単に育てることができるのでおすすめです。

2.きゅうりの苗をプランターに植えつける手順

きゅうりの植え付け時期は4月下旬から5月上旬です。1株で20本ほど収穫ができるので、手軽に育てたいという場合や家庭用であれば10~20号鉢やプランターに植えつけます。

容器の底に鉢底ネットと軽石を入れ、市販の「野菜用培養土」ときゅうりの苗を用意しましょう。土を容器に入れ植穴を掘り、苗を植えつけて、株元が土で軽く覆われているかを確認します。 鉢底から水が流れるようにたっぷりと水やりをしましょう。

3.きゅうりを地植えする手順

連作障害を防ぐためにこれまでウリ科の植物を育てた場所を避けます。 植え付ける2~3週間を目安に土作りを開始します。きゅうりは根が浅く広く張る性質なので良い土作りをすることが大切です。

植え付ける場所の土をしっかりと耕し、堆肥と苦土石灰を混ぜ合わせて土作りをしておきます。植え付ける1週間前に土に肥料を混ぜ込んで高さ15㎝、幅50~60㎝程度の畝(うね)を作り、マルチフィルムを張り、植え付ける前に50㎝ほど間隔をあけて植え穴を作ります。苗を植えつけて、たっぷりと水やりをしましょう。

4.きゅうりの水やりと管理方法

きゅうりは乾燥に弱いのでしっかりと水やりを行います。特に鉢の場合は土が表面が乾いていないかをこまめにチェックして、鉢の底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。

地植えの場合は土に含まれる水分で良いですが、降雨が少なく土が乾燥している時は水やりをしましょう。


5.きゅうりの収穫

きゅうりの収穫は長く、6月上旬から9月下旬まで長く収穫ができでます。収穫の目安として黄色い花が開花してから10日ほどで収穫ができる大きさになります。もう少し大きくなってからと待っていると味が落ちてしまうので、20㎝ほどになったら収穫するようにしましょう。

●栽培しやすいおすすめの夏野菜「トマト」をご紹介!

人気の理由とトマトの種類

夏野菜の中でも人気があるトマトは、家庭菜園で育てることができます。日当たりの良い場所を好み、あまり手がかからないのが特徴です。大きさの種類にも大玉・中玉・ミニとありますが、初心者の方は育てやすいミニトマトから挑戦するのがおすすめです。

ミニトマトの品種はとても多く、自宅でもレベルの高いトマトを作ることが可能です。しっかりと土作りをしてお庭に植えこむのも良いですし、プランターで手軽に作ることもできますので、ぜひチェックしてみてください。

夏野菜の定番!トマトの特徴とは?

トマトはナス科ナス属の植物で南アメリカ原産です。緑黄色野菜で栄養価が高く、トマトの赤い色素成分である「リコピン」はカロテノイドの一種で抗酸化作用があるため免疫力アップに役立ちます。

そのまま食べても美味しいですが、幅広い種類の料理に使うことができるので、とても人気で定番の夏野菜です。

〈夏野菜の栽培〉トマトの栽培スケジュール

トマトの植え付け時期は地域によって異なりますが、一般的に4月下旬頃から、収穫は7月上旬から10月中旬頃までです。種から育てる場合は3月中旬頃にポットに種をまいて育苗しておきます。

トマトは地植え、プランターのどちらでも栽培することができ、育てていく中で支柱で支えるなどの管理をしていきます。

トマトの植え付け準備から収穫まで

1.トマトの苗の種類と選び方

てしまの苗 ミニトマト苗 アイコ

出典:Amazon

トマト苗の上手な選び方は茎が太くてまっすぐなもので、葉の色が濃くできれば本葉が7枚以上のものを選びます。また、初心者の方は接ぎ木苗が比較的育てやすいのでおすすめです。接ぎ木苗は連作障害にも強いので、植える場所が限られている場合には多少値段が高くても育てやすいといえます。

2.トマトをプランターに植え付ける手順

トマトの植え付けの時期は地域によって異なりますが4月下旬頃から5月下旬頃です。十分気温が上がってから植え付けるようにします。まず深型のプランターと苗を用意し、プランターの底に鉢底石を敷き、市販の野菜用培養土を8分目まで入れます。

苗の根鉢よりも少し大きめの植え穴をあけ、ポットから出して根鉢を崩さないように植えつけましょう。周りの土を寄せて、プランターの底から水が流れるまでたっぷりと水やりをします。

3.トマトの水やりと管理方法

トマトの水やりは土の表面が乾いたら水をたっぷり与えます。特に植え付けてから2週間ほどはまだ根付いていないので乾燥しないように注意しましょう。着果した後は少し水やりを控え目にして、少し葉のハリが落ちたところで水をたっぷり与えるようにします。

またしっかりと実を付けさせるためには肥料が必要です。植え付け時に元肥を施しておき、苗の成長に合わせて追肥を行います。 余分な芽を摘むわき芽かきをしたり、摘果を行い実を間引いて少なくしていくことも大切です。

4.トマトの収穫

トマトの収穫は、開花後55~60日が目安でヘタの近くまで色づき、ガクが反り返ったら収穫します。ミニトマトは収穫が遅れてしまうと割果や落果の原因になるので見逃さないようにしましょう。

●栽培しやすいおすすめの夏野菜「ゴーヤ」をご紹介!

ゴーヤといえば、夏の定番で沖縄というイメージですが、暖かい気候であればどこの地域でも育てることが可能です。ゴーヤを上手に育てることができれば、面白いように収穫ができる場合が多く、ひと夏の間にたくさんのゴーヤを食べることができます。

また、つる性でぐんぐん伸びるので、グリーンカーテンや緑のトンネルとしても楽しむことができ、日差しを遮ってくれるので暑い夏を少しでもエコに過ごすのに欠かせない野菜です。

夏野菜の定番!ゴーヤとは?


ゴーヤはウリ科の植物で濃い緑色でコブ状の突起に覆われているのが特徴です。他にニガウリ、ツルレイシなどと呼ばれます。一般的にはゴーヤチャンプルーなどの料理でおなじみですが、好き嫌いが分かれてしまう種類の野菜でもあります。

しかし、独特な苦みが癖になると言う方も多く、加熱しても壊れにくいビタミンCを多く含むのをはじめさまざまな栄養素が詰まっているので、夏バテ予防のためにも暑い時期に色んな調理方法で食べたい夏野菜です。

〈夏野菜の栽培〉ゴーヤの栽培スケジュール

ゴーヤは種から苗に育てる方法と、市販の苗を購入する方法があります。ゴーヤを種から育てる場合は4月頃にポットに種をまき育苗します。その後芽が育ったところで5月中旬に定植します。 植え付ける予定を決めておき、土作りをしておきましょう。

ゴーヤの種は固い殻に覆われているので水に浸けておくことで発芽を促します。 種の準備ができたらポリポットに土を入れて種を一粒まいていき、土をかぶせて25度以上に保ちながら様子をみましょう。 必ず芽が出るわけではないので、初心者の方は市販の苗から育てるのがおすすめです。

ゴーヤの植えつけ準備から収穫まで

1.上手な苗の見分け方

ゴーヤ 苗

出典:楽天
出典:Amazon
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出典:Amazon
出典:Amazon
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ゴーヤは種から育てていくことができますが、初心者の方には市販の苗から育てるのをおすすめします。良い苗は茎が太くてしっかりとしているもので、葉に元気があり艶の良い濃い緑色の苗を選びましょう。

2.ゴーヤの土作りと植え付け手順

ゴーヤの苗を植え付ける場所は、できるだけ長い時間、日が当たる場所を選んでください。西日が強く当たるという場合でも、水をしっかりと与えると問題なく育ちます。 

ゴーヤは生育が早く、大きく育つため肥料(元肥)が重要となります。畑に植え付けをする一か月位前に畑を耕し、肥料を混ぜ込んで土作りをしておいてください。2週間後にも肥料を追加して混ぜ込んでおき、苗の植え付けは本葉が4~5枚そろった時で、株と株の間を50センチほどあけて、植え付けた後はしっかりと水を与えましょう。

3.ゴーヤの水やりと管理方法

ゴーヤの育て方で水やりは重要なポイント。ゴーヤは葉からの蒸発が多いので水分を多く必要とするのが特徴です。水が足りないと葉焼けを起こしてしまうので注意しましょう。

またゴーヤはつるを広げながら大きくなるので、伸ばしたい方向に誘引してください。 成長が早く生育期間が長いゴーヤは、追肥をしないと枯れてしまう原因になるため、実がなり始めたら肥料を与えていくようにしましょう。ただし濃度が濃すぎたり、量が多すぎると逆に悪い影響を及ぼしてしまうので、注意が必要です。

4.ゴーヤの収穫

ゴーヤの収穫の時期は開花から15~20日ほど経過した頃です。イボが盛り上がり、艶が出ているものを収穫します。ゴーヤをしっかりと持ってハサミで切り取ります。

収穫が遅れてしまったり、見落としてしまうと黄色くなり食べることができません。種取りの目的以外であれば早めの収穫を心掛けましょう。

まとめ

夏野菜の中でも定番で、初心者の方でも比較的簡単に育てやすいオクラ・キュウリ・トマト・ゴーヤの育て方をご紹介いたしました。 夏が旬の野菜は、暑い夏を乗り切る栄養がたっぷり詰まっています。

家庭菜園で収穫した野菜をすぐに食べることができたら夏バテも吹き飛びそうですよね。広いお庭がなくてもプランターで作れるものがほとんどですので、ぜひ挑戦してみてください!

家庭菜園が気になる方はこちらをチェック!

今回は夏野菜をご紹介してきましたが、家庭菜園をもっとやってみたい、知りたいという方はこちらのリンクでもご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。お家でできる家庭菜園をたくさん楽しんでくださいね。