ガソリンランタンの使い方を徹底解説!
コールマンとはどんな会社?
コールマンは1901年にアメリカで創業したブランドで、屋外でも使えるガソリンランタンを開発したことで有名です。第一次世界大戦の時の軍用ストーブ開発の経験から家庭用ストーブを開発し、現在ではさまざまなアウトドアギアを作るようになりました。
この記事ではコールマンのガソリンランタンについて、使い方やメンテナンスの方法を解説していきますのでぜひ参考にしてみてください。
コールマンはガソリンランタンで有名
コールマン社はこれまで主流であった灯油ランプよりも明るく、倒しても燃料がこぼれない安全性を備えたガソリンランタンを1914年に開発しました。このガソリンランタンは改良され続け、現在にいたるまでコールマン社の主力製品になっています。
使い方が少し難しいですが、メンテナンスをきちんと行えば寿命が長いギアであることから、長年使い続けている愛用者が多いことも特徴の一つになっています。
コールマン ガソリンランタン
ランタンの種類と違い
ランタンにはガソリンランタンのような燃料を使うものと、LEDランタンのような電力を使うものがあります。電力を使うものは光量が1,000ルーメンと比較的低めですが、一酸化炭素中毒の心配がないためテントの中に入れて使うことが可能です。
一方の燃料を燃やすものは光量が2,000ルーメンと比較的明るく夜間作業も可能ですが、テントの中での使用は一酸化炭素中毒の危険があるので使用は控えるようにしましょう。
ランタン点火までの3ステップ
①ポンピングで燃料を調節
コールマン社のガソリンランタンは専用のホワイトガソリンを使います。ホワイトガソリンでないと不純物でジェネレーターを詰まらせることがあるので注意しましょう。ホワイトガソリンを入れた後は「ポンピング」を行います。
ポンピングとは、ガソリンを入れたタンクの中の空気圧を上げるための作業です。圧力が不足するとうまく燃料が吹き付けられないため、ポンプノブの押し込みが重くなるまで行いましょう。
②マントルの使い方に注意
マントルとは、ランタンに点火したときに光る部分のことを指します。指で袋状に整えながらバーナーの先端に紐で装着しますが、余った紐を切っておくと炎が安定するのでおすすめです。
そのままの状態では上手く光らないため、マントルの「カラヤキ」を行います。ライターでマントルの下部から火をつけ、全体的に白くなるまで燃やしましょう。このカラヤキを行うことで合成繊維を燃やし、発光塗料のみを残すのです。
③フレームの底部の穴から点火
マントルのカラヤキが終わったら、ガラスの覆いであるグローブを取り付けます。燃料バルブを回してタンクの中の燃料と空気が出てくる音がすれば、うまくポンピングができていた証拠です。
燃料に問題がなければ、フレーム下部にライターを差し込んで点火する穴があるため、燃料バルブを回しながらライターで火をつけます。炎が燃え広がったら最後にちょうどいい明るさに光るまでポンピングを行うと点火完了です。
こまめなメンテナンスが長持ちの秘訣
ガソリンランタンは日々の手入れが大切
ポンピングを行う部品の一つであるポンプカップは、押し込まれた空気が逆流しないように栓の役割を果たす部品です。この部品に潤滑油を継ぎ足しておかないと乾燥して劣化してしまい、ポンピングをしても空気が漏れて故障の原因となってしまいます。
そこで、「リュブリカント」というコールマン社製の潤滑油をポンプカップに使用しましょう。毎回使い終わったあとに潤滑油を差しておく少しの手間で、故障の確率が下がります。
コールマン リュブリカント
使い終わったらガソリンを抜いておく
燃料であるホワイトガソリンを入れたまま放置するとタンクの中が錆びてしまったり、「チェックバルブ」というポンピングした空気の逆流を防ぎ、空気圧を高める重要な部品が壊れたりとランタンの寿命を縮めます。
使い終わったら必ずホワイトガソリンを抜いておきましょう。コールマン社は残ったガソリンの抜き取り用のポンプも発売していますので、火気に気をつけながら作業をしてください。
コールマン 残ガソリン 抜き取りポンプ
グローブの点検をしよう
グローブはマントルを覆うガラス製のカバーのことで、ライターの火や点火時の炎で煤けてしまうことがあります。そのため、使い終わったら取り外してこまめに清掃しておきましょう。濡れた布で拭いたあとに乾拭きするときれいになりますが、破損している場合はパーツの寿命なので取り替えが必要です。
ガソリンランタンの使い方をマスターしよう
コールマン社のガソリンランタンについて、使い方とメンテナンスの方法を解説してきました。コールマンのランタンは寿命が長く、メンテナンスを怠らなければ親子2代で使用することも可能です。
またマントルから放たれる柔らかいながらも強い光は、ゆったりとした夕方から夜のアウトドアアクティビティに最適です。メンテナンスの方法が少し難しいですが、ぜひ「真夜中の太陽」とも称された明るさを体験してみてください。
ランタンの使い方が気になる方はこちらもチェック!
ガソリンランタンが気になる方は以下の記事もチェックしてみてください。ランタンにはガソリンなど燃料を使うもののほかに電力をつかうLEDのものがあり、テントの中で使えるかどうかなどそれぞれメリットとデメリットがあります。
どのような仕組みで動いているのか、テントの中で使えるのか、メンテナンスの手間はあるかなどを比較してどんな違いがあるか解説している記事がありますので、ぜひ検討材料にしてみましょう。
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