ユニフレーム コンパクトランタンスタンド
ノースイーグル ランタンスタンド2
キャプテンスタッグ アルミスライドランタンスタンド
ロゴス システムランタンポール
コールマン ランタンスタンド4
小川キャンパル コンパクトランタンスタンド2
スノーピーク パイルドライバー
ランタンスタンドとは?
名前の通り、ランタンを吊るすスタンドです。 ファミリーキャンプやソロキャンプの時に必要になってくるアイテムのひとつです。 ランタンスタンドのタイプには3本脚のものと1本脚のものがあります。 どちらのタイプも自立式で、置きたい場所に組み立てて使用します。 コンパクトで持ち運びに便利なものもあります。
3本脚のランタンスタンド
設置が簡単な地面に置くだけのタイプです。 ペグでの固定が必要な場合もあります。 傾斜しているところでは使用できません。 また、足を引っ掛けて倒してしまうこともあるので注意して使う必要があります。
1本脚のランタンスタンド
地面に突き刺して使うタイプです。地面に突き刺したり抜いたりする作業も意外と簡単で、安定感もあるようです。傾斜した地面でも使用可能です。しっかり突き刺して使うタイプなので足を引っ掛けても倒れにくく、小さいお子様がおられる家庭には、安全面からも1本脚のランタンスタンドのほうがおすすめです。
ランタンスタンドに吊るされるランタンとは?
ランタンは、「手に掲げるか持って運べるランプ」であり、「ランプ」の一種です。「ランプ」と「ランタン」は同一言語で、古代ギリシャ語でたいまつを意味しています。東洋の行灯、提灯、天灯なども英語では「ランタン」になります。 昔も今も「ランタン」は生活に必要なものだったのです。
燃料によるランタンの違い
液体燃料を用いるものは灯油、固形燃料、ガスなどを燃料としていて、その燃料に応じて、オイルランプ・アルコールランプ・灯油ランプ・ガスランプなどという発光部と燃料タンクが一体化した構造が多いです。 このようにランタンにもいろいろ種類があります。 どのタイプのランタンも、ランタンスタンドには吊り下げ可能です。
①ガソリンランタン
燃料にホワイトガソリンを用いるランタンです。メンテナンスは必要になってきますが、ガスランタンより燃料が安価です。 寒冷地でも問題なく使用できます。
ガソリンランタンの使用方法
まず燃料をいれます。そして、燃料タンクの空気圧を高めるためにポンピング作業を行います。 この作業は点火後も炎を安定させるために行います。 次に発光する部分のマントルを取り付けて空焼きします。 空焼きが終われば点火します。
②ケロシンランタン
燃料に灯油を用いるランタンです。 ガソリンよりも燃料費が安くてすみます。 灯油ランタンはプレヒート作業が必要になります。 このプレヒートがきっちりできていないと炎上する原因になるので注意が必要です。
ケロシンランタンの使用方法
スポイトなどでこぼさないように燃料を入れます。芯に燃料が染み込むまで約30分程度待ちます。 プレヒート用のアルコールを予熱皿に8分目くらい入れますライターで予熱皿のアルコールに点火します。マントルが新品であれば同時にマントルの空焼きも行われます。 温まってきたら予熱皿に火があるうちに、ポンピング開始です。 予熱がうまくできていると、ぽっと音が鳴りマントルが発光します。 炎上するようならプレヒート不足なので、 圧を一度逃してもう一度アルコールを入れてプレヒートから行ってください。
③ガスランタン
アウトドア用のガスランタンはコンパクトで軽量です。 さらに調理用バーナーとボンベが共用できるという利点があります。 ガスランタンが登場するまでは、白灯油やホワイトガソリンを燃料とするランタンが主流でした。
ガスランタンの使用方法
ガスランタンはまず、ランタンとガスカートリッジをしっかり合体させます。 そしてベンチレーターナットを取り外し、 グローブガード、グローブを真上に引き抜くように取り外します。 次にマントルを装着し完全に灰状になるまで空焼きを行います。 最後、所定の位置にグローブを装着し器具栓のつまみを回し点火ボタンを数回押してマントルに火をつけます。
マントルとは?
マントル自体は合成繊維からできています。マントルを空焼きすると灰状になります。灰状になったマントルにはガスが溜まっています。そのガスに火がついてマントルが発熱して明かりを放つ仕組みなっています。 マントルは小さなピンホールが出来てきたら替え時です。そのまま使用を続けているとグローブ割れや熱による不具合がランタンに生じてしまう可能性があります。
④キャンドルランタン
熱源としてろうそくが必要となるランタンです。 ろうそくに火を灯すだけなので使用方法は簡単です。 明るさという面ではガソリン・灯油・LEDランタンには劣ってしまいますが、 キャンドル特有の優しい火が灯す明かりが心を穏やかにしてくれます。 コンパクトなので、いくつか持っていきキャンプサイトをかわいらしく飾ることも可能です。 非常用として準備しておいてもかさばらないのでいいと思います。
⑤LEDランタン
熱源に発光ダイオードを用いるランタンです。電源の種類は、乾電池・手動発電機・太陽電池で充電池を充電するものなどがあります。 最近のアウトドアでは、燃料式のランタンに代わって乾電池を用いたLEDランタンを使う方も増えてきているようです。 ファミリーキャンプではLEDランタンの方が安全かもしれません。 また、非常用として自宅に準備しておくにはLEDランタンがおすすめです。
ランタンスタンドを使うといいこと沢山!
キャンプではテーブルに置いて使ってもいいランタンですが、スタンドに吊るすとさらに快適なキャンプライフが楽しめるようになります。 ランタンスタンドの良さを知って、是非活用してください。
ランタンスタンドの利点①確実に必要な場所を照らす
キャンプに明かりは必要不可欠です。 スタンドがないテーブル置きの場合、手元しか照らすことができません。 ランタンスタンドを使えば、広範囲を照らすことができるのでご飯を食べる時も作業するときも快適です。
ランタンスタンドの利点②火が出る心配がなく安全
テーブルに置いておくとランタンを倒してしまい近くのものに燃え移ったり、 タープやテントポールに引っ掛けて使用すると生地への燃え移りが心配になりますが、 ランタンスタンドを使用すればその心配は軽減されます。 小さい子供がいるファミリーキャンプの時には必要だと思います。
ランタンスタンドの利点③自分好みの位置から照らせる
どの製品も高さ調節が可能なように作られているので、その時々でベストな高さに調節可能です。 高いところから照らせれば、より手元が明るくなります。
ランタンスタンドの利点④虫を一か所に引き寄せてくれる
夜になると羽虫や蛾などさまざまな虫が、明るいランタンに引き寄せられてきてしまいます。 ランタンスタンドを使ってテーブルなどから離れたところにランタンを吊るしておけば、 照明としても誘蛾灯としても利用できます。
おすすめの使い方
おすすめの使い方としては、テーブルには明るさが控えめなLEDランタン(倒れても安全)を置いて、 少し離れた場所にやや明るさの強いランタンを吊るして、さらに離れたところに一番明るさの強いランタンを吊るします。 虫たちはより強い明るさの方へ導かれるので、食卓に虫が寄ってきて大変ということがなくなります。 子供がいるファミリーキャンプや、女性だけのキャンプのときにはおすすめです。
ランタンスタンドの利点⑤昼間も活躍してくれる
ランタンスタンドはランタンを使用しないお昼の間も活躍してくれます。ハンガーやロープを張って洗濯物干し、ネットで吊るして食器干し、オリジナルのフラッグを取り付けて自分のキャンプサイトの目印にするなど使い方はいろいろあります。 混んでいるキャンプサイトでは自分のテントがわからなくなってしまうことがよくあります、そんな時ランタンスタンドに目印をつけておくと一目瞭然です。
キャンプに必要 ランタンスタンドおすすめ8選
ランタンの必要性が理解していただけたら、次はどのメーカーのランタンスタンドにするかです。メーカーごとに、コンパクト感、重量や収納時のサイズなどの特徴をまとめながらキャンプにおすすめのランタンスタンドを8種類紹介していきます。
①ユニフレーム コンパクトランタンスタンド
ユニフレーム コンパクトランタンスタンド
ピラミッドのような構造になるランタンスタンドです。 筒の中にワイヤーが通っているので簡単に組み立てられます。 耐風性に優れていて、コンパクトでスリムな収納が可能です。 8選の中では2番目にコンパクトで軽量なので、ソロキャンプにもおすすめです。
展開時サイズ:200㎝(高さ)×130㎝(足元)収納時サイズ:直径10×70㎝ 重量:850g
②サウスフィールド ランタンスタンド
展開時サイズ:71.5㎝(高さ)×63.5㎝(足元)高さ調節可能サイズ:84.5~244㎝ 収納時サイズ:9.5㎝×10㎝×86㎝ 重量:1.2㎏
本体が軽量です。ペグが付属で付いているので、しっかり固定して使用できます。 持ち運びもしやすく、コンパクトな収納が可能です。 ランタンスタンドの脚がシルバーなので、夜でもランタン自体の明かりではっきり見えやすく引っ掛けて転倒さしてします心配が軽減します。 しっかり固定でき、視認性にも優れているので子供がいるファミリーキャンプにもおすすめです。
③ノースイーグル ランタンスタンド2
ノースイーグル ランタンスタンド2
本体の重量が他のメーカーのランタンスタンドと比べると若干重めではありますが、これは耐風性が優れているという点につながります。 高さ調節の可能範囲が大きいので、ライティングの幅が広がります。 ペグ3本が付属でついてくるので、しっかり固定できます。 定価が比較的お手ごろなので、まずはランタンスタンドの使用感を気軽に試してみて本当に必要かどうか考えたいという方におすすめです。 高さはどのメーカーよりも高くなりますが、110㎝以下に縮まないので収納時のコンパクトさで比べると他のメーカーよりも少し大きくなってしまいます。
展開時サイズ:90㎝(高さ)×90㎝(足元) 調節可能サイズ:110~250㎝ 収納時サイズ:10㎝×10㎝×119㎝ 重量:2.4㎏
④キャプテンスタッグ アルミスライドランタンスタンド
キャプテンスタッグ アルミスライドランタンスタンド
本体はアルミ製なのでとても軽量です。 センターポールについているパイルドライバーが使用時の安定性を高めてくれています。 ポールを回すことによって、好みの高さに調節が可能です。
展開時サイズ:幅70㎝×奥行60㎝×107㎝ アーム:直径6㎝×長さ60㎝ 調節可能サイズ:107~190㎝ 収納時サイズ:(ポール)90×35×長さ107㎝(スタンド)100×80×長さ60㎝ 重量:1.2㎏
⑤ロゴス システムランタンポール
ロゴス システムランタンポール
ロックピン方式で高さ調節が簡単に可能です。ランタンフックは落下防止構造で安心です。
このシステムランタンポールAFには、タープを押し上げて天井の雨溜まりを防ぐポールとしても使用できるように、ポールエンドロック(生地を傷めないためのボール状のもの)が付いています。 普段からキャンプでヘキサタープなどを使っている人におすすめです。 一石二鳥の強い味方です。
展開時サイズ:直径84㎝×高さ99から240㎝ 収納時サイズ:幅12×奥行10×高さ97cm 調節可能サイズ:29段階 重量1.9㎏
⑥コールマン ランタンスタンド4
コールマン ランタンスタンド4
ペグダウンできる3本足のランタンスタンドなので、重量のあるランタンを吊るしても安定感抜群です。ワイヤーハンガーでしっかりと吊るされるのでさらに安定します。 10段階の高さ調節はスライド式です。
展開時サイズ:高さ109~226cm 収納時サイズ:直径11㎝×90cm 重量:1.4kg
⑦小川キャンパル コンパクトランタンスタンド2
小川キャンパル コンパクトランタンスタンド2
組み立ても簡単で、軽量コンパクトです。ペグダウンも可能なので、多少設置場所が荒れていても使用できます。フック側の脚は他の2本より長く作られていて、ランタンの荷重がかかってもバランスをとれるように出来ています。 ただ吊り下げ重量が1.5㎏までですので、大型のガソリンランタンを吊るしたいとお考えの方にはおすすめできません。 とてもコンパクト軽量なので、ファミリーキャンプというよりは、ランタンスタンドは絶対必要という方のソロキャンプ用としておすすめです。
展開時サイズ:高さ86㎝と116㎝の2段階で調節可能 収納時サイズ:直径5㎝×45㎝ 重量:0.8㎏
⑧スノーピーク パイルドライバー
スノーピーク パイルドライバー
唯一の1本脚ランタンスタンドです。1本脚は3本脚に比べて耐風性が強いのでより一層安心・安全に使用できます。 本体を地面に打ち込ん、高さや方向を調節してネジで固定して設置します。 支える脚がないのでつまずく心配もなくなります。 重量は少々ありますが、構造としては本体1本なのでコンパクトに収まります。
展開時サイズ:240㎝ 収納時サイズ:110㎝ 重量:1.7㎏
ランタンとランタンスタンドでキャンプを快適に過ごそう
キャンプにおすすめのランタンスタンドを紹介するにあたり、キャンプに必要不可欠なランタンの解説もしてきました。ランタンとランタンスタンドはセットですから、ランタンスタンドを買ったけど肝心のランタンのことを理解できてないとなると困ります。 ランタン自体の重さによっても使用できるランタンスタンドが違ってくると思います。ランタンスタンドが必要か必要でないかもかわってきます。 ランタンスタンドにこだわるなら、是非ランタンにもこだわって最高の組み合わせを見つけてください。 キャンプをしてれば自分も他人も必ず目につくものですから、お手入れをして大事に使ってあげたくなるランタンスタンドとランタンをみつけて、より快適で楽しいキャンプライフを過ごしてください。