堤防でもさまざまな魚が釣れる
初心者は堤防からの釣りがおすすめ
魚を釣るには、船で岸から離れた場所まで行く必要があると考えている方もいでしょう。岸から離れることでさまざまな魚が狙いやすくなりますが、実は堤防でも真鯛やサバ、アジなどの稚魚が釣れます。このように堤防からさまざまな魚が釣れるため、初めて釣りをする場合は気軽にできる堤防での釣りがおすすめです。
ちょい投げでは高級魚も狙える
シロギスなどの意外と高級な魚も堤防からおもりをつけた仕掛けを投げ込む「ちょい投げ」で釣れます。シロギス専用の仕掛けも一式で発売されているため、初心者でも取り付けやすく堤防からの釣りは誰でも気軽に楽しめます。シンプルな釣り方ですが、キスだけではなくさまざまなさまざまな魚が釣れます。
サビキはより簡単にさまざまな魚が釣れる
サビキとは仕掛けの先や根本に撒き餌を入れたかごを付けて連続した擬餌針で魚を釣る方法です。仕掛けを投げて海に落とすのではなく、伸ばした竿の直下に落とすだけのためより簡単に釣りが楽しめます。特定の魚を釣る仕掛けではないためさまざまな魚が釣れたり、同時に複数の魚が釣れる楽しさがあります。
サビキは仕掛け自体も安く、100均でも購入でき堤防で簡単に楽しめるため初心者にもおすすめの仕掛けです。
フィッシングにおける外道とは
狙った魚以外のエサ取り
外道は本来仏教用語で悟りを得る内道の反対の言葉となり、邪道と同じ意味を持ち道を外れた者を意味します。釣りにおける外道とは狙った魚以外の種類を意味する言葉です。例えばアジを狙っている時にイワシが釣れた場合はイワシが外道になります。
イワシは食べられる魚ですが、おいしい・まずいなど味覚に関係なく狙っている魚以外の種類はすべて外道と呼ばれています。
外道と言われない場合もある
ターゲット以外の魚を外道と言うのが本来の意味ですが、まずい魚や有毒の魚だけを外道ということもあります。例えば鯛を釣っている最中に鰤や甘鯛が釣れても厳密に言えば外道です。しかし、どちらも非常においしく食べられる魚のため、外道と悪く呼ぶことは少ないでしょう。
おいしく食べられる魚は嬉しい外道となり、フグのように有毒で調理資格が必要で一般人では食べられない魚は正真正銘の外道として扱われています。
外道は一覧として網羅しきれない
何をターゲットとして釣るのにより外道は変わってきます。そのため外道を一覧として網羅することは難しいですが、堤防で釣れる外道や釣れやすい外道などは紹介可能です。今回は簡単にですがよく見かける外道や迷惑な外道を紹介します。
サビキで釣れる外道について
イワシは大量に釣れる
サビキは主に小アジを狙うための仕掛けです。そのため、イワシが外道となることも多々あります。また、イワシは群れでエサを食べるためサビキの擬餌針に全てにかかることもあります。顎が弱いため釣り上げる最中に針から外れて落ちることもありますが、クーラーボックスに入り切らないほど釣れる魚です。
模様が独特なベラ
サビキでも投げ込みでも釣れる外道の1つにベラと言う魚がいます。種類にもよりますが、外見が熱帯魚のように鮮やかで黄色やオレンジの縞や斑紋があります。まずい魚ではないですが、食欲が湧く見た目ではないため東日本や北日本などでは特に敬遠されがちな魚です。瀬戸内海では比較的好まれており、釣りのメインターゲットになることもあります。
仕掛けに被害が出るボラ
他の外道と比べ堤防からのサビキで最も厄介な外道とも言える魚がボラです。ボラは大きく力強くかなり激しく暴れるため吊り上げた時に仕掛けが絡まり、解くよりも仕掛けを取り付け直したほうが早いとされます。サビキで釣れる他の魚よりも大きくメインターゲットのアジが撒き餌から離れることも考えられるなど敬遠されやすいでしょう。
堤防で釣れる魚としては非常に大きいサイズですが、臭いによりまずいこともあるためあまり好まれません。
遠投やルアーで釣れる外道について
顔が特徴的なサヨリ
サヨリは細長い針の様な顎をもつ非常に独特な顔つきをしている魚です。堤防から遠投した時に釣れる外道となります。また、サヨリをメインターゲットとして釣ることもあり天ぷらや鮮度のいいものはお刺身で食べることもできます。
サヨリにはサヨリヤドムシが高確率でエラのところに潜んでいるため、お刺身にする場合は寄生虫に注意しましょう。
引きが強い真鯛の稚魚（チャリンコ）
前述したように沖合に行かなくても堤防から真鯛の稚魚が釣れることもあります。小さくても魚の王様らしい強い引きが楽しめますが、キスを狙っている時に釣れると以降キスが釣れなくなることもあるため外道としては少し厄介な一面があります。
サイズ次第では食べることも可能です。小さくても鯛のため塩焼きやお刺身などさまざまな料理が楽しめるでしょう。
ルアーだとタコも外道に
針にオキアミを付けて釣る場合でもルアーで釣る場合でもたまに釣れる外道がタコ。タコは正確には軟体動物のため堤防から釣れる「魚」ではありませんが意外と釣れます。全身筋肉と言えるため、力が強く無理に引くとラインが切れる可能性があるため注意しましょう。
根掛かりしない場所なのに、根掛かりしたように重たい場合はタコの可能性が高いといえます。
危険な外道とは
クサフグは食べられない
サビキでも堤防で遠投した場合でも釣れる非常に厄介な外道がクサフグです。エサを無駄に取るとして非常に有名です。また、
筋肉や皮膚にまで毒を持つためお刺身やしゃぶしゃぶにして食べることもできない魚です。皮膚にも毒があるため素手で触るのも危険な外道と言えるでしょう。
他のフグとの見分け方は、褐色と緑を足したような色合いで背部に小さな白い斑紋と胸ビレ後にある黒の斑紋をヒントに見分けるといいでしょう。
縁起が悪いとされる北枕が名前になっている魚
堤防で釣れる有毒の魚で時に危険な魚がキタマクラです。縁起が悪い北枕を意味する名前となっており、クサフグと同様に皮膚を覆う粘液にも毒があるため素手で持つのは非常に危険です。また堤防で釣れるおいしい魚にカワハギがいますが、キタマクラと似ているため注意しましょう。
見分ける難易度はやや高いですが、カワハギは角がありザラザラとした皮膚をしています。キタマクラは角がなくザラザラとした皮膚ではありません。
夜に釣れやすいゴンズイ
胸びれと背びれに毒針を持つ海に生息するナマズの仲間の魚で主に夜に釣れやすい外道です。ゴンズイの毒はフグやキタマクラの毒とは異なり、タンパク質でできているため加熱で無毒化できます。そのため、食べることも可能な種類です。
釣りをする時の注意点
禁止区域に入らない
堤防は海や川などから地域を守るための壁です。そのため全ての堤防で釣りができるというわけではありません。侵入そのものが禁止されている場所もあるため、釣りができるかきちんと確認してから行きましょう。同じようにテトラポット（消波ブロック）なども波から周囲を守るもののため立ち入りできない場合があります。
外道を放置しない
堤防では気軽に釣りができますが、マナーの悪い釣り人が増えると堤防に入れなくなる可能性があります。ボラや真鯛の稚魚などが釣れても堤防に捨てないようにし、可能な限りリリースしてあげましょう。また、イワシやタコは食べられるため目的の魚ではありませんが、リリースせず食べるのもおすすめです。
ゴミを放置しない
余ったエサや壊れたルアー、ラインなどのゴミを放置しないことも大切です。海を汚す原因となるだけではなく、マナーが悪いと堤防での釣りが禁止される可能性もあります。マナーをきちんと守るようにしましょう。
堤防で釣りデビューしてみるのもおすすめ！
今回は堤防でできるサビキやちょい投げで釣れる外道を紹介してきましたが、今回紹介した魚以外にもさまざまな種類が釣れます。海やポイントが変わると釣れる魚が異なりますが、ほとんどの外道はおいしく食べられるため釣れたら嬉しいものもいます。このように堤防ではさまざまな魚が釣れるため釣りデビューしてみるのもおすすめです。
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釣りは場所だけではなく針の大きさや仕掛けにより狙える魚が大きく異なります。当サイトには釣りのし掛けに関するさまざまな記事があるため、釣りに興味があるかたはよかったらチェックしてください。
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