スキレットでもピザを作れる?
アウトドア料理で活躍するスキレット
スキレットとは、鋳鉄で作られた厚手のフライパンのことです。ガスコンロだけでなく焚き火でも使えるため、キャンプの調理道具としても人気を集めています。スキレットを使った料理はさまざまありますが、中でもおすすめなのがピザです。
スキレットを使ったピザ作りに挑戦しよう
本記事では、スキレットを使った簡単なピザの焼き方を紹介します。ピザ生地やトマトソースの作り方、焼き方のコツなど事前に把握しておきたい情報をまとめました。また、おすすめの変わり種レシピも厳選しましたので、スキレットを活用してみてください。
意外と簡単!生地とソースの作り方
お手製ピザ生地レシピ
自宅であらかじめピザ生地を作っておけば、キャンプ場での調理時間を最小限に抑えられます。生地を作るのは難しいイメージがありますが、材料をこねるだけ簡単に作れるため、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
作ったピザ生地は、冷凍保存しておくのがおすすめです。クーラーボックスに入れてキャンプ場へ持って行き、現地で解凍するとすぐに焼けるようになります。
滑らかになるまでこねると美味しいピザ生地の完成
ボウルの中に材料を全て入れて混ぜ合わせます。この時、イーストと塩を離して入れるのがポイントです。こねる前にイーストと塩が直接触れると発酵力が弱まるため注意が必要となります。
ボウルの中で生地がまとまってきたら台に生地を置き、滑らかになるまでこねてください。生地を3等分にして丸めてから、閉じ目を下にして10〜15分ほど放置します。生地を潰してガス抜きをし、再び丸め直したら完成です。
強力粉 200g
薄力粉 50g
※強力粉+薄力粉の代わりに準強力粉で作るのもお薦め
リスドォル 250g
砂糖 20g
塩 3g
ドライイースト 5g
水 145~150g
オリーブオイル 20g
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美味しく作れるトマトソースのレシピ
市販のトマトソースもよいですが、より本格的なピザをスキレットで焼くならトマトソースも手作りするのがおすすめです。トマトソースも短時間で簡単に作れるため、キャンプへ行く前に作って保存しておくとよいでしょう。
トマトソースは、ピザだけでなくパスタや野菜炒めなどさまざまな料理で使えますので、多めに作っておくと便利です。キャンプ場でアレンジを加えながら、好みのトマトソース料理を堪能してみてください。
ホールトマトを煮詰めるだけで簡単にできあがり
オリーブオイルを敷いたフライパンにニンニクを入れ、弱火できつね色になるまで炒めます。トマトを潰しながらフライパンの中に入れたら、木ベラでさらに崩しながら煮詰めてください。15分ほど煮詰めてソース状になってきたら塩胡椒で味を整えます。好みの味わいになったら完成です。
ソースは小分けにして冷凍保存しておくと、必要な時にすぐに取り出して使えるようになります。キャンプ場へ持っていく際にはクーラーボックスに入れ、現地で解凍するのがおすすめです。
トマトホール缶詰 1缶(400g)
にんにく 2片
塩、こしょう 少々
オリーブオイル 大さじ2
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絶品!基本の焼き方と焦がさないポイント
スキレットのサイズに合わせて生地を伸ばす
まずは、スキレットのサイズに合わせてピザ生地を伸ばします。大きくなりすぎないように、サイズを確認しながら生地を伸ばすとよいでしょう。麺棒を使って伸ばすのが一般的ですが、用意できない場合は手で伸ばしても問題はありません。
生地をスキレットに乗せ具材をトッピング
次に、スキレットの表面に油を塗ります。植物性であればどの油でもよいですが、ピザを焼くのであればオリーブオイルが最適です。オリーブオイルの香りがピザ生地とマッチして、美味しく仕上がります。
適切なサイズに伸ばしたピザ生地をスキレットに乗せたら、トマトソースを塗って好み具材やチーズをトッピングしてください。ナスやピーマンなどの野菜、イカやエビなどの魚介類といったように好みの具材を乗せれば、具沢山の美味しいピザになるでしょう。
アルミホイルで蓋をしてから焼く
ピザ生地全体に火を通すためには、スキレットに蓋をする必要があります。スキレットの上から蓋代わりとなるアルミホイルを被せてください。こうすることで生地全体に火が通り、ふっくらと美味しいピザに焼き上がるでしょう。
焚き火かガスコンロの上にスキレットを乗せ、10〜15分ほど加熱します。具材に火が通り、ピザ生地の表面がモコモコと膨らんでいたら焼き上がりのサインです。
お好みでバーナーで焼き目をつける
スキレットで焼くだけだと表面に焼き色がつかないため、バーナーを使うのもおすすめです。バーナーで表面を炙ることで焼き目がつき、さらに美味しそうな仕上がりになります。バーナーは他の調理でも使えるため、1つ持っておくと便利でしょう。
焦がさず上手に焼くためのポイント
ピザ生地は、強火で熱しすぎると焦げる原因になります。焚き火の場合は火から遠い場所に、ガスコンロの場合は弱火で加熱するようにしてください。焚き火は火加減を間違えるとすぐに焦げるため、時々アルミホイルの蓋を外して様子を見るのがポイントです。スキレットと接するピザ生地の底面が特に焦げやすいので、注意しておくとよいでしょう。
おすすめの変わり種レシピ2選
①:油揚げピザ
ピザ生地以外の食材を代用して、手軽なピザを作る方法もあります。油揚げのスキレットピザは、油揚げならではの香ばしい香りを楽しめるのが魅力で、お酒のおつまみとしても重宝します。
まずは、4等分にした油揚げをスキレットに並べ、片面に焼き色がつけた後にひっくり返し、いったん火を止めてください。油揚げにトマトソースとチーズ、パセリを乗せたら再び火をつけ、裏面がこんがりとしたら完成です。
油揚げ 1.5枚
カゴメ 基本のトマトソース 大さじ2~お好みの分量
とろけるスライスチーズ 2枚
パセリ 少々
さらに詳しい作り方はこちら
②:餃子の皮ピザ
短時間で作れるピザなら、餃子の皮を使うレシピもおすすめです。レトルトのミートソースを使えば、よりお手軽にピザを焼けるようになります。大人から子供まで大好きな味わいに仕上がるでしょう。
まずはオリーブオイルを敷いたスキレットに餃子の皮を並べ、チーズとミートソースを2層になるように乗せます。アルミホイルで蓋をして15分ほど焼き、仕上げにブラックペッパーとパセリを振りかけたら完成です。
餃子の皮の重なっている部分に注意
餃子の皮の重なっている部分は生焼けになりやすいため、しっかりと火を通すのがポイントです。弱火でじっくりと火を通すようにすれば、焦げたり生焼けになったりするのを防げるでしょう。通常のピザと同様に火加減にこだわって焼くようにしてみてください。
餃子の皮 12〜13枚
シュレッドチーズ 100g
ブラックペッパー(仕上げ用) 適量
レトルトミートソース 150g
パセリみじん切り(仕上げ用) 少々
さらに詳しい作り方はこちら
熱々のピザをスキレットで作ってみよう
キャンプ場でスムーズにピザを作るためには、あらかじめ生地とソースを作っておくことが大切です。しっかりと準備を済ませておけば、現地では短時間でピザを焼けるようになります。
また、火加減に注意するのも美味しいピザを作るためのポイントです。強火になりすぎず、ゆっくりと生地に火が通るようにすると焦げる心配はないでしょう。具材を工夫したり、アレンジを加えたりしながらスキレットを使ったピザ作りを楽しんでみてください。
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(こちらの画像はイメージです)