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ヘルメットをカスタム!自分でできる塗装のやり方、必要なものをわかりやすく解説!

ヘルメットを塗装してオリジナルデザインにしたいけれど、どう塗装すればいいか分からない方は多いでしょう。今回はそんな方のために、ヘルメットの塗装方法を紹介します。必要なものや手順、実際の塗装の様子も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
更新: 2022年12月2日
大石ゆう
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ヘルメットの塗装方法をご紹介!

Photo byShutter_Speed

バイク用のヘルメットは、デザインもさまざまなものが販売されています。しかし、なかなか自分の好みのデザインが見つからない場合もあるかもしれません。また、長年使ってきて、デザインに飽きてしまう方もいるでしょう。

そんな時は、ヘルメットを自分でDIY塗装してみてはいかがでしょうか。世界で一つだけのオリジナルのヘルメットが完成します。今回は塗装のやり方はもちろん、剥がし方についても解説します。

カスタムに必要なもの6つ

1.マスキングテープ

Photo byRalphs_Fotos

塗装の際に必要なものとして、マスキングテープが挙げられます。マスキングテープは、塗装したくないところに利用するもので、ヘルメットの内側部分を保護したり、時にはデザインを作るのにも利用できます。幅のサイズは数種類あると便利です。

2.耐水ペーパー

ヘルメットの表面を削るのに、耐水ペーパーを用意しましょう。ヤスリも使えますが、耐水ペーパーは水を使うことで摩擦熱を抑え、目詰まりを少なくできるメリットがあります。目の粗さは、♯320~1000程度のものを数種類用意しましょう。

3.シリコンオフ

シリコンオフは、ヘルメット表面の脱脂をするものです。手を使って作業していると、手の脂がついて塗料が付着しない場合があります。塗料が全体的にきれいに塗れないと、塗装が上手くいかなかったところから剥がれが起きてしまう可能性があります。

4.下地塗料(サーフェイサー)

サーフェイサーは、塗装をする前の下地材です。ヘルメット表面の凹凸をならし、かつ全体の色を統一させるために利用します。目に見えない凹凸も、サーフェイサーを利用すればきれいに整い、仕上がりが良くなります。

5.塗料(スプレーやペイント)


塗料にはラッカー塗料やウレタン塗料があります。ラッカー塗料は1液いタイプで安く手に入れられます。一方、ウレタン塗料は2液タイプで高価ですが、塗膜の強度が強く仕上がるのが特徴です。お好きなカラーを選んで利用しましょう。

6.仕上げ用クリアー

仕上げ用クリアーも用意しましょう。カラー塗料を塗りつけただけでは強度の面で劣ってしまいます。耐久性アップや、仕上がりをよくするために利用します。なお、こちらもラッカータイプ、ウレタンタイプとありますが、ウレタンタイプを選ぶのがおすすめです。

具体的な手順を解説

手順1.不要なパーツを外す

ヘルメットには塗りむらが起こり、塗装の失敗につながる邪魔なパーツが付いている場合もあるため、それをすべて外していきます。マスキングテープで保護するよりは、パーツを外した方が塗装もやりやすくなります。

手順2.耐水ペーパーで足付け

耐水ペーパーでヘルメットの表面を削ることで、塗料を付きやすくする効果があります。足付け作業と呼ばれるこの下処理をしないと、つるつるした表面に塗ることになるため、塗料がすぐに落ちてしまう可能性があります。塗料の付きが良くなれば、仕上がりもきれいになるでしょう。

手順3.マスキング処理

塗装したくない箇所に、マスキングテープを貼っていきます。また、模様を描きたい場合にはマスキングテープをカッターなどでカットし、貼り付けることでデザインを作ることも可能です。テープに寄れがあると仕上がりも悪くなるため、きれいに貼りましょう。

手順4.下地の吹き付け・シリコンオフ・塗装

サーフェイサーを利用し、下地を塗っていきましょう。下地を塗ることで表面が整い、仕上がりをよくしてくれます。下地が終わったらシリコンオフで脱脂しましょう。その後塗料を使い、全体を塗装します。塗装の際は、一度にやろうとせず、薄く塗る工程を重ねる方がきれいに仕上がります。


手順5.耐水ペーパー処理

仕上げ用クリアーを塗る前に、耐水ペーパーで表面を削っていきます。この場合、♯1,000程度の細かい目を利用しましょう。塗料によって凹凸ができたものをきれいに仕上げていく作業のため、丁寧に行うようにします。

手順6.クリアー塗料で仕上げ

仕上げ用クリアーで最後の仕上げをしていきます。この場合、1回目に薄く塗装した後に再び耐水ペーパーで軽く磨き、もう一度クリア塗料を塗るのがおすすめです。塗料が乾いたら、マスキングテープを剥がしてDIYの完成です。

オリジナルデザインを施す自作方法

デザインのあるヘルメットを自作ペイント

ここではデザインのあるヘルメットを自作する方法を紹介します。実際に作業しているようすが見られるため、DIYの参考になるでしょう。この方はネットを使い、変わったデザインのヘルメットに仕上げています。

デザインの参考にもなりますので、ぜひチェックしてみてください。使うものにはマスキングテープ以外にも用紙を利用しています。幅が広い部分を処理したい場合に便利な方法ですので、こちらも参考にしていきましょう。

ヘルメットの塗装方法

不要なパーツ、またこの方はステッカーなども貼ってあったためそれも外しています。マスキングテープと用紙で塗らない部分を覆います。バイクのヘルメットには穴が空いている場合もあるので、しっかり埋めましょう。

ペーパーで足付けし、シリコンオフで脱脂します。下地を吹き付け、さらにマスキングテープでデザインを描き、ペイントしていきましょう。クリアーを吹き付けて完成です。

割れた部分を修復しながらカスタムする方法

お気に入りのヘルメットを生まれ変わらせるやり方とは

割れてしまったヘルメットは、買い替えなければいけないと思うかもしれません。ですが、お気に入りだったヘルメットが割れてしまったとしても、塗装でリサイクルすることは可能です。

割れた部分があったとしても、パテを使えば割れ部分も目立たず仕上げられます。また、変わったデザイン、凹凸の多いものでも手順通りに作業していけばカスタムDIYは可能です。動画を参考にして、ヘルメットの塗装に挑戦していきましょう。

パテを使ったバイクヘルメットDIYのやり方

不要なパーツを外していきます。割れた部分は溶かして溶着、パテを埋め込み表面を削っていきましょう。ヘルメットの内側も外し、マスキングテープを貼りつけます。ペーパーで足付けをしたら下地を塗り付け、塗料でペイントしていきましょう。

ウレタンクリアーを塗り、最後にこの方はコンバウンドで仕上げもしています。パーツを取り付けたら完成です。割れた部分もパテを使えば埋めることができ、きれいに仕上げられます。

塗装の剥がし方

失敗を直したいならラッカーシンナーがおすすめ


塗装を剥がしたい方の中には、作業途中に失敗してしまったケースもあるでしょう。缶スプレーの塗装途中に失敗した場合には、ラッカーシンナーの利用がおすすめです。ラッカーシンナーをウエスに付け、こすっていけば塗料は落ちていきます。

歯ブラシを利用するのもいいでしょう。ただし、ウレタン系の2液タイプは落ちないため注意が必要です。あくまでも、1液タイプのラッカースプレーで利用できる方法です。

やすりで削り落とす

完全に乾いた塗装、もしくは新しく塗装し直したい場合は、やすりを使って削り落とす方法がおすすめです。早く作業したいならサンダーを利用してもいいでしょう。また、塗装剥がしペーパーが販売されていますので、それを使うと安心です。

剥離剤の利用は注意が必要

動画の様に剥離剤を使って塗装を剥がす方法もあります。剥離剤を使えば塗装を早く剥がせますが、ヘルメットに利用する場合、帽体素材がダメージを受けて強度がなくなる可能性があるため利用は控えた方が良いでしょう。

ヘルメットをオリジナルに塗装しよう!

バイクのヘルメットを自作で塗装するのは難しいと考えていた方もいるかもしれません。ですが、手順をしっかり守ってDIYしていけばきれいに仕上げることは可能です。また、割れた部分があってもパテを利用すればきれいに仕上げられます。

自分でDIYすれば、世界に一つしかないヘルメットを作れます。今回紹介した方法を参考に、素敵なデザインのヘルメットを作ってみてはいかがでしょうか。

ヘルメットが気になる方はこちらもチェック!

ヘルメットについての記事は、他にもフルフェイスのヘルメットの選び方、ヘルメットシールドとは、ジェットヘルメットのおすすめなどの記事があります。今回の記事以外に気になることがある方は、ぜひチェックしてみてください。