ムササビウイングタープ
コールマン リビングフロアシート
キャンプはギアの配置が大切
過ごしやすさが変わる
キャンプはタープの配置やテントと一緒に使う道具の配置などを変えることにより過ごしやすくなったり、おしゃれになります。そのため、レイアウトを考えるのは非常に重要な要素と言えるでしょう。
例えば焚き火をするときは焚き火台を化繊のテントから離して配置したり、料理を食べる場所にタープを張ったりするのもレイアウトの1つです。快適なキャンプするには、事前にどんなふうに道具を配置するか考えておくといいでしょう。
おしゃれに演出することも可能
レイアウトは利便性や快適性をよくするためだけではありません。テントに小型のペンダントライトを取り付けてライトアップしたり、シェルフをあえて他のキャンパーから見えるように置き、そこに好きなギアを飾ったりとおしゃれな空間を演出することも可能です。
また、タープの下のスペースだけではなく、テントの前室も自由に道具を配置できるためさまざまなレイアウトが作れます。キャンプに慣れてくると自然とレイアウトも楽しめるでしょう。
テンマクデザインのパンダTCを紹介
パンダTCとは
パンダTCはテンマクデザインが発売するソロキャンプ向けの小型ワンポールテント。女性キャンパーでも設営しやすく気軽にキャンプが行えるように作られているパンダテントが元になっており、本品も同様に設営しやすい構造です。
ソロキャンプ向けのテントのためテント自体のサイズは270×270×高さ170cm、インナーサイズは250×115×高さ155cmとなりテントの半分程度が前室となる形状です。
現行モデルはパンダTCプラス
パンダTCプラス
パンダTCはすでに終売となっており製造元のテンマクデザインでも取り扱いがありません。後続モデルとして2022年10月現在はパンダTCプラスが発売されています。
パンダTCプラスは基本的にはパンダTCと変わりませんが、フライシートにペグで固定できるスカートが付いており、隙間風が防げるモデルです。また、パンダTCプラスにパンダTCのオプションも使用できますが、インナーを縦に設営でません。
TC素材の特徴について
TC素材は化繊にコットンを組み合わせた素材です。そのため、化繊より収納サイズが少し大きくなり重量も増えますが、遮光性や通気性、保温性が高く非常に快適に過ごせます。そのためパンダTCは夏に涼しく冬には暖かいテントです。
パンダTCのおすすめレイアウト2選
1:土間を楽しむスタイル
パンダTCのインナーは張ったり、外したりしやすい吊り下げ式を採用しています。そのため、あえてインナーを使わずシェルターのようにフライシートと別売のグランドシートを利用するレイアウトも簡単にできます。
インナーを外すとコットが使いやすくなったり、ソロ用テントとは思えない広さになるため、パンダTCの中にこもったままでも快適に過ごせるレイアウトです。広いスペースを活かしてシェルフやテーブルも自由に配置しましょう。
隙間に注意
現行モデルのパンダTCプラスにはスカートがありますが、パンダTCにはスカートがありません。そのため、インナーを外したスタイルではフライシートの下に隙間ができる点に注意してください。虫よけ対策や冷気対策として暖かい装備を用意しておきましょう。
このレイアウトはインナーを使わないため簡単に収納できたり、靴を履き替える手間がかからずスムーズにテント内に出入りできるなどのメリットが豊富にあるレイアウトです。
2:タープと組み合わせる
パンダTCはソロ用のワンポールテントとしては前室の広いタイプですが、ワンポールテントはテント内の中央にポールが来るため前室が少し狭く感じることもあります。そのため、タープとテントを連結するレイアウトにすると広いリビングとテントの前室がシームレスに繋がり快適に過ごせるためおすすめです。
テンマクデザインからはパンダTCと簡単に連結することも想定されているパンダタープTCが発売されています。
安心して連結できる
パンダタープTCはパンダTCと同じコットンと化繊の混紡素材で作られています。TC素材はポリエステルなどの遮光性が高いためより快適なリビングが作れます。また、連結して使うように作られているためテントやタープに負荷がかかりすぎて破れる心配も少ないでしょう。
社外製のタープを使うときはタープをパンダTCに被せるようにしてください。カラビナなどで取り付けるとテンションが掛かりすぎて破損する原因になります。
アレンジも楽しめる
パンダタープTCは連結して使うと両サイドの生地が長いため、張り方のアレンジが楽しめる魅力があります。そのまま使うと左右からの目隠しになり細長い前室、リビングができるためバイクを駐輪しやすくなるためバイクツーリングにもおすすめです。
また、張り方をアレンジして片側だけでポールを使い跳ね上げると開放的なリビングが作れます。非常に広いリビングとなるためテントの外でゆったりと過ごしたいときにおすすめです。
冬におすすめのレイアウト3選
1:こたつやホットカーペットの導入
こたつとキャンプの組み合わせは冬キャンプで非常に人気のあるレイアウトの1つですが、大型のシェルターが必要になるケースも多々あります。しかし、パンダTCはインナーを外して使うとソロ用テントとは思えないサイズ感となるため、一人用のこたつも簡単に導入できるため便利。
また、一人用のこたつだけではなく床面積が広いためホットカーペットも導入しやすいところも大きな魅力です。
二股ポールでより使いやすく
パンダTCはワンポールテントのため中央にポールがあります。そのままの状態で使用するとこたつやホットカーペットに干渉しやすくなり、きれいにレイアウトできません。そのため、パンダTCを二股化してみるのもおすすめです。
二股化することで中央にあるポールが両サイドの壁に沿うようになるためより広く活用できます。また、中央のポールがなくなると自由度の高いさまざまなレイアウトが作れるようになるため便利です。
2:薪ストーブのレイアウト
薪ストーブはドーム型のソロテントではサイズの問題で導入しづらい道具です。しかし、パンダTCはインナーを外すと広いため薪ストーブの導入しやすいテントです。薪ストーブがあるとテント内なら冬でも薄手の服装で過ごせるほど暖かくなるため、冬でも快適なキャンプが行なえます。
ただし大きい薪ストーブは入りにくいので小型の薪ストーブを選ぶようにしましょう。
煙突を通しやすい
パンダTCは正面だけではなく背面にもファスナーがあり出入りできる構造です。そのためフライシートに穴を開ける加工が必要なく、簡単に煙突を通せる点も大きな魅力です。ただし、ファスナー部分の生地やフライシートが直接煙突に触れないように煙突ガードなどを付けましょう。
3:小型テントとの組み合わせ
パンダTCのインナーを外した後にテントを中に入れるレイアウトもおすすめです。パンダTCの中にテントを入れることで保温性が増し冬でも快適に過ごせます。テントを入れるときは215×95×高さ116cm程度を目安にするといいでしょう。
また、他社からはテント内に入れることを目的としたコットン製のテントも発売されています。コットンテントは通気性や保温性が高くパンダTCに付属するインナーよりも快適に過ごせます。
荷物が増える点に注意
上記のレイアウトはパンダTCとは別に小型テントを使うため荷物が増える点に注意しましょう。また、設営も撤収作業も少し手間がかかるようになります。デメリットもありますが、快適さが大きく異なるため冬キャンプをする方は特におすすめです。
パンダTCにおすすめのキャンプギア
1:薪グリル
薪グリル
薪グリルはかまど型の多目的に使用できる焚き火台。TC素材は化繊のように火の粉で簡単に穴が開く心配がないためテントの近くに焚き火台を設置して使えます。また、薪グリルは熱を正面に反射させるため暖を取りやすいところも大きな魅力です。
2:ムササビウイングタープ
ムササビウイングタープ
テンマクデザインから発売されている五角形のタープ「ムササビウイングタープ」もパンダTCと相性のいいキャンプギアとして人気です。前述したパンダタープと比べると連結した時に開放的な空間が生まれます。
本品もパンダTCもそれぞれ雰囲気が異なるリビングが作れるため、好みのタープを選ぶといいでしょう。収納サイズは五角形のため45×15×40cmとコンパクトに収納できバイクツーリングにもおすすめです。
3:リビングフロアシート
コールマン リビングフロアシート
本品は縁が立ち上がっているグランドシートとなっており、砂や土などの異物が入り込みにくくなっています。大きさが270×270cmのためパンダTCにちょうどいいサイズのおすすめアイテムです。
本品を利用することでお座敷スタイルをやりやすくなりテーブルやシェルフを置くことで快適に過ごせます。また、ペグできちんと固定できるところも便利です。
ストーブと焚き火に関する注意点
通気性が悪い危険
前述したように薪ストーブとパンダTCは相性がよく煙突を通すための改造をしなくても導入ができます。しかし暖房器具をテント内に入れるときは一酸化炭素に注意しましょう。一酸化炭素は人体に非常に有害なガスのため少量発生しただけでも非常に危険です。
一酸化炭素の発生を防ぐには入り口を閉め切らないようにして換気をしましょう。また、一酸化炭素が発生した時に知らせてくれる警報機があるとより安全にストーブをレイアウトできます。
インナーは化繊のため火の粉に弱い
インナーはポリエステルのため、テントの近くで焚き火をするときは火の粉がインナーに触れないように注意しましょう。焚き火をするときはインナーを外しておくと安心して使えます。また、前述したコールマンのフロアシートやコットも化繊のものが多いため同様に注意してください。
風が強く火の粉が舞いそうな時は、フライシートを閉めておくとインナーに穴が開く心配がありません。
ギアの組み合わせ方が豊富
今回はテンマクデザインから発売されていたパンダTCのレイアウトやセットで使いやすい道具を紹介しました。現行モデルとなるパンダTCプラスはスカートがついているため、季節問わず使いやすくなっています。
また、パンダTCは入り口が二箇所あるため動線意識しながらタープを連結したり、机や椅子を配置していくとレイアウトがまとまりやすくなるでしょう。
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