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楽しむだけじゃもったいない!キャンプ場や地方を応援できる人になるには?

キャンプを楽しむすべての人に知ってもらいたい運営者の本音から、私なりに考えた「キャンパーとして意識しているポイント」を解説します。ほんの少し意識すれば、ただ自分の時間を楽しむだけでなく、キャンプ場や地方を応援できる存在になれます。
2022年10月21日
ソウカワ ヨウスケ
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キャンプ場を応援できる人になろう!

出典:ライター撮影

私は地方のキャンプ場へ訪れることが好きです。取材を兼ねながら旅とキャンプを楽しみ、地域の人たちやキャンパーさんたちと交流をしてきました。

人口減少に悩む地方自治体では、キャンプ場の経営や道の駅の整備、ご当地ならではの楽しみ方をアピールする施策が展開されています。

あらゆる場所へ訪問しましたが、共通する課題は以下のようなものでした。

・上の世代の理解を得られない
・呼び込み方がわからない
・訪れる人の教育

私がキャンプに関する記事を書いているなかで、提唱したいのは「キャンパーのマナー向上」です。こちらについての記事は以下をご覧ください。

キャンプ場の利用者だけで終わらない

さまざまなキャンプ場の関係者に話を聞くと、地方創生や町興しを目的とした運営理念を掲げられていることが多くありました。キャンプ人気が高まるなか、ただの利用者としてだけではなく「キャンプ場を応援できる人」が増えることが重要だと考えています。

この記事では、持続的にキャンプを楽しめる環境を維持するためにアウトドアライターとして意識しているポイントをご紹介。生涯を通じてキャンプを楽しみたい人に読んでもらいたいと思います。

これができたらキャンプ場・地元に喜ばれる!

1:自然や田舎に対して謙虚に

出典:ライター撮影
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個人的には驚く話をキャンプ場運営者から聞きました。数年前、当該のキャンプ場近辺へ訪れた人の心無い言葉です。施設が有料としている場所にズカズカと入り込み、スタッフの制止も聞かずに「好き勝手したいから田舎に来たんだ」。私は、このような考えでいる人にキャンプをしてもらいたくありません。

お聞きしたエピソードの背景

キャンプ場は田舎の川沿いにあり、キャンプ場が周辺の土地を管理しているそうです。日本には河川法という法律があり、河原の土地は私有地にできません。そのため、キャンプ場運営者が周辺の環境整備をする義務はなく、ゴミ拾いなどは業務ではなくボランティアに該当するそうです。

キャンプ場の運営者は「地元が注意喚起しなかった落ち度がある」としつつも、私は強い憤りを感じました。都会・田舎に優劣はなく、住む土地以外に訪れれば「自分は訪問者・よそ者」と考えて振る舞いましょう。地元の人たちから「お客さま」と思ってもらえる人であることが重要です。

当たり前に敬意を払える人であろう

キャンプ場としては「来てやってる」なんて傲慢な意識の人は求められていません。キャンプ場が来てもらいたいのは、自然や田舎、住む人に対して敬意を払い、迷惑をかけないような配慮を持っている人だけが真の「お客さま」として扱われますし、私自身そうありたいと思います。

2:周辺でお金を使う

Photo by Stockphotokun

こちらもキャンプ場運営者から聞いた切実な声です。「田舎はだいたいどこでもキャンプできるからお金が生み出されにくい」。

各地のキャンプ場では、町興しや地方創生を目的としていると聞くことが多いため、運営母体はNPO法人や自治体に関連した団体が行っているように感じてしまいます。

しかし、実際のところは株式会社や個人事業の形態で経営している場合が多い印象です。つまり、自分達で稼いで運営資金を回さなければ立ち行かなくなるといえます。

あえてキャンプ場を利用したい

「田舎はだいたいどこでもキャンプできるからお金が生み出されにくい」。これはキャンプ場のすぐとなりでもテントを広げられることを意味しています。お金を節約して旅をする気持ちは私にもよくわかりますが、考えてもらいたいのは「無料でその場所を使うマナー」。

周囲に迷惑をかけず、その場をあとにするときは元に戻して出発する。

上記を徹底できる人であればいいと思います。しかし、キャンプをするとゴミは出ますし、私の場合「周囲に迷惑をかけていないか」といつもヒヤヒヤしてしまうため、必ずキャンプ場を予約してから現地へ向かうように心掛けています。

キャンプ場の利用だけではなく

キャンプ場は場所を提供するサービスとなっているため、原価がかからず、安くキャンパーへ提供しながら利益を確保できる事業です。キャンプ場からすると、訪れてもらうだけで儲けが発生します。

また、キャンプ場周辺の施設と提携していることも多く、可能な限り地元にお金を使う意識を持って利用するだけで「地域を応援している存在になれる」といえるでしょう。

3:SNSでシェア

Photo byraphaelsilva

「お金をかけずに存在を広げてもらえるだけで、うれしい・助かる」ともお聞きしました。一般人である私たちの意見は大きく波及しない代わりに「リアルな口コミ」として誰かの参考になります。

キャンプ場としても、お金をかけずに情報発信や広告になりえるSNSアカウントを運用していることがほとんどです。

意識したいポイント

投稿する際、意識したいポイントがいくつかあり、以下のようなポイントを押さえると喜ばれます。

・キャンプ場のアカウントをフォローする
・キャンプ場の画像をつける
・ハッシュタグにキャンプ場の名前を入れる

私がキャンプ場を回っているなかで、キャンプ場が利用していることが多いSNSはInstagramが圧倒的に多い印象です。SNSに疎い人もアカウントを作成してから出かけてみてください。

楽しみながらキャンプ場を応援しよう!

出典:ライター撮影
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今回は取材を通じて、地方のキャンプ場や地域に喜ばれるために覚えておきたいことを解説しました。生涯を通じてキャンプを楽しむには、健全な経営を続けられるキャンプ場の存在が欠かせません。

アウトドアで過ごす時間をほんの少し意識するだけで、キャンプ場を応援できる人になれます。ぜひポイントを覚えて出かけてみてください!