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キャンプ場や自然から喜ばれるキャンパーって?守りたい5つのルール!

キャンプ場関係者への取材を繰り返すうちに、共通する悩みをお聞きすることがあります。この記事では、キャンプ場や自然から喜ばれるために意識したいルールを5つに分けて解説しますので、ぜひチェックしてからフィールドへ出かけてみてください!
2022年10月17日
ソウカワ ヨウスケ
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キャンプ場や自然から好かれる人になろう!

出典:ライター撮影

地方のキャンプ場が好きで、思いつくままに旅をしながらキャンプを楽しみ、地域の人たちと少なからず触れ合ってきました。

人口減少に悩む地方自治体では、キャンプ場の経営や道の駅、その土地の名産品をアピールする施策がたくさん展開されています。

日本のあらゆる場所へ訪問しましたが、共通する課題は以下のようなものでした。

・上の世代の理解を得られない
・呼び込み方がわからない
・訪れる人の教育

私がキャンプに関する記事を書いているなかで、提唱したいのは「キャンパーのマナー向上」です。

キャンプ場運営者へのインタビューを通じて

キャンプ場の関係者に話を聞くと「自然にゴミを捨てて帰る」「周囲に迷惑をかける」「田舎だから何をしてもいい」という人がいる……。

同じキャンパーとして憤りを感じるとともに、私は啓蒙できる発信をしたいと思い、今回はいつもと毛色を変えた記事を書きました。

ぜひ、キャンプを楽しむベテランさんから「キャンプをしてみたいけど不安」と思われている初心者の方に読んでもらえたら幸いです。

キャンプを楽しむためのマナー5つ

1:ゴミを捨てない

Photo by takanori00

キャンプ場は自然のなかにあります。当然ゴミを放置して帰るなどは絶対に避けてもらいたい行為です。小さなゴミでも長くそこに存在してしまいますし、自然にとって悪影響を及ぼす可能性があります。

キャンプ場も自治体に沿ったゴミ捨てルールがありますので、事前に確認しましょう。また、ゴミの引き取りを無料でしていないキャンプ場もあるため、そういった場合は必ず持ち帰るようにしてください。

こんなキャンパーも……

さらに、取材をしているなかで驚くようなゴミの捨て方をしているキャンパーもいるようです。どのようなものを捨てたかというと、快適なサイト作りに欠かせないタープ。一部が壊れてしまい、キャンプ場の目の前を流れる川に廃棄した人がいたとキャンプ場の方からお聞きしました。

2:当たり前の配慮

出典:ライター撮影

キャンプ場にはオーナーさんやスタッフはもちろん、ほかのキャンパーもいます。絶対に守ってもらいたいルールとしては以下のようなものです。

・区画サイトからはみ出さない
・利用規約に従う
・挨拶をする
・夜は静かに
・施設はていねいに利用する

文字にすると当然のことばかりですが、開放感を味わっているとついつい忘れてしまいがちなこととなります。自然にいるからといって、当たり前の配慮を欠かさないように意識してください。

3:サイトは元通りに!

出典:ライター撮影

キャンプサイトへ訪れるたびに気になることがあります。折れたペグが放置されていたり消し炭が転がっていたりと、楽しみのあとが残されているのを見ると悲しく感じてしまうのは私だけではないでしょう。

利用したサイトは、訪れたときの状態に可能な限り戻すように心掛けてください。ゴミを残さないことはもちろん、レンタル品の返却、忘れ物をしないように確認してからチェックアウトしましょう。

4:焚き火ルール

出典:ライター撮影

最近では、地面での直接焚き火を禁止しているキャンプ場が増えています。これは自然環境の保護を意識する風潮や利用者のマナーの悪さがあるためです。ライターが子どもの頃は河原で直火の焚き火ができる場所が多かったと意識しています。

自然環境の配慮の面から見ると、焚き火から発生する熱が芝生や地面、周辺の植物にダメージを与えることはイメージしやすいでしょう。

利用者のマナーについては、燃えない薪を放置して帰る、後片付けをしない、立木の根本で焚き火をするなどが挙げられます。

火事に発展させないために……

焚き火に使用した薪は消えたように見えても高熱を持っている場合がありますので、火の後始末は必ず行いましょう。灰捨て場などがあれば決まった場所に集める・ゴミとして処理する場合は水に浸けて消火し冷めるのを待つなどが挙げられます。

水をかけて消火する場合はビニール袋に水を張り、薪をひとつずつ入れて完全に鎮火させましょう。最後に炊事場などで水だけを抜いて、もう一枚ゴミ袋を用意して水漏れしないように二重にしてください。

5:自然を守る

出典:ライター撮影

焚き火の注意点でも解説しましたが、自然にある植物へダメージを与えるような行為は厳禁です。焚き火以外には、安易に枝を折らない、自然にあるものを勝手に採集しないなどが挙げられます。

また、特定の植物が自生しているようなエリアでは、種子の持ち込み・持ち帰りを禁止している場合がありますので注意しましょう。「自分だけは大丈夫だろう」と安易な気持ちで行動しないことが重要です。

キャンプはマナーを知ることから!

この記事では、各地のキャンプ場関係者への取材を通じて筆者が「キャンプ場から好かれるためのキャンパーになるために知っておきたいこと」を5つに分けて解説しました。まとめると「自然を壊さない・帰るときは元通りにする・周囲の人に配慮する」につながります。

基本的なことばかりとなりますが、知らなければルールを守れません。わからないことは逐一キャンプ場の方に質問し、指示に従うようにするとよいでしょう。

キャンプ場や地域を応援する人になるには?

キャンプを楽しむだけではなく、キャンプ場や地方を応援できる人になるためのポイントをこちらの記事では解説しています。併せてお読みいただけたら幸いです。