ピレリ エンジェルGT
BATTLAX HYPER SPORT S22
BRIDGESTONE「MOLAS ML」
ミシュラン|ROAD 5
ミシュランPower5
バイクを乗るのに季節は選ばない!
冬には専用のタイヤを
冬になるとバイクをお休みするライダーも多いですが、せっかくバイクを持っているのであればどの季節でもツーリングを楽しみませんか。
基本的に冬は低温に対応できるタイヤ選びが重要です。また、雪道を走行するのであれば、タイヤの種類や性能にもこだわる必要があります。今回は冬のツーリングにおすすめなタイヤを選んだので、参考にしてみてください。
チェーンを装備するのはおすすめできない
わざわざ冬用のタイヤを購入するのではなく、標準タイヤにチェーンを巻くライダーもいるかと思います。ただしこれはあまりおすすめできないので、気をつけてください。チェーンをタイヤ巻くことでグリップ力が高まり、雪道も走りやすくなると思われがちです。
しかしバイクのタイヤに対応できるチェーンは細く、アスファルトを少しでも走行すると切れる可能性があります。そのため、冬のツーリングはチェーンではなく専用のタイヤを履くのがおすすめです。
冬タイヤのお手入れ方法と選び方のポイント
適切なお手入れ方法や保管方法を行うことが重要
冬になり専用のタイヤを履こうと思ったら、適切なメンテをしましょう。まずはタイヤ周辺の汚れを落とすことが重要です。汚れが付着しているとタイヤの劣化の原因になるので、細かい部分までしっかり洗ってください。その際、グリスアップやコーティングも行っておくのがおすすめです。
また、春から秋の季節は袋に入れて直射日光を避けるように保管してください。汚れの付着や紫外線による劣化を避けるように保管すれば、次のシーズンも活用できますよ。
タイヤの温度を調整する必要がある
冬ならではのお手入れ方法が、温度調節です。タイヤの温度が低いままだとうまく機能しないので、実際に乗る前に適切な温め方でお手入れしましょう。ゆっくりとバイクを動かし、タイヤをこするようにブレーキをかける動作を何度か繰り返せばタイヤを温めれます。タイヤを触ってほんのりと温かくなれば問題ありません。
冬ツーリング向けなタイヤの選び方
冬にツーリングする際は、スタッドの有無に着目してタイヤを選びましょう。スタッドレスタイヤとはタイヤに凹凸がついておらず、その代わりに深い溝が掘ってあります。この溝が雪をかき出し路面を固めていくため、冬でも安全に走行できるのが特徴です。
一方スタッド付きタイヤは、表面にスパイクが付いています。グリップ力がアップするので、雪道でも滑りにくいです。ただし普段より衝撃や走りにくさを感じるので、好みに合わせてスタッドの有無を選びましょう。
価格も大切
バイクのタイヤは決して安いアイテムではないので、価格に注目して選びましょう。ブランドやモデルによって差はありますが、冬用だと15000〜2000円が相場です。価格が安いにも関わらず性能のいいモデルなどを見つけて、コスパのいいタイヤを選んでみてください。
また、タイヤ交換を業者に依頼する場合は、プラスで5000円程度必要になります。タイヤだけの値段ではなく、交換費用も考慮して選びましょう。
タイヤの種類に注目
冬のツーリングに適しているタイヤは、大きく分けると2種類あります。まずはツーリングタイヤと呼ばれる種類で、安定感やグリップ力が高いです。長距離を走れるように、他の種類よりも寿命が長いことも特徴として挙げられます。ただしオフロードやワインディングなどには向きません。
一方スポーツタイヤは、オフロードをツーリングしたい時に向いています。街中にも対応できるので、幅広い場所をツーリングしたい方にぴったりです。ただし寿命はツーリングタイヤよりも短めになります。
冬にぴったりなツーリングタイヤ3選
①ピレリ エンジェルGT
ピレリ エンジェルGT
寒い冬でもスピーディーにツーリングを始めたい方には、「ピレリ エンジェルGT」がおすすめです。冷えた路面に強いスタッドレスタイヤで、従来のモデルよりも早く温まります。そのためスタートダッシュも早く、ストレスを感じることなく冬のツーリングが楽しめるでしょう。
こちらは性能の高いスタッドレスタイヤですが、価格は他の冬タイヤよりも安くなっています。なおかつ寿命も長いので、コスパを求める方はぜひ購入してみてください。
摩擦に強いスタッドレスタイヤ
さらに摩擦に強いこともこのタイヤの魅力です。走行したりコーナリングを続けたりしていると、タイヤはどんどん摩擦によって形が変わります。しかしこちらは摩擦に強いので、長期間使っていてもカーブの曲がりやすさが変わりません。
とにかく快適に長く使えるので、とりあえず冬タイヤを試したい方におすすめ。冬のツーリングの楽しさを知る入り口にぴったりのタイヤです。
②ブリヂストンMOLAS ML
BRIDGESTONE「MOLAS ML」
「ブリヂストンMOLAS ML」は、高いグリップ力を感じられる冬タイヤです。冬は路面温度が低下するため、走行中に滑ることが多くなります。グリップ性能に長けたタイヤであれば安全に走行できるので、特に初めて冬にツーリングをするユーザーにおすすめです。
また、バイクをツーリングだけでなく、通勤・通学に利用している方もチェックしてみましょう。街中のアスファルトでも確かなグリップ力を感じられるので、滑る心配がありません。
オールラウンダーなタイヤ
いろいろな場所や天候時にツーリングを楽しみたいという方にこのタイヤはおすすめです。冬だけでなく、他の季節でも普通に使うことができるのでタイヤ交換が面倒な方にぴったり。また、雨の日でも滑りにくいので、問題なく使えます。
さらにこちらのタイヤは、オフロードやワインディングなどあらゆる場所に対応できるのが特徴です。毎日使いからツーリング、軽いレースまでいろいろなシーンで使ってみてください。
③ミシュランROAD 5
ミシュラン|ROAD 5
レースにも対応できるレベルのタイヤが、「ミシュランROAD 5」です。ハイグリップ性能を兼ね備えているタイヤなので、冬のツーリングだけでなくハイスピードを出すレースでも活用できます。人気モデルの最新バージョンなので、評価の高いタイヤを探している方はチェックしてみましょう。
ハンドリング性能だけでなく、乗っている時の軽快感にもこだわっています。そのため冬場でも、爽快感のある気持ちのいいツーリングを楽しめますよ。
濡れた路面でも滑る心配がない
こちらのタイヤは、従来のモデルよりも高いグリップ力を兼ね備えています。そのため冬の冷たい路面だけでなく、雨が降って濡れている路面でも簡単には滑りません。ツーリング中に突然雨が降るというケースはよくあるので、こちらのように対応できるタイヤを選んでおきましょう。
冬にぴったりなスポーツタイヤ2選
①ブリジストンBATTLAX HYPER SPORT S22
BATTLAX HYPER SPORT S22
「ブリジストンBATTLAX HYPER SPORT S22」は、冬のレースにも対応できるタイヤです。ストリート向けとして作られたタイヤなので、もちろんツーリングや街乗りにも問題なく使用できますよ。同シリーズの最新モデルで、高いグリップ力や寿命の長さを感じられます。
グリップ力の秘密が溝の形状で、さまざまな角度や形状の溝を作ることで凍った路面や濡れた路面でもしっかりとグリップ。さらに寿命は8000km〜12000kmと長めなので、ツーリング好きにおすすめです。
対応できる温度の幅が広い
こちらのタイヤは、対応可能な路面温度の幅が従来のモデルよりも広めです。冬の冷たい路面でも滑ることなくその性能を発揮できるので、ぜひ乗り心地を実感してみてください。スタッドレスタイヤなので走行時に振動を感じることなく、冬の長時間ツーリングにも使えます。
また、ワインディングロードでもしっかり食いつける点が特徴的です。街中や高速だけでなく、山道や峠でもツーリングしたい方はぜひチェックしてみましょう。
②ミシュランPower5
ミシュランPower5
初心者にも優しい冬のタイヤが、「ミシュランPower5」です。基本的に冬のツーリングにも使えるグリップ力の高いタイヤは、カーブ時に軽い入り心地を感じます。しかし、初心者にとってこの軽い入りは不安を覚えやすいです。
しかしこのタイヤは軽くも重くもない入りなので、初心者でも気軽に運転できます。また、カーブを曲がったときのパワーがそのまま加速に使われるので、滑らかな走行を楽しめる点が魅力的です。
走行距離に応じて乗り心地の変化を感じる
こちらのツーリング向けタイヤは、使い続けていくうちに乗り心地の変化を感じられます。履き始めた当初は、地面とタイヤの密着感をさほど感じません。しかし数100km走行していると、だんだん地面とタイヤが吸い付くような感覚を覚えます。
もっちりとした乗り心地に変化していくので、いつも同じ乗り心地じゃつまらないというライダーにおすすめです。冷たい路面だけでなく濡れた路面でも安定して走れるので、冬だけでなく雨の日にも使ってみてください。
安全快適なバイクライフを
冬のツーリングはスタッドレスタイヤの準備や適切な温め方など、やることが多くて避けている方も多いです。しかしきちんとしたタイヤの選び方やお手入れをすることで、安全かつ快適に冬でもツーリングを楽しめます。ただチェーンを装備するのではなく、冬にも対応可能なタイヤに履き替えましょう。
また、冬でも走行できるタイヤにはさまざまな種類があります。そのため今回の記事を参考にして、コスパや性能、寿命などで選んでみてください。
バイクヘルメットが気になる方はこちらをチェック
ツーリングをオフロードで楽しみたい方は、以下の記事から適切なヘルメットを選びましょう。不安定な路面でも安全に走れる、おすすめのヘルメットをまとめています。また、レース向けのモデルが気になる方にもおすすめな記事です。
ツーリングだけでなく、ゆくゆくはバイクレースにも挑戦したい方はぜひ参考にしてみてください。
日本人にフィットする、オフロードヘルメットおすすめ10選!レース向けのモデルも!
バイク走行にはオンロードを走るツーリングと、山道や荒野などを走るオフロードツーリングがあり、オフロード走行時にはオフロードヘルメットの着用が...