ワークマン AEGIS防水防寒スーツ ライディングライム
コミネ JK-589
NANGA®︎オーロラダウンジャケット デイトナ
モンベル クリマプラス100ジャケット
チャムス エルモフリースジャケット
冬のバイク走行は寒さ対策が必須
気温だけではなく風にも注意
冬は気温が大きく低下するため、長袖のシャツだけでは過ごせなくなります。また、散歩でもツーリングでも気温は変わりませんが、風により肌で感じる温度は大きく異なります。一般的に風速が1メートル増すごとに、体感温度は1℃も下がるため、バイクツーリングでは同じ気温でも徒歩と比べ非常に寒くなる点に注意しましょう。
そのためバイクツーリングの寒さ対策は、保温性だけではなく風を通さない防風性の高い服装が必須です。
全身の防寒対策が必須
上半身だけではなく、下半身や手も同じように体感温度が非常に低く感じるため、きちんと保温する必要があります。速度と反比例して体感温度は下がるため、大型バイクを使う方や高速道路を利用する場合は特に服装に注意しましょう。
冬のツーリングは小物を含め肌をできるだけ露出しないようにコーデしましょう。服だけではなく保温性のあるブーツや靴下などもあると快適です。
ツーリングの服装のポイント
冬のツーリングの服装とは
冬のツーリングの服装はレイヤリング(重ね着)が基本です。レイヤリングは、ベース(インナー)、保温性を高める薄手の防寒着となるミドルレイヤー、風を防ぎつつ保温するアウターの3枚で構成する冬のキャンプや登山でも用いられる服装の考え方です。
3枚も重ね着することで暑い時は1枚脱ぎ、寒いときは1枚着ることで簡単に服装だけで体温を調整できます。すべて保温性の高いものを着込まないようにしましょう。
機能性の高いインナーがあると便利
ツーリングの服装でインナーの素材も重要なポイントになります。インナーは汗を吸っても乾きやすいものがおすすめです。綿は汗を吸い上げますが、一度濡れると化繊よりも乾きにくいため長時間濡れたままになります。その結果体を冷やし体調不良の原因になるため化繊を使ったインナーを使うようにするといいでしょう。
化繊の肌触りが苦手な方は、綿のTシャツを使っても大丈夫です。その分、汗を掛かないようにレイヤリングで工夫しましょう。
下半身も基本は同じ
下半身も考え方自体はレイヤリングと大差ありません。下半身は履きすぎると動きにくくなるため、ミドルレイヤーは使わずインナーとアウター(防風性のあるライディングパンツ)を使ってコーデするといいでしょう。
防風性のあるアウターになる服装3選
1:AEGIS防水防寒スーツ ライム
ワークマンから発売されているAEGIS防水防寒スーツは、バイク向きモデルがあり冬のツーリングの服装におすすめできるアイテムです。また、本品はモーターサイクルジャーナリストがアンバサダーを務めており防風防寒、防水透湿性のある機能的なアウターになっておりボトムも付属します。
複数のカラーバリエーションがありますが、バイク用に作られているモデルはライム色だけとなっている点は注意しましょう。
バイク向きタイプならではの工夫が豊富
本品のライム色はツーリングタイプとして設計されており、冬用は中綿の量が増えており寒さ対策が施されています。さらに、ヘルメットをしたままでもフードがかぶれるように設計されていたり、ジャケットのポケットはグローブしたままでもアクセスできるように口が広く作られているなど細かな工夫が豊富です。
走行中にフードがバタつかないように取り外すことも可能なため、必要に応じてさまざまな使い方ができるところも魅力的です。
2:プロテクトウインターパーカ
コミネ JK-589
コミネはバイク用品を手掛けている信頼と実績のあるブランドの1つ。本品は中綿入りのジャケットタイプの服装で保温性が高く評価されているアイテムです。また、季節問わずツーリングで必要なプロテクターが胸や肩、背中に入っている点もポイントとなっており事故の衝撃を緩和してくれる効果が期待できます。
さらに、プロテクターが邪魔なときは、取り外すこともでき自由に着用できるおすすめアイテムです。
反射素材で安全性が高い
本品は寒さ対策だけではなく、安全性も高く考えられており反射素材が多用されているタイプです。ジャケットの正面や背面に反射素材を使うことで夜間のツーリングでも自分の存在を車にアピールできよく目立ちます。
3:オーロラダウンジャケット
NANGA®︎オーロラダウンジャケット デイトナ
本品は、ダウンシュラフやダウンジャケットなどのダウン製品で有名なナンガとオートバイのカスタムパーツメーカーのコラボで生まれたダウンジャケット。真冬でも暖かいように保温性の高い羽毛を使い、袖口はベルクロで冷気が遮断できる作りのため、保温性が高く寒い季節におすすめのアイテムです。
また、少し大きめのシルエットでレイヤリングしやすく厚手の服装の上に着ても窮屈に感じない作りになっているところも大きな魅力です。
ナンガは水濡れに強い
ダウンジャケットは水に濡れると保温性が下がります。そのため、水に濡れないようにするというのが大切です。本品は防水透湿性を持つナンガの独自素材「オーロラテックス」を使用し水濡れに強いダウンジャケットのため冬でも安心して使えます。
ツーリングにおすすめのミドルレイヤー2選
1:クリマプラス100ジャケット
モンベル クリマプラス100ジャケット
モンベルは日本の総合アウトドアブランド。同社は保温性と厚み、ストレッチ性などが異なる5種類以上のフリースを発売しています。本品はモンベルが発売する全フリースの中で中間ぐらいの保温性をもつモデルとなっており、レイヤリングしたときにごわつかず適度な厚みになる点が本品のポイントです。
厚いフリースではありませんが、保温性もきちんとありインナーとアウターと組み合わせることで寒い季節のツーリングも快適に行なえます。
クリマプラス100の特徴とは
クリマプラス100は厚すぎず薄すぎない使いやすいフリースです。モンベルではやや薄手と表記されており軽量でなおかつ速乾性に優れるためさまざまなシーンで使えるところがポイント。
クリマプラス100は繊維間に空気を豊富に蓄えつつ、余分な水蒸気(汗)は素早く排出してくれます。また、着込んだときも蒸れにくく、化繊自体にも速乾性があるため快適な着心地になりやすい点も大きな魅力です。そのため、ミドルレイヤーにおすすめです。
ジャケットはストレッチ性がある
ジャケットはあまり寒くない時期はそのままアウターとしても使えるようになっており、運動時に可動域を制限しないようにストレッチ性のあるモデルです。そのためレイヤリングしても運転しやすいままです。
2:エルモフリースジャケット
チャムス エルモフリースジャケット
チャムスから発売されているフリースは、モコモコとした毛足が長いタイプとなっておりボリュームの多さが特徴です。そのため、気温がまだ強く冷え込まない時期にはアウターとしても活躍するモデルです。
毛足が一般的なフリースよりも長いため肌触りがよく、空気を含んでいる量も多いため軽い着心地が魅力的です。また、チャムスを代表するロングセラーアイテムとなっており、保温性が高くフリースのため通気性を併せ持つところもポイントです。
レイヤリングでも使える
毛足の長いタイプのため防風加工になっているアウターと合わせにくく感じる方もいるかもしれませんが、本品もきちんとレイヤリングできるようになっています。フリースはコートやジャケットのインナーとして使える万能さが大きな魅力です。そのため、本品もチャムス公式HPでもインナーでの使用もおすすめされています。
また、本品はフロントジップ仕様で温度調整がしやすく首周りまできちんと防寒できる寒さに強いフリースです。
サイズ感に注意
チャムスのフリースは首元まで暖かく軽量なため春や秋冬などさまざまな季節で使える人気商品です。しかし、サイズが小さいという声もあるため普段使っている服よりも少し大きいサイズを検討してみるといいでしょう。
ネックウォーマーなどの小物も大切
首元から冷気が入り込む
ジャケットとボトムで上半身と下半身の冷え込みを防いでも首元から冷気が入り込んできます。首元にマフラーを巻いてもいいですがネックウォーマーは、巻く手間もかからず垂れ下がることもないため、簡単に取り入れられる冬のツーリングにおすすめのアイテムです。
ネックウォーマーにも化繊でできたものやダウンでできたものがありますが、レイヤリングしやすいもので大丈夫です。
グローブも必須
前述したようにスピードを出すと体感温度が下がるため、手の保護もきちんとしましょう。手は体のように何枚も重ね着することができないため防風性のあるグローブを使い冷えないようにするというのが大切です。また、寒さが厳しいときは服装と同様にインナーグローブを併用し重ねて使いましょう。
フリースのグローブは風通しがいいためバイクで使うには向いていません。フリースは服装と同じようにインナーグローブとして使いましょう。
ヒーター付きアイテムも人気
電熱ベストは快適な服装
近年はモバイルバッテリーやリチウム電池を使用したヒーター付きの防寒具も非常に人気が高く、さまざまなブランドから発売されています。ミドルレイヤーに電熱ベストを使うとインナーを使わなくても快適なツーリングが楽しめます。
電熱ベストはヒーターの数がメーカーにより異なり、モバイルバッテリーを使うものではなく、専用の充電池を使うタイプの方が暖かくなるためおすすめです。
電熱グローブも人気
電熱ベストと同様に冬はヒーター付きグローブがおすすめです。前述したようにグローブはなかなか重ね着できません。そのためヒーター付きのグローブを使うことで、手先まで暖かく保温しながらのツーリングができます。
グローブにもUSBで給電するモデルや専用バッテリーを使うものなどがあるため、自分が使いやすいモデルを選ぶといいでしょう。バイク本体から給電する車体給電式というタイプもあります。
電源の違い
USBタイプは誰でも簡単に使えますが、バッテリーが切れると使えなくなるため長時間使用できません。一方、本体給電式は長距離のツーリングでも問題ありませんが、シガーソケットなどの配線をカスタムが必要になる場合があります。
冬は重ね着で暖かい格好を
冬のツーリングは気温が二桁でも体感温度は氷点下にもなるため、服装で体を保温する必要があります。服装を工夫しながら重ね着をして温度調整できるようにするのもツーリングでは大切です。近年は冬のツーリング向きの小物はヒーター付きのものも多くなっているため、従来よりも暖かく快適なツーリングができます。
初心者でもコーデのポイントがわかると冬のツーリングもしやすくなるため、レイヤリングを意識してくださいね。
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ツーリングは季節問わず楽しめますが、季節に応じた装備や服装が重要になります。当サイトにはツーリング関するさまざまな記事があるため、よかったらツーリング計画の参考にしてくださいね。
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