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【紅葉登山ガイド】武尊山は穴場の絶景スポット!初心者〜上級者向けコースをご紹介!

武尊山は群馬県にある標高2,158mの山で、同じ読みの穂高岳と区別しやすいように上州武尊山とも呼ばれています。ブナの紅葉が美しく、秋の登山も人気の山です。この記事では、武尊山の初心者から上級者向けで紅葉の見頃におすすめのモデルコースを解説していきます。
更新: 2022年9月16日
maida0493
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目次

武尊山は紅葉の絶景スポット!

武尊山とはどんな山?

武尊山とは「ほたかやま」と読み、日本武尊の伝説から名付けられた山です。群馬県にあることから、同じ読みの穂高岳と混同しないように「上州武尊山」と称されることもあります。今回は武尊山の初心者から上級者向けのモデルコースを解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事は2022年9月15日の情報を元に執筆しています。登山道の状態は天候によって変化するため、必ず事前に確認しましょう。

武尊山

  • 住所
    〒378-0102
    群馬県みなかみ町・川場村・片品村・沼田市
  • 電話番号
    0278-58-3222(片品村観光協会)
  • 公式サイトURL
    https://oze-katashina.info/kanko/167/
武尊山 | かたしないろ|片品村観光協会公式サイト

武尊山へのアクセス方法

武尊山の登山口へ直接通じている公共交通機関はなく、自家用車かタクシーになります。武尊神社からの登山コースは6kmの林道歩きになりますが、JR上越線の「水上駅」から「武尊橋」までバスが出ているので公共交通機関だけで行きたい場合は利用してみてください。

旧武尊高原川場キャンプ場は近くにバスがないため車の利用になります。関越道の沼田ICから25分ほどの場所で、川場スキー場を目安にすると迷いにくいです。

紅葉の見頃はいつ?


武尊山は群馬県という寒冷地にあり標高も高いことから、紅葉の見頃が早く訪れます。標高によって見頃が違い、10月の上旬頃には1,600m付近が紅葉し始め、11月上旬にかけて山麓まで紅葉が見頃になります。

武尊山では初雪が11月の上旬頃になるため、雪と紅葉を見られる絶好のチャンスです。しかし足元の状態も悪くなるため、雪山に慣れていない初心者のうちは雪が降る前に紅葉狩りを楽しみましょう。

初心者向けの剣ヶ峰山経由コース

川場スキー場の駐車場からスタート

登山口はキャンプ場になっていましたが、現在は閉鎖されています。登山届を提出する場所がありますので必ず提出してください。登山口から45分ほどの距離ですが、高手山までつづら折りの坂道が続きます。

高手山の山頂に到着すると道がなだらかになりますが、この先には休憩できるポイントがないので少し休んでおきましょう。高手山からは武尊山の主峰の一つである西峰を目指します。

途中で剣ヶ峰山の山頂を経由する

高手山から西峰までは2時間10分の道のりです。長い尾根歩きで休憩する場所がないため、適宜休みながら進みましょう。西峰から先は視界が開けるため、山麓の紅葉を楽しみながら歩けます。

西峰から剣ヶ峰山までは50分ほどの距離です。冬になり川場スキー場がオープンすると西峰と剣ヶ峰山の中間地点までリフトで登れるため、冬の登山を楽しみたい方は利用しましょう。例年は12月上旬から4月下旬まで営業しています。

山頂まではおだやかな尾根歩きが続く


剣ヶ峰山から武尊山までの尾根はおだやかな登りになります。標高差も140mほどしかないため、周囲の紅葉や近郊の山の景色を楽しみながら登れる行程です。剣ヶ峰山から1時間歩くと武尊山の山頂に到着します。

下山の際の注意点として、分岐点に武尊沢方面への道がありますがこちらに進んでしまうと異なる下山コースになってしまいます。コース上に難しい箇所はありませんが、下山する場所が変わってしまうため注意しましょう。

武尊山を周回する中~上級者向けコース

登山口の武尊神社でお参りしよう

このコースは須原尾根を使って武尊山と剣ヶ峰山を一周する登山道です。途中の鎖場を登るか下るかで時計回りに歩くかどうかが変わってますが、今回は鎖場を登る時計回りのコースを紹介します。

登山口は武尊神社付近にあり、登山届を提出する場所もあるので必ず提出しましょう。登山口から50分ほど沢沿いを歩くと、須原尾根の分岐点に到着します。登山というよりは林道歩きのため、ブナの紅葉を楽しめる行程です。

行者ころげの鎖場に要注意

須原尾根から武尊山の山頂までは2時間ほどかかり、途中で休憩できるポイントもありません。行程の後半には「行者ころげ」という岩場と鎖場があるため、天候や体力次第では引き返す選択も必要です。

行者ころげは5箇所の岩場を鎖を頼りに登ります。足場になる岩場はありますが、危険がないように必ず三点で体を保持する三点確保を使用しましょう。行者ころげを登り終わると眺望が広がり、山頂まで景色がいい道が続きます。

下山は剣ヶ峰山方面へ


武尊山の山頂から下山する際は、須原尾根方面だと再び行者ころげの鎖場を通過する必要があるため、剣ヶ峰山方面に下山しましょう。1時間ほどで剣ヶ峰山への分岐に到着するので武尊沢方面にむかいます。

分岐から1時間で武尊沢徒渉点に到着です。ここは沢を渡る場所で飛び石のように岩が並んでいるため、滑って転ばないように注意してください。沢を渡って50分で須原尾根の分岐点に到着して往路と同じ道を戻ります。

武尊山に紅葉狩りに出かけよう!

武尊山ついて、初心者向けと中~上級者向けの登山コースを2つ紹介してきました。武尊山は休憩に適した山小屋がなく、鎖場や岩場もあるため初心者が登る場合はコースを吟味する必要がある山です。

紅葉の時期は美しい紅葉と良い天気に誘われて多くの登山客が訪れるため、鎖場の待機時間が発生する可能性があります。コースタイムのとおりに進まないこともありますので、余裕のある登山計画を立てましょう。

武尊山の紅葉が気になる方はこちらもチェック!

群馬県にある武尊山の登山道や紅葉が気になる方は以下の記事も参考にしてみてください。登山の初心者向けのアドバイスや関東地方の紅葉の名所、登りやすい山の紹介など多くの記事が掲載されています。

登山は大自然を堪能できるアクティビティですが、岩場や鎖場など初心者には危ないコースも多いため、どこなら登れるか事前調査が必要です。楽しく安全な登山を心がけましょう。