ナイトツーリングの魅力とは
昼間とは違うおもしろさ
ナイトツーリングには昼間とは違った魅力や楽しみ方があります。昼間に訪れたことがある場所でも、夜に訪れるとまるで別世界のように感じることがあります。
また、日中は混雑するルートでも、夜間は渋滞が少なく快適な速度で走ることも可能です。気温が高い夏も、夜なら涼しく走れるのもナイトツーリングの魅力。ナイトツーリングを始めたい初心者のために、注意点や関東のおすすめスポットをご紹介します。
ナイトツーリングの楽しみ方
ナイトツーリングの魅力は、何と言っても「夜景がきれい」という点です。都内にはライトアップされた東京タワーやレインボーブリッジなど、夜景スポットが数多くあり、すばらしい景色が楽しめます。山や高台からの夜景や、ライトアップされたテーマパークも人気があります。
都内から離れると星空がきれいなスポットが多く、ナイトツーリングならではの楽しみ方ができるでしょう。また夜景をバックに愛車と一緒に写真撮影をするのもおすすめです。
ナイトツーリングの注意点
昼間とは違うリスク
夜のツーリングは日中とは異なる景色が見られるのが魅力です。その一方で、昼間とは異なる危険も多くあります。夜は日中よりも視野が悪く、野生動物が飛び出してくる危険性もあります。夜の走り方に慣れていない初心者は、スピードを出し過ぎず、注意深く運転するようにしてください。
視界が悪い
ナイトツーリングでは道路が薄暗く、昼間よりも視界が悪くなります。暗くなると路面や周囲の状況を判断しにくくなり、昼間のように安全確認ができなくなります。
町から離れるほど夜道は暗くなり、視界の悪さは増します。人や自転車が脇の道から急に飛び出したり、急なカーブの先が見えにくくなったりすることもあるので、夜間走行する時はスピードを控え目にするのがおすすめです。
野生動物が飛び出すことがある
夜に山間部をバイクで走行すると、タヌキやシカなど野生動物が飛び出してくることがあります。イノシシやタヌキはバイクを避けて逃げることが多いのですが、シカやクマは攻撃してくることがあります。
野生動物が急に道路に飛び出してくると事故につながることがあるので、あまりスピードを出さず、慎重に運転するようにしてください。最近は山間部だけではなく、街中でもイノシシやタヌキなどが目撃されているので、安全運転を心がけましょう。
治安が悪い場所がある
ナイトツーリングでは、夜景を見ようと山道を走ったり工場地帯を訪れたりすることがあります。最近は監視カメラが多く安全な場所も多いのですが、中には怖いと感じる場所もあります。
また道に迷ってしまい、治安の悪い場所へ行ってしまうことがあるかもしれません。夜間にツーリングをする際は事前に情報を集め、危険で怖いと感じる場所へは近づかないようにすることが必要です。
南関東エリアのおすすめスポット2選
①お台場
お台場は都内の人気ナイトツーリングスポット。レインボーブリッジや海浜公園など夜景スポットが多く、愛車の写真を撮影するのもおすすめです。ショッピングモールも多く、手軽に食事ができるのも魅力。
お台場へのルートは分りやすく、ナイトツーリングの初心者でも容易に着くことができるでしょう。またお台場には駐車場・駐輪場が多く、バイクを停める際にも便利です。
台場公園から夜景を楽しむ
お台場の中でも特に人気がある夜景スポットが「台場公園」。江戸時代の砲台跡に作られた公園で、東京湾越しに都内の夜景を一望できます。
台場公園は四角い形をした公園で、北側と南側では異なる景色が楽しめるのが魅力。北側からはライトアップされたレインボーブリッジを下から見ることができ、南側からは東京タワーや高層ビル群の夜景が眺められます。
台場公園
- 住所〒135-0091
東京都港区台場1-10 - アクセス新交通ゆりかもめ「お台場海浜公園駅」より徒歩15分
②横浜みなとみらい
横浜港に面した「横浜みなとみらい」は、横浜屈指の夜景スポット。都心からのアクセスがよく、ナイトツーリング初心者でも無理なく行くことができます。周辺には、無料でバイクが停められる駐輪場もあるので便利です。
ショッピングモールやミュージアムなど観光スポットも多く、買い物や食事もおすすめ。ただし道路が混雑したり、バイクの乗入れが禁止されている場所があったりするので、事前に確認しておきましょう。
夜景を撮影しよう
横浜みなとみらいは夜景スポットが多く、ゆっくりと楽しめます。みなとみらいのシンボル「大観覧車 コスモクロック21」をバックにバイクの写真撮影をしたり、横浜ランドマークタワーの展望台から夜景を眺めたりするのもおすすめです。
横浜大さん橋は国内最大級の国際客船ターミナルで、デッキから横浜の港町を一望できます。赤レンガ倉庫も趣があり、映える写真が撮れるでしょう。
横浜みなとみらい
- 住所〒220-0012
神奈川県横浜市西区みなとみらい
北関東エリアのおすすめスポット2選
①あしかがフラワーパーク
栃木県足利市の「あしかがフラワーパーク」は、仲間と一緒にナイトツーリングをしたい時におすすめの観光スポットです。季節の花々が楽しめるテーマパークで、時期によって夜間のライトアップイベントが行われています。
全国のイルミネーションランキングでは連続して1位を受賞していて、春の「大藤まつり」や秋のバラ園のライトアップ、冬の「クリスマスファンタジー」など、季節ごとにダイナミックなイルミネーションが楽しめます。
アクセスも便利
あしかがフラワーパークは都内からのアクセスがよく、ナイトツーリングの初心者でも迷わずに着くことができるでしょう。駐車場・駐輪場は広く、平日の日中であれば駐輪に困ることはありませんが、イルミネーション開催時は混雑するので、早めに場所を確保するのがおすすめです。
あしかがフラワーパーク
- 住所〒329-4216
栃木県足利市迫間町607 - 電話番号0284-91-4939
- アクセス北関東自動車道「足利IC」より20分
②筑波山
茨城つくば市に位置する筑波山は標高約871mの山で、男体山と女体山の2つの峰を持ちます。茨城のシンボルとして親しまれていて、登山やハイキングにおすすめ。ドライブやツーリングスポットとしても人気があります。
夜景スポットとしても知られ、山頂から見る夜景は「日本夜景遺産」の一つ。関東平野をはじめ、天気がよければ東京都心の夜景が見られます。
筑波山へのツーリングの注意点
筑波山周辺の道路は二輪通行禁止区間が多いので、バイクで筑波山へ向かう場合は、事前に地図で確認しておくようにしてください。夜間にバイクの通行ができない道路もあります。
筑波山山頂へはケーブルカー・ロープウェイを利用しても登れますが、通常は17時までの運行となります。期間限定で夜間運行を行っているので、ホームページで運行時刻を確認してください。
筑波山
- 住所茨城県つくば市筑波1222
- アクセス常磐自動車道「桜土浦IC」より40分
- 電話番号029-869-8333
関東でナイトツーリングを楽しもう
夜の道路は渋滞が少なく、快適な走り方ができると人気があります。関東エリアには美しい夜景が見られるスポットが多く、ナイトツーリングを楽しむライダーもたくさんいます。
今回はナイトツーリングの魅力や注意点、南関東・北関東のおすすめツーリングスポットをご紹介しました。夜のツーリングは、日中と違い視界が悪くなるので、安全に気を付けて走行してください。いろいろな夜景スポットを訪れ、ナイトツーリングを満喫してください。
ナイトツーリングや夜景情報はこちら
ナイトツーリングの初心者のために、基本情報をまとめた記事をご紹介します。また、ナイトツーリングで訪れたい関東の夜景スポットやドライブルートについての記事もご紹介しましょう。参考にして、関東のナイトツーリングを楽しんでください。
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出典:https://unsplash.com/