北海道の人気スポットは?
小樽は人気の釣り場が豊富
小樽は北海道でも有数の情緒あふれる観光地ですが、小樽港周辺を始めとして良型の魚介類が獲れる人気の釣り場がたくさんあります。防波堤まで車で入れるところもあり、初心者や家族連れからベテランの方まで夏冬を問わず1年中多くの人が釣りを楽しんでいます。
小樽には穴場の釣り場もある
小樽には人気の釣り場以外にも、知る人ぞ知る穴場的な釣りスポットがあり、混雑を避け静かに釣りを楽しみたい方には絶好の釣り場になっています。
今回は小樽でおすすめの穴場釣りスポットを3つ選び、最新の釣り情報や釣れる魚の季節と種類に釣るときのコツなどを紹介いたします。(当記事は2022年9月20日現在の情報をもとに制作しています)
地形変化に富む穴場・祝津漁港
ロックフィッシュが定番のターゲット
祝津(しゅくつ)漁港は小樽の北に位置し、人気観光スポットおたる水族館に隣接する小さな漁港です。北の長い防波堤先端と堤防の中央部分の両側が釣り場で、回遊魚を狙うにはあまり適しませんが、クロソイ・アイナメ・メバルなどのロックフィッシュを狙うには最適のスポットです。
また、船着き場の灯りを利用する夜釣りではエギングでヤリイカの大物が楽しめます。
季節別:祝津で釣れる主な魚
小さな漁港で魚の種類が限られてくるため、釣りたい魚合わせてシーズン選びましょう。カレイは春から初夏にかけて産卵のため岸に寄ってくる時期がおすすめで、投げ釣りで遠投すればホッケの大物も期待できます。
人気のソイは真夏以外なら夜釣りで通年狙えますが、12月〜2月の厳冬期の夜釣りは厳しいので真夏を除く3月〜11月がおすすめです。一方メバルやアイナメなどのロックフィッシュは季節を問わず楽しめます。
ターゲットにより場所を選ぶのがコツ
祝津漁港は水深が深く地形変化に富んでいるので、ターゲットにより釣る場所を選ぶのがポイントです。カレイやホッケを狙うなら潮通しがよい堤防の先端からの投げ釣りが適しています。
中央部の外海側はテトラが多く釣りにくいですが、テトラや根周りは魚影が濃、くワームや虫エサで探るとソイやアイナメ(アブラコ)がよくかかります。初心者やファミリーには堤防の内海側がテトラがなく安心して釣りが楽しめるのでおすすめです。
釣りをする際の注意点
釣りをするエリアが非常に狭いので、大人数の釣りには不向きです。特に堤防の先端部分は人気ポイントなので先行者がいるとほとんど釣りができません。無理をせずに代替えの場所や他の漁港に移ることも検討しましょう。また漁港なので漁師さんの作業の邪魔にならないように注意してください。
険しい地形の穴場・高島岬
小樽で最も魚影が濃い釣り場
小樽市北端の日和山灯台下に位置する岬で、小樽で最も魚影が濃いスポットです。しかし、釣り場を断崖が取り囲み足場が非常に悪く、アクセスも不便なので、魚影が豊富な場所にもかかわらず訪れる人が少ない穴場中の穴場です。さらにショアジギングでヒラメやブリなどの大物も狙えます。体力と度胸のある方はぜひトライしてみてください。
高島岬での釣り方と季節
季節を問わずソイやアイナメ・ガヤなどのロックフッシュ系ならなんでも釣れます。重目のシンカーで手前側の海藻の根掛かりに注意しながら沖目を狙うのがコツです。
春がハイシーズンのホッケやカレイ類は投げ釣りが基本ですが、朝方ならショアジギングでもかかります。また夏から秋にかけてはブリ系の大物が狙えます。とにかくシーズンを通して何が釣れてもおかしくないのが高島岬の特徴と魅力です。
足場が悪いので要注意
高島岬の足場は非常に悪く、岩が波に濡れて滑りやすいのでスパイクシューズを必ず履いて釣りをしてください。魚影の濃さに気を取られ釣りに没頭するあまり、足を滑らせてず事故につながるケースもあります。
磯での事故は非常に危険です。怪我や事故がないように危機管理は万全を期しましょう。スパイクシューズだけでなく安全な服装とライフジャケットは必須です。
釣り場の絶景も見もの
高島岬は外海に向かい障害物がなく広がる絶景は見ものです。大海原に向かって思い切りキャスティングする爽快感はたまりません。また釣り場の難易度が高いほど魚を釣り上げた感激と達成感はひとしおです。安全面にしっかりと配慮した上で、高島岬の釣りをお楽しみください。
ニシンの爆釣が狙える穴場・小樽港
小樽港の釣りシーズン
小樽港は春~夏のハイシーズンには魚種が豊富で釣り果も上がり、北防波堤や北浜岸壁・第三埠頭・中央埠頭・南防波堤などの好釣り場は多くのアングラーで賑わう人気スポットです。特に第三埠頭~中央埠頭周辺はは市街地に近く、コンビニやスーパーもありファミリーにも大変人気があります。
一方オフシーズンは、寒さが厳しく釣れる魚種も減りアングラーの人影も少ないだけにターゲットをニシンに絞れば爆釣が期待できる穴場になります。
小樽港はニシンの本場
ニシンは正月の縁起物数の子で有名な非常に美味しい魚で、漁獲高の90%が北海道でそのうち小樽がダントツのトップです。冬から春のオフシーズンに群れをなして押し寄せるニシンを狙うアングラーにとって小樽港は絶好の釣り場です。
ニシンの旬と爆釣が狙えるポイント
ニシンの旬は春と晩秋〜12月の年に2回あります。特に春ニシンは身は脂が乗って太り腹には魚卵(数の子)や白子を抱え、非常に美味しい人気の魚です。
ニシンは春に産卵のため大群で小樽港沿岸に押し寄せ、産卵した卵にオスが精子をかけることで海一面が白く濁る群来(くき)という現象さえ引き起こします。大群で襲来する群来に遭遇すれば入れ食い状態の爆釣り間違いありません。
おすすめポイントと釣り方
小樽港内のどこでもニシンを狙えますが、特におすすめは北防波堤〜厩町岸壁〜北浜岸壁のエリアです。沖の海面をカモメが飛び交うシーンが見られたらニシンの大群がきている証拠なのでそのチャンスを逃さないようにしましょう。
群来が起きてしまうと腹に数の子がなくなるので、その前を狙うのがポイントです。釣り方の基本はサビキ釣りですが、とにかく入れ食い状態になるのでテクニックなどお構いなしに投げ込みましょう。
ニシンを釣る際の注意
ニシンはその年の気象条件や潮の流れで釣れるポイントや時期が変わってきます。爆釣りできるかボウズになるかは正しい最新情報に関わってきます。釣れる実績があるポイントだからといって同じ場所で必ず釣れるとは限りません。気象情報や潮の流れはしっかり事前にリサーチしておきましょう。
また、春といっても小樽の海は風や波が荒いので、防風・防寒対策をしっかり準備してニシン釣りの醍醐味を堪能してください。
穴場スポットで北海道の美味しい魚をゲット
小樽には北海道の美味が詰まった魚介類を釣り上げる人気のスポットが目白押しです。初心者やファミリーで楽しむ釣り場から、釣り果や大物を求めるベテラン向けや、混雑を避け穴場で釣りたい方までさまざまな釣り場が存在しています。
ここまで小樽の釣り場の最新情報や釣れる魚の季節と種類に、おすすめの穴場スポットを3つ紹介してきました。これらを参考にして北海道・小樽の美味しい魚介類をゲットしてみてください。
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出典:unsplash.com