Amazfit GTR 2e
リーズナブルなのに高機能な「Amazfit GTR 2e」をレビュー!
Apple Watchが故障してから、しばらく腕時計を使用していませんでした。今は、スマホで時間を確認できるため、腕時計がなくても困りません。そのため、買い替えの検討もしていませんでした。たまたま足を運んだ店舗で、スマートウォッチ「Amazfit GTR 2e」を見つけたので購入。当記事では、実際の使い心地をご紹介します。
「Amazfit GTR 2e」があれば、普段の生活から健康を気遣えるようになりますし、アウトドアでも役立ちますので、参考にしてみてください!
当記事は、2022年8月27日時点の情報を元に作成しています。
「Amazfit」(アマズフィット)とは?
スマートウェアラブルデバイスを製造している「Zepp Health Corporation」が販売している中国のスマートウォッチブランドです。スマートウォッチは高価なものが多数ありますが、「Amazfit」は1万円程度から購入できるモデルもラインナップされています。
主要ブランドの「Amazfit」と「Zepp」を合わせると、2021年に世界全体で3,610万台以上が出荷。イタリアやスペイン、インドネシアなどあらゆる国で使われているスマートウォッチです。
「Amazfit GTR 2e」のスペック
Amazfit GTR 2e
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連携も簡単!
「Amazfit GTR 2e」は、手間に感じてしまいがちな初期設定や連携も簡単です。概要を説明すると、まずスマートフォンに「Zepp」アプリをダウンロードします。全ての通知を許可して、メールアドレスとパスワードを登録してください。
また、アクセス権に関しても全てを許可しましょう。この手順が済んだら、スマートフォンとペアリングします。ペアリング方法は、スマートウォッチに表示されたQRコードをカメラで読み込み追加すれば連携は完了です。
詳しくは以下のオンラインマニュアルをご覧ください。
「Amazfit GTR 2e」の特徴
1:高いデザイン性と軽い付け心地
滑らかな2.5Dカーブのベゼルレスデザインは、シンプルでスッキリとしたフォルムなのに存在感があります。また、シリコンベルトは軽量となっており、日常生活から運動中にも違和感を覚えない付け心地です。
そのため。カジュアルからビジネスシーンまで、使いやすいスマートウォッチと言えるでしょう。さらに、別売りのメタルバンドやレザーバンドを選べば、フォーマルシーンでも身につけられます。
2:機能性に優れている
「Amazfit GTR 2e」は、健康状態のモニタリングに欠かせないロングバッテリーを有したスマートウォッチです。主な機能をカテゴリーごとに分けてご紹介します。
通知やセキュリティ
- 着信通知などの振動のパターンをカスタマイズ
- パスワードロック
アウトドアに役立つ
- GPS搭載
- 5ATM(5気圧防水)
操作性
- 左右のスワイプでクイックアクセス
- 見やすい大画面と優れた操作感
カスタマイズ
- 70種類以上あるウォッチフェイス
- 常時オンディスプレイ
- 左利き・右利きに対応
健康管理
- PAIによる健康評価システム
- ストレス・心拍数・睡眠のモニタリング
搭載されている健康スコア「PAI」
1:日々の生活を数値に置き換える
PAI(Personal Activity Intelligence)とは、ノルウェーの大学で開発された健康スコアです。1週間のトータルスコアを100以上目指して生活すれば、生活習慣病のリスクを大幅に軽減できることが実証されています。
2:最初は付けっぱなしに
トレーニングプランを考える前に、いつも通りの生活がどのようなスコアになるのかを測定しましょう。普段、どれくらいの運動ができているかをチェックすれば、どのようなプランで行動すればいいのかがわかります。
私の場合、購入時点で家に引きこもっていたので、低い数値(13PAI)が続いていました。そこから旅に出てあちこち歩き回る・キャンプするなどで(30PAI)程度の数値を記録。その後、日常生活に戻り23〜25PAIとなっているため、週末に30分以上ジョギングして180PAIになるように調整しています。
3:こんな人におすすめ
1週間スパンで生活強度を見つめ直すきっかけとなるため、これまでトレーニングが長続きしなかった人におすすめします。日常生活からどのような負荷で行動しているのかをチェックできるので、無理なく運動量を増やすきっかけとなるでしょう。
また、運動不足を心配する人にとっても、ほんの少し日常の中で運動負荷を意識できるため、おすすめのアイテムです。
PAIは「Amazfit GTR 2e」を身につけているだけで、自動的に計算してくれますので、自分にとって最適な運動や生活スタイルを見つけるきっかけとなります。
スマートウォッチで気になるバッテリー持ち
1:最大14日間のロングバッテリー
バッテリーの持続時間は最大14日間と公表されています。使用条件は以下の通りです。
心拍数モニタリング:有効、睡眠モニタリング:有効、メッセージ受信による画面点灯回数:150件/日、手首を持ち上げての画面点灯回数:30回/日、GPSをONにしての運動:90分/週、その他の操作:5分/日
機能性と使用感のバランスを見極めて、自分に最適な設定で使ってみましょう。私の設定は、常時時刻表示・通知あり・照度自動化としていますが、1週間程度は充電しなくても稼働しています。そのため、日常生活からビジネス、アクティビティまでこなしても充電のストレスを感じたことがありません。
2:長いバッテリー持ちだからできること
長時間持つバッテリーだからこそ、運動データや心拍数、睡眠スコアなどを安定的に測定可能です。睡眠時間を測定したいと思っても、バッテリーがその日だけで切れてしまうような場合は、チェックできません。
「Amazfit GTR 2e」を使用してから初めて睡眠データをトラッキングしましたが、入眠時間や睡眠の質、規則性を視覚化可能。私の場合は、深い眠りが少ないようです。また、アドバイスもしてくれるため、健康的な睡眠サイクルを意識するのに役立っています。
3:【検証】無充電で3泊4日使用
旅に出るときに出発前に満充電してから、付けっぱなしにして使用してみました。あちこち動いていたので、GPSや歩数計はフル稼働していたと考えられます。初日の午後の時点で94%、2日目の夜で82%、3日目の午後で75%、帰宅したときには70%となっていました。
残量を計測した時間は毎日異なりますが、96時間で30%の使用となっており、1時間あたり0.3%強のバッテリー消費と計算できます。利用状況から考えても、公式で発表されている最大14日間に近い数値と考えてもよいでしょう。
利用シーンごとの使用感
1:デイリーユース
時刻を常時表示できるので、普通の腕時計と同じように使えるのがうれしいポイントです。また、どんな服装と合わせても馴染むシンプルなデザインのため、「Amazfit GTR 2e」だけでコーデできます。ウォッチフェイスも、アプリでさまざまなデザインのものをダウンロード可能です。
さらに、腕時計を身に付けていて気になるのは擦り傷です。装着中に何度か壁などにぶつかってしまいましたが、傷ひとつ付いていません。
2:フィットネス
アクティビティモードが豊富に搭載されているため、自分が行ったスポーツをカテゴリーごとに記録できます。私は定期的にランニングをするので、ランニングモードを例に挙げると、設定した距離ごとに振動でペースタイムを通知。さらに、心拍数を常時モニタリングしているので、無理なペースを抑制できます。
3:アウトドア
キャンプなどのアウトドアシーンでは、自分の状態を把握し続けるのが安全に楽しむポイントです。たとえば、熱中症の初期症状では心拍数が上昇すると言われています。心拍数の上昇を数値として見ると、症状が深刻になるまで無理をしないように注意しやすいでしょう。
また、心拍数などの数値は履歴としてあとから確認できるため、体調が思わしくなかったときの傾向をつかむのにも有効です。
「Amazfit GTR 2e」は毎日をサポートしてくれる存在!
「Amazfit GTR 2e」のスペックや実際に使った感想をご紹介しました。シンプルな見た目はどんなシーンにも馴染みやすく、ずっと付けておきたくなる存在です。また、ロングバッテリーであるからこそ、身体の状態を安定して測定できます。
日常からビジネスシーン、アウトドアまでサポートしてくれるスマートウォッチを探している人は、当記事をチェックしてみてください!
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出典:ライター撮影