紅葉の大菩薩嶺のおすすめコースをご紹介!
大菩薩嶺とはどんな山?
大菩薩嶺は山梨県にある標高2,057mの自然豊かな山です。中腹までバスが運行しているため登山が容易な山でもあります。今回は、大菩薩嶺の紅葉の見頃や絶景スポット、日帰りが可能な登山道を紹介していきますので参考にしてみてください。
この記事は2022年9月2日の情報をもとに執筆しています。バスの運行や登山道の状況、山小屋の営業などは天候によって変わってくるので、事前にホームページなどで確認しましょう。
大菩薩嶺
- 住所山梨県甲州市、北都留郡丹波山村
- 電話番号0553-32-2111
- 公式サイトURLhttp://www.daibosatsukankokyoukai.net/
大菩薩嶺の紅葉の見頃は?
大菩薩嶺は標高が高いため、紅葉の見頃は場所によって変わってきます。標高2,000mの山頂付近では10月中旬、標高1,600mの登山口付近では10月下旬が見頃とされており、多くの観光客で賑わうシーズンです。
登山口付近ではカラマツが多く、山頂付近ではカエデが多いためさまざまな色の紅葉を楽しめます。寒暖差が厳しいため鮮やかな紅葉になるのが特徴で、写真スポットとしても有名です。
おすすめ絶景スポット2選をご紹介!
大菩薩湖と富士山の大パノラマ
大菩薩嶺から大菩薩峠の間の稜線歩きでは、大菩薩湖と呼ばれる上日川ダムと富士山の絶景を楽しめます。大菩薩湖を囲む鮮やかな紅葉と山頂が雪におおわれた富士山の組み合わせは人気で、多くの人が写真を撮るスポットです。
奥秩父山塊の豊かな自然が堪能できる稜線はなだらかな道のため、休憩がてら富士山と大菩薩湖を眺めてみてはいかがでしょうか。
牛ノ寝通りの美しい林道
牛ノ寝通りとは、石丸峠から東に伸びているゆるやかな尾根筋の道です。なだらかな道のため、紅葉を眺めながらハイキングを楽しめます。玉蝶山の急な高低差を除けばゆったりとした林道が続く自然を楽しめるルートです。
牛ノ寝通りからは大菩薩嶺に登らず石丸峠経由で上日川峠登山口へ下山することも可能なので、体力と相談して計画を立てましょう。
大菩薩峠周回コースは初心者におすすめ
上日川峠の登山口からスタート
上日川峠の登山口へのアクセスは、JR中央線の甲斐大和駅から栄和交通のバスを利用します。午前中は8時から9時までの3本しか運行していないので、登山計画を立てる際には気をつけましょう。
登山口から30分ほど登ると唐松尾根分岐に到着します。雷岩という大菩薩嶺山頂への目印まではさらに1時間ほどの急な登りになりますが、眺望がとても良いため登山客に好まれているルートです。
山頂から大菩薩峠はゆるやかな稜線歩き
大菩薩嶺からの下山ルートは、ゆるやかな稜線歩きが楽しめる大菩薩峠を通るのがおすすめです。視界を遮るものがなく、富士山と大菩薩湖の大パノラマを堪能しながら下山できます。
40分ほど稜線歩きを楽しむと、石丸峠方面と上日川峠方面の分岐点に位置する介山荘が見えてきます。上日川峠方面へ進むと45分ほどで往路の唐松尾根分岐に到着するため、疲労や天候の様子を見てどちらに進むか決めましょう。
石丸峠は草原歩きが楽しい
介山荘から30分ほど歩くと石丸峠に到着します。石丸峠からは牛ノ寝通りや小金沢山など上日川峠とはまったく別の方向に進む登山道があるため、分岐の方向を間違えないようにしましょう。
石丸峠から上日川峠の登山口まではだいたい1時間弱で到着します。このルートは笹が生い茂る草原のような道で、紅葉の時期には一面が黄色に染まる美しい登山道を楽しめるため、少し時間はかかりますが人気のルートです。
小菅コースはゆったりとした林道歩きが魅力
小菅村役場の登山口からスタート
牛ノ寝通りへの登山道は、小菅村役場のバス停付近の登山口がよく利用されます。小菅村役場へはJR青梅線の奥多摩駅か中央線の大月駅からバスが出ているほか、登山シーズンに合わせて季節運行のバスも出ているので調べてみましょう。
登山口から2時間ほど歩くと大ダワと呼ばれる分岐点に到着します。分岐が複雑で登山道では無い尾根も多くありますので、方角を間違えないように注意してください。
高低差の少ない牛ノ寝通りを進み大菩薩峠へ
大ダワの分岐からは石丸峠方面を目指します。3時間半ほどのゆるやかな高低差の林道は紅葉シーズンには鮮やかな色彩で有名です。玉蝶山の山頂を経由する付近から若干の急な登りになりますが、行程の大半はなだらかな林道歩きになります。
石丸峠からは大菩薩峠経由で大菩薩嶺の山頂へと登る上日川峠ルートと合流するため、唐松尾根から下山するルートや引き返して石丸峠から下山するルートなど多彩なコースを選べるのが特徴です。
紅葉の大菩薩嶺で日帰り登山を楽しもう!
大菩薩嶺の紅葉の見頃やおすすめ絶景スポット、初心者向きの登山コースを紹介してきました。標高1,500mほどの登山口までバスで行けるアクセスの良さと、自然を楽しみながらゆっくりと登れる登山道は紅葉を楽しむのにうってつけです。
大菩薩嶺へのアクセスは車でも可能ですが、紅葉シーズンは多くの登山客が訪れるため混雑状況によっては駐車できません。なるべく公共交通機関を使って紅葉狩りに行ってみましょう。
大菩薩嶺の紅葉が気になる方はこちらもチェック
大菩薩嶺の紅葉が気になる方は以下の記事もチェックしてみてください。紅葉の名所となっている山はアクセスがしやすく、日帰りでも登れるほど整備されている山が多くなっています。バスで気軽に登山口にアクセスできるため、初心者にもおすすめです。
秋は夏に比べて天候の急変がない時期ですが、降雪が例年に比べて早い年もあります。装備や天気予報に気をつけて安全に紅葉狩りを楽しみましょう。
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