人気の角型飯盒（はんごう）を紹介
メスティンとは
メスティンとは、深さのある兵式飯盒と比べると浅く、横に広い角型飯盒のことです。スウェーデンのアウトドアブランドのトランギアが発売したメスティンが火付け役となり、レシピ本が発売されるほどの一大ブームを巻き起こしました。現在はトランギアだけではなくさまざまなブランドから多種多様なメスティンが発売されています。
携帯性の高さが魅力
従来からある兵式飯盒と比べるとメスティンは携帯性が高くなっています。基本的にメスティンはアルミでできており、スキレットと比べると非常に軽量。さらに、メスティンはくっかーではなく飯盒のためフタが付属します。そのため、メスティンの中に食材や調味料、小型バーナーなどをスタッキングしつつ運搬ができます。
さまざまな料理に対応
メスティンが一台あればさまざまな料理に対応するところも魅力です。メスティンは単体でご飯を炊く、炒める（焼く）、煮るに対応しています。また、温度に注意しながら使うと揚げ物も可能。さらに、底上げ網を使うと蒸し料理や燻製にも対応し一台でさまざまな料理が作れることからソロキャンプで非常に人気のあるギアです。
アルマイト加工の魅力
メスティンはシーズニングが必要
加工が施されていないメスティンは、シーズニングをしないと食材にアルミの臭いが移ったり、焦げ付きやすかったりします。そのため通常のメスティンは必ずシーズニングして使う必要があります。一方、アルマイト加工が施されているメスティンは、最初からアルミの表面に酸化皮膜があるためシーズニングして加工する手間が不要です。
傷ができにくい
アルミは金属の中では比較的柔らかい素材です。そのため、ステンレスや鉄のキャンプギアと比べるとどうしても傷がつきやすくなります。ですがアルマイト加工が施されていると、厚みのある酸化皮膜によりアルミに傷が入りにくくなる効果が期待でき、手入れなどもしやすくなります。
DIYでアルマイト加工をするのは難しい
実はDIYでアルマイト加工をすることも可能ではあります。ただし、DIYでアルマイト加工をする場合は非常に大変。そのため自宅にアルマイト加工できる設備があるなどの特殊な場合を除き、最初からアルマイト加工が施されているメスティンを購入したほうが楽でしょう。
ただし、DIYでアルマイト加工した場合は好きな色にそめられる魅力があります。
アルマイト加工の1合炊きメスティン2選
1：アルミ角型クッカー
キャプテンスタッグではアルミクッカーという名称ですが、きちんとご飯が炊けるように作られておりメスティンに分類できるキャンプギアです。メスティンと同じように軽量、コンパクトになり食器としても活用できます。水加減がわかりやすいように、内部に目盛りがついているところも魅力的です。
収納サイズは170×115×高さ65mmあり高さがあるため、小物などもきちんとスタッキングできます。
バリに注意
本品は表面にアルマイト加工が施されていますが、バリ取り済みではありません。使用時に大きなバリや怪我をするほどの鋭利なバリなどは少ないですが、気になる方は紙やすりを使って削るといいでしょう。
ただし、バリを削った際にメスティンの表面に施してあるアルマイト加工も一緒に剥げる可能性もあるため注意してください。どうしても気になるバリだけ削るようにして必要最小限の研磨を心がけましょう。
角型クッカーの評価
メスティンの火付け役となったトランギアの製品はバリ取りが必須ですが、本品は鋭利なバリは少なくアルマイト加工によりすぐに使えると評価されているおすすめのメスティンです。アルマイト加工でシーズニング不要なため、使い勝手も抜群です。
バリもなく（気にならないくらいの抵抗はある）、液体漏れもなく使い心地は良好です
2：角型飯チン
NorthEagle 角型飯チン
出典:Amazon本品は1合炊きのメスキット（メスティンとフタ兼食器）になっており、炊飯後はフタがお皿になってくれる非常に便利なモデルです。通常のメスティンとはハンドル部分とフタの形状が大きく異なりますが、炊飯中は取手を使ってフタをロックできるため石などの重しを載せなくても蓋が浮き上がりにくくなっています。
そのため、初心者でも炊飯しやすいメスティンとなっており、アルマイト加工による扱いやすさもきちんとあります。
スタッキングについて
本品の収納サイズは19×16×6cmしかありません。また、フタが食器になっているため通常のメスティンのフタと比べると内側に凹んでいるため、メスティンの中に小型バーナーや調味料などを入れるスタッキングには向いていません。スタッキングしないときは、シーズニング不要で料理しやすくバリ取り済みで扱いやすいメスティンです。
飯チンの評価
ノースイーグルのメスティンは、フタがきちんとロックできる点が高く評価されおり、重石を載せなくてもいいため炊飯しやすいモデルです。また、食器にもなるため他のメスティンと比べると非常に便利なモデルです。フタは間仕切りがあるためご飯とおかずの両方をきれいに分けられます。
1合以上のアルマイト加工のメスティン2選
1： カラーメスキット
本品はアルマイト加工の特徴を生かした鮮やかなカラーバリエーションが魅力的なメスティンです。最大2合まで炊飯可能でなおかつシーズニング不要、バリ取済みのため初めてメスティンを使う方に向いています。
また、本品はハードアルマイト加工を施しているワンランク上のメスティンです。ハードアルマイト加工とは通常のアルマイト加工よりも摩擦などの傷つきに強い加工となっており、自動車やバイクの部品などに使われています。
重量に注意
本品は被膜に厚みがあるハードアルマイト加工、フタに取ってがあったりと使いやすくなっていますが他のメスティンと比較するとやや重たい230gある点は注意しましょう。少しでも軽くしたい自転車や徒歩でのキャンプスタイルには向かないメスティンです。
メスキットの評価
焦げ付きや腐食、傷つきなどを抑える酸化被膜が通常のアルマイト加工の倍ほどもあるハードアルマイト加工を施しているため、より簡単に炊飯や調理ができるメスティンです。初めてメスティンを使い炊飯する方でも、失敗することなくおいしく炊飯できたという評価もあります。
また、本品はカラーバリエーションが多いため他の人とかぶることも少なく、おしゃれなサイトをレイアウトしたい方にもおすすめのモデルです。
2： メスティン 2合用
新潟のアウトドアブランドのバンドックから発売されているLサイズのメスティンです。他のメスティンと比べるとトランギアのメスティンと似た形状になっており、表面にアルマイト加工が施されている点を除けば非常にシンプルな作りをしています。深さもありスタッキングできハンドル部分もきちんと折り曲げて収納できます。
深めで大きい
他のメスティンと比べるとバンドックのLサイズアルミクッカーは、180×145×75mmと少し深く大きく同社のMサイズのアルミクッカーがきれいにスタッキングできます。ハンドルが開かないようにバンドがついているところも便利です。
アルミクッカーLの評価
他社と比べバンドックのアルミクッカーは厚みのあるアルミが使用されていると好評です。また、大きいためファミリーキャンプでも使いやすいのもポイント。大きめのメスティンを探している方におすすめです。
簡単に炊飯できる便利ギア
メスティンにアルマイト加工が施されていると焦げ付きを防いだり、アルミ特有の臭いが食材に移りにくくなるためご飯がよりおいしく炊きあがります。アルマイト加工の有無で価格が大きく変わることもないため初心者の方はアルマイト加工を施したメスティンがおすすめです。
メスティンを選ぶときは大きさや深さと一緒に表面の加工の有無を調べてから購入するといいでしょう。
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出典：amazon.co.jp