タナックス「ツーリングネットV」
DOD「ソフトくらこ」
原付でツーリングキャンプへ出かけよう!
原付ツーリングキャンプは、徒歩や公共交通機関を使った移動手段よりも、快適&気軽に楽しめるアクティビティです。しかし、積載できるキャンプ用品には制限がありますし、上手に積載しなければ事故につながるおそれもあります。
当記事では、原付ツーリングキャンプの必須装備や積載方法、おすすめのギアをご紹介。ポイントを押さえて、快適なキャンプを楽しむ参考にしてみてください。
原付バイクの積載には規制がある
原付は動力が小さく、自動二輪よりも積載に関する規制が厳しく設けられています。一例を挙げると、重量に関しても自動二輪は60kgまで積載できるのに対し、原付は半分の30kg以下です。
ソロキャンプとはいえ、必要なものを載せると重量オーバーしてしまう可能性があります。ギアの重量をひとつひとつ確認して、総重量が30kgを超えないように注意しましょう。
原付の積載制限
- 重量制限30kg以下
- 高さは地面から2m以下
- 前後のはみ出し30cm以下
- 左右のはみ出し15cm以下
罰則についても知っておこう
原付に積んだ荷物が、規定よりもはみ出していると「積載物大きさ制限超過違反」に抵触します。また、荷物を固定しないで走行する「転落等防止措置義務違反」を問われないためにも、しっかりと荷物を固定しなければなりません。
万が一、荷物を落下させ、後続車の走行に危険を及ぼすと「転落積載物等危険防止措置義務違反」に問われる可能性があります。いずれも違反点数は1点・反則金5000円が課せられますので、注意が必要です。
安定した積載に必須の装備
1:リアキャリア
リアキャリアは、原付のシートを圧迫することなく、荷物の積載場所を確保できるアイテムです。楽に運転姿勢を保てると、長時間運転しても疲れにくく、安全走行にもつながります。ECサイトで購入する場合は「車種+リアキャリア」で検索して、適合するものを選びましょう。
2:リアボックス
普段、リアボックスは、ヘルメットやレインコートを収納しておくアイテムです。ツーリングキャンプでは、濡らしたくない燃料や電池を収納しておくのに役立ちます。
乗っているバイクがスクータータイプなら、シート下のメットインスペースと併せて、収納容量を大きく増やせるのがポイントです。こちらは、車種に適合するキャリアと一緒に取り付ける必要がありますので、容量とキャリアの種別を確認して選びましょう。
3:ツーリングネット
ツーリングネットは、積載した荷物の落下を防ぐアイテムです。原付に限らず、積載物を車体に固定するのは重要なことといえます。安定走行にもつながり、落下事故を発生させないためにも欠かせません。
しっかりと固定できるネットを選ぶためにチェックしておきたいポイントは、網目の細かさとフックの強度です。網目が細かければ小さな荷物でも安定させられますし、強度の高いフックであれば変形や破損リスクを抑えられます。
失敗しない積載方法を解説!
1:積載の順番
原付に安定してキャンプ道具を積載するには、載せる順番を考える必要があります。最初にキャンプシートやブランケットなど薄く平たいものから載せましょう。次にタープポールや焚き火台など長尺物を積み、テントやシュラフなどかさばるギアを積載します。最後にシェラカップやカトラリーなど小物類を重ねてください。
2:重心のバランス
積載の順番だけでなく、重心バランスも考えるようにしましょう。左右どちらかに偏ると、荷物がズレたり落下したりするリスクが高まりますし、走行時のハンドル振れや転倒につながるおそれもあります。また、かさばるものを積載するときも、重量物から先に積むよう意識すると安定した走行につながるでしょう。
3:荷物の固定と確認
全てのキャンプギアを積み終えたら、しっかり固定されているか確認してから出発しましょう。確認の方法としては、スタンドを立てたまま原付を揺すってみて、荷物が動かないかを目視でチェックします。
また、サイドスタンドがある原付の場合、センタースタンドを跳ね上げても駐輪できるかを確認しておくとよいでしょう。一方に重心が偏っていると、サイドスタンドだけでは安定して停められないため、バランスを見る基準となります。
おすすめギア2選!
1:タナックス「ツーリングネットV」
タナックス「ツーリングネットV」
ツーリングキャンパーから人気がある定番のアイテムです。強度の高いフックと細かい網目、積載物のかさに応じてサイズ調節できることが特長。そのため、行きと帰りで荷物のかさが異なっても、しっかりと車体にキャンプギアを固定できます。
2:DOD「ソフトくらこ」
DOD「ソフトくらこ」
キャンプツーリングで悩みがちなのは、クーラーボックスの選び方です。オートキャンプよりも持ち運びに制限があるため、食事はフリーズドライや缶詰を中心に組み立てなければならない場合もあるでしょう。
DOD「ソフトくらこ」はコンパクトな形状、防水アウター、約10Lの容量とツーリングにうれしい機能が備えられています。バーベキューや冷たいビールを持ち運びたい人におすすめのアイテムです。
原付ツーリングキャンプを楽しもう!
原付ツーリングキャンプに欠かせない装備から積載方法、おすすめギアまで解説しました。原付は自動二輪よりも積載重量が限られるため、荷物をコンパクト・軽量にまとめる必要があります。また、安全走行するにも荷物の積載方法を知っておくことは重要です。ポイントを押さえて、快適なツーリングキャンプを楽しみましょう!
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出典:https://www.photo-ac.com