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蝶ヶ岳のテント泊ガイド。料金や混雑状況、予約などテント場情報をご紹介。

北アルプスの蝶ヶ岳で山行を楽しむならテントに1泊してみてはいかがでしょうか。山の稜線上にあるテント場は感動の絶景を堪能できる非日常のスペースです。本記事では蝶ヶ岳でのテント泊について解説します。料金や利用方法など役立つ情報満載です。どうぞご覧ください。
更新: 2022年8月12日
iiyudana
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目次

蝶ヶ岳で山行

蝶ヶ岳とは?

蝶ヶ岳は長野県安曇野市に山頂を有する標高2,677メートルの山です。5月の終わりから6月初めにかけて、山頂南側の稜線から黒い蝶々が舞うような雪形が見えることから蝶ヶ岳の名前が付けられました。

北アルプスの山域の中でも比較的起伏が少ないため山頂までアクセスしやすく、北アルプス登山入門の山として初心者の山行にも比較的適した山となっています。そのため登山部のある学校の学生たちもたくさん蝶ヶ岳にやってきます。

蝶ヶ岳の所在地・問合せ

蝶ヶ岳

  • 住所
    〒399-8211
    長野県安曇野市
  • 電話番号
    0263-71-2053
蝶ヶ岳の詳細情報はこちら!

蝶ヶ岳は見どころがいっぱい!

蝶ヶ岳にはたくさんの見どころがあります。まず楽しみたいのが素晴らしい景色です。蝶ヶ岳の山頂にアクセスすると槍ヶ岳を源とする梓川を挟んで穂高連峰と槍ヶ岳がそびえる感動の絶景に出会うことができます。

また、7月から8月の時期に山頂を訪れれば、広大な花畑でシナノキンバイやミヤマキンポウゲ、ハクサンフウロやアオノツガザクラなどの綺麗な高山植物の数々を写真に収めることができるでしょう。見どころは尽きません。

蝶ヶ岳の登山道のコース


蝶ヶ岳には全部で6つの登山道のコースがあります。蝶ヶ岳隣の常念岳から蝶ヶ岳へと縦走するコースや、上高地の徳沢から頂上を目指すコースなどコース内容は多彩で、登山者は所要時間や自分の体力などに合わせて登山道のコースを選択できます。

山行経験が豊富で体力に自信のある人は常念岳から蝶ヶ岳の縦走コースを日帰りで楽しんでいますが、安全に山行を楽しむためにも体力を蓄えられる泊まりでのお出かけがおすすめです。

山小屋でテント泊を満喫

蝶ヶ岳ヒュッテの概要

泊まりで蝶ヶ岳登山を楽しむ人が利用するのが山頂直下にある山小屋「蝶ヶ岳ヒュッテ」です。山小屋には2段式の客室が設けられていて、余分にお金を支払うとプライベートに泊まれる個室も用意されています。

素泊まりも受け付けしてくれますが、こだわりの食材を使って作る美味しい食事がいただける2食付きプランもチョイスすることが可能です。客室のほかお土産や飲み物などが購入できる売店も営業しています。

蝶ヶ岳ヒュッテのテント場

ワイルドな気分で泊まるならやはりテント泊でしょう。テント場は山小屋の建物の南側にあり、テントスペースは全部で30張分です。山頂直下ということもありテント場からは山の朝焼けや満天の星空など素晴らしい絶景を堪能できます。

ただテント場は山の稜線上にあるため、強風が吹く日はテントが倒れないよう注意が必要です。山小屋のある場所は中部山岳国立公園内であるため、テント場以外でのテント泊は厳禁となっています。

テント場の設備


テント場の設備は非常にシンプルです。トイレ施設は山小屋のすぐ横に建てられていて、男女別に分けられていて綺麗に管理されています。トイレ前のスペースからは素晴らしい景色が眺められるので用を足すのも楽しみです。

炊事場はありませんが、山小屋の前に蛇口のある水道が設置されていて水を確保することができます。水は1リットルにつき200円の料金が発生し、お金は箱の中に入れるセルフシステムです。水道の横にはビールやジュースの自販機も設置されています。

テント場の営業期間と料金

テント泊ができるのは山小屋の営業期間である4月下旬から11月初旬です。テント泊の料金は1泊2,000円でこの中にはトイレの利用料金が入っています。ただ、テント場は予約ができず当日午後2時以降に山小屋でテント泊の受け付けをしなければなりません

前述のように最も蝶ヶ岳が混雑するのが7月から8月の時期であるため、この時期はテント場も混雑して宿泊できないという事態も想定されます。その場合には下山するしかありません。

蝶ヶ岳ヒュッテの所在地・問合せ

蝶ヶ岳ヒュッテ

  • 住所
    〒399-8211
    長野県安曇野市堀金烏川
  • 電話番号
    090-1056-3455
蝶ヶ岳ヒュッテ

山小屋の食事を上手に利用しよう!

地元の味を満喫

持参した食事で済ませることもできますが、テント泊の登山者も山小屋で提供される食事をいただくことが可能です。夕食と朝食、お弁当を注文でき、予約なしで当日テント泊の受け付けの際に注文します。

安曇野市の契約農家から仕入れたお米や味噌など地元産のこだわりの食材を使って時間をかけて作られる料理は宿泊客に好評です。体力を消耗する縦走コースでは荷物の軽減が大きなポイントとなります。特に初心者は荷物を減らすためにも山小屋の食事を活用するといいでしょう。


ランチも味わえる

山小屋では美味しい軽食のランチもいただくことができます。ランチが楽しめる時間帯は午前11時から午後2時までで、料金はおおよそ1,000円ほどです。

定番のカレーライスをはじめ、おでんセットやカルボナーラ、天津丼や麻婆茄子丼など数種類のメニューが提供されています。山小屋のランチとはいえ料理の味は普通の食堂と比較しても決して劣っていません。日帰りで山行を楽しむ人にもランチのサービスは好評です。

蝶ヶ岳に出かけよう!

Photo by prelude2000

ここまで北アルプスの蝶ヶ岳のテント泊について解説してきましたがいかがでしたか?山の稜線上でテントを設営できる蝶ヶ岳ヒュッテのテント場は他のテント場とは一味違った魅力があります。山小屋内の客室で泊まるのも快適ですが、蝶ヶ岳で山行を満喫するならぜひ一度は大自然と一体になれるテント場で一晩過ごしてみてはいかがでしょうか。

テント泊の際に準備しておきたい装備品やグッズが気になる方はこちらもチェック!

山行でテント泊を実行するには周到な準備が必要です。こちらに用意した記事の中には、テント泊の際に持参したい持ち物について解説されています。初心者必見のじょうほうです。ぜひご覧いただき安全に蝶ヶ岳でのテント泊をお楽しみください。